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第2章 弓士団としての初仕事
インキュバスの恋愛観
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それから半日後、馬車は諸侯の領地に到着し、その足で領主のもとに向かった。
「で、結局どれくらいかかるって?」
「明後日の朝にお目通りがかなうそうよ」
謁見の伺いを立てに言ったロナは、そう答えた。
因みに、人間や夢魔が謁見の伺いを立てた場合、必要以上に謁見の日時を繰り延べされると考えたためだ。ロナが弓士団に選ばれたのは、このような理由もあるのだろう。
「それじゃあ、明日は一日休みってこと?」
「そうなるわね」
それを聞き、リオは大声を出して飛び上がる。
「ひゃっほう! じゃあ、ロナ隊長。明日は一緒にデートでもしませんか?」
「ごめんなさいね。私は明日、役場に出す書類の整理をしないといけないから……」
「あ、そうなんですか……」
「それならさ、リオ。街の女の子をナンパでもしてみたら?ま、キミがやっても上手く行かないだろうけどさ」
「んだと?言っとくけどな、俺は一応夢魔なんだぜ?ナンパなんか軽いっての!」
「へえ、口ばっかりは達者なんだね」
「口だけじゃねえってこと、証明してやるよ!」
口では挑発的な口調で話すが、チャロの表情はどこか楽しそうだ。
人間以外で、本音で相手と話せる機会が恵まれなかったからだろう、それを思うとセドナは少し嬉しそうな表情を見せた。
「けど、ロナ隊長。一人じゃ大変だろ?俺に出来ることは無いか?」
「あら、良いの?それならセドナ副隊長には、報告書の添削とか、手伝ってほしいことは沢山あるんだけど」
「ああ、それなら俺に任せてくれよ」
「ありがと、あなたを副隊長にしてよかったわ」
ポン、とセドナの肩を叩こうとするロナの手を払いのけ、チャロが口を尖らせた。
「それなら、私も手伝うよ!」
「あら、あなたに何が出来るの?言っとくけど、強化魔法は頭には効かないわよ?」
ロナの嫌みに、チャロは不機嫌そうな表情を見せた。
「なんだよ、ちょっとお勉強が出来るからって……。私だって、セドナのためにお茶を淹れたり、ものを取ってきたりは出来るよ……」
「二人のために」と言わないところにチャロの本音が垣間見える。
「ふーん。……そんな時間があったら勉強でもしたら?」
「……私は、あまり勉強は好きじゃないんだよ……」
セドナは何度かチャロと一緒に読み書きの勉強を行おうと誘ったこともある。
しかし、チャロはあまり興味を示していなかった。読み書きを必要とする場面が少なかったせいでもあるのだろうが、そもそも勉強自体があまり好きでもないのだろう。
「いいじゃねえか。俺はチャロの淹れてくれるお茶は好きだし!そもそも、人間はどの街でも、あまり歓迎されないんだしさ!」
横からセドナは口をはさんだ。
これは事実であり、そもそもセドナ達の住む国での人間の扱いは、まだ良い方である。ひどい時には、人間を見ただけで嫌な顔をするような街もあることをセドナも知っている。
そのこともあり、大陸に居る人間の大半はこの王国近辺に集まっている。
「そうね。ま、雑用くらいはやってもらおうかしら」
「言っとくけど、あんたの手伝いは絶対やってやらないからね!」
「そう?あなたに手伝ってもらったら1日で終わる仕事が2日で終わりそうだし、お願いしたいところだったんだけど?」
ロナのストレートな皮肉にチャロは地団駄を踏んだ。
「なんだよ、それ!失礼な奴だな!」
「おいおい……。とりあえず、喧嘩はしないでくれよな。……後は、宿に残る奴はいないのか?特に、仕事を手伝ってくれる奴とかはいると助かるんだけどな」
「お、すげー夕焼け!明日は晴れると良いな!」
当然のように、リオは目を合わせようとしない。
「悪いけど、私たちもパス」
「済まんが、ワシらが居ても役にはたたんじゃろう。それに、この街にちょっと用もあるしな」
