15 / 66
求めあうカラダ②
しおりを挟む
「早瀬…」
「……冗談です。だから早く安奈のところへ帰ってください。」
「…早瀬?」
もう色んな感情が限界だった。
先生を好きな気持ちと友達の夫だという現実と挟まれているのが苦しくて仕方なかった。
感情が抑えきれなくてポロポロと涙を流していた。
そのまま顔をあげて先生を見つめた。
こんなに先生の顔をキチンと真正面からみたのは、あの日のホテル以来だ。
安奈と結婚してから顔をできるだけ合わせないようにしていた。
先生は右手で奈々の涙をぬぐった。
先生の手は吸い付いたように奈々の頬から離れなくなっていた。
「先生…」
奈々から先生に抱きついた。
「今なら先生のあの時の気持ちわかるな…」
「え?」
「先生、お願いです。私の腕を振り払って帰ってください。
そしたら私先生のこと諦めれる。
もう私、苦しいんです。
先生は友達の夫で…
だけど先生を見かけるたびに、
声をきくたびに、
先生に触れられるだけで…
先生のことカラダが欲してる。
アタマではどうすればいいのかわかっているのに…
だから、このまま安奈のところへ帰ってほしい…」
大粒の涙を流しながら、先生の首に腕を回し抱きつく奈々。
もう自分の想いはぶつけた…
あとは先生が部屋から出て行くだけ――
“カチ…カチ…”
時計の音が部屋中に響き渡る。
「早瀬、ごめん。」
そういって先生にベッドに押し倒された。
「俺だって早瀬のこと忘れたわけじゃない。
ずっとまた抱きたいって思っていた。」
「せんせッ…んッ」
先生は奈々にキスをした。
前とは違って最初から息ができないぐらいの激しいキスを――
離れていた今までの時間を埋めるぐらいの情熱のキス
「奈々…」
名前を愛おしそうに呼ぶのは変わってない。
耳元で囁かれるだけで全身が熱をもったみたいに火照る。
服も勢いよく剥ぎ取られ、あっという間に下着もとられていた。
自分でも気づかないぐらいのスピードだった。
「先生、お願い、電灯消して。恥ずかしいから…」
部屋の電灯のことまで気が回らなかったが、裸になって初めて電灯がまだついていることに気づいた。
カラダを腕で隠しながら先生にお願いしてみる。
「恥かしくて無理だよ…」
“ギシッ…”
先生が奈々に近づき、両腕で奈々の顔を囲っておでこを撫でてきた。
「奈々の感じている顔をみたいんだ…ダメ?」
年上の男に上目遣いでこんな風に子供みたいにお願いされて、嫌とはいえない。
むしろ子供みたいに可愛くて、胸がきゅんとなった。
奈々は返事はせず首を縦に振った。
先生は奈々の頬に音をたててキスをした。
そのまま首から胸へおりていった。
「アッ…アッ」
「感じる部分は昔と変わらないんだな。」
先生、本当に覚えていてくれているんだ…
快感で遠のく意識のなかそう思った。
「ヤダ…イヤッ」
先生はそのままどんどん下のほうへ舌が伸びていく。
奈々は恥ずかしくて両腕で顔を隠す。
「奈々…」
先生は一旦ストップし奈々に話しかける。
「手で顔を隠されたら、電灯の意味ないよ。」
「そうだけど…」
「奈々の色んな表情ちゃんとこの目でみて、覚えておきたいんだ。」
その気持ちはよくわかった
私だって同じ気持ちだ
奈々は腕の力を緩め両腕を枕の横におく。
そして先生と甘い甘いキス――
“グッ…”
先生が奈々の中に入ってこようとしていた。
「あ…待って、先生、待って。」
「…何で?」
「だけど、なんか信じられなくて…それにこのままいったら…アッ」
「もうこんなに濡れているのに今さらッ…」
「だって、先生は…ッ」
安奈のところへ戻るの?
私たち、これからどうなるの?
これから先未来が怖いよ
先生に聞きたいのに快感で言葉が出ないよ。。。
「……冗談です。だから早く安奈のところへ帰ってください。」
「…早瀬?」
もう色んな感情が限界だった。
先生を好きな気持ちと友達の夫だという現実と挟まれているのが苦しくて仕方なかった。
感情が抑えきれなくてポロポロと涙を流していた。
そのまま顔をあげて先生を見つめた。
こんなに先生の顔をキチンと真正面からみたのは、あの日のホテル以来だ。
安奈と結婚してから顔をできるだけ合わせないようにしていた。
先生は右手で奈々の涙をぬぐった。
先生の手は吸い付いたように奈々の頬から離れなくなっていた。
「先生…」
奈々から先生に抱きついた。
「今なら先生のあの時の気持ちわかるな…」
「え?」
「先生、お願いです。私の腕を振り払って帰ってください。
そしたら私先生のこと諦めれる。
もう私、苦しいんです。
先生は友達の夫で…
だけど先生を見かけるたびに、
声をきくたびに、
先生に触れられるだけで…
先生のことカラダが欲してる。
アタマではどうすればいいのかわかっているのに…
だから、このまま安奈のところへ帰ってほしい…」
大粒の涙を流しながら、先生の首に腕を回し抱きつく奈々。
もう自分の想いはぶつけた…
あとは先生が部屋から出て行くだけ――
“カチ…カチ…”
時計の音が部屋中に響き渡る。
「早瀬、ごめん。」
そういって先生にベッドに押し倒された。
「俺だって早瀬のこと忘れたわけじゃない。
ずっとまた抱きたいって思っていた。」
「せんせッ…んッ」
先生は奈々にキスをした。
前とは違って最初から息ができないぐらいの激しいキスを――
離れていた今までの時間を埋めるぐらいの情熱のキス
「奈々…」
名前を愛おしそうに呼ぶのは変わってない。
耳元で囁かれるだけで全身が熱をもったみたいに火照る。
服も勢いよく剥ぎ取られ、あっという間に下着もとられていた。
自分でも気づかないぐらいのスピードだった。
「先生、お願い、電灯消して。恥ずかしいから…」
部屋の電灯のことまで気が回らなかったが、裸になって初めて電灯がまだついていることに気づいた。
カラダを腕で隠しながら先生にお願いしてみる。
「恥かしくて無理だよ…」
“ギシッ…”
先生が奈々に近づき、両腕で奈々の顔を囲っておでこを撫でてきた。
「奈々の感じている顔をみたいんだ…ダメ?」
年上の男に上目遣いでこんな風に子供みたいにお願いされて、嫌とはいえない。
むしろ子供みたいに可愛くて、胸がきゅんとなった。
奈々は返事はせず首を縦に振った。
先生は奈々の頬に音をたててキスをした。
そのまま首から胸へおりていった。
「アッ…アッ」
「感じる部分は昔と変わらないんだな。」
先生、本当に覚えていてくれているんだ…
快感で遠のく意識のなかそう思った。
「ヤダ…イヤッ」
先生はそのままどんどん下のほうへ舌が伸びていく。
奈々は恥ずかしくて両腕で顔を隠す。
「奈々…」
先生は一旦ストップし奈々に話しかける。
「手で顔を隠されたら、電灯の意味ないよ。」
「そうだけど…」
「奈々の色んな表情ちゃんとこの目でみて、覚えておきたいんだ。」
その気持ちはよくわかった
私だって同じ気持ちだ
奈々は腕の力を緩め両腕を枕の横におく。
そして先生と甘い甘いキス――
“グッ…”
先生が奈々の中に入ってこようとしていた。
「あ…待って、先生、待って。」
「…何で?」
「だけど、なんか信じられなくて…それにこのままいったら…アッ」
「もうこんなに濡れているのに今さらッ…」
「だって、先生は…ッ」
安奈のところへ戻るの?
私たち、これからどうなるの?
これから先未来が怖いよ
先生に聞きたいのに快感で言葉が出ないよ。。。
0
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
ずっと君のこと ──妻の不倫
家紋武範
大衆娯楽
鷹也は妻の彩を愛していた。彼女と一人娘を守るために休日すら出勤して働いた。
余りにも働き過ぎたために会社より長期休暇をもらえることになり、久しぶりの家族団らんを味わおうとするが、そこは非常に味気ないものとなっていた。
しかし、奮起して彩や娘の鈴の歓心を買い、ようやくもとの居場所を確保したと思った束の間。
医師からの検査の結果が「性感染症」。
鷹也には全く身に覚えがなかった。
※1話は約1000文字と少なめです。
※111話、約10万文字で完結します。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる