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2 エルフの国と生贄の山
2- 7.エルフの国と生贄の山
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向こうから、スパルナ族が鶏鳴と呼ばれる人の肺をも破壊する声で哮り立て、様々な武器を振りかざしやってくる。
有翼人の攻撃の一つとして想定されていたため、全ての音を百デシベル以下にする防音魔法と衝撃緩衝魔法により、オスティオス達には元気のいい鬨の声程度に聞こえている。
精鋭の五人が閃光を用いるが、案の定、これをものともしない有翼人がほとんどな中、それでも一瞬怯んだ者を見逃さずに攻撃をしていく。
相互の戦力は同人数程度であった。
戦闘を交わしぶつかり合う中で、特殊部隊が数人を倒すと、二対一、三対一という状況が生まれ、形成が一気にこちらへと傾いた。
有翼人の翼は、鳥類の翼と異なり再生に優れている。折れたり、風切羽を失っただけで飛行が出来なくなる鳥類と異なり、多少折れても飛翔でき、また、もがれても生えてきて、数ヶ月で元に戻るが、激しい損傷を負えば数日動けなくなる。
この弱点から、翼は魔法で保護されていたり、強固な防具を纏っていたりするが、ここにいる有翼人は、空中戦も視野に入れて、防具ではなく、魔法での保護を行っていた。
だが、それらの保護魔法はすべてオスティオスによって脆弱な個所が暴かれて無効化されたことにより、こちらの攻め手の攻撃を通す結果となった。
翼が千切れたり、もがれた有翼人は地に尻をついて動かなくなった。
辺りは羽が散乱し、翼をもがれ動けなくなった有翼人が鶏鳴を上げ続けている。
人死にはないとはいえ、かなり衝撃的なものを見せてしまったと、オスティオスは子供たちを気にするが、当の兄弟は「後で、こいつら丸焼きにして食おうぜ」「賛成」と言って、目を爛々と光らせている。
渓谷入口のスパルナ族を退け、断崖の間へと入っていく。
待ち伏せや上空からの攻撃、落とし穴など考え得る全てで不利な状況ではあるが、進まないことには子供たちを取り戻すことが出来ない。進軍の懸念は当たり、上空から鶏鳴が上がる。
十数人が一斉に攻撃魔法、投擲武器などを構える。
「伏せろ!」とオスティオスの出した、土魔法による土壁に隠れ、子供たちは頭を押さえ、地面に腹ばいになる。
その途端に、開始された一斉攻撃が左右の断崖に被弾し、的外れな方向より衝撃音が響いてくる。
有翼人の攻撃は、命中度が高いことでも有名だが、攻撃が悉く外れており、通りの向こうに、殺虫剤を浴びたコバエのごとくスパルナ族が落ちてくる。
噴煙の煙る空を、ペル・マムを乗せた飛行竜が、弾丸のように空中のスパルナ族へ突進して、弾き飛ばしていたのだ。
竜は一騎だけでなく、他十四の無人の竜も追随して、スパルナ族に突撃している。ペル・マムと十五の竜が、待ち伏せをしていた有翼人を叩き落とし、断崖に張り付ていたスパルナ族も、特殊部隊と教師たちによって打ち倒された。
一行は進行を再開し、灰色の道を前後左右、そして空を警戒して進む。
やがて、片側の岸壁の抉られたような横穴が現れ、その奥に、地獄に続くような、暗く深い穴が地面に口を開けていた。
ニトゥリはーその穴の奥を指さした。
特殊部隊の男がその穴の縁に立ち、光る小石のようなものを投げ入れた。
やがて底に石が到達したのを確認して「四百メートル強ですね。熱異常、気圧、空間異常もありません。降下を開始しますか?」とオスティオスに尋ねる。
「トウキョウタワーがすっぽりかよ」とソゴゥが意味の分からないことを呟いている。
しかも、穴底を確認するように覗き込んで「生存確率クリア」とも言っている。