サキュバスやドワーフたちも、首を横に振った。
「そう言えば、この国は指輪の名産地だったな。それを見に行くのか?」
「そう言うことじゃ。ワシら全員、明日はそこに行くつもりなんじゃよ」
夢魔とドワーフは、実は割と仲がいい。
性格的には正反対だが、宝石やアクセサリーなどの工芸品に関する興味関心が深いからなのだろう。馬車の中でも、ずっと宝石についての会話が聞こえてきていた。
「そういうことなら、しょうがないな。あとは……」
「あ、それなら僕も残ります」
隊員の一人であるインキュバスの少年が声を上げた。彼は、リオを除けば唯一のインキュバスの隊員だ。
「僕も、読み書きの勉強中なんです。お邪魔にはなりませんので、よかったらそばで勉強させてください」
セドナに声をかけていたが、その目線はロナに向いていた。インキュバスにとって、部隊長であるロナはやはり人気が高いのだろう。
「お、そうなのか?それじゃ、仕事の合間で良かったら教えるぜ?」
「そうですか、ありがとうございます!」
そう言いながら、少年はペコリと頭を下げた。
夢魔の特性上でもあるのだろうが、彼は、セドナ以外の男性とはあまり会話をしない。一人で街を回っても仕方がないというのもあるのだろう。
「それじゃ、明日は自由行動ってことで、決まり!」
パン、とセドナは手をたたくと、ロナに案内された宿で、一夜の休息をとった。
そして次の日。
リオは、久しぶりの他国で、胸を躍らせていた。
「まったく、あのチャロの奴の鼻を明かせてやりてえな……」
勿論チャロへの対抗意識もあるのだろうが、一番は『素敵な女性と結婚できる機会があれば、即刻除隊しよう』と考えていたからだ。
「さて、良い人はいないかな、と……おや、あれは……!」
しばらくあたりを見回すと、そこには身なりの良いドワーフの女性が、花売りの少女から花を買っていた。
花売りの少女の種族は、おそらく人間だろう。ボロボロの衣服にあかぎれだらけの手をしているが、その顔は明るく可愛らしい。
その愛くるしい顔つきからか、かごの中の花も残り少ないようだ。薄幸そうながらもけなげに働くその姿は、思わず庇護欲を刺激せずにはいられない。
「よし、決めた!」
そういうと、リオは広場に走っていった。
「そこの素敵なお嬢さん?」
「え、あ、あたしのこと?」
「ほかにだれがいるんですか? あまりに美しいので、声をかけさせていただきました……」
「そ、そう……」
「そのアクセサリー、先月発売された新作ですよね?さすが、それを身に着けられるとは、流行を常に取り入れるセンスもありますね……?」
「はあ……」
「ところで今日は、この後予定はありますか?良かったら、この後食事でもどうでしょう?おいしいワインを出すお店、知っていますので……」
インキュバスは、最新のジュエリーやコスメ、デートスポットの情報についてはどの種族よりも早く収集することのできる、強固なネットワークを持っている。リオもこの街に到着する前に何度か伝書鳩を往復させて情報交換をしていた。
全く、その力を仕事に活かしてほしいものなのだが……。
「ワイン、ねえ……。まあ、確かにあたしもワインは好きだけど……」
「では、行きましょう。今日はなんていい日なんだ!」
「あはは……。にしても、あんた変わってるね。こんなおばちゃんのことが好きなんてさ」
女性は照れたような表情を浮かべた。
……もうお分かりだろうが、リオは声をかけたのは花売りの美少女ではなく、隣に居たドワーフの女性の方である。
権力者を好むインキュバスの特性だろう、リオは容姿や年齢には人間のように頓着することは無い。
「そう、自分を卑下しないでください!夢魔の私からすれば、あなたのその魅力は、むしろ年を重ねて出来た、その人生経験なのですから!ずいぶん、苦労されたのでは?」
「……はは、まあ旦那に先立たれてから、商会の切り盛りは大変だったからね。それじゃ、あんたには愚痴らせてもらうとするかね」
「ええ、ぜひ!では、早速行きましょう!」
リオは楽しそうに笑い、女性とともに繁華街に繰り出した。
「あたしじゃなかったんだ……。好みのタイプだったのになあ……」
ぽつん、と取り残された花売りの少女は、ちょっと残念そうに残っていた花を握りしめた。
「で、結局どれくらいかかるって?」
「明後日の朝にお目通りがかなうそうよ」
謁見の伺いを立てに言ったロナは、そう答えた。
因みに、人間や夢魔が謁見の伺いを立てた場合、必要以上に謁見の日時を繰り延べされると考えたためだ。ロナが弓士団に選ばれたのは、このような理由もあるのだろう。
「それじゃあ、明日は一日休みってこと?」
「そうなるわね」
それを聞き、リオは大声を出して飛び上がる。
「ひゃっほう! じゃあ、ロナ隊長。明日は一緒にデートでもしませんか?」
「ごめんなさいね。私は明日、役場に出す書類の整理をしないといけないから……」
「あ、そうなんですか……」
「それならさ、リオ。街の女の子をナンパでもしてみたら?ま、キミがやっても上手く行かないだろうけどさ」
「んだと?言っとくけどな、俺は一応夢魔なんだぜ?ナンパなんか軽いっての!」
「へえ、口ばっかりは達者なんだね」
「口だけじゃねえってこと、証明してやるよ!」
口では挑発的な口調で話すが、チャロの表情はどこか楽しそうだ。
人間以外で、本音で相手と話せる機会が恵まれなかったからだろう、それを思うとセドナは少し嬉しそうな表情を見せた。
「けど、ロナ隊長。一人じゃ大変だろ?俺に出来ることは無いか?」
「あら、良いの?それならセドナ副隊長には、報告書の添削とか、手伝ってほしいことは沢山あるんだけど」
「ああ、それなら俺に任せてくれよ」
「ありがと、あなたを副隊長にしてよかったわ」
ポン、とセドナの肩を叩こうとするロナの手を払いのけ、チャロが口を尖らせた。
「それなら、私も手伝うよ!」
「あら、あなたに何が出来るの?言っとくけど、強化魔法は頭には効かないわよ?」
ロナの嫌みに、チャロは不機嫌そうな表情を見せた。
「なんだよ、ちょっとお勉強が出来るからって……。私だって、セドナのためにお茶を淹れたり、ものを取ってきたりは出来るよ……」
「二人のために」と言わないところにチャロの本音が垣間見える。
「ふーん。……そんな時間があったら勉強でもしたら?」
「……私は、あまり勉強は好きじゃないんだよ……」
セドナは何度かチャロと一緒に読み書きの勉強を行おうと誘ったこともある。
しかし、チャロはあまり興味を示していなかった。読み書きを必要とする場面が少なかったせいでもあるのだろうが、そもそも勉強自体があまり好きでもないのだろう。
「いいじゃねえか。俺はチャロの淹れてくれるお茶は好きだし!そもそも、人間はどの街でも、あまり歓迎されないんだしさ!」
横からセドナは口をはさんだ。
これは事実であり、そもそもセドナ達の住む国での人間の扱いは、まだ良い方である。ひどい時には、人間を見ただけで嫌な顔をするような街もあることをセドナも知っている。
そのこともあり、大陸に居る人間の大半はこの王国近辺に集まっている。
「そうね。ま、雑用くらいはやってもらおうかしら」
「言っとくけど、あんたの手伝いは絶対やってやらないからね!」
「そう?あなたに手伝ってもらったら1日で終わる仕事が2日で終わりそうだし、お願いしたいところだったんだけど?」
ロナのストレートな皮肉にチャロは地団駄を踏んだ。
「なんだよ、それ!失礼な奴だな!」
「おいおい……。とりあえず、喧嘩はしないでくれよな。……後は、宿に残る奴はいないのか?特に、仕事を手伝ってくれる奴とかはいると助かるんだけどな」
「お、すげー夕焼け!明日は晴れると良いな!」
当然のように、リオは目を合わせようとしない。
「悪いけど、私たちもパス」
「済まんが、ワシらが居ても役にはたたんじゃろう。それに、この街にちょっと用もあるしな」
サキュバスやドワーフたちも、首を横に振った。
「そう言えば、この国は指輪の名産地だったな。それを見に行くのか?」
