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第四章
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「動いていいか?」
「いいよ。いっぱい…俊一さんでいっぱいになりたい」
「なっ…」
何を可愛いことを言ってるんだ…。
「優しくしてやれなくなる。これ以上煽るな」
「だって、ほんとに…」
キスをして口を塞ぐ。ほんとにダメだ。めちゃくちゃにしてしまいそうになるのを必死で耐えてるのに。
ゆっくりと動き出した。キスをしながら少しずつ抽出を繰り返す。
「郁己」
名前を呼び髪をかきあげると痛さで歪んだ顔じゃなく、艶のある目をしてる。
「あっ…やっ…んっ、あっ」
声もだんだん甘くなってきた。片足を持って角度を変え奥を目指し、何度も何度も打ち付ける。
「郁己の中、凄い気持ちいいよ」
「ほ、ほんと…嬉し…。もっと、欲し…。しゅ、んっ、好き」
キュッと締まって俺を締め付ける。
「あっ、んっ…あっ」
「かわい、い、くみ」
もう声を抑えられないのか漏れる声は甘い。抑えた声も、感じるままに口から出てくる声もどちらも愛おしく、俺を煽る。
どんな声でも、顔でも可愛い。郁己の中で快楽が溜まってゆく。郁己のペニスを扱きながら突き上げを早めた。
ぐちゃぬちゃという淫猥な音と、肌と肌がぶつかる音が響く。
「あっ…やっ…んっ…」
郁己の可愛い声を聞きながら奥を目指す。背筋から性器へと激しい電流が走ったような衝撃があり、達した。郁己も腹に白濁を飛ばした。
抱きしめると、震える腕で抱きしめ返してくれる。
綺麗な花がくるくる回った。
「ちょっと待ってろよ」
湯船にお湯を張り、シャワーで浴室を温めた。郁己を抱いて風呂場へ行く。
「大丈夫か?」
「うん…」
首に腕を回し、肩に顔を押し当ててるから表情は見えないけど、ほんのり赤く染まる肌がやけに色っぽい。
夕方からバイトに行く。襲われたりしないだろうか?前のバイト先で店長に身体触られたとか言ってた。聞いた瞬間殴りに行こうかと思った。
バイトが終わる時間に迎えに行こう。家まで送って行ったらいい。そう段取りを勝手に決めて、キスをした。
この部屋で一緒に…それはしてはいけないだろう。
身体を洗ってやり、一緒に湯船につかる。胸の少し上、鎖骨の下に付けたキスマークをなぞる。
「あっ、やっ…」
「感じる?」
「ち、違…う。くすぐったいだけ…」
「そう?」
そう言って、キスマークにキスをする。あまりいろんなとこに付けたら嫌がるかもしれない。高校生は体育の時着替えるから友だちに見られたら嫌だろう。
こんなにキスマークを付けたいと思ったことはなかった。これが独占欲なのか?
こんな色っぽい郁己を誰にも見せたくないと思うけど、別のところでこの痕を見ろよ!郁己はのだから!と主張する自分がいる。
前に住んでいた所も、この部屋にも、かつての恋人に何度行きたいと言われても誰も入れなかった。それなのに…郁己には鍵を渡した。つまり、そう言うことなのだ。
あまり、風呂でゆっくりすると疲れると思い抱いたまま風呂を出た。
「もう、俊一さん、歩けるよ」
「俺がしたいんだ」
構いたいんだ。もう、遠慮しなくていいんだろ?今まで、触れることも我慢してた。止められなくなりそうで怖かったんだ。
「いいよ。いっぱい…俊一さんでいっぱいになりたい」
「なっ…」
何を可愛いことを言ってるんだ…。
「優しくしてやれなくなる。これ以上煽るな」
「だって、ほんとに…」
キスをして口を塞ぐ。ほんとにダメだ。めちゃくちゃにしてしまいそうになるのを必死で耐えてるのに。
ゆっくりと動き出した。キスをしながら少しずつ抽出を繰り返す。
「郁己」
名前を呼び髪をかきあげると痛さで歪んだ顔じゃなく、艶のある目をしてる。
「あっ…やっ…んっ、あっ」
声もだんだん甘くなってきた。片足を持って角度を変え奥を目指し、何度も何度も打ち付ける。
「郁己の中、凄い気持ちいいよ」
「ほ、ほんと…嬉し…。もっと、欲し…。しゅ、んっ、好き」
キュッと締まって俺を締め付ける。
「あっ、んっ…あっ」
「かわい、い、くみ」
もう声を抑えられないのか漏れる声は甘い。抑えた声も、感じるままに口から出てくる声もどちらも愛おしく、俺を煽る。
どんな声でも、顔でも可愛い。郁己の中で快楽が溜まってゆく。郁己のペニスを扱きながら突き上げを早めた。
ぐちゃぬちゃという淫猥な音と、肌と肌がぶつかる音が響く。
「あっ…やっ…んっ…」
郁己の可愛い声を聞きながら奥を目指す。背筋から性器へと激しい電流が走ったような衝撃があり、達した。郁己も腹に白濁を飛ばした。
抱きしめると、震える腕で抱きしめ返してくれる。
綺麗な花がくるくる回った。
「ちょっと待ってろよ」
湯船にお湯を張り、シャワーで浴室を温めた。郁己を抱いて風呂場へ行く。
「大丈夫か?」
「うん…」
首に腕を回し、肩に顔を押し当ててるから表情は見えないけど、ほんのり赤く染まる肌がやけに色っぽい。
夕方からバイトに行く。襲われたりしないだろうか?前のバイト先で店長に身体触られたとか言ってた。聞いた瞬間殴りに行こうかと思った。
バイトが終わる時間に迎えに行こう。家まで送って行ったらいい。そう段取りを勝手に決めて、キスをした。
この部屋で一緒に…それはしてはいけないだろう。
身体を洗ってやり、一緒に湯船につかる。胸の少し上、鎖骨の下に付けたキスマークをなぞる。
「あっ、やっ…」
「感じる?」
「ち、違…う。くすぐったいだけ…」
「そう?」
そう言って、キスマークにキスをする。あまりいろんなとこに付けたら嫌がるかもしれない。高校生は体育の時着替えるから友だちに見られたら嫌だろう。
こんなにキスマークを付けたいと思ったことはなかった。これが独占欲なのか?
こんな色っぽい郁己を誰にも見せたくないと思うけど、別のところでこの痕を見ろよ!郁己はのだから!と主張する自分がいる。
前に住んでいた所も、この部屋にも、かつての恋人に何度行きたいと言われても誰も入れなかった。それなのに…郁己には鍵を渡した。つまり、そう言うことなのだ。
あまり、風呂でゆっくりすると疲れると思い抱いたまま風呂を出た。
「もう、俊一さん、歩けるよ」
「俺がしたいんだ」
構いたいんだ。もう、遠慮しなくていいんだろ?今まで、触れることも我慢してた。止められなくなりそうで怖かったんだ。
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