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第二十一話 夜は燃え ※
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夕食後、二匹は特に言葉を交わすことなく、銀狐の私室へと向かう。
背後では、付喪神たちが相も変わらずざわざわと騒がしい。
輪島の「あまり詮索するものではありませんぞ!」と窘める声がし、銀狐は「それ認めとるんと同じや」と思わず苦笑した。
貫八がそれとなく手を握ってくる。
「印を結べへんやろ」とやんわりと断りながらも、銀狐の鼓動は間違いなく高鳴っていた。
***
いつもの如く、何度も襖を開き、幾度か印を結んだ先。
銀狐の私室に辿り着くと、貫八は待ち構えていたように浴衣姿の背後から抱きついた。
「もう、ええじゃろう」
貫八は耳元で囁き、浴衣の前合わせに手を差し入れる。そのまま隆起した胸板を撫で回し、綺麗に割れた腹筋をもさわさわと撫でさする。
「あ……っ」
甘い声を漏らし、銀狐はするりと自ら浴衣を半脱ぎにする。そのまま、首筋に顔を埋める貫八の頬に手を添えた。
「待っとったんやろ」
その言葉を皮切りに、貫八は噛み付くようにして銀狐の唇を奪った。
赤黒い舌で形のいい唇を割り開き、唾液とともに霊力を流し込む。
「ん……っ、濃ぉ……」
表情を蕩けさせながら、銀狐は指先を押し入れの方に向ける。
神通力によって布団がひとりでに敷かれ、二匹を迎える準備が整った。
貫八は唇を離すと銀狐を布団の上に押し倒し、背後から相手の陰茎をまさぐる。
「うぁ、あ……っ」
気持ち良さそうに喉を鳴らし、銀狐は無意識に脚を開いて腰を高く上げた。
ニィ、と貫八の口角が上がり、赤黒い舌がぺろりと舌なめずりをする。
「我慢しといて良かったわい」
そのまま貫八は銀狐の尻たぶを掴み、孔を隠す尾を片手で退かす。
ひくひくと蠢く孔に指を挿しいれ、内側で曲げて弱い箇所をぐりぐりと弄んだ。
「んぅうっ」
「ええ感じに仕上がっとる」
縦割れの孔を指先で思う存分堪能し、貫八は自らのそれを宛てがう。
「あぁっ、んぁあっ」
ずぷりと貫八のそれを受け入れ、銀狐は布団に爪を立てて快楽に悶える。
妖艶な銀狐の姿を見下ろし、貫八はくく、と喉を鳴らして抽挿を始めた。
「あっ、そこ、あかん……っ」
「ふ……ぐ……っ、銀狐さんの『あかん』は……っ、『ええ』と一緒ぞなもし……っ」
「あほ……っ、んぁあっ、ぁ、く、んぅうううっ」
またしても弱いところを擦られ、銀狐の隘路が精を欲するように蠢く。
「あぁ! あかん、あかん、ほんまにあかんんん……っ!」
屹立に奥まで貫かれ、銀狐は絶叫しながらがくがくと膝を震わせる。
ぱたぱたと、白い液体が布団の上に散った。
「おお……っ! 尻でいったんか! さすがは銀狐さんじゃあ……!」
「な、にが……『さすが』や……」
ぐたりと布団に身を預け、銀狐は肩で息をする。布団に散らばる銀髪の上で、狐の耳もぺたんと垂れていた。
「わしがいくまで、もう少しの辛抱ぞな……っ」
「うぁっ、あぁあっ! も、あかん……っ、あかんのにぃ……っ!」
「うぉお……っ、出る……っ! 孕め銀狐ッ!」
腰を深くに打ち付け、貫八は銀狐の最奥に精を放つ。
「あ……ぁ……こっちも……濃ぉ…………」
腹の奥に霊力の塊を注がれる感触に身震いしつつ、銀狐は、再び先端から白濁をちょろちょろと吐き出した。
背後では、付喪神たちが相も変わらずざわざわと騒がしい。
輪島の「あまり詮索するものではありませんぞ!」と窘める声がし、銀狐は「それ認めとるんと同じや」と思わず苦笑した。
貫八がそれとなく手を握ってくる。
「印を結べへんやろ」とやんわりと断りながらも、銀狐の鼓動は間違いなく高鳴っていた。
***
いつもの如く、何度も襖を開き、幾度か印を結んだ先。
銀狐の私室に辿り着くと、貫八は待ち構えていたように浴衣姿の背後から抱きついた。
「もう、ええじゃろう」
貫八は耳元で囁き、浴衣の前合わせに手を差し入れる。そのまま隆起した胸板を撫で回し、綺麗に割れた腹筋をもさわさわと撫でさする。
「あ……っ」
甘い声を漏らし、銀狐はするりと自ら浴衣を半脱ぎにする。そのまま、首筋に顔を埋める貫八の頬に手を添えた。
「待っとったんやろ」
その言葉を皮切りに、貫八は噛み付くようにして銀狐の唇を奪った。
赤黒い舌で形のいい唇を割り開き、唾液とともに霊力を流し込む。
「ん……っ、濃ぉ……」
表情を蕩けさせながら、銀狐は指先を押し入れの方に向ける。
神通力によって布団がひとりでに敷かれ、二匹を迎える準備が整った。
貫八は唇を離すと銀狐を布団の上に押し倒し、背後から相手の陰茎をまさぐる。
「うぁ、あ……っ」
気持ち良さそうに喉を鳴らし、銀狐は無意識に脚を開いて腰を高く上げた。
ニィ、と貫八の口角が上がり、赤黒い舌がぺろりと舌なめずりをする。
「我慢しといて良かったわい」
そのまま貫八は銀狐の尻たぶを掴み、孔を隠す尾を片手で退かす。
ひくひくと蠢く孔に指を挿しいれ、内側で曲げて弱い箇所をぐりぐりと弄んだ。
「んぅうっ」
「ええ感じに仕上がっとる」
縦割れの孔を指先で思う存分堪能し、貫八は自らのそれを宛てがう。
「あぁっ、んぁあっ」
ずぷりと貫八のそれを受け入れ、銀狐は布団に爪を立てて快楽に悶える。
妖艶な銀狐の姿を見下ろし、貫八はくく、と喉を鳴らして抽挿を始めた。
「あっ、そこ、あかん……っ」
「ふ……ぐ……っ、銀狐さんの『あかん』は……っ、『ええ』と一緒ぞなもし……っ」
「あほ……っ、んぁあっ、ぁ、く、んぅうううっ」
またしても弱いところを擦られ、銀狐の隘路が精を欲するように蠢く。
「あぁ! あかん、あかん、ほんまにあかんんん……っ!」
屹立に奥まで貫かれ、銀狐は絶叫しながらがくがくと膝を震わせる。
ぱたぱたと、白い液体が布団の上に散った。
「おお……っ! 尻でいったんか! さすがは銀狐さんじゃあ……!」
「な、にが……『さすが』や……」
ぐたりと布団に身を預け、銀狐は肩で息をする。布団に散らばる銀髪の上で、狐の耳もぺたんと垂れていた。
「わしがいくまで、もう少しの辛抱ぞな……っ」
「うぁっ、あぁあっ! も、あかん……っ、あかんのにぃ……っ!」
「うぉお……っ、出る……っ! 孕め銀狐ッ!」
腰を深くに打ち付け、貫八は銀狐の最奥に精を放つ。
「あ……ぁ……こっちも……濃ぉ…………」
腹の奥に霊力の塊を注がれる感触に身震いしつつ、銀狐は、再び先端から白濁をちょろちょろと吐き出した。
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