特殊部隊に憧れを抱き始めたのだろうかと、オスティオスは少し複雑な気持ちになった。
「ここを降下するにも、魔力が消費されるだろう、この先の戦闘のことを考えると、魔力量が不安な者は、先に進まずここで待機が望ましいが、子供たちは連れていく。それ以外で誰か残る者はいるか?」
オスティオスの問いかけに、誰もが首を振る。全員がこの先へ進むこととなった。
魔力量は体力と違い、根性で何とかなるものではない。魔力が完全に枯渇すれば、生命維持が難しくなり、消費された魔力を戻すには、エルフの場合一晩を有する。
個人の魔力量は、魔力細胞の数であり、魔力細胞をどれだけ保有できるかは、魔力細胞球の数で決まる。
魔力細胞球の増加率は生まれてから三才までと、人間でいうところの第二次性徴期だけであるが、エルフはこの体構造の変化期が、少ない者でも一生に十回は訪れる。
この変化期に魔力を多く使用したり、また魔術の練度を上げるなどの努力をすることにより増やすことが出来る。
逆にこの時期普通に過ごしていれば、魔力細胞球の数は変化しないが、オスティオスは変化期ごとに研鑽を重ね、膨大な魔力細胞球を取得し、その身に多くの魔力を有している。
前国王もまた、変化期に誰よりも努力を重ねて甚大な魔力を保有し、万能の魔導士と呼ばれ、大陸の中に傑出した人物として名を馳せている。
「ニトゥリーは私が背負っていくから、ソゴゥは他の先生と一緒に来なさい」
「僕は飛行魔法使えるので、一人で大丈夫です」と得意げなソゴゥ。
「なら、手だけでも繋いで降りなさい。途中魔力が切れたらいけないから」
ソゴゥは不承不承といった様子で、近くにいた教師と手を繋ぎ「大丈夫なのに~」とぼやいている。
ニトゥリーを見ると、押し黙って、小刻み震えていた。
穴へ降下するのが怖いのかと思っていると、ニトゥリーは突如小さく悲鳴を上げ、両腕が何かに縋るように空を掴んだ。
「ニトゥリーどうしたんだ? 何があった?」
「ニッチ?」
「イセ兄が、化け物に・・・・・・・、次は俺の番だって、ミッツが・・・・・・・」
有翼人の攻撃の一つとして想定されていたため、全ての音を百デシベル以下にする防音魔法と衝撃緩衝魔法により、オスティオス達には元気のいい鬨の声程度に聞こえている。
精鋭の五人が閃光を用いるが、案の定、これをものともしない有翼人がほとんどな中、それでも一瞬怯んだ者を見逃さずに攻撃をしていく。
相互の戦力は同人数程度であった。
戦闘を交わしぶつかり合う中で、特殊部隊が数人を倒すと、二対一、三対一という状況が生まれ、形成が一気にこちらへと傾いた。
有翼人の翼は、鳥類の翼と異なり再生に優れている。折れたり、風切羽を失っただけで飛行が出来なくなる鳥類と異なり、多少折れても飛翔でき、また、もがれても生えてきて、数ヶ月で元に戻るが、激しい損傷を負えば数日動けなくなる。
この弱点から、翼は魔法で保護されていたり、強固な防具を纏っていたりするが、ここにいる有翼人は、空中戦も視野に入れて、防具ではなく、魔法での保護を行っていた。
だが、それらの保護魔法はすべてオスティオスによって脆弱な個所が暴かれて無効化されたことにより、こちらの攻め手の攻撃を通す結果となった。
翼が千切れたり、もがれた有翼人は地に尻をついて動かなくなった。
辺りは羽が散乱し、翼をもがれ動けなくなった有翼人が鶏鳴を上げ続けている。
人死にはないとはいえ、かなり衝撃的なものを見せてしまったと、オスティオスは子供たちを気にするが、当の兄弟は「後で、こいつら丸焼きにして食おうぜ」「賛成」と言って、目を爛々と光らせている。
渓谷入口のスパルナ族を退け、断崖の間へと入っていく。
待ち伏せや上空からの攻撃、落とし穴など考え得る全てで不利な状況ではあるが、進まないことには子供たちを取り戻すことが出来ない。進軍の懸念は当たり、上空から鶏鳴が上がる。
