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everyday!!
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しおりを挟むフロアに降りるとアスリートのように身体を温めているひとやネロの人と先輩達のチームで楽しそうに話し合ったりみんな自由に寛いでいる。
これからの後夜祭が楽しみなのだろう、笑い声が絶えない。
先輩たちは用があるみたいで、各々バラバラにどこかに向かっていった。この辺に居てねと言われたので目立ちやすい階段で待つ。
「唯と氷怜先輩話せてるかなぁ……」
優が二階を眺めながら口調は心配そうに、顔は面白そうに言うのでおもわず笑ってしまった。
「唯が押し切るのと、先輩がデレさせるのどっちだろうな」
「いやあ、先輩の猛攻撃に一票」
「俺もそう思う」
軽口を叩きながら階段に腰掛ける。思えばバイトの連勤から試合、休む暇なくまたバイト、そして今日が来た。怒涛のスケジュールにも関わらず体は意外と大丈夫そうだ。優はあくびしたので疲れてるのかも。
「眠いか?」
「んー……でも後夜祭気になるかな」
「まあ、観たいよなぁ。始まるまで寝るか?」
んーとかうーんとか言いながらも優が肩に寄りかかる。かなり眠たいようだ。
「上の部屋借りようかな……」
「普通に寝ちゃいそうなんだよなぁ」
「そうなんだよね……ふあ……」
またあくび、ちゃんと口を隠すところが優らしい。
「おいお前ら……」
突然後ろから声をかけられた。数十人はいるだろうか、俺も優数の多さに固まる。
前に紹介されたチームの人はいわゆる幹部クラスの人たちらしく、全員を紹介されたわけではない。試合で顔は見ていても名前がわからない人の方がもちろん多い。こう言う時は取り敢えず自分から名乗るべきだな。
「えと、初めまして。いや、改めまして?野島秋裕です。こっちは……」
「坂下優夜です……」
「おう……」
1番前にいた人に返事はもらえたものの用がないと俺たちとしても話しづらい。話の種と、ついでにここには居ない唯の紹介をしてみることにした。
「あと、もう1人のちょっと髪長めの子は高瀬唯斗です」
「ああ……てかあいつって男?女か?」
「ぶは!」
やばい、突然の性別判断の話題に吹き出してしまった。その俺に優がチョップを入れてきたのですぐさま訂正を入れる。
「あれでも、ものすごい男子っすよ」
女性に対してだけかもしれないが。
俺の言葉に訝しげだが納得したようだ。あとで唯を連れて服を脱がせよう。決意した時にはもうみんなの顔が笑いを堪えていた。
「まあ、確かにあれは……ヤバかったな……ふっ」
「おま、笑うなよ」
「移るからっ……ははっ」
だんだん全員が肩を震わせて笑い始める。
唯やっぱお前やばいって。
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