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第3章 腕はいいけど思い込みが激しい鍛冶職人、マヌケット
3-2 鉱山の使用許可を口実に、デートに誘うようです
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「鉱山の立ち入り許可?」
アンジュは屋敷で、外交官のセドナから話を聞いて驚いたような表情を見せた。
「ああ。マヌケットって知ってるか?」
「マヌケットさん? ……確か、ノワールさんの従兄弟でしたっけ?」
「ああ、よく覚えているな」
「よく彼女が自慢していましたので……」
「そういや、アンジュはよくノワールと話をしていたもんな……」
そうアンジュは少し表情を暗くする。
武道大会で勝利して以降、アンジュは「最凶の悪女」として名前が知られるようになった。
また土地をいくらか割譲してもらったこともあり、カイカフルの家の社会的地位も高まっていた。
そのこともあり、社交界に顔を出す場面も増えたアンジュは、必然的にノワールとも顔を合わせる機会が増えていた。
……だが、彼女は顔を合わせるたびに自慢話をしてマウントを取ることが目立った。
その中でも、秀麗な容姿と類まれな鍛冶技術と彫金技術を持つ従兄弟のマヌケットのことは、元婚約者のアホードと並んでよく聞かされていたので、嫌でもその名は覚えていた。
「何でも、大陸では有数の鍛冶職人と話を聞いています……。確か、私のこの指輪もそのマヌケットさんが作ったんですよね?」
そういうと、アンジュはアホードから受け取った指輪を懐から取り出して見せた。
当然だがノワールのために作られた指輪ではサイズが合うわけないので、ペンダントのように首からぶら下げている。
「とても綺麗な細工ですよね? 正直、マヌケットさんには、一度お会いしたいと思っていました」
それを聞いて、少し安心したような表情をセドナは見せる。
「それならよかった。それでさ。あいつがいうにはさ。アンジュのところにある鉱山で取れる鉱石が欲しいってことらしいんだ」
「あれ、そうなんですか?」
アンジュは現在もカイカフルの養女として内政業務を行っている。
当然、自領の生命線でもある鉱山についても情報を集めていたが、そのような話は初耳だった。
セドナも不思議そうにうなづく。
「ああ。……正直、あの鉱山には目新しい鉱物はないよな。普通の銅鉱石しかなかったと記憶しているけど……」
「セドナさん、私の領地のことなのによくご存じですね」
「そりゃ、外交官だからな。鉱山の採掘物なんて大事なこと、忘れるわけにはいかないよ」
そういいながら、セドナは少し考えるような表情を見せたあと、ニヤリと笑う。
「……わかった……そういうことか……」
「え?」
「きっとさ、マヌケットはアンジュのことが気になってるんだよ!」
「えええ? ……そんなこと、あるんでしょうか?」
アンジュはそう驚いた表情を見せた。
元来お気楽な性格のアンジュは恋愛についても奥手だった。
また、容姿も悪くはないが『悪役顔』ということもあり、元の世界でも周りから告白されるようなこともなかったアンジュは、そういわれて顔を赤らめた。
「けどさ、そう考えれば納得するんだよ。多分マヌケットはさ。鉱山の立ち入り許可を口実に、アンジュに会いたいと思ってるんだって思うんだ」
「そ、そうですか……?」
「あいつ、地元じゃ有名なイケメンだからな。それなのに今日まで浮いた噂もない奴だから、面白いかもな」
マヌケットも同様にあまり異性に対して積極的に関わるタイプではない。
そのため、セドナも面白そうに笑って見せる。
「まあ、本当にアンジュの鉱山にある鉱物が目当てって可能性もゼロじゃないけどな。……それで、鉱山への立ち入りはどうする?」
「なるほどね。話は聞いたよ、セドナ」
そういうと、隣の部屋からカイカフルが出てきた。
どうやら今までずっと交渉事を行っていたのか、少し疲れた表情をしている。
「カイカフルさん?」
「あのノワールの従兄弟ってのは気に入らないけど……。マヌケットからは悪い噂は聞かないしね。別にうちの鉱山に入るのは構わないよ。ただし……そうだね、あんたとアンジュの付き添いがあればって条件付きでね」
