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甘くて酸っぱい苺のような恋愛
和解!?
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「はぁ…」
朝からどんよりした気分…
そして今日も残業…
「ここはこれでいいんですかぁ?」
「いや、ここはこっちのテンプレを使って…」
「わぁ!ありがとうございます!」
「ちょっと!松阪さん。マネージャーじゃなくて私の後任だから私に聞いてよ。」
「だって~マネージャーのほうがわかりやすいし…」
里香はイライラしながらも凛にがんばって教えようとしているが、凛がすぐマネージャーの席へ行って話しこんでしまう。
なんかこんなんじゃ職場の雰囲気が…
「先輩、今日も残業ですか?」
「うん…残業だと思う。」
「すいません…私がちゃんと松阪さんをみていないから…」
自分の仕事をしながら指導するのは大変だ。
「いやいや、里香ちゃんのせいじゃないよ!それより里香ちゃん体調は大丈夫なの?」
「最近立つのがしんどくて…だから中々松阪さんを追いかけられなくて…」
里香ちゃんが申し訳なさそうに話しているのを見ていると段々翔に対してイライラしてくる。
だって松坂さんにちゃんと自分の仕事してもらって
自分が自分の仕事してくれたら
里香ちゃんはこんな思いをしなくていいわけで
私も残業しなくていいわけだし…
やっぱりビシッと言えないのは元カノだからなの…?
「あの、マネージャー…お話があるんですけど…」
よし、ここはプライベートのことは忘れて仕事のことだけ考えて…
「はい。松阪さん、わからなかったら荒井さんに聞いて。」
「…はい。」
凜は不満そうに答える。
「あの…ちょっと外でいいですか?」
花音は翔を休憩室へ誘う。
プライベートなことは言わない、言わない…
ブツブツと呪文のように唱えながら休憩室へ向かう。
「あの、マネージャー…」
「何か飲む?」
「え!?あ、じゃあ…イチゴミルクを…」
「はいはい、イチゴね。」
クスッと翔は微笑みながらイチゴミルクを買ってくれる。
「ありがとう…じゃなくて、仕事のことなんだけど!」
「ごめんな、残業。」
「え……いや…」
「荒井さんが妊娠しながらも実務こなしながら研修するの大変かと思って助けていたつもりだったんだけど、結局花音に負担かけちゃって…」
「…」
わかってたんじゃん…
だけど私嫉妬がかってしまって翔君の気持ちまで気づいてあげれなかった
なんか自分が嫌だな…
「悪いけど今日も残業してくれる?どうしても手伝ってほしいのがあってさ。」
「え!?」
「一緒に残業して一緒に帰ろう。」
「え…一緒に帰っていいの?」
「今までだって普通に帰ってたじゃん。大丈夫だよ、一緒に帰るぐらい。」
「そう…だよね。」
確かに付き合う前は普通に一緒に帰ったりしていたし…
むしろ付き合ってからのほうが一緒に帰ってない
「じゃあ、約束。」
「うん…///」
残業嫌だったけど嬉しくなってきた!
楽しみだな~ご飯とか一緒に食べて帰りたいな~
「結局残業押し付けられているんじゃないですか。」
浮かれている花音に里香がズバッという。
「でも一緒に帰れるならいいかなって…」
「先輩が幸せならいいですけど~じゃあ私お先に失礼します。お疲れ様です。松阪さん、帰りますよ!」
「え~マネージャーが残業なら私も…」
「何言っているんですか。あなたは私の後任なんだから私が帰ったら仕事ないんだし帰りますよ。」
「え~」
ブツブツ言いながらも凛も帰る支度をする。
朝からどんよりした気分…
そして今日も残業…
「ここはこれでいいんですかぁ?」
「いや、ここはこっちのテンプレを使って…」
「わぁ!ありがとうございます!」
「ちょっと!松阪さん。マネージャーじゃなくて私の後任だから私に聞いてよ。」
「だって~マネージャーのほうがわかりやすいし…」
里香はイライラしながらも凛にがんばって教えようとしているが、凛がすぐマネージャーの席へ行って話しこんでしまう。
なんかこんなんじゃ職場の雰囲気が…
「先輩、今日も残業ですか?」
「うん…残業だと思う。」
「すいません…私がちゃんと松阪さんをみていないから…」
自分の仕事をしながら指導するのは大変だ。
「いやいや、里香ちゃんのせいじゃないよ!それより里香ちゃん体調は大丈夫なの?」
「最近立つのがしんどくて…だから中々松阪さんを追いかけられなくて…」
里香ちゃんが申し訳なさそうに話しているのを見ていると段々翔に対してイライラしてくる。
だって松坂さんにちゃんと自分の仕事してもらって
自分が自分の仕事してくれたら
里香ちゃんはこんな思いをしなくていいわけで
私も残業しなくていいわけだし…
やっぱりビシッと言えないのは元カノだからなの…?
「あの、マネージャー…お話があるんですけど…」
よし、ここはプライベートのことは忘れて仕事のことだけ考えて…
「はい。松阪さん、わからなかったら荒井さんに聞いて。」
「…はい。」
凜は不満そうに答える。
「あの…ちょっと外でいいですか?」
花音は翔を休憩室へ誘う。
プライベートなことは言わない、言わない…
ブツブツと呪文のように唱えながら休憩室へ向かう。
「あの、マネージャー…」
「何か飲む?」
「え!?あ、じゃあ…イチゴミルクを…」
「はいはい、イチゴね。」
クスッと翔は微笑みながらイチゴミルクを買ってくれる。
「ありがとう…じゃなくて、仕事のことなんだけど!」
「ごめんな、残業。」
「え……いや…」
「荒井さんが妊娠しながらも実務こなしながら研修するの大変かと思って助けていたつもりだったんだけど、結局花音に負担かけちゃって…」
「…」
わかってたんじゃん…
だけど私嫉妬がかってしまって翔君の気持ちまで気づいてあげれなかった
なんか自分が嫌だな…
「悪いけど今日も残業してくれる?どうしても手伝ってほしいのがあってさ。」
「え!?」
「一緒に残業して一緒に帰ろう。」
「え…一緒に帰っていいの?」
「今までだって普通に帰ってたじゃん。大丈夫だよ、一緒に帰るぐらい。」
「そう…だよね。」
確かに付き合う前は普通に一緒に帰ったりしていたし…
むしろ付き合ってからのほうが一緒に帰ってない
「じゃあ、約束。」
「うん…///」
残業嫌だったけど嬉しくなってきた!
楽しみだな~ご飯とか一緒に食べて帰りたいな~
「結局残業押し付けられているんじゃないですか。」
浮かれている花音に里香がズバッという。
「でも一緒に帰れるならいいかなって…」
「先輩が幸せならいいですけど~じゃあ私お先に失礼します。お疲れ様です。松阪さん、帰りますよ!」
「え~マネージャーが残業なら私も…」
「何言っているんですか。あなたは私の後任なんだから私が帰ったら仕事ないんだし帰りますよ。」
「え~」
ブツブツ言いながらも凛も帰る支度をする。
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