1 / 196
1巻
1-1
しおりを挟むプロローグ
知らない女の声が俺の覚醒を促す。
「さあ、これを投げて」
何だこれ、ダーツ? こんな物、いつの間に持たされていたんだ。
てか、お前誰だよ? 寝起きで何をやらせる気だ? 眠い……眠くて何も分からねえ。
「君にとって決して悪い話じゃない。あそこに向かって投げるのだ」
分かったから、無理矢理立たせないでくれ。
あれに投げれば良いんだな? うーん、あの四角い紙は地図か? 目が霞んでよく分からん。
だめだ、こんな状態で狙いを付けるなんて無理。もう適当でいいや。
ほら、投げたぞ。
「ほう、なかなか凄い場所に当てたな……。このパターンだとこれが必要か。さあ、次は玉をここに落とすのだ」
はぁ、まだあるのかよ。次はルーレットね。勘弁してくれ、猛烈に眠いんだ。これが終わったら寝かせてくれよ。
はい、落としたぞ。これで良いんだろ?
「十か……。君は運が良いのか悪いのか分からない子だね。だが、これも運命。少しの手助けはするが、自らの才覚で乗り越えてくれ。さあ、新たなる人生を歩むが良い」
新たなる人生……こいつ何を言ってんだ?
って、うおぉぉぉ!! 落ちるっ! なんだこれっ!?
もの凄い勢いで落ちてるみたいだけど、もう限界だ。何も考えられない。
あーもういい、寝よう。
おやすみなさい。
第一章 脱出
「……何で土の上で寝ているんだよ」
俯せの状態で目を開けた俺は、頬に地面の冷たさを感じながら、そう呟いた。
何故こんな状況なのか考えてみるが、記憶が曖昧で、なかなか思考が纏まらない。まるで頭に靄が掛かっているようだ。
とにかく周りを確認しようと、頭を起こして辺りを見渡す。どうやら俺は六畳くらいの部屋の中にいるらしい。壁は土で出来ていて、見た目はかなり粗悪だ。
「はぁ……マジでどこだよここは」
明かり窓などは無いが、唯一外部と繋がっている開けっ放しの入口からは、日差しがたっぷり射し込んでおり、それなりに明るい。
部屋の中にいくつか目に付く物があったので、確認しようとして立ち上がった。しかし……
「うぉぉぉ、何じゃこりゃ! 体が小せえっ!」
物凄い違和感に襲われ、俺は思わず叫んでしまった。
立ち上がったはずだが、恐ろしく目線が低い。まるで膝から下が無くなったんじゃないかと思ったほどだ。更に、自分の手足を見て驚愕した。体が子供みたいに小さくなっていたのだ。
いまだ寝起きのように頭はすっきりしないが、いくら考えてみてもこんな場所に心当たりはないし、体が小さくなっている理由も分からない。頭が混乱する中、一つの考えが浮かんだ。
あっ、これ夢だ! しかも明晰夢って奴じゃないか?
夢にしては感覚が嫌にリアルではあるが、それ以外ありえないだろう。
……待てよ、これが明晰夢なら、思った事が何でも出来るんじゃないか? 可愛い女の子を呼び出して、ムフフな事も思い通りとかネットで見たぞ。よしっ! やってやるぞぉ!
お尻が素敵なあの子を呼び出す為に、俺は両手を突き出して召喚の呪文を唱える。
「出て来いっ! 事務の美咲ちゃん!」
部屋の中に俺の声が虚しく木霊する。
……うん、分かってた。
一瞬で興奮から醒めた俺は、気を取り直して周りにある物を確認する。
まず目に付いたのは、俺のすぐ近くに置いてある大きな木の箱。海賊映画にでも出てきそうな重厚な木箱だが、鍵は付いていないようだ。
慎重に開けてみると、一枚の紙切れが出てきた。更に下には中身の詰まった複数の麻袋が見える。
早速、紙を手に取ってみると、綺麗な字体の日本語で何か書いてある。
これは……手紙?
――おめでとう。まずは君の新しい人生を祝福しよう。
まだ状況が呑み込めていないであろうが、君の魂は地球の神により、ここエルデリアに送られた。
君は前世の記憶を持ったまま、新たな体を得て新しい生を送る事が可能だ。これは先の人生での功績によって地球の神から与えられた恩恵であり、とても栄誉な事である。有意義に役立ててほしい。
さて、不幸にも今、君は魔物が徘徊する危険な〝ダンジョン〟の中にいる。
転生した君の体は子供であり、この世界の知識が皆無の君には厳しい試練になるだろう。だが、どうにかこの試練を乗り越え、生きてダンジョンの外に出て欲しい。
救済として、この部屋と、君の助けになるであろう少しばかりの道具とスキルを用意した。そして、神の加護を与えよう。
正直なところ、これだけでは不十分なのは分かっているが、自棄を起こさず落ち着いて行動する事を期待する。
それでは君の新たな人生に幸多からん事を――
あぁ……そうだ、思い出したぞ。俺は、車に……
手紙をきっかけにして、不鮮明だった記憶の靄が晴れていく。
あの日――俺が死んだであろう日の記憶が押し寄せてきて、俺の呼吸は乱れ、体が震え始める。
◆
俺、松平善は都内のIT企業に勤める、三十過ぎのしがないサラリーマン。
その日俺は、元日にもかかわらず、上司の命令で会社のHPを更新する為に出社していた。
「はぁ~、かったるい。正月早々、何でこんな作業を」
行きがけにコンビニで買った肉まんを食べながら、俺は早々に作業を終えた。
「折角外に出たんだ、初詣にでも行くかな」
俺は、近くの神社の地図をスマホに表示して会社を出た。
電車で三駅ほど移動して、それなりに名の知れた神社を目指す。普段からこの近辺は人が多いのだが、改札を出ると、いつも以上にごった返していた。
「これは凄いな。まあ、正月だし仕方ないか……」
あまりの人の多さに辟易して一瞬帰ろうかと思ったが、せめてお参りだけでもしておこうと踏み留まる。三十分ほど参拝者の列に並んで、ようやく本殿まで辿り着いた。
受験の時、ここで学業祈願をしたっけ……
今となっては特に祈る事も無かったので、無難に健康を祈願して参拝を終えた。
帰り道、手持ち無沙汰に神社を出てすぐの交差点で信号を待っていると、自分の脇を子供が笑いながら走り抜けていくのが目に入った。
信号は赤。周りから小さな悲鳴が聞こえ、思わず体がびくっと震える。
反射的に道路を見ると、右から凄いスピードで黒い車が迫っていた。
心臓の鼓動が速くなり、目の前の光景がスローモーションのように見える。
気が付いた時には手を伸ばし、子供を庇って胸に抱き寄せていた。
バランスを崩して道路に倒れる――そう意識した瞬間、頭と背中に強い衝撃を受け地面に叩きつけられた。
そして、世界は無音になった。
◆
「そうか……俺、死んじゃったのかー!」
思わずしゃがみ込んで、両手で顔を覆って声を上げてしまった。
甦った記憶と謎の手紙。たった二つだけの情報ではあるが、今の状況が夢ではないと何故か確信が持てる。それほどまでに、あの瞬間の記憶は生々しかった。
う~ん、この手紙を読む限り、神様の恩恵ってやつで生き返ったようだけど、恩恵を受けられるという事は、あの子供は助かったのだろうか。でも、人を一人助けたくらいで蘇らせてくれるなんて、神様寛大すぎだろ。
それにしても、「魔物が徘徊する」って、ファンタジー世界なのか?
そもそも、何でいきなりダンジョンにいるんだよ……普通は街とか安全な場所で蘇らせてくれるもんじゃないのか?
……っ! 分かったぞ、あのダーツか! それにこの体。まさか、ルーレットの数字で年齢を決めたのか!? それ以外思い当たらねえ……
はぁ……手紙が置いてあるって事は、もう神様と話せないし、質問も出来ないんだろうな。
何であんなに眠たい状態でやらせたんだよ。酷いよ、神様。
神様と言えば、ここに「神の加護」とか書いてあるな。そんな物は全く感じないんだが……
それにスキルって何だ? う~ん、分からん。
色々な思いが頭の中で渦巻き、少しの間その場にうずくまっていたが、考えたところで状況が好転する訳でもない。そう結論付け、改めて周りの確認を再開した。
今の俺の服装は、何の素材か分からないが、半袖シャツと長ズボンにサンダルというラフな格好。
てか、何だこの服は、思いっきり村の子供Aじゃねえか。
部屋の中には寝床と思しき代物もある。何故、寝床だと確証が持てないのかと言われれば、目の前のそれは、地面に敷いた藁の上に、白くて薄い掛け布団らしき物が被さっているだけだからだ。平成の世を生きていた俺の常識では、なかなかこれが寝床であるとは受け入れられない。
こんな粗末な物で寝られるのか少し不安だが、室内の温度は心地好い暖かさを感じるくらいで、今の服装で眠っても問題はないような気もする。夜の気温が気になるが、神様が用意してくれたんだし、大丈夫だと信じるしかねぇ……
俺は辛そうな布団事情からは文字通り目を背け、再度部屋の中を見回した。
次に気が付いた物は、大小並んだ二つの壺だ。大きい方は胸の高さほどあり、小さい方は膝くらいまでだ。双方の口は大きく開いており、木の蓋がしてある。
蓋を取って中を覗くと、大きい方の壺は水でなみなみと満たされ、柄杓が付いている。もう片方の中は空っぽだった。水はとても綺麗で、灯りがあれば壺の底まで見通せそうだ。
柄杓を使って水を少し飲んでみると、ほどよい冷たさでなかなか美味い。生水なのかが気になるが、ここも神様を信じて一杯分だけ飲んでおく。後で腹を壊したら、生で飲むのはマズいって分かるからね。
壁際には、木製の机と椅子も用意されていた。これは勉強机というより、頑丈な作業台というべき形で、作りはとても良さそうだ。真新しく、仄かに木の良い香りが漂ってくる。机の端には万力も付いていた。
その少し離れた場所には金床と、長方形の石膏のような素材で出来た白い臼を思わせる物体に、同じく長方形の大きな木の桶がある。
木の桶は、至って普通の物で、中には何も入っていなかった。
一方、白い臼は側面に五段階の目盛りの付いたツマミがあり、その下にはペダルがある為、何かしらの装置かもしれない。手は回らないが子供の体でも抱え込めるくらいの大きさで、それほど大きな物ではない。試しに持ち上げようとしてみたが、意外と重くビクともしなかった。
その白い臼の中はすり鉢状になっていて、底の中央には長方形の少し深い溝が掘られている。
うーん、隣に金床があるし、鍛冶場のような雰囲気だな。すると、これは炉か? だけど、火はどうするんだ。石炭とか木炭を入れるところもなさそうだよな。
何にしろ、この物体の使い方は分からないので後回しにしよう。
部屋の設備はあらかた調べたので、手紙の入っていた木箱の中身を確認する事にした。厚手の麻らしき素材で作られた袋は四つ。それぞれ中身が異なるようで大きさや膨らみに違いがある。
手前にあった一番大きい袋を箱から出そうとして持ち上げてみるが、かなりの重量で片腕ではビクともしない。体が子供になって力がなくなっているせいもあるかもしれない。体全体で踏ん張ってなんとか箱から引きずり出した。
早速、袋の口を結んでいた紐を解き、中身を取り出していく。
中には、子供には丁度良い長さであろう剣が一振り、これまた子供の体に合いそうな小さな盾、薄茶色の革鎧、そして美しい細工が施された金の指輪が入っていた。
初期装備って奴か。でも、この指輪は何だ?
ただのオシャレアイテムって訳じゃないよな。
指輪に仕掛けでもないかと、舐めるように凝視していると、何故か頭の中に指輪の名前が浮かんできた。
名称:【救命の指輪】
んっ? 何で知っているんだ? いや、何で分かったか、だな。ゲームに出てきそうな固有名詞を元々知ってるはずがない。って、事はこれも分かるのか?
床に置いておいた剣を手に持ち、意識を集中して見つめると、また名前が頭の中に浮かんできた。
名称:【特注ショートソード】
なるほど、これが手紙に書いてあったスキルって奴か。ゲームでいうところの「鑑定」ってスキルに違いない。恐ろしく便利だな。
知らない物の名前が分かるのは驚きなのだが、記憶を探ったら出てきたような感覚なので、あまり違和感なく受け入れられた。この感覚が面白く、早速目に付いた物を手当たり次第調べてみる。
大体の物は見た目通り、地球と変わらない名前だった。
ふと視線を伸ばすと、先ほどの炉らしき物が目に入る。気になって鑑定してみたが、名前が分からない。離れているせいかと思い、近付いてから鑑定をしてみたら、今度は名前が分かった。
名称:【小型魔力炉】
鑑定結果は思っていた通り「炉」で間違いなかったのだが、その不思議な形状と同様に、名前もかなり謎めいたものだった。魔物がいるならば、やっぱり「魔力」もあるんだな。この鑑定も魔法の一つなんだろうか?
その後、何度か鑑定可能な距離を検証したところ、対象が手に触れる程度の距離にないと、鑑定は出来ない事が分かった。
ふと思い出して、手に握ったままだった救命の指輪をはめてみる。
うん。特に何かが変わった感覚はないな。きっと名前通り、危険な時にどうにかしてくれる物なんだろう。どれほどの効果があるかは分からないけど、御守り程度に着けておくか。
指輪を着けた手を握って感触を慣らしながら、次の袋を取り出す為に箱の中を覗き込む。
残る袋はあと三つ。
まずは一番小さい袋を手に取る。おっ、これは軽いな。
小さな袋は子供の力でも簡単に持ち上がる程度の重さで、腕の力だけで取り出せた。
何が入ってるのかな? 福袋みたいで、中身が結構楽しみだな。
中には木のコップ、歯ブラシ、タオル、太いろうそくの束、そして白い布袋が入っていた。微妙にハズレ感が……。いや、生活用品は必須だよね。
白い布袋を手に取って中を確認したところ、何とパンが一つ出てきた。
なかなか斬新な包装だな……。現代人としては、この包装には衛生的に疑問を感じるのだが。
釈然としない気持ちで手にした布袋とパンを交互に眺めていたが、突然布袋が微かに動いて、重みが増した気がした。
何事かと思い布袋を見てみると、また中に何か入っている。
不思議に思いながら中身を取り出すが、次の瞬間には再びパンが入っていた。
パンが増えた!? 慌てて布袋を鑑定する。
名称:【無尽蔵のパン袋】
無尽蔵って……もしかして無限にパンが出てくるのか? ポケットのビスケットの唄を思い出したぞ。一応中身も鑑定しておくか。
名称:【パン】
普通かよっ! パンにもバゲットとかコッペパンとか、色々名前あるだろ!
試しに一口食べてみるが、ボソボソしてそこまで美味しくはなかった。なんだか一日置いたパンって感じだな。うーん、折角なら、焼きそばパンにしてほしかった……
実際どれくらいの数が出てくるか分からないけど、当面飢え死にはなさそうで助かるな。
パン袋やコップやタオルなどの日用品は作業台の上に移動する。
ここで手に持った歯ブラシを見て、ふと疑問に思った。
この歯ブラシは何の毛だ? 真っ黒な毛とか不気味なんだけど……鑑定で分かるかな?
名称:【歯ブラシ】
いや、それは分かってんだよ!
名前しか分からないと、この世界の基本知識が得られるまでは不便だな。
生活用品を作業台に置いた俺は、再び箱の前に立つ。
残る袋は二つ。手にとってみると、片方はやたらと重い。これは後回しにして、もう一方の袋を引き上げる。これもなかなかの重さだ。
何とか引きずり出して中を覗くと、箱が三つと、丈夫な紙で出来た数冊の紙束が入っていた。
箱の中にはハンマーやノコギリなどの道具が入っており、それぞれ鍛冶道具、大工道具、細工道具に分かれているようだ。鍛冶と大工道具は見た事がある物ばかりだったが、細工道具の箱の中には糸や乳鉢や試験管など、多様な物がごちゃ混ぜに入っていた。
紙束は様々な物を作る為の教本のようで、基礎的な道具の使い方や知識などが日本語で書いてある。必要な物は自分で作れ、という事だろうか。なかなか読み応えがありそうだ。
さて、最後の重たい袋はどうやって箱から出すか。持ち上げられらないぞ、あの重さは。
先ほど出したパンを頬張りながらしばらく考えたが、簡単な解決法を思い付いた。自分が箱の中に入って中身を一つずつ出せば良いのだ。
箱の縁に手を掛け軽くジャンプをして、その勢いを使い腕で体を持ち上げて箱の中へと入る。
流石子供の体、十数年忘れていた身軽さだな。
さてと、何が入ってるのかな~。
袋の口を広げて中を見ると、銀色をした棒状の塊が見えた。たしか、こういうのインゴットっていうんだよな。これは鉄か? 袋の中には、一つ三キロくらいのインゴットが四本も入っていた。他にも長方形の木の板が複数入っていて、これも結構重そうだ。そりゃ、持ち上がらないわ……
これらの重量物を一つずつ箱の外に放り出し、残りの細々した物は袋ごと纏めて外に運び出す。
自分も箱の外に出て袋の中身を床にぶちまけると、中からは革や石、そして何かの草が出てきた。とりあえず鑑定だ。
名称:【黒狼の革】
名称:【浮魔の瞳石】
名称:【雫草】
なるほど、インゴットや木材もあわせて考えると、この袋は素材袋ってところか。
出てきた物を手に取り、一つ一つ感触を確かめる。
革の表面は滑らかで艶があり黒々と美しい。既になめされているようでこのまま使えるみたいだ。
石は子供の手に収まる程度の大きさで、縦長の楕円形をしている。名前の通り、生き物の瞳のような模様が特徴的だ。
草はまだ瑞々しく、大きな葉がハートの形をしていて、顔を近付けると青臭い匂いがした。
鑑定で出てきた名前はとてもファンタジーだが、手に取ってみると、意外と地球でも存在してそうな印象を受けた。
よーし、こんなものか。一通り部屋の中にある物は見たし、次は外だな。
念の為、外に出る前に革の鎧を装備する。魔物がどうこうって書いてあったしな。
鎧なんて着るのは初めてだけど、意外と体にしっくりときた。流石神様が用意してくれた鎧だ。
もちろん剣を携えるのも忘れない。試しに抜いてブンブンと素振りしてみる。
「ふ、ふははは! 何というファンタジー!」
これは笑わずにはいられない。現代日本でこんな格好してたらイベントでもない限り、相当アレな人だと思われてしまうが、ここは異世界! その心配はない。
やばい、楽し過ぎる。早く外に出てこの世界を堪能しなければ!
段々テンションが上がってきた俺は、ここがダンジョンの中で、自分が子供になっている事も忘れて、表に飛び出した。
26
お気に入りに追加
6,621
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…


生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。