32 / 46
5原始の森と温泉宿
5-3.原始の森と温泉宿
しおりを挟む
土足禁止で、板張りの上り框の横にある下足入れに、泥が白くこびり付いたブーツなどを格納して施錠する。
札のようなカギを手に持って、何やらすぐに脱げてしまいそうな室内履きに履き替えると「火気厳禁、火属性魔法禁止」とある廊下入り口から入り、奥へ進む。
ソゴゥ様は先から上機嫌で、鼻歌を歌い出しそうな・・・・・・・いや、すでに歌っていらっしゃって、中庭などを眺めていらっしゃる。
細い板張りの廊下を、幾度も曲がり、階段を上がったり降りたりしながら、一旦建物の外の屋根付きの廊下を渡って、山に食い込む様にして建てられた別館に案内された。
別館には客室が二つしかないようで、手前の「二人静」とドアに貼られた客室を通り過ぎて、奥の突き当りの「曼珠沙華」の部屋へ通される。
「こちらです、こちらの建物は新しいので部屋もきれいなんですよ」
「おお、畳だ、すごい! 座卓に座布団に茶菓子、パーフェクト!」
ソゴゥ様が拳を握りしめて喜ばれていらっしゃるが、正直、椅子もベッドもないただの織った草の敷物の上に、低いテーブルが置いてあるだけの部屋で、体を休められる気がしないが、野宿よりは屋根や壁があるだけましというものだと諦める。
ブロンも似たような見解なのか、殺風景な部屋に悄然としている。
ソゴゥ様が皆に座布団に座るように勧め、仲居が発酵が不十分なのか、まだ緑色をした茶を入れる。
何か草っぽくあるが、ソゴゥ様はやはり喜んで飲まれている。
「もしかして、ここってイグドラシルの大司書さんが提案した温泉街なんじゃないですか?」
「ええ、よくご存じで。以前、この町で翼にカビが生える疫病が流行って、その治療法などを相談した際に、ここの温泉で常に体を清めることと、今まで手掴みでしていた食事を箸を使うことを提案していただいて。その際に、わざわざ大司書様が来訪されまして、過疎化の進んでいた街の復興まで提案いただいたんですよ。建物の様式の珍しさ、宿のサービスの斬新さなどが話題になって、今では、ガルトマーン王国内だけでなく、世界中から観光や湯治目的でお客さんが来られるようになったんです」
「なんと、大司書様が考案されたんですか」
「ええ、ですからエルフのお客さんも増えましたよ」
ソゴゥ様が嬉しそうであったのはそのせいなのかと、納得した。
「お食事はこちらにお持ちいたしますか? それとも食堂でご用意いたしますか?」
「食堂に行くので、布団だけお願いします」
「かしこまりました。では失礼します」
仲居が出ていくと「布団を持って来てくれるのでしょうか?」とブロンがソゴゥ様に尋ねる。
「いや、そこの押し入れに入っている布団を、寝る前に敷いてくれるんですよ」
「そうなのですね、私はてっきり、この床で寝るのかと思っておりました」
「ちゃんとフカフカな寝床を用意してくれますよ。さてと、大風の書が今どこにあるか確認しよておこう。ガイド、大風の書を」とソゴゥ様が低いテーブルに地図を投影され、カギを槍のように大きくして床にトンと突く。
光が拡散し、やがて地図上に黄金の光が明滅する箇所が現れる。
光は昨日とほとんど変わらないウィドラ連邦国の北側、ガルトマーン王国との国境付近にあった。
昨日よりややガルトマーン王国のスーパービィバ活火山群に近い、ウィドラ連邦国側だ。
「活火山群に向かっているとすると、ティフォン・トーラスの目的として考え得る二つの事柄があげられますね。一つは、火山の噴煙の向きをイグドラムに向ける事。大風の書で偏西風とは逆向きのジェット気流を起して、灰をイグドラムに降らせればその被害は甚大だ。スーパービィバ活火山群に植物が生えないのは、常に噴煙で曇っているからだけでなく、灰に毒性があるからです。もう一つは、まだ確証がないうちは話すことが出来ません。ガルトマーン王国とイグドラムでの決め事に関わることだからですが、お二人は他に何か考えられることはありますか?」
ソゴゥ様が聞かれる。
「今のところティフォン・トーラスの目的と行先については、ソゴゥ様のご推察以上の意見はございません」
「私もです」
「この地域でティフォン・トーラスが立ち寄って一番厄介な場所がスーパービィバ活火山群です、そこへ辿り着く前にティフォン・トーラスの身柄を抑えようと思います。距離的には早朝から馬で向かえば、向こうが飛行竜を使わない限り追い付けるでしょう」
「現在、ウィドラ連邦国とガルトマーン王国の国境を飛行竜で超えることは不可能と聞きます。しかし、万一のことがあった場合を考え、ここでは休憩するに留めて先を急いだほうがよろしいのではないでしょうか?」
「いいえ、明日万全の態勢で臨むためにも今日はしっかり休みましょう。それに、万が一、ティフォン・トーラスに出し抜かれても、大丈夫なよう保険がありますから」
「分かりました」とブロンが応える。
正直、ソゴゥ様の言葉にほっとしていた。
おそらくブロンもそうだろう。
「手紙を出したら、風呂へ行きましょう」
ソゴゥ様が驚くほどの速記で手紙を書きあげ、それを二羽の白いふっくらした丸い鳥に変化させて、窓辺から外へ放たれる。
「ソゴゥ様、大変恐縮ですが、ガルトマーン王国は猛禽類の宝庫とされ、小鳥はすぐに餌食にされてしまいます。手紙を届けるのは難しいかと」
「ああ、大丈夫ですよ、強いので。ほら、あそこ見てください」
ソゴゥ様が指し示す方に目を向けると、ちょうど飛び立ったばかりのソゴゥ様の小さな白い鳥の一羽が、匍匐飛行してきた大きな肉食の鳥に襲われていた。
爪で小突かれてバランスを崩したところで、小鳥は大きく膨れ上がって舞い上がり、ふっくらした可愛らしいフォルムから、スマートで強そうな大きな鳥に変化して、襲ってきた鳥を蹴り返している。
「さっさと振り切って手紙を届けてくれたらいいんですが、負けん気が強いみたいで、やられたらやり返すんですよ」と困ったようにソゴゥ様が仰る。
「イグドラシルの樹皮から作った紙に、マスターが魔法を掛けた鳥であれば、目的地に到達できないことなどまずない」
「マスターじゃなくて、ソゴゥね。ブロンさんも、ヴィントさんも、人前では私のことはソゴゥと呼びつけてください」
「そうは思っているのですが、なかなか・・・・・・・ソゴゥ様も、我々のことは呼びすてでお願いします」
「なるほど、急に呼び方を変えるというのは難しいですね」とソゴゥ様が苦笑される。
札のようなカギを手に持って、何やらすぐに脱げてしまいそうな室内履きに履き替えると「火気厳禁、火属性魔法禁止」とある廊下入り口から入り、奥へ進む。
ソゴゥ様は先から上機嫌で、鼻歌を歌い出しそうな・・・・・・・いや、すでに歌っていらっしゃって、中庭などを眺めていらっしゃる。
細い板張りの廊下を、幾度も曲がり、階段を上がったり降りたりしながら、一旦建物の外の屋根付きの廊下を渡って、山に食い込む様にして建てられた別館に案内された。
別館には客室が二つしかないようで、手前の「二人静」とドアに貼られた客室を通り過ぎて、奥の突き当りの「曼珠沙華」の部屋へ通される。
「こちらです、こちらの建物は新しいので部屋もきれいなんですよ」
「おお、畳だ、すごい! 座卓に座布団に茶菓子、パーフェクト!」
ソゴゥ様が拳を握りしめて喜ばれていらっしゃるが、正直、椅子もベッドもないただの織った草の敷物の上に、低いテーブルが置いてあるだけの部屋で、体を休められる気がしないが、野宿よりは屋根や壁があるだけましというものだと諦める。
ブロンも似たような見解なのか、殺風景な部屋に悄然としている。
ソゴゥ様が皆に座布団に座るように勧め、仲居が発酵が不十分なのか、まだ緑色をした茶を入れる。