十数人が一斉に攻撃魔法、投擲武器などを構える。
「伏せろ!」とオスティオスの出した、土魔法による土壁に隠れ、子供たちは頭を押さえ、地面に腹ばいになる。
その途端に、開始された一斉攻撃が左右の断崖に被弾し、的外れな方向より衝撃音が響いてくる。
有翼人の攻撃は、命中度が高いことでも有名だが、攻撃が悉く外れており、通りの向こうに、殺虫剤を浴びたコバエのごとくスパルナ族が落ちてくる。
噴煙の煙る空を、ペル・マムを乗せた飛行竜が、弾丸のように空中のスパルナ族へ突進して、弾き飛ばしていたのだ。
竜は一騎だけでなく、他十四の無人の竜も追随して、スパルナ族に突撃している。ペル・マムと十五の竜が、待ち伏せをしていた有翼人を叩き落とし、断崖に張り付ていたスパルナ族も、特殊部隊と教師たちによって打ち倒された。
一行は進行を再開し、灰色の道を前後左右、そして空を警戒して進む。
やがて、片側の岸壁の抉られたような横穴が現れ、その奥に、地獄に続くような、暗く深い穴が地面に口を開けていた。
ニトゥリはーその穴の奥を指さした。
特殊部隊の男がその穴の縁に立ち、光る小石のようなものを投げ入れた。
やがて底に石が到達したのを確認して「四百メートル強ですね。熱異常、気圧、空間異常もありません。降下を開始しますか?」とオスティオスに尋ねる。
「トウキョウタワーがすっぽりかよ」とソゴゥが意味の分からないことを呟いている。
しかも、穴底を確認するように覗き込んで「生存確率クリア」とも言っている。
特殊部隊に憧れを抱き始めたのだろうかと、オスティオスは少し複雑な気持ちになった。
「ここを降下するにも、魔力が消費されるだろう、この先の戦闘のことを考えると、魔力量が不安な者は、先に進まずここで待機が望ましいが、子供たちは連れていく。それ以外で誰か残る者はいるか?」
オスティオスの問いかけに、誰もが首を振る。全員がこの先へ進むこととなった。
魔力量は体力と違い、根性で何とかなるものではない。魔力が完全に枯渇すれば、生命維持が難しくなり、消費された魔力を戻すには、エルフの場合一晩を有する。
個人の魔力量は、魔力細胞の数であり、魔力細胞をどれだけ保有できるかは、魔力細胞球の数で決まる。
魔力細胞球の増加率は生まれてから三才までと、人間でいうところの第二次性徴期だけであるが、エルフはこの体構造の変化期が、少ない者でも一生に十回は訪れる。
この変化期に魔力を多く使用したり、また魔術の練度を上げるなどの努力をすることにより増やすことが出来る。
逆にこの時期普通に過ごしていれば、魔力細胞球の数は変化しないが、オスティオスは変化期ごとに研鑽を重ね、膨大な魔力細胞球を取得し、その身に多くの魔力を有している。
前国王もまた、変化期に誰よりも努力を重ねて甚大な魔力を保有し、万能の魔導士と呼ばれ、大陸の中に傑出した人物として名を馳せている。
「ニトゥリーは私が背負っていくから、ソゴゥは他の先生と一緒に来なさい」
「僕は飛行魔法使えるので、一人で大丈夫です」と得意げなソゴゥ。
「なら、手だけでも繋いで降りなさい。途中魔力が切れたらいけないから」
ソゴゥは不承不承といった様子で、近くにいた教師と手を繋ぎ「大丈夫なのに~」とぼやいている。
ニトゥリーを見ると、押し黙って、小刻み震えていた。
穴へ降下するのが怖いのかと思っていると、ニトゥリーは突如小さく悲鳴を上げ、両腕が何かに縋るように空を掴んだ。
「ニトゥリーどうしたんだ? 何があった?」
「ニッチ?」
「イセ兄が、化け物に・・・・・・・、次は俺の番だって、ミッツが・・・・・・・」
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