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第07章 チームエイジ

第08話 居住区のルール

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 スラム区画からの移住者は総勢一八八名。内、子供が約半数の九二名。五歳以下の子供はいないようなので、全員に働いてもらう。ここに日本のルールは通用しないのだ、子供でも働かせるのだ。といっても大人と同じ事をさせる気は無い。その子の身の丈にあった、できる事をしたもらうのだ。【星の家】の子供達でもやっている事だ、同じ扱いにさせてもらう。

 集合させた人達には服も供給している。衛星に作ってもらった同じ上下スウェットのような服だ。違うのはゴムを使わないように言った点だけ。ただ、全員が同じだと面白くないので色は色々と取り揃えて選べるようにはしてある。スウェットって楽だし、サイズが結構アバウトでもいい所があるので、人数も多いしこれを採用したのだ。余分に作ってロイドに渡してるけど、衛星が作ったものだからそんなに破れたりする事もないだろ。破れないように作ってとも注文したからね。

「作業は簡単です。農作物をこちらに運んで機械を使って調味料を作るだけです。その為の指導はキチンとしますので安心してください」
 全員が興味津々に耳を傾けてくれている。
 これなら然程心配する必要も無かったかな。

「ここでは他にも役割がありますので、料理が得意な方や営繕が得意な方や計算や読み書きが得意な方は申し出てください。ここでは皆さんで生活していくのです。もちろん初めはキチンとサポートしますが、行く行くは皆さんだけで生活できるようになってください」

 できるかなぁ。など、少々ざわめくが気にせず続ける。

「ここで作業して頂く限り、皆さんの生活は保障します。そこで、ここで生活するに当たり、ルールを説明します」
 聞き逃してはなるまいと、ざわめきが収まり静かになった。

「ここでは絶対何かの仕事をして頂きます。メインは倉庫での作業ですが、生活する上で必要な食事係や修繕係や服の縫製や修繕をしていただく係など、そういう事が得意な方や、今からでもやりたいと方にはそういう仕事をして頂きます。そして、大事なのがポイント制です。まずは、皆さんの持ちポイントは一〇〇から始まります。そしてペナルティがある毎にポイントが引かれて行きます。ポイントがゼロになると、今皆さんが住んでいる所から、この倉庫を挟んだ向こう側に転居して頂きます。そちらに行っても衣食住は保障しますが、今と同じような美味しい物は食べられなくなるでしょう」

 そこまで説明すると全員が騒ぎ始めた。
「ペナルティとはなんですか」
「ポイントが減ったら増やす方法は無いのですか」
「食堂であの料理が食べられなくなるのか!」
「風呂はどうなんでしょう」
 などなど、口々に騒ぎ立てる。料理の事を言ってる意見が一番多かった。
 予想していた事なので、騒ぎが収まるまで黙って待っていた。

 騒ぎが収まって来た所で、説明を再開した。
「先にポイントの増え方を説明しますと、ポイントは増えます。一週間に一ポイント増えるので、もしペナルティで減っても少しペナルティをしないようにすれば元通りになるのです。但し、こちら側に残った方だけの制度です。向こう側に行かれた方は別の方法でしか増えません。その方法は向こうに行った場合に説明します」

 一回一回騒ぐが、これは仕方が無い。初めて聞く事ばかりだから不安だろうし、キチンと理解しておきたいのだろう。
 また、騒ぎが収まるのを待って説明を始めた。
 こういう事を何度か繰り返し、すべての説明を終えた。そして

「最後に、このエリアからは五年出る事ができません。この一週間、暮らしてみて分かったと思いますが、ここは秘密が多いのです。秘密の漏洩を防ぐためにも五年はここで働いてください。その間の皆さんの衣食住と安全に関しては絶対に保障しますので、皆さん頑張ってください」

 その後も質問や不満が多数出たが、全てに回答し、一応は全員が納得してくれた。

「あと、言い忘れてましたが、私がここの最高責任者のエイジです」

 エ……エイ…イジ…エ…イージ…エイー…エーイ…

 またその大合唱ね。分かってたよ、忘れてたわけじゃないんだよ。これがイヤだから最後にしたのに、やっぱりそうなるのか。
 無視して次行こう。

「それと、私の次に偉い責任者が、このロジャーとロイドの二人です。この二人は防御力が非常に高いので、危害を加えようとしても無駄ですから、そういう事は考えないでくださいね。もちろんペナルティは最大に課すので、命の保障はできませんよ」

 衛星に頼んで、二人を守ってくれるネックレスを作ってもらって既に渡してあるのだ。
 『リターンサークル』というネックレスで、刃物でも打撃でも魔法でも二人が危害を加えられそうになった瞬間に【星の家】に転送される特殊なネックレスだ。
 攻撃を防御するわけでは無いのだが、これぐらい言っておけばバカな真似をする者への抑止力にはなるだろう。

 それからグループ分けをし、収穫をする係、加工をする係、料理をする係、計算や読み書きに強い人、またはやりたい人、服に関する事が得意な人に分けた。
 他にも出てくるだろうが、まずはこれだけにした。
 そしてそれぞれに分かれて行く前に全員に声を掛けた。

「それから、ここには警備する者は誰も置きません。もちろん採点はしますが、喧嘩やいじめが起こった場合は皆さんで解決してください。何も言わない者もマイナスにされるかもしれませんから注意してください」
 これで脱走する者が出るだろうね。だって警備がいないんだから。
 森には魔物がうようよしてるけど、それでも密命を受けてる者だったら脱走するだろうね。出られないんだけど。そういう奴は一生ここで働かせてやる。もちろん裏の人物も吐かせてね。

