君はなぜ笑う?

梵天丸

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君はなぜ笑う?(7)

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 今日は試験の一日目だった。苦手科目もいくつかあったけど、出来はまあまあだったと思う。でも、まだあと四日は毎日試験が続くのだ。
「霧島くん、お疲れ様」
 背後から声をかけられて振り返ると、クラスメートの向井美佳さんがそこに立っていた。確か、香穂とも仲が良かった子だったと思う。
「どうだった、今日のテスト?」
「ん~、まあまあかな」
「いろいろ大変だったもんね。勉強あまり集中できなかったんじゃない?」
「そうだね。でも、試験が伸びたからその分少し勉強出来たし」
「あの……その……よ、良かったらその……試験が終わった日に映画でも行かない?」
「え……?」
「あ、ごめん。まだそんな気分じゃないよね。うん、分かってる。でも、本当にもし良かったら……気が向いたらでいいから……その……」
「えっと、ごめん。試験が終わったその日は別の約束があって……」
 その日は香穂と一緒に出かける約束をしている。どこへ行くのかはまだ決まっていないし、幽霊との約束だけど、約束は約束だ。
「そ、そっか。ごめんね。あの……じゃあ、また別の日でもいいから……あの、また声かけるね」
 僕の微妙な表情から何かを感じ取ったのか、向井さんはまるで逃げ出すように駆けだしていった。
「映画か……」
「美佳ちゃん、耕司君のこと好きだったんだね」
「あ、いたのか」
 いつの間にか香穂がそこにいて、僕は少し驚いた。どうやら今のも聞いていたらしい。
「うん、ごめん、聞いちゃった。映画断ったのって、あたしとの約束があったから?」
「そうだよ。先に約束したのは香穂とだったしね」
「幽霊との約束をちゃんと守ってくれるなんて、律儀だね」
「律儀っていうか、約束は守るものだろう?」
「うん、そうだけど……でも、あたしはちょっと複雑な気分……」
「どうして?」
「耕司君には早く次の彼女が出来たほうがいいのかもって思ってるから……」
「それは香穂はもう僕のことが好きじゃないってこと? 僕が別の女の子と付き合ってもいいの?」
「そういうわけじゃないよ。あたしだって生きていたら耕司君を独り占めしたい。普通に嫉妬すると思うよ。あたし……幽霊になった今でも耕司君のこと好きだし……」
「だったらどうしてそんなこと言うの?」
 僕のその問いかけに、香穂はうつむきながら答える。
「だって、あたしはもう耕司君と一緒の世界で生きていくことは出来ないから。だから、耕司君の幸せを祈ってるの。生きていたらたぶん怒ったり悲しくなったりしたと思うけど。でも、今は耕司君の次の彼女がお母さんに気に入られるような子だったらいいのにって思う。そうすれば耕司君の悩みがひとつだけ減るでしょ?」
「母の好みの女の子が僕の好みと一致するのかって問題もあると思うけど……」
「確かにそれはそうだけど。耕司君がこれからもお母さんの意志に逆らわずに生きるんだったら、ひとつでも不安材料を減らしたほうがいいでしょ?」
「香穂は現実的だな」
「幽霊になると、現実的にもなっちゃうよ」
 現実的な幽霊というのも変な話だが、確かに香穂は生きていた頃に比べてかなり現実的になったような気はする。
 もともと生きているときにも堅実でしっかりした子だとは思っていたけれど。
「僕は向井さんの誘いを受けるべきだったのか?」
「耕司君がそうしたいなら、それでも良かったんじゃないかな?」
 香穂のその突き放すような言い方に、僕は苛立ちを覚えてしまう。どうしてそんなに冷静でいられるのか。
「何か僕のことはもうどうでもいいって聞こえるな」
「そういう意味じゃないよ。耕司君が本当に美佳ちゃんのことが好きなら……好きになれそうなら、それでもいいんじゃないってこと」
「やっぱり香穂はもう僕のことを好きでも何でもないんじゃないか? 本当に好きなら、もしも僕なら、絶対にそんなことは言えない」
「耕司君は幽霊になったことがないから分からないんだよ! もうあたしと耕司君の住む世界は違うの! 今は一時的に少しだけ一緒にいられるけど……でも、あたしはもう耕司君と一緒に生きていくことは出来ないの!」
 香穂は叫ぶように言うと、そのまま姿が消えてしまった。
「霧島くん、ちょっといいかな?」
「あ、こんにちは」
 声をかけられて振り返ると、そこには矢代刑事が立っていた。
「事件の当日のことについて、改めて聞きたいんだけど」
「あ、はい。どうぞ。でも、あの日に喋ったことで全部なんで、役に立てるかどうかは分かりませんけど」
「いや、いいんだ。同じ話でも、そこから何か別の手がかりが見えてくるかもしれないからな」
 矢代刑事のその言葉で、どうやら香穂を殺した犯人の捜索があまり進展していないことが伝わってきた。
「はい。分かりました。何でも聞いてください」

 その日の夜、香穂は僕の部屋には現れなかった。
 僕の目に見えないだけなのか、それとも香穂が本当に消えてしまったのか……。
「…………」
 僕は何ともいえない気持ちになってしまう。
 あれが本当に最後の別れになるというのは、ちょっと後悔してしまいそうだ。
 僕はあの時、きっと香穂に嫉妬して欲しかったのだと思う。だけどどんなに促してみても、香穂は嫉妬してくれなかった。
 香穂は僕のことを今でも好きだと言ってくれたけど、本当にそうなんだろうか……。
 何だか少し自信がなくなってきた。
 香穂とセックスまがいのことをしたあの日、僕は初めて香穂を心から愛おしいと思った。だからこそ、香穂が嫉妬してくれないことに悲しみを覚えたのかもしれない。
「香穂? 本当にいないのか?」
 僕は独り言のように言ってみたけど、返事はなかったし、香穂の姿も現れなかった。

 翌日、試験が終わって校門を出たところで、また向井さんが僕を追いかけてきた。
「あ、あの、昨日はごめんね。えっと……今日は何か用事がある?」
「今日は家に帰って明日の試験のための勉強をするつもりだけど」
「そっか。もし良かったら図書館で一緒に勉強しないかな~って思ったんだけど……その……っ……」
「ごめん。一人じゃないと集中できないし……」
「そ、そうだよね。うん、ごめんね。あの……こうやって声かけるのって迷惑?」
 そんなふうに聞かれて、僕は素直に自分の気持ちを告げた。
「迷惑じゃないけど……でも、何で声をかけてくるのかなとは思う」
「な、何でって……」
「向井さん、僕のことが好きなの?」
「え? あ、あの……わ、私はその……っ……」
 気がつくと向井さんの顔が真っ赤になっている。
 どうやら香穂も言っていたとおり、向井さんは僕に気があるらしい。
 向井さんのそうした気持ちを理解した僕は、嬉しいというよりも少し怒りを覚えた。
「香穂が死んでまだ間もないよね。それより自分の気持ちを貫くことのほうが大事だったの?」
「だ、だって……霧島くん、あまり悲しんでないみたいだったし。それに霧島くんのお母さんが彼女が香穂ちゃんだって知ってショック受けてたって聞いたし……」
「誰から聞いたの、それ?」
「うちのお母さん……たぶん、他の人もみんな知ってるよ……」
「向井さんには僕の母さんの言い分が理解できるの?」
「将来のことを考えたら仕方ないんじゃないかと思う。香穂ちゃんだって自分の身の程は知ってたんじゃないかな」
「…………」
 まったく悪びれる様子もない向井さんのその言葉に、僕はもう何を言う気もなくしてしまった。人が一人死んだっていうのに、その出自についてとやかく言ったりする人たちの思考が理解できない。そうした思考を理解できない僕がおかしいんだろうか……。
 香穂と向井さんは表面上は仲が良い友達同士のようにも見えたのに、今の向井さんからは香穂に対する友情のようなものはまったく感じられない。
「ごめん。僕は向井さんの気持ちには応えられないと思う」
「霧島くん……どうして?」
「どうしてって聞かれる意味も分からない。向井さんは僕が香穂が死んですぐに他の女の子を好きになるような人間だと思えた? しかも香穂の友達の女の子を」
「そ、それは……」
「もしそんなふうに思われていたんだったら、少し心外だな」
 僕がきっぱりとそう言い切ると、向井さんは唇を噛みしめたまま僕に背を向け、立ち去っていった。
 きっと明日からは気まずい関係になってしまうんだろうけど、僕も自分の心に嘘はつけなかった。
「あれで本当に良かったの?」
 気がつくと香穂がそこに立っていた。
「うん、良かったよ。僕は向井さんを好きになれそうにない。たとえ母さんが向井さんを気に入ったとしても」
「そっか。じゃあ、仕方がないよね。でも、あたしは耕司君の枷にはなりたくないの。もし耕司君が本当に好きになれる人が現れたら、その時は遠慮しないでね」
「うん、分かった。でも、今はとてもそんなことは考えられないよ」
「それはあたしがこうしてまだここにいるから?」
「それもあるけど……まだ僕の気持ちの整理もついていないし。自然と自分の気持ちに整理がついたら、そういう気持ちになることもあるかもしれない。でも、今はそういう気持ちになれない」
「耕司君……」
「今やっと気付いたんだ。僕はまだ香穂のことが好きだ。向井さんに香穂のことをいろいろ言われて、本気で腹が立った。彼女の気持ちを思うより、香穂のことを考えて僕も言いたいことを言った」
「耕司君が言ってくれたこと、ちょっと嬉しかったよ。でも、本当にそれでいいのっていうのも本心。だからちょっと複雑なの」
「さっきの話、本当に全部聞いてたんだな」
「うん。昨日の夜も本当はずっと耕司君の傍にいたよ。見えないように気付かれないようにしていたけど。感じなかった?」
「見えないし、声も聞こえないものを感じられるほど僕の感性は繊細じゃないみたいだ」
 僕が思わず肩をすくめると、香穂は少し寂しそうに笑った。
「それじゃ、あたしはいつまで経っても逝けないね……」
「もし僕のわがままがひとつだけかなうなら、香穂にはずっと傍にいてもらいたい。幽霊のままでいいから」
「でも耕司君、それは本当に残酷な言葉なんだよ。耕司君には分からないかもしれないけど」
「そう……なのか?」
 僕が戸惑いながら聞くと、香穂はこくりと頷いた。
「死んだのにちゃんと行くべきところに行けないのって、一番かわいそうなんだ。一番苦しいんだって。だからあたしもどうして逝けないのかずっと考え続けてるの……」
「香穂は今、苦しいのか?」
「うん……苦しいといえば苦しいかも。もう生き返ることなんて出来ないのにこうして耕司君の傍にいるなんて……本当にこのままでいいのかなって思ったりするよ」
「そのうちそれが普通になって苦しくなくなったりはしないの?」
「う~ん、よく分からない。でも、今のこの状態は本当はあってはならないことみたいだから。たぶん、あたしはここにいる時間が長くなれば長くなるほど苦しくなる気がする。そして今は耕司君のことを一番に考えられるけど、自分のことしか考えられなくなって、耕司君を苦しめるようになるかもしれない。それが一番怖いの……」
「香穂……」
「もちろん、そうなる前にはちゃんと成仏しようと思ってるんだけどね! だから、心配しないで、耕司君」
 香穂はそう言って笑ったけど、僕は笑い返すことが出来なかった。

