8 / 34
第1章 ヤンデレ雪女と可愛い幼女スネコスリ
1-7 サテュロスたちの再就職にも『合法侵入』は使えます
しおりを挟む
そして翌日。
俺は先日盗みを働いたワインセラーに歩いて行った。
「すみませ~ん?」
「おう、なんだあんたは?」
先日の『手の目』はそこにいなかった。……ひょっとしたら、俺がやらかしたことでクビになったのか?
もしそうなら、彼にも埋め合わせをしないとな。
「このワインセラーって人手不足って聞いてるんですが……」
「ああ。妖怪連中が急にうちをやめちまったからな。……ったく、こんなことなら高くても奴隷を買うべきだったぜ……」
どうやら、あの手の目達は奴隷ではなく従業員だったらしい。……まあ、従業員であっても、妖怪の待遇が劣悪なことに変わりはないのだが。
そんな風にいう彼の種族はエルフ。
この国では一番の多数派だ。体力のない彼は夜勤明けでかなり気が立っているのがわかる。
不機嫌そうな彼に対して俺は、ニコニコと笑いながら答える。
「実は俺、従業員の斡旋をやってるんですよ。……警備、特に夜間警備の仕事とかだったら、うってつけの人材がいるので紹介しに来たんですよ」
「へえ……」
俺の『合法侵入』のスキルは、大きく3段階にわかれる。
第一段階はスキルを発動してから、自分の立場を明かすまで。この段階ではいかなる理由があろうと家に入れてもらえない代わりに、俺が相手からは『特徴のないモブ』に見える。
ここで俺の名乗った立場が怪しまれなければ第二段階に、逆に怪しまれるような立場を明かした場合は第三段階に入る。
第二段階は自分の立場を明かして招き入れられてから正体がバレるまで。この段階だと相手からは『俺が名乗った立場のモブ』に見えるようになる。お頭やスネコスリがそうだったように、俺の顔を知っているものでも顔が分からなくなる。
そして第三段階は相手に怪しまれて正体がバレた段階。この状態になると俺は『人間のナーリ・フォン』に見えるようになる。こうなると、一度建物を出て建物内の住民全員の視界外に逃げるまでは『合法侵入』の再使用は不可能だ。
「そりゃ助かるよ。社長はこっちにいるから、来てくれ」
その従業員は俺の方を見て警戒を緩めた。
いわゆる高技能を持つ従業員を斡旋する業者自体は、別に珍しくない。加えて夜勤明けの彼にとって、夜間警備の斡旋業者はありがたい存在だったためだろう。
……うまく『合法侵入』の』スキルが効いて、第二段階に入れたようだ。
俺はそう思いながら、その従業員に連れられて応接室まで案内された。
「社長を今から呼んでくるから待っていろ」
そういわれたのちにしばらくして、社長と思しき気品のある女性がやってきた。
種族はセイレーン。その種族の特性だろう、よく見たら内装に楽器の調度品を多数用いている。
「はじめまして。なんでも、いい社員さんを斡旋してくれるんですって?」
美しい声を出して、彼女は尋ねてきた。
……確かにこの時代、この世界でワインを販売するのであれば、当然お得意さんを見つけるために社交場への出入りは必須だ。
そのため、ドワーフのように単にものづくりに長けた種族よりも、彼女のように社交場で華やかにふるまえるような種族の方が社長には向いている。
そう思いながら俺は答える。
「ええ。……体力があって頑健。そして性格面でも身内に優しく、逆によそ者には毅然とした態度で接する。しかも夜行性で夜間警備に強い。そんなものたちです」
うん、嘘は言っていない。
そもそもサテュロスたちは見た目が粗野で知性はやや低いが、実際に彼らと話してみてそう感じた。
……まさかこの『合法侵入』のスキルは、相手の『別の側面』を理解するためにも使えるとは思わなかった。まさに相手の内面にも『合法侵入』できるということだと俺は心の中で皮肉めいた笑みを浮かべた。
「へえ……それはいいわね。けど、そういう方のお給料ってかなりお高いんじゃないですの?」
そこで俺は声をひそめるようにして、わざと小声でぼそぼそと答える。
「ええ。……実は彼ら、種族が種族なんで……能力を発揮する場もなく、仕事にありつけてなかったんですよね……だから安く雇えるんですよ……」
「種族が?」
俺はわざと声をひそめてつぶやく。
「はい。……実は彼ら、サテュロスなんです。どうも種族だけで相手を差別するようなレイシスト連中にばかり当たったみたいでしてね……社長はそんな方じゃないと思ったのですが、どうでしょう?」
「え? も、もちろんよ! 私はそんなひどいことはしないわ?」
こうやってプライドをくすぐるような言い方をすれば、そうそう断られない。
そう思いながら俺は続けた。
「けど、その分相当な掘り出し物ですよ、彼らは? 何しろ昼夜兼用で働けて、腕力があって、さらに低賃金で働いてくれる種族は少ないですからねえ……。試しに雇ってみてはどうでしょう? 給料は……こんなところで、いいようなので」