何か草っぽくあるが、ソゴゥ様はやはり喜んで飲まれている。
「もしかして、ここってイグドラシルの大司書さんが提案した温泉街なんじゃないですか?」
「ええ、よくご存じで。以前、この町で翼にカビが生える疫病が流行って、その治療法などを相談した際に、ここの温泉で常に体を清めることと、今まで手掴みでしていた食事を箸を使うことを提案していただいて。その際に、わざわざ大司書様が来訪されまして、過疎化の進んでいた街の復興まで提案いただいたんですよ。建物の様式の珍しさ、宿のサービスの斬新さなどが話題になって、今では、ガルトマーン王国内だけでなく、世界中から観光や湯治目的でお客さんが来られるようになったんです」
「なんと、大司書様が考案されたんですか」
「ええ、ですからエルフのお客さんも増えましたよ」
ソゴゥ様が嬉しそうであったのはそのせいなのかと、納得した。
「お食事はこちらにお持ちいたしますか? それとも食堂でご用意いたしますか?」
「食堂に行くので、布団だけお願いします」
「かしこまりました。では失礼します」
仲居が出ていくと「布団を持って来てくれるのでしょうか?」とブロンがソゴゥ様に尋ねる。
「いや、そこの押し入れに入っている布団を、寝る前に敷いてくれるんですよ」
「そうなのですね、私はてっきり、この床で寝るのかと思っておりました」
「ちゃんとフカフカな寝床を用意してくれますよ。さてと、大風の書が今どこにあるか確認しよておこう。ガイド、大風の書を」とソゴゥ様が低いテーブルに地図を投影され、カギを槍のように大きくして床にトンと突く。
光が拡散し、やがて地図上に黄金の光が明滅する箇所が現れる。
光は昨日とほとんど変わらないウィドラ連邦国の北側、ガルトマーン王国との国境付近にあった。
昨日よりややガルトマーン王国のスーパービィバ活火山群に近い、ウィドラ連邦国側だ。
「活火山群に向かっているとすると、ティフォン・トーラスの目的として考え得る二つの事柄があげられますね。一つは、火山の噴煙の向きをイグドラムに向ける事。大風の書で偏西風とは逆向きのジェット気流を起して、灰をイグドラムに降らせればその被害は甚大だ。スーパービィバ活火山群に植物が生えないのは、常に噴煙で曇っているからだけでなく、灰に毒性があるからです。もう一つは、まだ確証がないうちは話すことが出来ません。ガルトマーン王国とイグドラムでの決め事に関わることだからですが、お二人は他に何か考えられることはありますか?」
ソゴゥ様が聞かれる。
「今のところティフォン・トーラスの目的と行先については、ソゴゥ様のご推察以上の意見はございません」
「私もです」
「この地域でティフォン・トーラスが立ち寄って一番厄介な場所がスーパービィバ活火山群です、そこへ辿り着く前にティフォン・トーラスの身柄を抑えようと思います。距離的には早朝から馬で向かえば、向こうが飛行竜を使わない限り追い付けるでしょう」
「現在、ウィドラ連邦国とガルトマーン王国の国境を飛行竜で超えることは不可能と聞きます。しかし、万一のことがあった場合を考え、ここでは休憩するに留めて先を急いだほうがよろしいのではないでしょうか?」
「いいえ、明日万全の態勢で臨むためにも今日はしっかり休みましょう。それに、万が一、ティフォン・トーラスに出し抜かれても、大丈夫なよう保険がありますから」
「分かりました」とブロンが応える。
正直、ソゴゥ様の言葉にほっとしていた。
おそらくブロンもそうだろう。
「手紙を出したら、風呂へ行きましょう」
ソゴゥ様が驚くほどの速記で手紙を書きあげ、それを二羽の白いふっくらした丸い鳥に変化させて、窓辺から外へ放たれる。
「ソゴゥ様、大変恐縮ですが、ガルトマーン王国は猛禽類の宝庫とされ、小鳥はすぐに餌食にされてしまいます。手紙を届けるのは難しいかと」
「ああ、大丈夫ですよ、強いので。ほら、あそこ見てください」