 その夜、香穂はちゃんと姿を現したし、僕の勉強にも付き合ってくれた。
「明日で最後なんだっけ?」
「うん、明日は約束通り、香穂の行きたいところに付き合うよ」
「覚えててくれて嬉しい。でも、とりあえず明日の試験だね」
「そうだな。明日が無事に終われば、今回の試験の出来は心配することないと思うんだけど」
 しかし明日は二科目しか試験がないというのに、その二科目ともに苦手科目だった。
「やる気を出すために、香穂にお願いがあるんだけど……」
「ん、なに?」
「エッチしたいな」
「そんな余裕あるの?」
「余裕がないから、せめて気持ちを落ちつかせてやる気を出そうかと……」
「ん、まあ、あたしはいいけど……じゃあ、ちょっとだけね」
 香穂はそう言うと、僕の唇にキスをしてくる。唇の感触までは感じられないけど、その微かな温もりが唇に触れているのは分かる。
 香穂は唇を重ねたまま、僕の体に触れてくる。
 僕も香穂の体に触れていった。
 いつの間にか、香穂は服を全部脱いでいた。
 香穂のすべてが僕の前に晒され、気がつくとその手が僕の体の中心にある分身に触れていた。
 優しくその手の温もりが滑るように行き来する。
 そのもどかしいほどの刺激だけでも、僕は興奮した。
 僕は自分で自分の分身に触れ、手を動かしていく。
 香穂の胸が、目の前で揺れている。香穂も自分の体を慰めているのだ。
 その熱い息づかいが、僕の耳元で聞こえる。
 僕の吐息も少しずつ乱れていく。
 体を重ね合っているわけでは決してないけれど、香穂の温もりが僕の体にまで伝わってくる。
 僕は行為に夢中になった。
 やがて体の中の熱が爆発し、僕は欲望を放った。
 気がつくと香穂も果てていたようだった。
 僕は全裸の香穂を抱きしめるように腕を伸ばした。
 その肌の感触はまったく伝わってこない。ただ頼りないほどの温もりだけが、ほんのりと伝わってくる。リアリティーのないその存在に、僕は悲しみがこみ上げてくるのを感じた。
「死んで欲しくなかった……」
「耕司君……」
「何で今頃、こんな気持ちに……」
「今頃でも、そんなふうに耕司君に思ってもらえてあたしは嬉しいよ。あたしは本当に耕司君のことが好きだったし、大切だったし。幽霊になった今もその気持ちは変わらないから……」
「香穂……」
 僕は本当に悔しかった。どうしてもっと早く、香穂の生きているうちにこういう気持ちにならなかったのだろう。
 ただ何となく寄り添い続けていた僕を、香穂はいったいどう思っていたのだろうか。
 香穂はまだ裸のまま、僕の隣で寝そべっている。
「あたしの記憶……ちゃんと戻るかな」
「明日の試験が終わったら、約束のデートをして、それから香穂の欠けた記憶探しを手伝うよ。ずっと試験勉強で手伝えなくてごめん」
「ううん、いいの。試験中にうろうろ出来ないもんね。だから気にしないで」
「うん……」
「それより勉強しなくていいの?」
「しなくちゃな……」
 僕がそう言ってのろのろと起き上がると、香穂はもう制服姿に戻っていた。ちょっと残念な気持ちになりながらも、僕は再び机に向かった。
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