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第三章
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☆ .。. 男子寮の一室にて.。.☆
「あいつに本当のことを言ったのですか?」
「何を知っているんだ?」
「全て、全て知っています。あなたは聞いているんでしょ?」
「俺は、嫡男としてあいつに告げられた時に聞いた。お前は…何故、知ってる?成人するまでは発表されない筈なのに…」
「わからないですか?」
「もしかして、お前は…」
「そうです。で、話したのですか?」
「いや…普通は本人に伝えるのは成人の時らしいんだ。でも、あいつの力は強い。だから、学園に上がる前に知らせておいた方が良いだろうと国王陛下からお達しがあったそうなんだ。父上が陛下から賜った名前を告げた時に、魔力が溢れたと仰っていた。その魔力は大き過ぎて自分で制御できない。あの名を聞いた途端溢れる魔力に父上が驚かれて、入学式に出席する前に忘却の魔法をかけたそうだ。
だから、父上から真実を伝えるのは…覚醒させるのはまだ早いと言われているし、成人の十五歳になってからと上からも…」
「ダメです。力が溢れてきている。そろそろ自分の意思でコントロールさせないと」
「言うのか?」
「様子を見てですね」
「後の二人は?知っているのか?」
「ああ、わかります」
「それは…」
「そうです。あいつの事も誰かに聞いた訳じゃない」
「本当だったんだな」
「何が?」
「いや、初代さまと同じ御力…いやそれ以上と聞いている。あいつも力が溢れていた。でもそれは癒しの力だけだった。あいつ自身が病むことがないし、周りに悪い影響がないならそれで良いと思っていたが…」
「そうですね…。俺の場合はちょっと違うけど…」
「えっ?」
「いや…。ここで知識を得て、人の気を感じて魔力も成長した。放っておけない」
「では、ジュリアンのことは任せる。陛下の許可は?」
「大丈夫です」
「よろしく頼む、アシュリー」
「あいつに本当のことを言ったのですか?」
「何を知っているんだ?」
「全て、全て知っています。あなたは聞いているんでしょ?」
「俺は、嫡男としてあいつに告げられた時に聞いた。お前は…何故、知ってる?成人するまでは発表されない筈なのに…」
「わからないですか?」
「もしかして、お前は…」
「そうです。で、話したのですか?」
「いや…普通は本人に伝えるのは成人の時らしいんだ。でも、あいつの力は強い。だから、学園に上がる前に知らせておいた方が良いだろうと国王陛下からお達しがあったそうなんだ。父上が陛下から賜った名前を告げた時に、魔力が溢れたと仰っていた。その魔力は大き過ぎて自分で制御できない。あの名を聞いた途端溢れる魔力に父上が驚かれて、入学式に出席する前に忘却の魔法をかけたそうだ。
だから、父上から真実を伝えるのは…覚醒させるのはまだ早いと言われているし、成人の十五歳になってからと上からも…」
「ダメです。力が溢れてきている。そろそろ自分の意思でコントロールさせないと」
「言うのか?」
「様子を見てですね」
「後の二人は?知っているのか?」
「ああ、わかります」
「それは…」
「そうです。あいつの事も誰かに聞いた訳じゃない」
「本当だったんだな」
「何が?」
「いや、初代さまと同じ御力…いやそれ以上と聞いている。あいつも力が溢れていた。でもそれは癒しの力だけだった。あいつ自身が病むことがないし、周りに悪い影響がないならそれで良いと思っていたが…」
「そうですね…。俺の場合はちょっと違うけど…」
「えっ?」
「いや…。ここで知識を得て、人の気を感じて魔力も成長した。放っておけない」
「では、ジュリアンのことは任せる。陛下の許可は?」
「大丈夫です」
「よろしく頼む、アシュリー」
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