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第七章 風雲
幕間 聖女アニア
しおりを挟む「いくのですっ、セシリャさん!」
「何時でもいいよ!」
前衛を務めるセシリャの目の前には、体長六メートルはある黒雷犀が、前足で地面を何度も蹴る仕草をして、次なる突撃のタイミングを計っていた。
アニアはその突撃が行われる前に、自分の身長ほどある杖を体の前に突きだし精神を集中する。唱えるは味方を強化する魔法、あの巨体に立ち向かう事の出来る、補助の魔法。
「『ブレス』! 『ストライキング』!」
「きたきた! はあぁっ!」
自分の体重ほどある巨斧を、肩に掲げたまま駆けだしたセシリャは、大きく飛び上がり両手に持った巨斧を振り降ろす。
それと同時に黒雷犀は人の身体よりも太い四足で、地面を削り取る程力強く蹴り上げ、自分に向かってきたセシリャに突撃をした。
「はあああっ!」
セシリャの気合の声が辺りに響き渡り、その直後大きな衝突音がした。ルーンメタルの刃を持つ巨斧は黒雷犀が付き出した長く太い角を切断し、更に余った力で眉間を切り裂いた。
黒雷犀の痛みの声がこだまする。セシリャはこれはチャンスだと思い、更なる攻撃を加えていく。巨斧を横に振るい肉を切り裂き、振り回した巨斧の反動を利用して、体を回転させながら、何度も黒雷犀を切り裂いていく。
黒雷犀もやられるだけではない。身体を大きくしならせて、セシリャ目掛けて体当たりを仕掛ける。
「『デバインシールド』!」
黒雷犀はセシリャの動きに合わせ、タイミング的に完璧な体当たりを仕掛けたが、それはアニアが作り出した障壁魔法で防がれた。
セシリャと黒雷犀の間には、盾にしようとした巨斧のその向こうに、一枚の光の盾が出現している。
その光の盾が巨体から繰り出した攻撃を、完全に封じていた。
「私も撃つよ!」
間髪入れずそう叫んだアニアの身体の周りには、いつの間にか拳大の火の玉がアニアを中心として回転しており、それが速度を増すと黒雷犀へと連続して放たれた。
避ける間もなく黒雷犀の横っ腹に直撃した火の玉は、何度も小さな爆発を起こして黒雷犀の厚い皮膚を焼く。
「もう一つ! 『ファイヤボール』!」
そこに更に『ファイヤボール』が追加され、大きな爆発を起こさせた。何トンもある黒雷犀の身体が、その爆風で僅かに浮き上がり、着地で起こった衝撃がアニアに届くころには、セシリャの巨斧が黒雷犀の首元を大きく切り裂いた。
血吹雪を上げながら地面に横たわり、激しくのた打ち回った黒雷犀は段々とその動きを弱めついに力尽きた。
「やったね!」
「やったのです!」
笑顔でハイタッチをするセシリャとアニア。その二人の様子を見守っていたパティは、少し呆れた様子で二人に近付いていく。
「本当に元気ね貴方たち。はぁ、歳を感じるわ」
実力的に足手まといになると判断し、パティは二人を見守る事にしていた。その二人が、プラチナランクに相当する魔獣を討伐したことに、呆れると同時に自分の限界を感じさせられ、まだまだ伸びそうな二人を羨ましいとも思った。
とはいえ、一年以上毎日を共にする妹のような二人だ。もしもの時は、自分の命を捧げて守る決意だけは保ち続けている。
これは主たるゼンの命ではないが、恩義のある主の思い人を守るためならば、自分の身は二の次だという思いだ。
「じゃあ、回収して村に戻ろうか。アニアちゃん入る……?」
「う~ん、これだけ大きいと解体しないとだめなのです」
「じゃあ、さくっとやりましょ。見ていた分、ここは私が頑張りましょう。アニアはお水を出して、セシリャはまずは斧で大きく分解して」
パティの指示の下、黒雷犀の解体は済み、依頼を出していた村へと戻る。
アニアたちが向かったのは、教国デリアに無数にある何の変哲もない村。狭い国土を効率よく開墾するために作られた、比較的新しい村だ。
国の中心である聖地から見れば、最も遠くの位置に当たり、まだまだ危険な魔獣や亜人が出る可能性がある場所でもある。
「はい、これが証明の角です。巣には一匹しかいなかったので、当分は大丈夫だと思うのです。この周辺の亜人たちは、あのサイに追い払われたみたいなので、この村は安全かもしれないのです!」
ゼンから与えられた鎧を脱ぎ、神殿に所属する事で配られる、白地に刺繍の入ったローブを身に着けたアニアは、村の村長宅で討伐の報告を行った。
「おぉ……若くしてあれ程の魔獣を倒すとは、噂通りのお力ですな。それに、先日は村の者の治療までしてくださったとか、エゼルの聖女様は本当に素晴らしい。これも大神様のお導きですかな」
村長は膝を突きアニアの手を取り頭を下げた。
「あぁぁ、やめてください! そういうのは良いですから!」
そう言い村長を立たせるアニアの姿を見ていた村の若者たちは、女神のようだとアニアに目を奪われていた。若く可愛らしく、村人を治療する際に見せた性格の良さ、そして身なりも良いその存在は、男の目を引くのに十分な魅力を備えていたからだ。
「あ、あの、アニア様はやっぱり勇者様とお付き合いをされるのですか?」
エデルの聖女の噂と共に、教国デリアの勇者との関係が噂話に流れていた。その事を聞かれたアニアは、優しい笑顔を浮かべる。
「私などが勇者様とお付き合いをするなど、恐れ多いのです」
優しく話を返された若い男は、赤い顔を隠す事をさえ忘れアニアに見惚れていた。彼の頭の中では、勇者との関係を否定したと言うことは、もしかしたら自分との可能性があるのではないかと想像が膨らんでいる。
その事を隠せないだらしない表情に、アニアの後ろに控えていたセシリャとパティは、同じく隠さず露骨に嫌な顔を見せていた。
「じゃあ行こうよ、アニアちゃん。早く聖地に帰ろう」
「うん、早く帰ってノルマ達成報告をしなきゃです」
「えっ、もう帰るのですか!? せめてお礼の席を設けさせて下さい!」
若い男は夢からは覚めたが、それでも下心なく一晩ぐらいは礼をしたいとアニアたちを引き留める。周りにいた村長を含む村人たちも思いは一緒だった。
「ごめんなさい、早く聖地に帰らないといけないのです。でも、何かあればまた来ますから、体に気を付けて開墾頑張ってくださいね」
笑顔でそう返したアニアに、村人たちはそれ以上せがむ事は出来なかった。村人たちは分からなかったが、その笑顔の奥にはダンジョン攻略者の胆力を混ぜていたからだ。
「ふぅー、最近はアニアちゃんの人気が凄いね。神殿は宣伝しすぎじゃない?」
「正直ちょっと困るのです……」
「最近の人気はこれの所為じゃないの?」
「ちょおおおっ! パティさん何を!」
突然の事に驚きの声を上げたアニア。それも当然でこれと言ったパティの片手は、アニアの胸を鷲掴みにしていた。
「…………ずるい、ずるいよおお! 何で私は大きくならないの!? 胸だけならまだしも、身長も全然だよ!」
「そう言えば、セシリャさんは出会った頃から変わってないのです……」
「そうだよ! 何!? ゼン殿に揉まれれば大きくなるの!?」
「私が話し始めてなんだけど、セシリャ……下品だから止めて」
「うぅ……」
最近成長著しいアニアだが、本人からしたらまだまだパティの方が大きいだろと言いたくなった。だが、それを言えばまた話を蒸し返す。それはセシリャに更なるダメージを与えそうなので、止める事にした。
馬車の旅がそろそろ終わりを迎える頃、聖地に近付いた証である二本の白い柱が見えてきた。道を挟むようにそびえ立つ柱は、ここから先が保護された土地だという目印だ。
聖地とは教国デリアの中心地、首都に値する物で、デリアと言えばこの地を意味する言葉でもある。
その中心にあるシティーコアに組み込まれたアーティファクト【退魔の銀杯】は、半径数キロにわたって効果を及ぼし、中程度の魔獣、亜人の立ち入りを阻む結界を作り上げる。
竜や強力な魔獣などは防ぐことは出来ないが、それでも力は大分落ちる事になる。
この地が聖地と呼ばれる理由は、保護地として初期の人類を大きく飛躍させた役割を持っていた事と、この地で始まった神を崇める教えが世界に広まったからである。
「私の祖先も樹国が出来る前は、この地にいたのかな?」
「大昔は沢山の種族がいたらしいので、可能性は高いのです。でも、人間はこの大陸に昔から広がっていたので、もしかしたら東から来たかもしれないのです」
「アニアに教わるまで、そんなこと全く知らなかったわ。それにしてよく勉強してるのね」
「えへへ、勉強をしておけば、ゼン様のお役に立てますから」
「アニアは尽くす女ねえ」
アニアたち三人は、何気ない日常の会話をしつつ、街に入る順番を待つ。商人ではないので、並んだ列の流れはスムーズで、すぐさま自分たちの番となる。
「これはアニア様、お早いお帰りで。どうぞお通り下さい」
貴族がいないこの国でも地位や階級は存在する。その階級に相当するのは神殿の役職を持つ者だ。エゼル王国から紹介を受け、この一年で多くの功績を挙げたアニアは、かなり早い段階で司祭の認定を受けている。
そのため、全てが信徒であるこの聖地の兵士の多くは、アニアの存在を知っていた。
「手ぐらい振って上げればいいのに」
完璧な笑顔を見せて門を抜けたアニアに、セシリャは茶化すように話しかける。
「それをすると、また男の人がくるから嫌なのです」
聖地のメインストリートを通り抜け、早く借りている家に戻り一息吐こうと思っていたアニアたちの目の前に、一人の男が現れた。
「うわっ、出た……」
「こらっ!」
露骨に嫌な顔をしたセシリャをパティが相手に気づかれないように叱る。それは、どう見ても無駄な努力だったが、相手は二人など全く視界に入っていないかのような反応をしていた。
「帰ったなら、教えてくれてもよかったんじゃないかな?」
「今帰ったばかりですし、お伝えするほどの仲でもありませんから」
男の言葉に笑顔で返すアニアだが、その様子は知っている者が見れば、明らかに無理をしている笑顔だ。
「そんなことを言わないでくれよ。今回も危険じゃないかと気が気じゃなかったんだ」
「ありがとうございます。ですが、私は大丈夫なので、勇者様はこの国の皆さんをお助けください」
アニアの目の前にいる男エリオットは、教国デリアが認定した勇者の称号を持つ者だ。
二十代前半と若いのだが、教国デリアのナンバーツーである大司教を父に持ち、幼い頃からの訓練やパワーレベリングによって力を得た存在だ。
もちろんそれだけではなく、父から譲り受けたアーティファクトの力も備えている。
「アニアさんはつれないな。これは一度お互いを知るためにも、食事にでもいかがかな?」
「申し訳ありませんが、色々と忙しいので。暇ができたらお知らせしますから、今回はお断りいたしますね。それでは」
無理やり話を切り上げたアニアは、数歩を踏み出しエリオットとすれ違う。それを追ったセシリャとパティが隣に並んで見たアニアの表情は、とても疲れた物だった。
「アニアちゃん、次出たら無視したら?」
「相手は勇者なのです。それは難しいですし、大司教様の息子です。はぁ、面倒くさいのです」
「顔も良いし、力もあるはずなのに、何か違和感があるのよね……。顔だけは良いのに。それにしてもセシリャは嫌に嫌うわね」
「だって、何か気持ち悪いんだもん」
順調に力や魔法を手に入れているアニアだったが、あの勇者からのアプローチだけには参っていた。
パティの考えでは取り込み工作なのではないかと思っている。
十六歳という若さで高い魔法技能を持ち、更には魔獣を倒す技量も持っている。アーティファクトを所持していることは、一部の人間にしか知られてはいないが、強力な火系魔法は段々と認知され始め、常人より多いマナはより多くの治癒の力を発揮していた。
そんな存在を教国が放っておく訳もなく、あの勇者が取り込み工作の一環として送り込まれていると。
既にパティは自分の主に、このことを伝える手紙は送っている。自分たちに優しい主だが、もし勇者が強硬な手段に出て、彼を激高させることがあれば、あの勇者は単なる肉袋となるだろうことは予想できる。
あの勇者がどうなろうと構わないのだが、そうすれば自分では想像も出来ない、国同士の宜しくない事態に発展するだろう。
パティは家族を解放してくれた、エリアス王に恩を感じている。それに報いる為にも、アニアとあの勇者を引き合わせるわけには行かないのだが、それもかなり限界を迎えていた。
いきなりの訪問が増え始め、最近は神殿関係者の呼び出しが、アニアだけに限定される時があるからだ。
パティはため息を付くアニアを見ながら、段々と自分では手に負えなくなる状況を、ゼンが来るまでいかに維持出来るかを思案したのだった。
「エリオット様、そろそろ大司教様も、何も成果がないことを急かし始めています」
エリオットの隣を歩くローブをすっぽりと被った従者が、窺うように話しかける。
「分かってるさ、だけど困ったね。女の子なんて普段ならすぐになびいてくれるのに、あの子は手ごわい」
「全く、形だけの婚礼でよいのに頑固ですね。……エリオット様になびかない女など放って置き、私の相手をしていただきたいです」
そう言った従者は、エリオットへと身を寄せた。
「おいおい、外は不味いだろ。幾らなんでも、お前と関係を持ってるのを見られるのはな」
「くっ! 私にこんな物が付いているからですか!?」
従者はそう言いながら自分の股間を睨み付けた。
「馬鹿を言え、それがあるから良いんじゃないか」
エリオットは従者を路地に連れ込むと、人の気配がない事を確認し唇を合わせた。熱い口づけは続き、段々と固くなる従者を感じながら、ゆっくりと唇を放したエリオットが呟く。
「はぁ……父の命とは言え、女の子はなぁ」
彼としては、可愛らしいアニアに手を出すことは、別に問題のないことだ。過去に経験がない訳でもなく、基本的に美しい物であればそれ程の抵抗感がないからだ。
だが彼は、どうしようもなく男が好きだった。
それだけが、数々の男を落としてきたエリオットが、父からの催促があっても、この半年間アニアに対して強引な手を使わなかった理由であった。
「どこかに強く、男らしい方はいないのだろうか?」
エリオットはそう呟きながら、従者の唇を再度貪るのだった。
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次回23日から隔日で更新を再開します。
書籍情報で恐縮ですが、多分…とらのあなさんで特典が付くかもしれません。
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