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7話♥卒業式
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(キーンコーンカーンコーン)
卒業式に行く為の並ぶチャイムがなる。
ついに今日がさゆりさんたちの卒業式だ。私はワクワクしていた。
4年生と5年生は6年生の卒業式に参加するので、私は少し切なくても、また会えるとさゆりさんは言ってくれたからあまり寂しくはなかった。
「水鳩小百合!」
さゆりさんの名前が呼ばれた。
「はい」
さゆりさんはいつもとは違う服を身にまとい、卒業証書を受けとる、私はそれをただずっと見つめていた。
そして卒業式は無事に終わった。
さゆりさんはクラスの皆と写真撮影をしていた。私はクラスの記念写真が終わったら話かけようとしたけど、さゆりさんの周りにはどんどん人が集まっていた。
「さゆり~写真とろっ!」
そうだ、私はさゆりさんと違って周りには誰もいないんだ。そう思いながらも友達と楽しく写真をとるさゆりさんを見つめていた。
「あら、今は暇かしら?」
突然話かけられてビックリして後ろを振り返るとそこにはめいなさんがいた。
「さゆりは人気者、ですわね...憧れますわ」
めいなさんもさゆりさんを見ていた
意外だな、めいなさんは金持ちでクラスのリーダー的な存在かと思っていたけど、実はそうではないそうだ。
「意外でしょ?まぁそれが普通ですわ、金のでかさは身分のでかさではない。日本も平和になったものですわね。」
めいなさんは寂しい瞳をしていたが、少し嬉しそうに微笑んだ。
「私は世界が平和になれば、それでいいんですの、はなみさんもそう思いませんこと?」
私はうんと頷いた、それを見てめいなさんはニコリと笑った。
「じゃあ写真とりましょ?わたくし周りにだーれも来ないから寂しいんですのよ!」
めいなさんはムッとした顔で私の手を引っ張った
「わわっ!ちょっと待って下さい!」
私は慌ててピースをした。
「ちょっと私を忘れないでよね!」
すると私の頬にくっついてちょうど写真が取れた、さゆりさんだった。
「あら?人気者のさゆりが、なぜここに?」
するとさゆりさんは笑顔で答えた
「親友と写真を取りに来た!」
めいなさんは笑った、私は嬉しくてたまらなかった。
でもまた友人達に連れ込まれ、写真撮影大会がはじまった。
「ふふっ相変わらず人気者ねぇ。」
めいなさんはどこか憧れてるような目で見ていた。
「今日、作戦を実行いたしますわ。頑張りましょう」
めいなさんは笑顔で私に言った。
「はいっ!!」
私はそれを笑顔で返した。
ふと思った。
「めいなさんは何でこんなタイミングで作戦を実行したんですか?」
そういえばめいなさんのお母さんはめいなさんが4年生の頃に植物状態にされたと話していた。何でこのタイミングで作戦を実行したのか、私は気になっていた。
「さぁ...何ででしょう...。犯罪になってしまうから、かもしれませんわ。」
ふふっと笑ってめいなさんは行ってしまった、門出を迎えた。めいなさんは何が言いたかったのか、私にはまだわからなかった。
卒業式に行く為の並ぶチャイムがなる。
ついに今日がさゆりさんたちの卒業式だ。私はワクワクしていた。
4年生と5年生は6年生の卒業式に参加するので、私は少し切なくても、また会えるとさゆりさんは言ってくれたからあまり寂しくはなかった。
「水鳩小百合!」
さゆりさんの名前が呼ばれた。
「はい」
さゆりさんはいつもとは違う服を身にまとい、卒業証書を受けとる、私はそれをただずっと見つめていた。
そして卒業式は無事に終わった。
さゆりさんはクラスの皆と写真撮影をしていた。私はクラスの記念写真が終わったら話かけようとしたけど、さゆりさんの周りにはどんどん人が集まっていた。
「さゆり~写真とろっ!」
そうだ、私はさゆりさんと違って周りには誰もいないんだ。そう思いながらも友達と楽しく写真をとるさゆりさんを見つめていた。
「あら、今は暇かしら?」
突然話かけられてビックリして後ろを振り返るとそこにはめいなさんがいた。
「さゆりは人気者、ですわね...憧れますわ」
めいなさんもさゆりさんを見ていた
意外だな、めいなさんは金持ちでクラスのリーダー的な存在かと思っていたけど、実はそうではないそうだ。
「意外でしょ?まぁそれが普通ですわ、金のでかさは身分のでかさではない。日本も平和になったものですわね。」
めいなさんは寂しい瞳をしていたが、少し嬉しそうに微笑んだ。
「私は世界が平和になれば、それでいいんですの、はなみさんもそう思いませんこと?」
私はうんと頷いた、それを見てめいなさんはニコリと笑った。
「じゃあ写真とりましょ?わたくし周りにだーれも来ないから寂しいんですのよ!」
めいなさんはムッとした顔で私の手を引っ張った
「わわっ!ちょっと待って下さい!」
私は慌ててピースをした。
「ちょっと私を忘れないでよね!」
すると私の頬にくっついてちょうど写真が取れた、さゆりさんだった。
「あら?人気者のさゆりが、なぜここに?」
するとさゆりさんは笑顔で答えた
「親友と写真を取りに来た!」
めいなさんは笑った、私は嬉しくてたまらなかった。
でもまた友人達に連れ込まれ、写真撮影大会がはじまった。
「ふふっ相変わらず人気者ねぇ。」
めいなさんはどこか憧れてるような目で見ていた。
「今日、作戦を実行いたしますわ。頑張りましょう」
めいなさんは笑顔で私に言った。
「はいっ!!」
私はそれを笑顔で返した。
ふと思った。
「めいなさんは何でこんなタイミングで作戦を実行したんですか?」
そういえばめいなさんのお母さんはめいなさんが4年生の頃に植物状態にされたと話していた。何でこのタイミングで作戦を実行したのか、私は気になっていた。
「さぁ...何ででしょう...。犯罪になってしまうから、かもしれませんわ。」
ふふっと笑ってめいなさんは行ってしまった、門出を迎えた。めいなさんは何が言いたかったのか、私にはまだわからなかった。
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