初恋の人。

かのん

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初恋の人。応援特典

海斗バージョン⑦

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「俺は…花音が好きだよ。」



「海斗君…」



「初めて恋をした花音のことが今でも好きだよ。」



「海斗君!」



初恋の人



その人が今自分の腕の中にいる



抱きしめれば花音も抱きしめてきてくれる



思いが通じ合うって



こんなにも温かくて柔らかくて――



涙が出てしまうんだろう…



「海斗君海外ってどこに行くの…?」



「え…?海外?」



「海外に行くんでしょ?」



「いや、仕事の関係で北海道に…」



「そうなの…?」



「翔がそういったの?」



「うん…」



翔…わざとそういったんだな…



「でも仕事の関係って…仕事大丈夫になったの…?」



「実は…カノンちゃんのおかげなんだ。」



「え?」



「俺が花音を助けるところを写真撮っていたみたいで…それをSNSにあげてくれて俺が対応におくれたことや包帯を巻いていたこととかを説明してくれたみたいで…おかげで仕事戻れたんだ。」



「だってさっき仕事も住むところもないって…」



「…でも俺はいつそうなるかわからないけど、それでもいいの?」



「うん!海斗君がいてくれたらそれでいい!」



両親に愛されて育ってない俺にとって



自分が愛している人にいるだけでいいって言われて…



胸が熱くなる――



「そうだ、イチゴありがとう。」



「もう食べた?」



「ううん、まだ――あ!」



「いただき~♪」



海斗がまた幼稚園の頃のように花音のイチゴを奪い取る



「え!?」



「ふふッ♪」



海斗が奪い取ったイチゴを花音が海斗の手から食べてしまった



「もう取られないよ♪」



そういって笑顔で笑いかけてくれる花音は俺にとって天使――



「!?」



花音の唇に吸い込まれるように自分の唇を重ねる。



「…うん、このイチゴ美味しい。」



「///」



たくさんの人がいる空港で



二人だけのイチゴのような甘酸っぱい空間――



これからも初恋の人と甘酸っぱい恋をしていきたい




【完】

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