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彼のお仕置き。
63話
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「もぉ……許して……」
眼も眩むような羞恥の中で身体は、自分の感情とは裏腹に熱を帯び始める。
「お前は、こういうのが好きだろう」
織部くんは、喉の奥でくつくつ笑いながら指先で敏感な突起をつまんだ。
「ひうっ!」
「見えるか? 剥かなくても、もうこんなになっている」
見たくない。羞恥と涙で目の前はかすんで見える……それでも判ってしまう。
彼の言うとおりだったから……。
完全に露出されたそこを硬い指先が小さく円を描くように、潰してこする。
「あ……くふっ!」
絶妙な強さと優しさで虐められて、痙攣が止まらない。
ぬるつく割れ目をなぞって、ずるりと何かが入ってくる感触。腰が浮いてしまう。
粘ったいやらしい水音がした。
目の前が、ちかちかする。
織部くんに触れたくて、必死に縛られたままの手を伸ばすけど届かない。
拷問のような快感。強烈な切なさに苛まれた。
怖い。
怖くてたまらないのに、同時にそのことに、ひどく興奮している自分がいることも真実だった。
「や……っだよぉ……怖、い……」
「俺の指だ。怖くない」
そう言われて、碁を打つ時の織部くんの指先を思い出す。
彼の匂い。温かさ。
織部くん。織部くん。わたしの織部くんだ。
長くて奇麗なあの指が、わたしの中に入ってきてる。
内壁を擦っていく。
奥で指がぐっと曲がった。
「あぁあっ!」
びくびくと身体が跳ね上がり、いっそう深く指が奥まで突き入れられる。
「熱いな。お前の中は……もう一本入れるぞ」
「ま、……待って!」
浅く指を引き抜かれた部分が、左右に割り広げられた。
じゅぷっと音をたてて、さっきよりも質量のある何かが入ってくる。
「あふっ……ぅん、んっ」
もう一本と言っていた。
きっと二本の指。まともに見るのが怖い。苦しい体勢のまま、何度、視線を逸らしても、同じ場所へ戻ってしまう。
ぬかるんだそこを、彼の指が何度も抜き差しを繰り返した。
自分の身体の器官であることが信じられないほど卑猥な光景。
茂みの奥が濡れて光る。充血して膨れ上がった柔らかい肉が開かれ、ぐずぐずに溶けてしまいそうなほど溢れている。
指の動きが激しくなるにつれ、卑猥な粘った水音が高くなった。
身体の内側を小刻みに揺すられる。
自分の意志とは別に、勝手に腰が動いてしまう。
「優衣……俺の優衣……」
わずかにかすれた声が、わたしを呼ぶ。
彼もわたしと同じに興奮してくれているのだと感じて、たまらなく嬉しい。
わたし……彼のものになるんだ。
あんなに怖かったことが、今はもっと深く欲しいと願ってしまう。
眼も眩むような羞恥の中で身体は、自分の感情とは裏腹に熱を帯び始める。
「お前は、こういうのが好きだろう」
織部くんは、喉の奥でくつくつ笑いながら指先で敏感な突起をつまんだ。
「ひうっ!」
「見えるか? 剥かなくても、もうこんなになっている」
見たくない。羞恥と涙で目の前はかすんで見える……それでも判ってしまう。
彼の言うとおりだったから……。
完全に露出されたそこを硬い指先が小さく円を描くように、潰してこする。
「あ……くふっ!」
絶妙な強さと優しさで虐められて、痙攣が止まらない。
ぬるつく割れ目をなぞって、ずるりと何かが入ってくる感触。腰が浮いてしまう。
粘ったいやらしい水音がした。
目の前が、ちかちかする。
織部くんに触れたくて、必死に縛られたままの手を伸ばすけど届かない。
拷問のような快感。強烈な切なさに苛まれた。
怖い。
怖くてたまらないのに、同時にそのことに、ひどく興奮している自分がいることも真実だった。
「や……っだよぉ……怖、い……」
「俺の指だ。怖くない」
そう言われて、碁を打つ時の織部くんの指先を思い出す。
彼の匂い。温かさ。
織部くん。織部くん。わたしの織部くんだ。
長くて奇麗なあの指が、わたしの中に入ってきてる。
内壁を擦っていく。
奥で指がぐっと曲がった。
「あぁあっ!」
びくびくと身体が跳ね上がり、いっそう深く指が奥まで突き入れられる。
「熱いな。お前の中は……もう一本入れるぞ」
「ま、……待って!」
浅く指を引き抜かれた部分が、左右に割り広げられた。
じゅぷっと音をたてて、さっきよりも質量のある何かが入ってくる。
「あふっ……ぅん、んっ」
もう一本と言っていた。
きっと二本の指。まともに見るのが怖い。苦しい体勢のまま、何度、視線を逸らしても、同じ場所へ戻ってしまう。
ぬかるんだそこを、彼の指が何度も抜き差しを繰り返した。
自分の身体の器官であることが信じられないほど卑猥な光景。
茂みの奥が濡れて光る。充血して膨れ上がった柔らかい肉が開かれ、ぐずぐずに溶けてしまいそうなほど溢れている。
指の動きが激しくなるにつれ、卑猥な粘った水音が高くなった。
身体の内側を小刻みに揺すられる。
自分の意志とは別に、勝手に腰が動いてしまう。
「優衣……俺の優衣……」
わずかにかすれた声が、わたしを呼ぶ。
彼もわたしと同じに興奮してくれているのだと感じて、たまらなく嬉しい。
わたし……彼のものになるんだ。
あんなに怖かったことが、今はもっと深く欲しいと願ってしまう。
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