「俺も付き添うのか?」
「ああ。あんたがついてりゃ、安心だからね」
セドナの付き添いも必要というのは、万一マヌケットがアンジュに良からぬことを企んでいる時のことを考えたのだろう。
中立な立場の外交官がいれば、アンジュに狼藉を働くことも出来ない。
また、セドナは社交的な半面、ある事情から極端なほど他者に性的関心を持たないことも、彼を選んだ理由なのだろう。
セドナもその提案に了承した。
「しょうがないな。それじゃ、早速返事を書いてもらっていいか?」
「お安い御用さ。日程が決まったら、教えてくれるかい? ……最近忙しくってさ。あまり私の方はそっちに関われそうもないけどね」
悪役令嬢アンジュに対して周囲が持つ『幻想』のせいで、周辺の貴族が『ご機嫌伺い』に来る機会が増えている。
これによってカイカフルの領地は急速に力を増しているが、それに伴って、行わなければならない雑務も増えている。
彼女は簡単に『鉱山への立ち入りを許可する』という手紙をしたためるとセドナに手渡す。
「それじゃよろしく」
「ああ、任せてくれ」
そういってセドナは出ていった。
「フフフ、アンジュも恋人が出来るのかねえ……」
「な、か、カイカフルさん! そんなにからかわないでくださいよ!」
実際にはカイカフルも彼とアンジュを引き合わせるのが楽しみなのだろう、そう嬉しそうな表情を見せた。
「アハハ! ……けど、マヌケットの奴、顔も性格も凄くいいって聞くからねえ……。後、彫金の技術も凄いから、収入も悪くないって聞いてるんだよ」
「そうなんですね。じゃあ、やっぱりお付き合いしたほうが良いですか?」
そうアンジュがいうと、カイカフルは少し驚いたような表情を見せる。
「いや、あんたは好きにしてくれて構わないよ。最近は領地も大きくなったし、別に政略結婚にあんたを使わなくても問題なさそうだからね」
「あ、そうなんですね……」
「ま、当日に備えて素敵な洋服を作っとくからさ。……楽しんできなよ?」
「はい、ありがとうございます!」
アンジュは、奥手な性格だが恋愛そのものに興味がないわけではない。
また、マヌケットが『類まれな美貌の持ち主』と聞いたことも大きい。アンジュは少し楽しそうに返事をした。
アンジュは屋敷で、外交官のセドナから話を聞いて驚いたような表情を見せた。
「ああ。マヌケットって知ってるか?」
「マヌケットさん? ……確か、ノワールさんの従兄弟でしたっけ?」
「ああ、よく覚えているな」
「よく彼女が自慢していましたので……」
「そういや、アンジュはよくノワールと話をしていたもんな……」
そうアンジュは少し表情を暗くする。
武道大会で勝利して以降、アンジュは「最凶の悪女」として名前が知られるようになった。
また土地をいくらか割譲してもらったこともあり、カイカフルの家の社会的地位も高まっていた。
そのこともあり、社交界に顔を出す場面も増えたアンジュは、必然的にノワールとも顔を合わせる機会が増えていた。
……だが、彼女は顔を合わせるたびに自慢話をしてマウントを取ることが目立った。
その中でも、秀麗な容姿と類まれな鍛冶技術と彫金技術を持つ従兄弟のマヌケットのことは、元婚約者のアホードと並んでよく聞かされていたので、嫌でもその名は覚えていた。
「何でも、大陸では有数の鍛冶職人と話を聞いています……。確か、私のこの指輪もそのマヌケットさんが作ったんですよね?」
そういうと、アンジュはアホードから受け取った指輪を懐から取り出して見せた。
当然だがノワールのために作られた指輪ではサイズが合うわけないので、ペンダントのように首からぶら下げている。
「とても綺麗な細工ですよね? 正直、マヌケットさんには、一度お会いしたいと思っていました」
それを聞いて、少し安心したような表情をセドナは見せる。
「それならよかった。それでさ。あいつがいうにはさ。アンジュのところにある鉱山で取れる鉱石が欲しいってことらしいんだ」
「あれ、そうなんですか?」
アンジュは現在もカイカフルの養女として内政業務を行っている。