ソゴゥ様が指し示す方に目を向けると、ちょうど飛び立ったばかりのソゴゥ様の小さな白い鳥の一羽が、匍匐飛行してきた大きな肉食の鳥に襲われていた。
爪で小突かれてバランスを崩したところで、小鳥は大きく膨れ上がって舞い上がり、ふっくらした可愛らしいフォルムから、スマートで強そうな大きな鳥に変化して、襲ってきた鳥を蹴り返している。
「さっさと振り切って手紙を届けてくれたらいいんですが、負けん気が強いみたいで、やられたらやり返すんですよ」と困ったようにソゴゥ様が仰る。
「イグドラシルの樹皮から作った紙に、マスターが魔法を掛けた鳥であれば、目的地に到達できないことなどまずない」
「マスターじゃなくて、ソゴゥね。ブロンさんも、ヴィントさんも、人前では私のことはソゴゥと呼びつけてください」
「そうは思っているのですが、なかなか・・・・・・・ソゴゥ様も、我々のことは呼びすてでお願いします」
「なるほど、急に呼び方を変えるというのは難しいですね」とソゴゥ様が苦笑される。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
家庭の事情で歪んだ悪役令嬢に転生しましたが、溺愛されすぎて歪むはずがありません。
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるエルミナ・サディードは、両親や兄弟から虐げられて育ってきた。
その結果、彼女の性格は最悪なものとなり、主人公であるメリーナを虐め抜くような悪役令嬢となったのである。
そんなエルミナに生まれ変わった私は困惑していた。
なぜなら、ゲームの中で明かされた彼女の過去とは異なり、両親も兄弟も私のことを溺愛していたからである。
私は、確かに彼女と同じ姿をしていた。
しかも、人生の中で出会う人々もゲームの中と同じだ。
それなのに、私の扱いだけはまったく違う。
どうやら、私が転生したこの世界は、ゲームと少しだけずれているようだ。
当然のことながら、そんな環境で歪むはずはなく、私はただの公爵令嬢として育つのだった。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
モブ系悪役令嬢は人助けに忙しい(完結)
優摘
ファンタジー
※プロローグ以降の各話に題名をつけて、加筆、減筆、修正をしています。(’23.9.11)
<内容紹介>
ある日目覚めた「私」は、自分が乙女ゲームの意地悪で傲慢な悪役令嬢アリアナになっている事に気付いて愕然とする。
しかもアリアナは第一部のモブ系悪役令嬢!。悪役なのに魔力がゼロの最弱キャラだ。
このままではゲームの第一部で婚約者のディーンに断罪され、学園卒業後にロリコン親父と結婚させられてしまう!
「私」はロリコン回避の為にヒロインや婚約者、乙女ゲームの他の攻略対象と関わらないようにするが、なぜかうまく行かない。
しかもこの乙女ゲームは、未知の第3部まであり、先が読めない事ばかり。
意地悪で傲慢な悪役令嬢から、お人よしで要領の悪い公爵令嬢になったアリアナは、頭脳だけを武器にロリコンから逃げる為に奮闘する。
だけど、アリアナの身体の中にはゲームの知識を持つ「私」以外に本物の「アリアナ」が存在するみたい。
さらに自分と同じ世界の前世を持つ、登場人物も現れる。
しかも超がつく鈍感な「私」は周りからのラブに全く気付かない。
そして「私」とその登場人物がゲーム通りの動きをしないせいか、どんどんストーリーが変化していって・・・。
一年以上かかりましたがようやく完結しました。
また番外編を書きたいと思ってます。
カクヨムさんで加筆修正したものを、少しずつアップしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる