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地下室1
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天主様が棲まう楼城がある首都。冠藍(かんらん)は楊国の宝石箱と言われる美しさと賑わいに溢れた都だが、北の外れともなると中央の賑わいなど一切感じさせぬ詫びしいものだった。
木枯らしが吹く北外れの寂れた場所にぽつんと建てられた建物。
更に、その地下室がスズの住まいだ。
「ひまひまひ~ま~」
愚痴に音階を付けてデタラメな唄を歌う。
スズの記憶ではこれで作った唄は千曲目くらいだ。もちろん全く中身のない曲の内容など覚えていないが。
外に出ないくせに金糸が使われたやたら裾の長い服を着させられているので、踊ったり走って暇つぶしすることも出来ない。いや、やろうと思えば出来るのだが、一度それで袖を破った時に酷く折檻されたことがあるのでもうやらないと決めた。
それでも、いつか外に出られた時に動けないのでは困るので、衣装を破らないように気を付けながら立ったり座ったり歩き回ったり、無駄に動きながらひたすら唄を歌う。
せめて本でも読めればいいのだが、暗い地下室は訪問者がいないと灯もない。日中も天上近くにある格子窓から届く僅かな光しか届かず、夕方にもなるとあたりは真っ暗になった。
(まぁ、本なんてあっても文字読めないけどね)
棚に数冊ある本も銀が気まぐれに持ってきたものだが、スズは文字が読めずに挿し絵をみて楽しんだだけだ。
それも文字が読めないことを銀がしきりにバカにするので(恐らくバカにするために持ってきたのだろう)、本を開くこと自体が億劫になり、いまでは地下室の景色の一部と化している。
黒い石壁で出来た小さな地下室には、赤を基調とした立派な調度品が置かれているが、そもそも棚と寝具と御簾しかないので、いかんせんがらんとした印象は否めない。
世話役は毎朝布団と食事の交換をして、スズの身支度を一通りしていくだけ。暇がつぶせる気が利いたものは一切持ってきたことがない。
仕方なく、スズは今日も適当な鼻歌を歌って、余りある時間を退屈に過ごした。唯一の救いは、格子窓の隙間に止まったキジバトのユーイが相槌をうってくれること。それだって気まぐれな小鳥はいつ飛び立つかも分からない。
「どうせ歌うならもう少し素敵なお歌にしてくださいな。卵生の方は皆さんお歌がお得意でしょう」
「しょうがねぇよ。オレって卵生だなんて思えないくらい下品で無能なんだって。たぶん出来損ないの卵生なんだ。卵生って鮮やかな色の髪だったり瞳だったりするみたいだけど、見ての通り真っ黒だし」
「人間の価値感なんてつまらいものに囚われますな。新月の吸い込まれそうな夜空のようで、わたくしには大層美しく見えますがね」
このユーイがスズの元にやって来てからこれで二回目の春になる。キジバト達はそれぞれお気に入りの卵生がいて、窓辺で卵生の歌を聞いたり、代わりに卵生に外の話をしてやったりするものらしい。
という話もスズはこのユーイから聞いた。
なぜならそれまで、ユーイの元に訪れるキジバトなどいなかったからだ。
ユーイになぜスズの元に来るようになったのか聞いたが、変な歌が癖になるからだと言った。おかしな鳥だが、ユーイが来てから外の世界の話が聞けるので、スズにとっては有り難いことこのうえない。
ユーイが来てから知ったことは沢山ある。
スズのように卵を産む人間──卵生はこの国に30人ほどいるが、冠藍の都の中に点々と居住を構えていること。
天主様のお気に入りほど中央に住んでいるらしいこと。
だが、どんなにお気に入りの卵生でも天主様の許可なく部屋から外に出ることは決して出来ないこと。
名目上はひ弱な卵生の保護ということらしいが、実際は貴重な卵生を独占するためらしい。スズ以外の卵生は国にとって、稀少価値のある大事な存在なのだ。
とはいえ、流石に地下に閉じ込められている卵生はスズ以外にはいないようだが。
お気に入りの卵生さえ外に出られないのに、地下に閉じ込められているスズが外に出るなんて絶望的だろう。スズは暗い思考を振り切って、ユーイに話題をふった。
「それよりなんか面白い話してよ」
世辞を無視されたこともさほど気にしていない様子で、ユーイは首を傾げて言った。
「そうですね。ここから三里ほど離れたところで珍しい技芸の部族がおりましたよ」
「技芸?」
「ええ、唄を歌ったり、踊ったりする能力に優れている部族だそうで。大層愉快な連中でしたよ」
芸の能力など初めて聞いた。
天主様が棲む冠藍を中心として、それぞの部族は蟻の巣のような形に散らばって村を作っている。
部族はそれぞれ固有の能力を持っていて、それは強い腕力だったり、占いの力だったり。中には水や火を操る能力を持つ部族もいるそうだ。
先の戦争では火の一族が活躍し、天主様からたんまり褒賞を貰ったといつだったかユーイが言っていたのを思い出した。
「オレが聞いた中で一番マシな能力だね。でも、そんな部族が近くに住んでるなんてお前から聞いたことないけど」
「なんでも部族全員で旅をしているそうです。唄や踊りを披露して、金銭を貰って生活しているようですよ」
「へぇ……」
随分と変わった部族だ。
「姿形も美しい者が多くて、特に太陽のように眩しい金髪の青年は今まで見た人間の中でも間違いなく一番の美貌の持ち主で……」
先ほどスズの黒髪を美しいと絶賛していた口が、のうのうと金髪を褒めるのを白けた気分で聞いた。
そんなスズに気付き、鳥は気まずそうに話題を変えた。
「あ、あー。と言ってもその金髪は別に歌ったりするでもなくじっと後ろに控えていただけなので。スズ様お歌に比べれば容姿など大したこともございませんよ」
「あ、そう。どうでもいいけど。それでその部族はどこに旅に行くんだろう」
「聞いたところによると北に向かうと言ってましたので、窓の外から彼らの唄が聞こえることがあるかもしれませんよ」
「へぇ」
本当にそんな事があったら、どんなに素晴らしいだろう。窓の外から聞こえる歌を想像して耳を澄ませると、耳慣れたお渡りを知らせる鈴の音と足音が聞こえてきた。
ここにいると厄介だと告げようとしたときには、羽音だけ残し、ユーイの姿は消えていた。
ほっとしたのも束の間、なんの前触れもなく引き戸が開く。
「よう。また独り言か? とうとう頭もイカれちまったか」
鷹の紋が刺繍された、青染めの衣装に身を包んだ長身の青年が意地の悪いに笑い方で入ってきた。
肩をすくめると前髪の横だけ伸ばした銀髪がさらりと伸びた。後ろ髪は刈り上げてあるので余計に目に行く。本人は面倒だから切りたそうにしていたが、儚穹(ぼうきゅう)の身分は全員この髪型だと決まりがあるらしい。
切れ長でいかにも酷薄そうな瞳が、スズを見下ろした。
「銀様、お勤めご苦労様でございます」
スズが形ばかりの礼をすると、銀は面白くなさそうに鼻を鳴らしながらどかりと胡座をかいた。
「やめろ。お前に敬語を使われると気色悪ぃ」
「この間は敬語を使えと殴ったじゃないですか」
「お前の敬語には敬意がないんだよ」
自分をここに閉じ込めている相手に向かって、敬意なんてあるわけ無い。
それでも言いなりになっているのは何をどうしてもここから出ることが出来ないなら、少しでも待遇を良くしようという諦めのようなものだった。とはいえ、銀が言うには、他の卵達はもっと殊勝な態度らしいが。
「仕事忙しいの?」
「まあな。金色の卵が立て続けに生まれたから、大きな山が重なった」
「へぇ」
卵生が産む卵にはランクがある。
一番いい卵が金色の卵で、将来族長となりうる非常に優秀な者が生まれる。
次にいいのが黄色で、何かしらの能力が優れているものが多い。次に、水色。そして白。
時には突然変異も生まれるが、大抵はランク順で能力差が現れてくる。
卵は部族単位で大切に育てられ、その部族の能力者が少しずつ力を注ぐことで、部族の能力を持った赤子が孵る。
「今回は火の一族と水の一族、それに技工の一族がそれぞれ金の卵を競り落とした。懐がいっきに潤って、天主様はそれはもうお喜びだ」
「そう……」