当然、自領の生命線でもある鉱山についても情報を集めていたが、そのような話は初耳だった。
セドナも不思議そうにうなづく。
「ああ。……正直、あの鉱山には目新しい鉱物はないよな。普通の銅鉱石しかなかったと記憶しているけど……」
「セドナさん、私の領地のことなのによくご存じですね」
「そりゃ、外交官だからな。鉱山の採掘物なんて大事なこと、忘れるわけにはいかないよ」
そういいながら、セドナは少し考えるような表情を見せたあと、ニヤリと笑う。
「……わかった……そういうことか……」
「え?」
「きっとさ、マヌケットはアンジュのことが気になってるんだよ!」
「えええ? ……そんなこと、あるんでしょうか?」
アンジュはそう驚いた表情を見せた。
元来お気楽な性格のアンジュは恋愛についても奥手だった。
また、容姿も悪くはないが『悪役顔』ということもあり、元の世界でも周りから告白されるようなこともなかったアンジュは、そういわれて顔を赤らめた。
「けどさ、そう考えれば納得するんだよ。多分マヌケットはさ。鉱山の立ち入り許可を口実に、アンジュに会いたいと思ってるんだって思うんだ」
「そ、そうですか……?」
「あいつ、地元じゃ有名なイケメンだからな。それなのに今日まで浮いた噂もない奴だから、面白いかもな」
マヌケットも同様にあまり異性に対して積極的に関わるタイプではない。
そのため、セドナも面白そうに笑って見せる。
「まあ、本当にアンジュの鉱山にある鉱物が目当てって可能性もゼロじゃないけどな。……それで、鉱山への立ち入りはどうする?」
「なるほどね。話は聞いたよ、セドナ」
そういうと、隣の部屋からカイカフルが出てきた。
どうやら今までずっと交渉事を行っていたのか、少し疲れた表情をしている。
「カイカフルさん?」
「あのノワールの従兄弟ってのは気に入らないけど……。マヌケットからは悪い噂は聞かないしね。別にうちの鉱山に入るのは構わないよ。ただし……そうだね、あんたとアンジュの付き添いがあればって条件付きでね」
「俺も付き添うのか?」
「ああ。あんたがついてりゃ、安心だからね」
セドナの付き添いも必要というのは、万一マヌケットがアンジュに良からぬことを企んでいる時のことを考えたのだろう。
中立な立場の外交官がいれば、アンジュに狼藉を働くことも出来ない。
また、セドナは社交的な半面、ある事情から極端なほど他者に性的関心を持たないことも、彼を選んだ理由なのだろう。
セドナもその提案に了承した。
「しょうがないな。それじゃ、早速返事を書いてもらっていいか?」
「お安い御用さ。日程が決まったら、教えてくれるかい? ……最近忙しくってさ。あまり私の方はそっちに関われそうもないけどね」
悪役令嬢アンジュに対して周囲が持つ『幻想』のせいで、周辺の貴族が『ご機嫌伺い』に来る機会が増えている。
これによってカイカフルの領地は急速に力を増しているが、それに伴って、行わなければならない雑務も増えている。
彼女は簡単に『鉱山への立ち入りを許可する』という手紙をしたためるとセドナに手渡す。
「それじゃよろしく」
「ああ、任せてくれ」
そういってセドナは出ていった。
「フフフ、アンジュも恋人が出来るのかねえ……」
「な、か、カイカフルさん! そんなにからかわないでくださいよ!」
実際にはカイカフルも彼とアンジュを引き合わせるのが楽しみなのだろう、そう嬉しそうな表情を見せた。
「アハハ! ……けど、マヌケットの奴、顔も性格も凄くいいって聞くからねえ……。後、彫金の技術も凄いから、収入も悪くないって聞いてるんだよ」
「そうなんですね。じゃあ、やっぱりお付き合いしたほうが良いですか?」
そうアンジュがいうと、カイカフルは少し驚いたような表情を見せる。
「いや、あんたは好きにしてくれて構わないよ。最近は領地も大きくなったし、別に政略結婚にあんたを使わなくても問題なさそうだからね」
「あ、そうなんですね……」
「ま、当日に備えて素敵な洋服を作っとくからさ。……楽しんできなよ?」
「はい、ありがとうございます!」
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