初恋の人。

かのん

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寝言②

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「そう…だよね。ごめんね。」



花音の申し訳なさそうな顔をみたら、自分もどうすればいいのかわからなくなるーー



理性が飛んでもよかったのか…?



「家に送るから。車で待ってる。」




“チャリ…”



スェットのまま出て、玄関の鍵だけテーブルに置いてきた。



「はぁ…」



いつから?




いつから俺こんな風になった?















いつからこんなにドキドキするようになったんだーー?




「お待たせ…」



「あぁ…」



翔と花音は無言のまま車に乗り込んだ。



「あの…昨日は本当にありがとう。助かりました。」



「別に何も…」



“ピリリリリリッ…”



「あ、ごめん….」



花音の携帯が鳴り出した。















「もしもし……海斗君!?」












――海斗!?こんな朝早くから?



隣で話す花音の会話についつい耳が反応してしまう。



「え!?お母さんが?てか海斗君!?」



花音の家の前に海斗が携帯を耳にあて立っていた。



「花音、よかった~お母さん心配してたよ。」


「あ…そっかお母さんに連絡してなかった…だけど何で海斗君が?」



「この間送っていったとき電話番号交換して、今朝花音から連絡がないって俺に連絡きたんだよ。」



「ごめんなさい。昨日家の鍵が見つからなくて家に入れなくて…」



海斗の横にはキャリーバッグが置いてあった。



「もしかして出張先から…」



「朝一で帰ってきた。」



「ごめんなさい…」



「俺にごめんなさいはいいから。お母さん心配しているから家に入って。一人娘だから心配しているんだよ。」



海斗が花音の背中を押して玄関へつれていった。



「翔君!ありがとう!また会社で…」



「あぁ…」



「さてと…」



「…家まで送ろうか?」



「いいよ。まだ出張先で仕事残ってるんだ。タクシー拾うから。」



出張先から朝一でかけつけるぐらい花音が好きなのか――



「じゃあ…」



「翔!」



「ん?」



「お前と話がしたい。ちょっといい?」











海斗の花音への思いは本物なのが伝わってくる――



でも彼女がいる自分は・・・



どうなんだ?




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