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11話♥最後の手紙
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「ねえ、あなた」
私はビックリした、前に殺そうとしたやつが自分から話しかけにくるなんて。
「なっ何の用だよ。」
私は少し怯えながら話した。
「私は…もう死ぬの…だから…」
(ガチャ…)
玄関の扉を静かに開ける。
家の中は静かだった、お母さんもどうやら気付いていないようだ。
私は部屋に入ってともえさんに言われた通り、手紙を読んだ。
「はなみちゃんへ。この手紙をはなみちゃんが読んでいる時には、もう私は死んでると思います。今まで色んな事があったね、確か出会いは学校の裏だっけ?まぁいいや!実はめいなに協力してくれって言われた時に教えてもらったんだよね…魔法小学生になった人は小学生までしか生きれないって…その事はなみちゃんに言ったら、はなみちゃんはいい子だからきっと悲しんじゃうかなって思って言わなかったの、本当にごめんね。はなみちゃんをいじめっ子から助けた時はやっとヒーローになれたんだなって、すっごく嬉しかった。最初は怯えながら見てるだけだったけどね…。めいなも復讐ができたら、きっと幸せに眠るんだろうね、私ははなみちゃんといれてすごく楽しくて、さ。もう毎日毎日幸せだったよ!だから卒業式の日までしか生きれないって聞いた時はもうはなみちゃんとお話出来なくなっちゃうんだ…ってすごい悲しかった。はなみちゃんは優しいし、きっと真のヒーローになれるよ。もしネコが私達を騙してるのだとしても人の役に立てることが大事!それこそ魔法少女!頑張ってね!はなみちゃん、大好きだよ!! さゆりより」
涙がポツリと零れた、あのネコに騙されていたのを知ってた上でもさゆりさんは魔法小学生として頑張っていたのだと。
「さゆりさん…」
ネコは恨みがある子にわざと"魔法小学生"などと言ってステッキを渡し、みんなが殺し合うのをただ楽しんで見ているのかもしれない。
そうなると、昨日見られていて…
「楽しんでいた…?」
許さない…あいつを絶対に許さない…。
夢を見させてただ殺し合いをさせる悪魔だ…。
私はさゆりさんの手紙を引き出しにいれて、大事しまった。
(プルルル…)
携帯電話がなった、すかさず出た。
「はっはい…」
誰の番号かはわからなかったが聞いた事のある声が聞こえた。
「はなみか?今病院なんだが、二人はもうダメらしい…。私達の寿命も限られてるみたいだな。」
ともえさんはあと1年、私はあと2年。
「私達…きっとやらないといけないと思うんです。」
私は決心して言った。
「あぁ…私達が残された寿命でやる事は…」
これ以上ネコに騙されてしまう犠牲者を出さない事、ただひとつ。
「そのためにはどうすれば…」
私はありとあらゆる事を考えたが、気まぐれに現れるネコにどう対処すればいいかわからなかった。
「あいつは皆に魔法のステッキを渡すぐらいだから、とんでもない魔法を使ってくるかもしれない…。それも私達じゃ対処できないくらいの、な。」
ネコを倒そうにもやっぱりともえさんと私の2人じゃ絶対無理だ。
「他の魔法小学生に協力してもらうというのは?」
私達二人じゃ叶わないなら、他の魔法小学生に協力してもらえばいんじゃないかとふと思った。
「相手が私達をどうみるか次第では命を落とすかもしれないけどな。」
…そうだった!
ともえさんのような…突然襲いかかってくる魔法小学生もいれば、恨みをもち殺しにかかってくる人もいる。
「敵視してくる魔法小学生もいますしね…」
「まぁどっちにしろやり方は協力してもらうしかない。敵視してきたらこっちもそれなりの対処をとればいい。」
こうして私達は他の魔法小学生に協力してもらってあの"悪魔"を倒す事にした。
「頑張ろうな、おやすみ。」
「はい、おやすみなさい。」
そんな…。
「私は…小学生までしか生きられないって事かよ!?」
さゆりが頷く。現実から目を背けたい、だがそんな事はできない。
「私も…まだまだやりたい事たくさんあるわ…でももうダメみたい…」
あのネコが蘇る、何だか怒りがわいてきた。
「私達の殺し合いを楽しんでたって言うのかよ…!?ふざけんなッ!!」
すかさずさゆりが私を止める、今は怒りで頭が回らなかった。
「私は…倒れたおばあちゃんを回復させるために頑張ってきたのに…」
私は両親に捨てられ、仕方なくおばあちゃんに預けられる事になった。
私はそんなおばあちゃんが大好きだから魔法小学生になって救うって誓って…。
そのために魔法小学生を殺してステッキを奪って、治癒できる能力じゃなけりゃ捨てて…。
「まぁどっちにせよ、私達は騙されてるわけで…」
さゆりは突然険しい表情をした。
「あなたに頼みたい事があるの…」
私はなんだよ?と答える
「はなみちゃん、あの時一緒にいた女の子。あの子をあなたに任せたいの」
つい、は?って言葉が出てしまった。
なんで私があいつなんかを?