嫌な流れになってきた。このあと言われることはもう分かりきっている。攻撃に備えて、スズはそっと目を閉じた。が、かえってそれが銀の癇に障ったようだ。
「聞いているのか、このポンコツ。そら、今日こそ金の卵が生まれるか見せてみろ」
木枯らしが吹く北外れの寂れた場所にぽつんと建てられた建物。
更に、その地下室がスズの住まいだ。
「ひまひまひ~ま~」
愚痴に音階を付けてデタラメな唄を歌う。
スズの記憶ではこれで作った唄は千曲目くらいだ。もちろん全く中身のない曲の内容など覚えていないが。
外に出ないくせに金糸が使われたやたら裾の長い服を着させられているので、踊ったり走って暇つぶしすることも出来ない。いや、やろうと思えば出来るのだが、一度それで袖を破った時に酷く折檻されたことがあるのでもうやらないと決めた。
それでも、いつか外に出られた時に動けないのでは困るので、衣装を破らないように気を付けながら立ったり座ったり歩き回ったり、無駄に動きながらひたすら唄を歌う。
せめて本でも読めればいいのだが、暗い地下室は訪問者がいないと灯もない。日中も天上近くにある格子窓から届く僅かな光しか届かず、夕方にもなるとあたりは真っ暗になった。
(まぁ、本なんてあっても文字読めないけどね)
棚に数冊ある本も銀が気まぐれに持ってきたものだが、スズは文字が読めずに挿し絵をみて楽しんだだけだ。
それも文字が読めないことを銀がしきりにバカにするので(恐らくバカにするために持ってきたのだろう)、本を開くこと自体が億劫になり、いまでは地下室の景色の一部と化している。
黒い石壁で出来た小さな地下室には、赤を基調とした立派な調度品が置かれているが、そもそも棚と寝具と御簾しかないので、いかんせんがらんとした印象は否めない。
世話役は毎朝布団と食事の交換をして、スズの身支度を一通りしていくだけ。暇がつぶせる気が利いたものは一切持ってきたことがない。
仕方なく、スズは今日も適当な鼻歌を歌って、余りある時間を退屈に過ごした。唯一の救いは、格子窓の隙間に止まったキジバトのユーイが相槌をうってくれること。それだって気まぐれな小鳥はいつ飛び立つかも分からない。
「どうせ歌うならもう少し素敵なお歌にしてくださいな。卵生の方は皆さんお歌がお得意でしょう」
「しょうがねぇよ。オレって卵生だなんて思えないくらい下品で無能なんだって。たぶん出来損ないの卵生なんだ。卵生って鮮やかな色の髪だったり瞳だったりするみたいだけど、見ての通り真っ黒だし」
「人間の価値感なんてつまらいものに囚われますな。新月の吸い込まれそうな夜空のようで、わたくしには大層美しく見えますがね」
このユーイがスズの元にやって来てからこれで二回目の春になる。キジバト達はそれぞれお気に入りの卵生がいて、窓辺で卵生の歌を聞いたり、代わりに卵生に外の話をしてやったりするものらしい。
という話もスズはこのユーイから聞いた。
なぜならそれまで、ユーイの元に訪れるキジバトなどいなかったからだ。
ユーイになぜスズの元に来るようになったのか聞いたが、変な歌が癖になるからだと言った。おかしな鳥だが、ユーイが来てから外の世界の話が聞けるので、スズにとっては有り難いことこのうえない。
ユーイが来てから知ったことは沢山ある。
スズのように卵を産む人間──卵生はこの国に30人ほどいるが、冠藍の都の中に点々と居住を構えていること。
天主様のお気に入りほど中央に住んでいるらしいこと。
だが、どんなにお気に入りの卵生でも天主様の許可なく部屋から外に出ることは決して出来ないこと。
名目上はひ弱な卵生の保護ということらしいが、実際は貴重な卵生を独占するためらしい。スズ以外の卵生は国にとって、稀少価値のある大事な存在なのだ。
とはいえ、流石に地下に閉じ込められている卵生はスズ以外にはいないようだが。
お気に入りの卵生さえ外に出られないのに、地下に閉じ込められているスズが外に出るなんて絶望的だろう。スズは暗い思考を振り切って、ユーイに話題をふった。
「それよりなんか面白い話してよ」
世辞を無視されたこともさほど気にしていない様子で、ユーイは首を傾げて言った。
「そうですね。ここから三里ほど離れたところで珍しい技芸の部族がおりましたよ」
「技芸?」
「ええ、唄を歌ったり、踊ったりする能力に優れている部族だそうで。大層愉快な連中でしたよ」
芸の能力など初めて聞いた。
天主様が棲む冠藍を中心として、それぞの部族は蟻の巣のような形に散らばって村を作っている。
部族はそれぞれ固有の能力を持っていて、それは強い腕力だったり、占いの力だったり。中には水や火を操る能力を持つ部族もいるそうだ。
先の戦争では火の一族が活躍し、天主様からたんまり褒賞を貰ったといつだったかユーイが言っていたのを思い出した。
「オレが聞いた中で一番マシな能力だね。でも、そんな部族が近くに住んでるなんてお前から聞いたことないけど」
「なんでも部族全員で旅をしているそうです。唄や踊りを披露して、金銭を貰って生活しているようですよ」
「へぇ……」
随分と変わった部族だ。
「姿形も美しい者が多くて、特に太陽のように眩しい金髪の青年は今まで見た人間の中でも間違いなく一番の美貌の持ち主で……」
先ほどスズの黒髪を美しいと絶賛していた口が、のうのうと金髪を褒めるのを白けた気分で聞いた。
そんなスズに気付き、鳥は気まずそうに話題を変えた。
「あ、あー。と言ってもその金髪は別に歌ったりするでもなくじっと後ろに控えていただけなので。スズ様お歌に比べれば容姿など大したこともございませんよ」
「あ、そう。どうでもいいけど。それでその部族はどこに旅に行くんだろう」
「聞いたところによると北に向かうと言ってましたので、窓の外から彼らの唄が聞こえることがあるかもしれませんよ」
「へぇ」
本当にそんな事があったら、どんなに素晴らしいだろう。窓の外から聞こえる歌を想像して耳を澄ませると、耳慣れたお渡りを知らせる鈴の音と足音が聞こえてきた。
ここにいると厄介だと告げようとしたときには、羽音だけ残し、ユーイの姿は消えていた。
ほっとしたのも束の間、なんの前触れもなく引き戸が開く。
「よう。また独り言か? とうとう頭もイカれちまったか」
鷹の紋が刺繍された、青染めの衣装に身を包んだ長身の青年が意地の悪いに笑い方で入ってきた。
肩をすくめると前髪の横だけ伸ばした銀髪がさらりと伸びた。後ろ髪は刈り上げてあるので余計に目に行く。本人は面倒だから切りたそうにしていたが、儚穹(ぼうきゅう)の身分は全員この髪型だと決まりがあるらしい。
切れ長でいかにも酷薄そうな瞳が、スズを見下ろした。
「銀様、お勤めご苦労様でございます」
スズが形ばかりの礼をすると、銀は面白くなさそうに鼻を鳴らしながらどかりと胡座をかいた。
「やめろ。お前に敬語を使われると気色悪ぃ」
「この間は敬語を使えと殴ったじゃないですか」
「お前の敬語には敬意がないんだよ」
自分をここに閉じ込めている相手に向かって、敬意なんてあるわけ無い。
それでも言いなりになっているのは何をどうしてもここから出ることが出来ないなら、少しでも待遇を良くしようという諦めのようなものだった。とはいえ、銀が言うには、他の卵達はもっと殊勝な態度らしいが。
「仕事忙しいの?」
「まあな。金色の卵が立て続けに生まれたから、大きな山が重なった」
「へぇ」
卵生が産む卵にはランクがある。
一番いい卵が金色の卵で、将来族長となりうる非常に優秀な者が生まれる。
次にいいのが黄色で、何かしらの能力が優れているものが多い。次に、水色。そして白。
時には突然変異も生まれるが、大抵はランク順で能力差が現れてくる。
卵は部族単位で大切に育てられ、その部族の能力者が少しずつ力を注ぐことで、部族の能力を持った赤子が孵る。
「今回は火の一族と水の一族、それに技工の一族がそれぞれ金の卵を競り落とした。懐がいっきに潤って、天主様はそれはもうお喜びだ」
「そう……」
嫌な流れになってきた。このあと言われることはもう分かりきっている。攻撃に備えて、スズはそっと目を閉じた。が、かえってそれが銀の癇に障ったようだ。
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