 その後は倉庫は俺が、畑はロジャーが、事務系はロイドが、料理と服関係はシスターミニーを初めとする【星の家】から手伝いに来てもらってる者達で分かれて指導する事になった。

 俺のとこもロジャーが担当の畑の採集も教えるのは簡単。採集はただ生ってる実を取ってくるだけ。俺は運ばれて来た実を加工機械に入れるだけ。
 そして出て来た商品を取り出して収納バッグに入れるだけ。する事は実を入れることと容器を機械にセットするだけ。
 一通り全員にやってもらい、問題なく出来る事が確認できると、本格的な仕事は明日からにして、今日は解散にした。早仕舞いという事だ。
 そして余った時間を利用して、他の担当を見て回った。

 やはり問題は料理係と経理などの事務係だった。
 料理の方はもう少し時間は掛かりそうだが、希望者も十名程度いたので何とかなりそうだが、事務方の方は難しそうだ。
 ここはロイドとロジャーの踏ん張りの見せ所だなと、丸投げを決め込む俺だった。
 しかし、事務方希望者で、一人優秀なのがいた。ベイナードという三〇代の男で、計算はそこそこなのだが読み書きが出来た。理解力もあり、即戦力では無いかと希望を持ったのだが、その希望は三日後に無残にも砕かれた。
 このベイナードが脱走者第一号となったからだ。

 このベイナード、口は堅かったが、そうそういつまでも黙り続ける事はできない。
 三ヶ月頑張ったが、最後にはとうとう口を割った。
 「町が恋しくなったからだ」と、ずっと言い続けていたが、そんな事で魔物だらけの森に入るわけがない。ま、衛星の結界? で居住区から出られなかったのだが、もし出られたとしても、妖精樹ヨウムの力で森を彷徨うか居住区に戻されて街道に出る事すらできない。

 首謀者はヴァーバルトンという貴族らしい。
 だれそれ? と誰もが思った。誰も聞いた事が無い名前だったから。というか、俺もそうだけど、他のメンバーも貴族には詳しくない。王様の名前すら知らないのだから。

 これは三ヵ月後の話なので、現時点では関係ない。関係があるのは、脱走が発覚した後の元スラムの人達の反応だった。
 全体朝礼で名前は伏せて脱走者が出た事を伝えた。そして、ペナルティとしてマイナス一〇〇点で強制引越しになったと発表すると、全員が呆れた顔をしていたのだ。

「なぜこの快適な生活から逃げ出したんだ? バッカじゃねー」
「もっと美味しい料理があるとか? ありえないわね」
「風呂だって、今までこんな気持ちいい風呂に入った事ないんだぜ? なんで逃げんだろな」
「お風呂が嫌いだったとか?」
「ありえないわね。こんな快適なお風呂があるなんてまるで天国よ」
「シャンプーとリンスも最高ね」
「仕事だって超楽なのに、何が不満だったんだ?」
「もっと仕事やりてー」
「そうだよな、楽というより楽しいんだ。新しい調味料を俺達が作ってるんだぜ」
「ボク妖精さんと仲良しになったんだー」
「わたしもー」
「こんなに美味しい料理を自分で作れるって幸せねー。料理担当になれば良かったのに」
「あと、酒がありゃ言う事なしなんだがな」
「これだけのもんが食えて、そりゃお前贅沢すぎんぞ!」
「違ぇ~ねーや」
「俺は五年と言わず何年でもいるからな!」
「俺も居座ってやるぜ!」
「私も!」
「ボクもだよ!」
 
 口々に出る言葉には、バカを見るような言葉しか出て来ない。しかも随分とここの暮らしには満足してくれてるように見受けられる。酒もその内出してあげるよ。
 彼らが満足して、それで俺も利益を上げられる。その利益が強い力を生み出し、そしてここが守られる。
 いい流れだと思う。
 現在できる強い力とは領主様の力をこの国でも上位にする事なんだけど、砂糖も含めて調味料で力を付ける事ができそうだ。
 お金もそうなんだけど、今まで無かった調味料。その調味料を使って作る料理の素晴らしさは、この居住区の住民の反応でも分かるだろう。

 その調味料を使った料理を一度でも味わってしまえば、もう今までの料理など食べれたものではない。知らなければ良かったのだが、知ってしまえばどうしてもまた欲しくなる。
 料理とはある種の麻薬のような依存性がある事は間違いない。特にこの国では美味しい料理とはそれほど価値のあるものなのだ。
 その調味料を抑えている領主様の力はこの国でもかなりの上位を占める事ができるのではないだろうか。だって、ここでしかその調味料は作られてないのだから。

「みんなー! 我等が主のエ…イ…ジ…様の名前は全員が言えるようになろうぜ!」
「そうだな、そりゃ当然だな。でも、お前いつの間に言えるようになったんだ?」
「そうだぞ、凄ぇーじゃないか。俺だってまだ全然言えないのに」
「私も絶対練習するわ!」
「賛成」

 いきなり、一人の男がそんな事を言い出して盛り上がってるけど、全然言えて無いからね! 血の滲むような練習をしてとか吹いてるけど、今の”言えてる”発言は無効だからね!
 そんな感じで仕事が始まり、皆ノリノリで仕事をするものだから昼までには今日のノルマが終わってしまった。
 そして、倉庫に全員が集まり、俺の名前を練習するのであった。

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