「そう言うことじゃ。ワシら全員、明日はそこに行くつもりなんじゃよ」
夢魔とドワーフは、実は割と仲がいい。
性格的には正反対だが、宝石やアクセサリーなどの工芸品に関する興味関心が深いからなのだろう。馬車の中でも、ずっと宝石についての会話が聞こえてきていた。
「そういうことなら、しょうがないな。あとは……」
「あ、それなら僕も残ります」
隊員の一人であるインキュバスの少年が声を上げた。彼は、リオを除けば唯一のインキュバスの隊員だ。
「僕も、読み書きの勉強中なんです。お邪魔にはなりませんので、よかったらそばで勉強させてください」
セドナに声をかけていたが、その目線はロナに向いていた。インキュバスにとって、部隊長であるロナはやはり人気が高いのだろう。
「お、そうなのか?それじゃ、仕事の合間で良かったら教えるぜ?」
「そうですか、ありがとうございます!」
そう言いながら、少年はペコリと頭を下げた。
夢魔の特性上でもあるのだろうが、彼は、セドナ以外の男性とはあまり会話をしない。一人で街を回っても仕方がないというのもあるのだろう。
「それじゃ、明日は自由行動ってことで、決まり!」
パン、とセドナは手をたたくと、ロナに案内された宿で、一夜の休息をとった。
そして次の日。
リオは、久しぶりの他国で、胸を躍らせていた。
「まったく、あのチャロの奴の鼻を明かせてやりてえな……」
勿論チャロへの対抗意識もあるのだろうが、一番は『素敵な女性と結婚できる機会があれば、即刻除隊しよう』と考えていたからだ。
「さて、良い人はいないかな、と……おや、あれは……!」
しばらくあたりを見回すと、そこには身なりの良いドワーフの女性が、花売りの少女から花を買っていた。
花売りの少女の種族は、おそらく人間だろう。ボロボロの衣服にあかぎれだらけの手をしているが、その顔は明るく可愛らしい。
その愛くるしい顔つきからか、かごの中の花も残り少ないようだ。薄幸そうながらもけなげに働くその姿は、思わず庇護欲を刺激せずにはいられない。
「よし、決めた!」
そういうと、リオは広場に走っていった。
「そこの素敵なお嬢さん?」
「え、あ、あたしのこと?」
「ほかにだれがいるんですか? あまりに美しいので、声をかけさせていただきました……」
「そ、そう……」
「そのアクセサリー、先月発売された新作ですよね?さすが、それを身に着けられるとは、流行を常に取り入れるセンスもありますね……?」
「はあ……」
「ところで今日は、この後予定はありますか?良かったら、この後食事でもどうでしょう?おいしいワインを出すお店、知っていますので……」
インキュバスは、最新のジュエリーやコスメ、デートスポットの情報についてはどの種族よりも早く収集することのできる、強固なネットワークを持っている。リオもこの街に到着する前に何度か伝書鳩を往復させて情報交換をしていた。
全く、その力を仕事に活かしてほしいものなのだが……。
「ワイン、ねえ……。まあ、確かにあたしもワインは好きだけど……」
「では、行きましょう。今日はなんていい日なんだ!」
「あはは……。にしても、あんた変わってるね。こんなおばちゃんのことが好きなんてさ」
女性は照れたような表情を浮かべた。
……もうお分かりだろうが、リオは声をかけたのは花売りの美少女ではなく、隣に居たドワーフの女性の方である。
権力者を好むインキュバスの特性だろう、リオは容姿や年齢には人間のように頓着することは無い。
「そう、自分を卑下しないでください!夢魔の私からすれば、あなたのその魅力は、むしろ年を重ねて出来た、その人生経験なのですから!ずいぶん、苦労されたのでは?」
「……はは、まあ旦那に先立たれてから、商会の切り盛りは大変だったからね。それじゃ、あんたには愚痴らせてもらうとするかね」
「ええ、ぜひ!では、早速行きましょう!」
リオは楽しそうに笑い、女性とともに繁華街に繰り出した。
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