君の笑顔を

な。

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ちょっとでも長く

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緑はその日、家に帰らずそのまま塾へ行った。いつもなら1回家に帰るのだが、今日は緊急事態。受験勉強に力を注ぎすぎて、提出物の提出日を忘れていたのだ。提出日は明日。成績を落とす訳には行かないので、しっかりやらなければならない。
そんな中、席替えする前にやったペアの発表原稿が必要になった。内容は覚えていたが、身体が勝手にスマホへと手を動かした。

~LINE~

緑「ペア発表の原稿覚えてない?」

返事がきになりついついスマホを見てしまう。ちょうどスマホを見ていたのかすぐ返事が返ってきた。

陸「覚えてるよ~。ってかまだそこかよw」

コツコツやってた陸はもう既に終わっている。

緑「いーじゃん。今日は徹夜する。」
陸「へーゴキブリメンタルかよw」
緑「なんで!」

周りから見ればただの会話だが、緑からすればとっても楽しい会話だ。好きな人との会話ほど楽しいものは無い。会話が途切れないように質問で返す。

緑「なんでそんな早く終わるのー?」
陸「ま俺今回ちょっと頑張ったし」
緑「いつも三日前ぐらいからなのに、」
陸「o(`・ω´・+o) ドヤァ…!」
緑「何がo(`・ω´・+o) ドヤァ…!だ」
陸「まあ頑張れよ」

会話が途切れてしまって残念だったが、緑にはLINEしている時間などないので、会話を続けずに終わる。緑は少し残念な気持ちで提出物を進めた。

~次の日~

緑「おっはよー!」
七「おはよ~!その感じだと提出物終わったな?」
緑「その通り!しっかりやりました!」
陸「へー終わったんだ。」

後ろから声がした。ドキドキしながらも平常心を装って返事をする。

緑「終わったよー!」
陸「頑張ったじゃん」

陸の手が伸びてきた。何をされるかと思ったら…

陸「よしよし」

頭を撫でられた。

緑「(.........え?)」

緑の頭は追いついてない。それはそうだ。好きな人い頭を撫でられて、動揺しないわけがない。緑の顔がみるみるうちに赤くなっていく。陸がびっくりして、

陸「え?お前、顔真っ赤だぞ?熱か?」

おでこを触られそうになったが緑は恥ずかしさのあまり逃げ出してしまった。

陸「は?え?おまっちょっと!」

後ろで陸の声がしたが緑は外へ走っていった。








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