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第六章
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『ジュリ、どうしたの?』
『だって…見ちゃったら悪いし、は、恥ずかしい』
『ふふっ、ジュリはホントに』
顔を隠しても、ケントとガイの息遣いはわかる。普通じゃ聞かない吐息と水音。
なんか変だ…。僕もキスしたくなっちゃうよ。グリグリと顔を押し付け熱を誤魔化す。
『もう、顔上げても大丈夫だよ』
アシュリーの言葉に、ぴったりくっ付いていたことを思い出した。ケントとガイが居るのに…。恐る恐る顔を上げると、真っ赤な顔のケントとケントを抱きしめるガイがこちらを見ていた。
「あ、あの…ジュリアン、ありがと。それから…変なことお願いして悪かったよ。アシュリーも…」
ケントがモソモソと小さな声で謝ってくれた。
「ガイ、その先もここで見ててやろうか?」
「!……いや、遠慮しとく」
「ケントは望んでるよ、きっと…。まあ、二人が決めることだから、俺は口出ししないけど…。次もジュリアンに同じ相談されたって、ガイも困るだろう?」
「そうだな…何するかわからない…」
ケントの頭を撫でて、おでこにキスをする。ケントは恥ずかしそうにするけれど、ガイから離れようとはしなかった。幸せそうな、惚けた顔でガイを見る。
「アシュ、どう言うこと?」
「キスしそうでびっくりしたって話さ。その先の相談されたジュリがケントと何をするかとか、考えたくもない」
「なっ!何もしないよ!」
「お、俺もそんな相談しない!」
「…どうだか…天然二人はわからん。さっきだって、角度によってはくっ付いて見えた」
コレやるよとアシュリーがガイに何かを手渡した。よく見るといつもの花の香りのする香油の入った小瓶…。なんか生々しいです…。
二人が帰った。
「アシュ!キス!キスして!」
「ジュリアン…おいで。可愛い。ふふっ、キスしてるの見て、感じちゃった?」
「ち、違う」
「違わないだろ?」
「ヤダ、キス…んっ、はぁぁ」
チュッチュッと触れる唇はもどかしい。唇に神経を集中させて、熱い吐息を堪能する。少し離し、顔を覗き込むアシュリーの瞳は優しく僕を包む。
「凄い、惚けた顔してる」
物足りなくて舌先を出すと、ふふっと嬉しそうな笑顔が見えた。僕のして欲しいことがわかっているアシュリーの舌が口内に入ってくる。舌を絡ませ甘噛みされた。段々熱のこもったキスになる。
「はぁ…ふぅ」
角度を変えて何度も舌を絡ませる。一旦離れ、お互いの顔を見てまた唇を合わせた。欲情した瞳に煽られ、力が抜けてしまう。けれど、しっかりと抱きとめられてそんな些細なことでも嬉しくなる。
「ねぇ…キスだけでいいの?いやらしいジュリはキスだけで満足できるの?ほら、ここ、こんなになってる」
「いゃぁ…んっ」
アシュリーの手が服の上からおちんちんを掴み、片方の手は身体中を這い回る。
「はぁっ…アシュ、好き」
「ジュリ…」
唇をなぞるアシュリーの指を口に含んだ。両手で持って夢中で舌を絡ませ、指の股から爪まで丁寧に舐めていく。その先を想像して下半身に熱が集まる。
その先…ケントはガイともっと仲良くなれるのかな?僕はアシュリーの腕の中にいると幸せになれる。恥ずかしい時もあるけれど、アシュリーになら全て見せることができる。ケントもきっと…。
「ジュリ、何考えてるの?」
『ア、アシュリーの事…』
『嘘ついちゃダメ。ケントとガイの事考えてただろ?』
『違うよ!アシュの腕の中は…僕の、大好きな、場所だなって…ふぅっん』
服は既に脱がされている。胸の先端を抓られ、首筋から鎖骨に痕を残すようなキスを受ける。ゾクゾクとした痺れるような快感が僕を襲う。アシュリーが触れる所、どこもかもが敏感に反応する。何度もこうして仲良くしてても、毎回初めてのような羞恥と緊張と喜びを感じる。
「ジュリ…綺麗だよ」
足を開かれ、その間にアシュリーが入り腰を持ち上げる。お尻の窄まりにフッと息を吹きかけ、唇が触れる。
「ひゃぁ…ア、アシュ…そんなとこに、キスしないで…」
舌が襞をなぞるように動き、丁寧に行ったり来たりを繰り返す。尖らせた舌先を入り込ませ、いつもと違う感覚に腰が自然と揺れてしまう。
太ももを撫でる手も気持ちいい。こんな恥ずかしい格好をしているのにもっとと強請るような声が漏れる。
「…んっ、んっ…はぁぁ…あ、あっ」
『気持ちいい?』
「ぃゃぁ…はぁぁ、んっ…」
『ジュリ…愛してるよ。可愛いジュリ…俺以外の誰ともキスなんかしないでね。ケントだって許さないよ』
『わ、わかってる。しないよ。アシュも…アシュも…』
『俺もジュリだけだよ。生涯でただ一人だ』
『…嬉しい』
僕を横たえて覆い被さり、髪をかきあげおでこにキスをする。
「好きだよ」
「うん。僕も大好き」
痺れる腕を首に回し、唇を合わせた。
「すごいトロンとした顔」
「ふぅん…」
触れるだけだった僕の唇を割って、舌が入り縦横無尽に動く。それと同時におちんちんがゆっくり挿入ってくる。顔中にキスの雨を降らせアシュリーの気持ちが心に沁みこむ。
アシュリーのが僕の甘い場所を掠める。一度ギリギリまで抜かれ、奥を突かれると身体が喜びに震えた
『だって…見ちゃったら悪いし、は、恥ずかしい』
『ふふっ、ジュリはホントに』
顔を隠しても、ケントとガイの息遣いはわかる。普通じゃ聞かない吐息と水音。
なんか変だ…。僕もキスしたくなっちゃうよ。グリグリと顔を押し付け熱を誤魔化す。
『もう、顔上げても大丈夫だよ』
アシュリーの言葉に、ぴったりくっ付いていたことを思い出した。ケントとガイが居るのに…。恐る恐る顔を上げると、真っ赤な顔のケントとケントを抱きしめるガイがこちらを見ていた。
「あ、あの…ジュリアン、ありがと。それから…変なことお願いして悪かったよ。アシュリーも…」
ケントがモソモソと小さな声で謝ってくれた。
「ガイ、その先もここで見ててやろうか?」
「!……いや、遠慮しとく」
「ケントは望んでるよ、きっと…。まあ、二人が決めることだから、俺は口出ししないけど…。次もジュリアンに同じ相談されたって、ガイも困るだろう?」
「そうだな…何するかわからない…」
ケントの頭を撫でて、おでこにキスをする。ケントは恥ずかしそうにするけれど、ガイから離れようとはしなかった。幸せそうな、惚けた顔でガイを見る。
「アシュ、どう言うこと?」
「キスしそうでびっくりしたって話さ。その先の相談されたジュリがケントと何をするかとか、考えたくもない」
「なっ!何もしないよ!」
「お、俺もそんな相談しない!」
「…どうだか…天然二人はわからん。さっきだって、角度によってはくっ付いて見えた」
コレやるよとアシュリーがガイに何かを手渡した。よく見るといつもの花の香りのする香油の入った小瓶…。なんか生々しいです…。
二人が帰った。
「アシュ!キス!キスして!」
「ジュリアン…おいで。可愛い。ふふっ、キスしてるの見て、感じちゃった?」
「ち、違う」
「違わないだろ?」
「ヤダ、キス…んっ、はぁぁ」
チュッチュッと触れる唇はもどかしい。唇に神経を集中させて、熱い吐息を堪能する。少し離し、顔を覗き込むアシュリーの瞳は優しく僕を包む。
「凄い、惚けた顔してる」
物足りなくて舌先を出すと、ふふっと嬉しそうな笑顔が見えた。僕のして欲しいことがわかっているアシュリーの舌が口内に入ってくる。舌を絡ませ甘噛みされた。段々熱のこもったキスになる。
「はぁ…ふぅ」
角度を変えて何度も舌を絡ませる。一旦離れ、お互いの顔を見てまた唇を合わせた。欲情した瞳に煽られ、力が抜けてしまう。けれど、しっかりと抱きとめられてそんな些細なことでも嬉しくなる。
「ねぇ…キスだけでいいの?いやらしいジュリはキスだけで満足できるの?ほら、ここ、こんなになってる」
「いゃぁ…んっ」
アシュリーの手が服の上からおちんちんを掴み、片方の手は身体中を這い回る。
「はぁっ…アシュ、好き」
「ジュリ…」
唇をなぞるアシュリーの指を口に含んだ。両手で持って夢中で舌を絡ませ、指の股から爪まで丁寧に舐めていく。その先を想像して下半身に熱が集まる。
その先…ケントはガイともっと仲良くなれるのかな?僕はアシュリーの腕の中にいると幸せになれる。恥ずかしい時もあるけれど、アシュリーになら全て見せることができる。ケントもきっと…。
「ジュリ、何考えてるの?」
『ア、アシュリーの事…』
『嘘ついちゃダメ。ケントとガイの事考えてただろ?』
『違うよ!アシュの腕の中は…僕の、大好きな、場所だなって…ふぅっん』
服は既に脱がされている。胸の先端を抓られ、首筋から鎖骨に痕を残すようなキスを受ける。ゾクゾクとした痺れるような快感が僕を襲う。アシュリーが触れる所、どこもかもが敏感に反応する。何度もこうして仲良くしてても、毎回初めてのような羞恥と緊張と喜びを感じる。
「ジュリ…綺麗だよ」
足を開かれ、その間にアシュリーが入り腰を持ち上げる。お尻の窄まりにフッと息を吹きかけ、唇が触れる。
「ひゃぁ…ア、アシュ…そんなとこに、キスしないで…」
舌が襞をなぞるように動き、丁寧に行ったり来たりを繰り返す。尖らせた舌先を入り込ませ、いつもと違う感覚に腰が自然と揺れてしまう。
太ももを撫でる手も気持ちいい。こんな恥ずかしい格好をしているのにもっとと強請るような声が漏れる。
「…んっ、んっ…はぁぁ…あ、あっ」
『気持ちいい?』
「ぃゃぁ…はぁぁ、んっ…」
『ジュリ…愛してるよ。可愛いジュリ…俺以外の誰ともキスなんかしないでね。ケントだって許さないよ』
『わ、わかってる。しないよ。アシュも…アシュも…』
『俺もジュリだけだよ。生涯でただ一人だ』
『…嬉しい』
僕を横たえて覆い被さり、髪をかきあげおでこにキスをする。
「好きだよ」
「うん。僕も大好き」
痺れる腕を首に回し、唇を合わせた。
「すごいトロンとした顔」
「ふぅん…」
触れるだけだった僕の唇を割って、舌が入り縦横無尽に動く。それと同時におちんちんがゆっくり挿入ってくる。顔中にキスの雨を降らせアシュリーの気持ちが心に沁みこむ。
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