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第2章
ポリアーヌの戦い
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「進めー!」
僕の号令によって、ベルタン軍は一斉に進撃を開始した。
片手には一本槍を握りしめ、もう片方で馬の手綱を握り、僕は駆け抜ける。ベルタン家の旗が高く掲げられ、兵士たちは剣や槍を手に、敵軍の待ち受ける方向へと勢いよく突入する。
初陣。その言葉を胸中で唱えるたびに、その重みが身に染みる。なんとしても僕は勝たなければならない。家族と領地を守らねばならない。今はその気持ちだけだった。この先に何があろうとも、ひたすら走るしか無かった。
両軍が衝突し、激しい野戦が始まった。戦場に剣や槍の交わる音が響き、赤い血が地面に飛び散る。
僕の目の前に長剣を携えた敵兵が現れたかと思ったら、突然襲いかかって来た。僕は槍でその敵兵を突き刺した。彼の甲冑に覆われた腹から血が吹き出し、その場に倒れ込んだ。
僕は生まれて初めて人を殺した。
血の匂いが鼻をつき、耳をつんざく悲鳴が響く中、僕は自分の行動に恐怖と罪悪感を覚えた。しかし、戦場に立つ者に躊躇は許されない。次々と襲いかかってくる敵兵たちに、僕は機械的に槍を振るった。
戦いが激しさを増すにつれ、時間の感覚が失われていった。どれほどの時が経ったのか、何人の敵を倒したのか、もはや分からない。ただ、生き残るために戦い続けるしかなかった。
突如、敵の放った矢が僕の目の前に飛んで来た。僕は間一髪で避ける。
「スーパーファイアーボール!」
僕は炎魔法を用いて巨大な火の玉を放った。火の玉は猛スピードで飛んでいき、次々に敵の兵士を倒して行った。最終的に火の玉によって十人ほどの敵兵が死んだ。
開戦から1時間が経過し、ベルタン軍はどんどん不利になっていった。ラロニア軍の抵抗は想定以上に激しく、僕たちはじりじりと後退されられていった。
「シャルル様!これ以上犠牲を出すわけにはいきません!撤退しましょう!」
白馬に跨ったラファエルが駆けつけて来た。
「いや、駄目だ!後方に早馬を走らせて、シモン伯爵に助けを求めるんだ!」
「りょ、了解しました!」
段々と僕は人を殺すのにも慣れて来た。これは異常な感覚には違いないが、戦い続ける、それしか選択肢は無かった。僕は母上やルネ、イザーク、ジャン、フローランの顔を思い出した。
その瞬間、僕の戦意は俄に高まった。僕は大切な家族を、領地の人々を守るために戦っている。戦わなければならない。勝たなければならない。ベルタン家の名に賭けて!
「怯むなー!進めー!」僕は出せるだけの声を張り上げ、軍勢に向かって力強く命令を出した。僕の言葉に従い、兵士たちは再び前進を始めた。
ラロニア軍の抵抗はますます激しくなり、戦場は混乱の中にあった。騎兵が激しくぶつかり合い、歩兵たちは一歩も引かずに戦った。僕は戦いの中心に立ち、敵の動きを見極めながら指揮を執った。
「左翼はそのまま防衛、右翼は突撃だ!中央は奮闘しろー!」前線の兵士たちに向かって精一杯に叫びながら、一本槍で次々に敵兵を倒していった。
時間が経つにつれ、ベルタン軍は少しずつ戦況を挽回し始めた。敵の先鋒が潰走し、その隙間を突いてベルタン軍の傭兵部隊が敵に矢の雨を浴びせた。
そこにシモン伯爵率いるポリアーヌ軍が到着した。シモン伯爵は真っ黒の甲冑を着て、馬上で十字槍を握っていた。
「ベルタン伯爵!アンリ・シモンが参りました!」
「シモン伯爵!駆けつけて下さり感謝致します!前方左翼が手薄になっておりますので、そちらへ回って頂けますか?」
「了解致した!」
ポリアーヌ軍の猛攻が始まると、ラロニア軍もその勢いに押され始めた。シモン伯爵率いる強力な騎士軍は鋭い突撃を繰り出し、敵軍に大きな隙を生じさせた。
「皆の者ー!今こそ反撃だ!彼らを追い詰めろ!」僕は熱い気持ちで叫び、兵士たちに向かって槍を振りかざした。ベルタン軍は一斉に攻勢をかけ、敵の抵抗を一気に打ち破った。
ラロニア軍は国境の防衛設備まで後退し、体勢を立て直そうとしたが、敵に背中を見せたことが仇となり、ベルタン軍の騎馬部隊の攻撃によってついに左右に分裂した。
僕たちの圧倒的な勢いにより、ラロニア軍は急速に混乱状態に陥った。シモン伯爵の騎士軍は敵陣に突撃し、鉄壁の防御を突き破っていった。敵の一部は抵抗を試みたが、ベルタン軍とポリアーヌ軍の連携により、次々と崩れ去っていった。
「退けー!退けー!」敵のロベール将軍の命令で、敵軍は退却を開始した。
しかし、既に敵は僕たちに包囲されており、逃げ場は無かった。
僕は勝利の兆しを感じながらも、敵が最後の抵抗を試みることを予測していた。決して油断せず、部隊に攻撃を続けさせた。
「敵は包囲されている!逃がすな!」僕は兵士たちに指示を出し、敵の残党を追い詰めるよう命じた。ポリアーヌ軍もその勢いに乗じて、敵の後方を切り裂いていった。
ラロニア軍の混乱は最高潮に達し、兵士たちは命がけで抵抗しようとしたが、力尽きて散り散りになっていった。僕とシモン伯爵は共に戦場を見渡し、敵の抵抗が弱まっているのを確認した。
「シモン伯爵、後方を確保してください。残りの敵を掃討する準備を整えましょう。」
「了解しました。ベルタン伯爵には捕虜の確保をお願いします。」
僕たちの勝利は決定的となり、戦場には静寂が戻ってきた。生き残った敵兵は降伏し、捕虜として捕縛された。戦いの余韻が漂う中、捕虜たちは連行され、国境近くの砦に併設されていた牢獄に収容された。ロベール将軍もまた連行されていった。
その夜、僕たちはポリアーヌの宿営地で、戦勝を祝って宴会を開いていた。
シモン伯爵が新鮮な食糧を提供してくれたので、僕たちは肉を焼き、酒を飲むことが出来た。僕も率先して祝宴に加わり、飲んで食べて歌っていた。
そこへシモン伯爵がやって来た。
「ベルタン伯爵、この戦いでの勝利、誠に素晴らしいことですぞ!」シモン伯爵は笑顔で言った。
「シモン伯爵のおかげでここまで来られました。感謝しています。」僕は礼を述べた。
僕はシモン伯爵と勝利の喜びを分かち合った。しかし、戦いは終わったわけでは無い。
「シモン伯爵は今後、ラロニアとの戦いでどのような作戦を考えておられますか?」僕は訊いた。
「アンティロ城攻略戦です」
続く
僕の号令によって、ベルタン軍は一斉に進撃を開始した。
片手には一本槍を握りしめ、もう片方で馬の手綱を握り、僕は駆け抜ける。ベルタン家の旗が高く掲げられ、兵士たちは剣や槍を手に、敵軍の待ち受ける方向へと勢いよく突入する。
初陣。その言葉を胸中で唱えるたびに、その重みが身に染みる。なんとしても僕は勝たなければならない。家族と領地を守らねばならない。今はその気持ちだけだった。この先に何があろうとも、ひたすら走るしか無かった。
両軍が衝突し、激しい野戦が始まった。戦場に剣や槍の交わる音が響き、赤い血が地面に飛び散る。
僕の目の前に長剣を携えた敵兵が現れたかと思ったら、突然襲いかかって来た。僕は槍でその敵兵を突き刺した。彼の甲冑に覆われた腹から血が吹き出し、その場に倒れ込んだ。
僕は生まれて初めて人を殺した。
血の匂いが鼻をつき、耳をつんざく悲鳴が響く中、僕は自分の行動に恐怖と罪悪感を覚えた。しかし、戦場に立つ者に躊躇は許されない。次々と襲いかかってくる敵兵たちに、僕は機械的に槍を振るった。
戦いが激しさを増すにつれ、時間の感覚が失われていった。どれほどの時が経ったのか、何人の敵を倒したのか、もはや分からない。ただ、生き残るために戦い続けるしかなかった。
突如、敵の放った矢が僕の目の前に飛んで来た。僕は間一髪で避ける。
「スーパーファイアーボール!」
僕は炎魔法を用いて巨大な火の玉を放った。火の玉は猛スピードで飛んでいき、次々に敵の兵士を倒して行った。最終的に火の玉によって十人ほどの敵兵が死んだ。
開戦から1時間が経過し、ベルタン軍はどんどん不利になっていった。ラロニア軍の抵抗は想定以上に激しく、僕たちはじりじりと後退されられていった。
「シャルル様!これ以上犠牲を出すわけにはいきません!撤退しましょう!」
白馬に跨ったラファエルが駆けつけて来た。
「いや、駄目だ!後方に早馬を走らせて、シモン伯爵に助けを求めるんだ!」
「りょ、了解しました!」
段々と僕は人を殺すのにも慣れて来た。これは異常な感覚には違いないが、戦い続ける、それしか選択肢は無かった。僕は母上やルネ、イザーク、ジャン、フローランの顔を思い出した。
その瞬間、僕の戦意は俄に高まった。僕は大切な家族を、領地の人々を守るために戦っている。戦わなければならない。勝たなければならない。ベルタン家の名に賭けて!
「怯むなー!進めー!」僕は出せるだけの声を張り上げ、軍勢に向かって力強く命令を出した。僕の言葉に従い、兵士たちは再び前進を始めた。
ラロニア軍の抵抗はますます激しくなり、戦場は混乱の中にあった。騎兵が激しくぶつかり合い、歩兵たちは一歩も引かずに戦った。僕は戦いの中心に立ち、敵の動きを見極めながら指揮を執った。
「左翼はそのまま防衛、右翼は突撃だ!中央は奮闘しろー!」前線の兵士たちに向かって精一杯に叫びながら、一本槍で次々に敵兵を倒していった。
時間が経つにつれ、ベルタン軍は少しずつ戦況を挽回し始めた。敵の先鋒が潰走し、その隙間を突いてベルタン軍の傭兵部隊が敵に矢の雨を浴びせた。
そこにシモン伯爵率いるポリアーヌ軍が到着した。シモン伯爵は真っ黒の甲冑を着て、馬上で十字槍を握っていた。
「ベルタン伯爵!アンリ・シモンが参りました!」
「シモン伯爵!駆けつけて下さり感謝致します!前方左翼が手薄になっておりますので、そちらへ回って頂けますか?」
「了解致した!」
ポリアーヌ軍の猛攻が始まると、ラロニア軍もその勢いに押され始めた。シモン伯爵率いる強力な騎士軍は鋭い突撃を繰り出し、敵軍に大きな隙を生じさせた。
「皆の者ー!今こそ反撃だ!彼らを追い詰めろ!」僕は熱い気持ちで叫び、兵士たちに向かって槍を振りかざした。ベルタン軍は一斉に攻勢をかけ、敵の抵抗を一気に打ち破った。
ラロニア軍は国境の防衛設備まで後退し、体勢を立て直そうとしたが、敵に背中を見せたことが仇となり、ベルタン軍の騎馬部隊の攻撃によってついに左右に分裂した。
僕たちの圧倒的な勢いにより、ラロニア軍は急速に混乱状態に陥った。シモン伯爵の騎士軍は敵陣に突撃し、鉄壁の防御を突き破っていった。敵の一部は抵抗を試みたが、ベルタン軍とポリアーヌ軍の連携により、次々と崩れ去っていった。
「退けー!退けー!」敵のロベール将軍の命令で、敵軍は退却を開始した。
しかし、既に敵は僕たちに包囲されており、逃げ場は無かった。
僕は勝利の兆しを感じながらも、敵が最後の抵抗を試みることを予測していた。決して油断せず、部隊に攻撃を続けさせた。
「敵は包囲されている!逃がすな!」僕は兵士たちに指示を出し、敵の残党を追い詰めるよう命じた。ポリアーヌ軍もその勢いに乗じて、敵の後方を切り裂いていった。
ラロニア軍の混乱は最高潮に達し、兵士たちは命がけで抵抗しようとしたが、力尽きて散り散りになっていった。僕とシモン伯爵は共に戦場を見渡し、敵の抵抗が弱まっているのを確認した。
「シモン伯爵、後方を確保してください。残りの敵を掃討する準備を整えましょう。」
「了解しました。ベルタン伯爵には捕虜の確保をお願いします。」
僕たちの勝利は決定的となり、戦場には静寂が戻ってきた。生き残った敵兵は降伏し、捕虜として捕縛された。戦いの余韻が漂う中、捕虜たちは連行され、国境近くの砦に併設されていた牢獄に収容された。ロベール将軍もまた連行されていった。
その夜、僕たちはポリアーヌの宿営地で、戦勝を祝って宴会を開いていた。
シモン伯爵が新鮮な食糧を提供してくれたので、僕たちは肉を焼き、酒を飲むことが出来た。僕も率先して祝宴に加わり、飲んで食べて歌っていた。
そこへシモン伯爵がやって来た。
「ベルタン伯爵、この戦いでの勝利、誠に素晴らしいことですぞ!」シモン伯爵は笑顔で言った。
「シモン伯爵のおかげでここまで来られました。感謝しています。」僕は礼を述べた。
僕はシモン伯爵と勝利の喜びを分かち合った。しかし、戦いは終わったわけでは無い。
「シモン伯爵は今後、ラロニアとの戦いでどのような作戦を考えておられますか?」僕は訊いた。
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