「あの子は…酷いいじめに耐えながら今を生きてる。あなたの事はめいなから調べさせてもらったわ」
するとさゆりはポケットから書類らしきものを取り出した。
「過去にいじめられた経験があるのね?」
私はビックリして、少し間があいてからあぁそうだよと答えた。
「なら、きっと気持ちをわかってくれると思うの、いじめられる側の気持ち。」
すると昔のトラウマが蘇った。
私はビックリした、前に殺そうとしたやつが自分から話しかけにくるなんて。
「なっ何の用だよ。」
私は少し怯えながら話した。
「私は…もう死ぬの…だから…」
(ガチャ…)
玄関の扉を静かに開ける。
家の中は静かだった、お母さんもどうやら気付いていないようだ。
私は部屋に入ってともえさんに言われた通り、手紙を読んだ。
「はなみちゃんへ。この手紙をはなみちゃんが読んでいる時には、もう私は死んでると思います。今まで色んな事があったね、確か出会いは学校の裏だっけ?まぁいいや!実はめいなに協力してくれって言われた時に教えてもらったんだよね…魔法小学生になった人は小学生までしか生きれないって…その事はなみちゃんに言ったら、はなみちゃんはいい子だからきっと悲しんじゃうかなって思って言わなかったの、本当にごめんね。はなみちゃんをいじめっ子から助けた時はやっとヒーローになれたんだなって、すっごく嬉しかった。最初は怯えながら見てるだけだったけどね…。めいなも復讐ができたら、きっと幸せに眠るんだろうね、私ははなみちゃんといれてすごく楽しくて、さ。もう毎日毎日幸せだったよ!だから卒業式の日までしか生きれないって聞いた時はもうはなみちゃんとお話出来なくなっちゃうんだ…ってすごい悲しかった。はなみちゃんは優しいし、きっと真のヒーローになれるよ。もしネコが私達を騙してるのだとしても人の役に立てることが大事!それこそ魔法少女!頑張ってね!はなみちゃん、大好きだよ!! さゆりより」
涙がポツリと零れた、あのネコに騙されていたのを知ってた上でもさゆりさんは魔法小学生として頑張っていたのだと。
「さゆりさん…」
ネコは恨みがある子にわざと"魔法小学生"などと言ってステッキを渡し、みんなが殺し合うのをただ楽しんで見ているのかもしれない。
そうなると、昨日見られていて…
「楽しんでいた…?」
許さない…あいつを絶対に許さない…。
夢を見させてただ殺し合いをさせる悪魔だ…。
私はさゆりさんの手紙を引き出しにいれて、大事しまった。
(プルルル…)
携帯電話がなった、すかさず出た。
「はっはい…」
誰の番号かはわからなかったが聞いた事のある声が聞こえた。
「はなみか?今病院なんだが、二人はもうダメらしい…。私達の寿命も限られてるみたいだな。」
ともえさんはあと1年、私はあと2年。
「私達…きっとやらないといけないと思うんです。」
私は決心して言った。
「あぁ…私達が残された寿命でやる事は…」
これ以上ネコに騙されてしまう犠牲者を出さない事、ただひとつ。
「そのためにはどうすれば…」
私はありとあらゆる事を考えたが、気まぐれに現れるネコにどう対処すればいいかわからなかった。
「あいつは皆に魔法のステッキを渡すぐらいだから、とんでもない魔法を使ってくるかもしれない…。それも私達じゃ対処できないくらいの、な。」
ネコを倒そうにもやっぱりともえさんと私の2人じゃ絶対無理だ。
「他の魔法小学生に協力してもらうというのは?」
私達二人じゃ叶わないなら、他の魔法小学生に協力してもらえばいんじゃないかとふと思った。
「相手が私達をどうみるか次第では命を落とすかもしれないけどな。」
…そうだった!
ともえさんのような…突然襲いかかってくる魔法小学生もいれば、恨みをもち殺しにかかってくる人もいる。
「敵視してくる魔法小学生もいますしね…」
「まぁどっちにしろやり方は協力してもらうしかない。敵視してきたらこっちもそれなりの対処をとればいい。」
こうして私達は他の魔法小学生に協力してもらってあの"悪魔"を倒す事にした。
「頑張ろうな、おやすみ。」
「はい、おやすみなさい。」
そんな…。
「私は…小学生までしか生きられないって事かよ!?」
さゆりが頷く。現実から目を背けたい、だがそんな事はできない。
「私も…まだまだやりたい事たくさんあるわ…でももうダメみたい…」
あのネコが蘇る、何だか怒りがわいてきた。
「私達の殺し合いを楽しんでたって言うのかよ…!?ふざけんなッ!!」
すかさずさゆりが私を止める、今は怒りで頭が回らなかった。
「私は…倒れたおばあちゃんを回復させるために頑張ってきたのに…」
私は両親に捨てられ、仕方なくおばあちゃんに預けられる事になった。
私はそんなおばあちゃんが大好きだから魔法小学生になって救うって誓って…。
そのために魔法小学生を殺してステッキを奪って、治癒できる能力じゃなけりゃ捨てて…。
「まぁどっちにせよ、私達は騙されてるわけで…」
さゆりは突然険しい表情をした。
「あなたに頼みたい事があるの…」
私はなんだよ?と答える
「はなみちゃん、あの時一緒にいた女の子。あの子をあなたに任せたいの」
つい、は?って言葉が出てしまった。
なんで私があいつなんかを?
「あの子は…酷いいじめに耐えながら今を生きてる。あなたの事はめいなから調べさせてもらったわ」
するとさゆりはポケットから書類らしきものを取り出した。
「過去にいじめられた経験があるのね?」
私はビックリして、少し間があいてからあぁそうだよと答えた。
「なら、きっと気持ちをわかってくれると思うの、いじめられる側の気持ち。」
すると昔のトラウマが蘇った。
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