プライドが高く低賃金を死ぬほど嫌う上に昼間に働けないヴァンパイアや、猫獣人のように気まぐれな種族は警備業にはまるで向かない。
そのため、彼らは※24時間警備にうってつけであることを俺はわかっていた。
(※この世界における曜日や時間の概念は、元の世界と同様である)
俺の提示した額を聞いて、社長は驚いた表情を見せる。
「え? ……そんなに安くていいの?」
これは相場よりもかなり安い額だからだ。
本音としては適正額を提示したいところだが、彼らにとってはこの金額でも山賊をやめるには十分な額だと言ってくれた。
「ええ。いかがですかね?」
その金額を聞いて、社長は嬉しそうにうなづいた。
「わかったわ。じゃあ雇わせてもらおうかしら。……あなたへの斡旋料はいかほど?」
「ええ、それであればこれくらいで……」
本当はお金は受け取らなくてもいいが、無料だというと逆に怪しまれてしまい、最悪『合法侵入』が解ける可能性がある。
俺は相場から、先日盗んだワインの末端価格の倍額を割り引いた額を提示した。これは、先日盗みを働いた、せめてもの罪滅ぼしでもある。
「え、こんなに安くていいのかしら?」
「ええ。……確かそちらではワインの窃盗が起きたんですよね? その分の額を勉強させてもらいましたよ」
それを言うと、社長はまた嬉しそうな表情を見せた。
……まあ、窃盗の実行犯は俺なわけなのだが。
「まあ、お優しいのですね。……良かったらまた、うちにいらしてくださる?」
「はい、彼らがお気に召していただけるのであれば、また」
そういって、俺はその場を立ち去った。
(よし、1件目はクリア、次は……あっちだな……)
当然、1か所で10人ものサテュロスを雇ってもらえるわけがない。
そのため俺は、別のワインセラー(当然俺が、ワインを盗んだところだ)にも足を運び、同じことを繰り返した。
俺は先日盗みを働いたワインセラーに歩いて行った。
「すみませ~ん?」
「おう、なんだあんたは?」
先日の『手の目』はそこにいなかった。……ひょっとしたら、俺がやらかしたことでクビになったのか?
もしそうなら、彼にも埋め合わせをしないとな。
「このワインセラーって人手不足って聞いてるんですが……」
「ああ。妖怪連中が急にうちをやめちまったからな。……ったく、こんなことなら高くても奴隷を買うべきだったぜ……」
どうやら、あの手の目達は奴隷ではなく従業員だったらしい。……まあ、従業員であっても、妖怪の待遇が劣悪なことに変わりはないのだが。
そんな風にいう彼の種族はエルフ。
この国では一番の多数派だ。体力のない彼は夜勤明けでかなり気が立っているのがわかる。
不機嫌そうな彼に対して俺は、ニコニコと笑いながら答える。
「実は俺、従業員の斡旋をやってるんですよ。……警備、特に夜間警備の仕事とかだったら、うってつけの人材がいるので紹介しに来たんですよ」
「へえ……」
俺の『合法侵入』のスキルは、大きく3段階にわかれる。
第一段階はスキルを発動してから、自分の立場を明かすまで。この段階ではいかなる理由があろうと家に入れてもらえない代わりに、俺が相手からは『特徴のないモブ』に見える。
ここで俺の名乗った立場が怪しまれなければ第二段階に、逆に怪しまれるような立場を明かした場合は第三段階に入る。
第二段階は自分の立場を明かして招き入れられてから正体がバレるまで。この段階だと相手からは『俺が名乗った立場のモブ』に見えるようになる。お頭やスネコスリがそうだったように、俺の顔を知っているものでも顔が分からなくなる。
そして第三段階は相手に怪しまれて正体がバレた段階。この状態になると俺は『人間のナーリ・フォン』に見えるようになる。こうなると、一度建物を出て建物内の住民全員の視界外に逃げるまでは『合法侵入』の再使用は不可能だ。
「そりゃ助かるよ。社長はこっちにいるから、来てくれ」
その従業員は俺の方を見て警戒を緩めた。
いわゆる高技能を持つ従業員を斡旋する業者自体は、別に珍しくない。加えて夜勤明けの彼にとって、夜間警備の斡旋業者はありがたい存在だったためだろう。
……うまく『合法侵入』の』スキルが効いて、第二段階に入れたようだ。
俺はそう思いながら、その従業員に連れられて応接室まで案内された。
「社長を今から呼んでくるから待っていろ」
そういわれたのちにしばらくして、社長と思しき気品のある女性がやってきた。
種族はセイレーン。その種族の特性だろう、よく見たら内装に楽器の調度品を多数用いている。
「はじめまして。なんでも、いい社員さんを斡旋してくれるんですって?」
美しい声を出して、彼女は尋ねてきた。
……確かにこの時代、この世界でワインを販売するのであれば、当然お得意さんを見つけるために社交場への出入りは必須だ。
そのため、ドワーフのように単にものづくりに長けた種族よりも、彼女のように社交場で華やかにふるまえるような種族の方が社長には向いている。
そう思いながら俺は答える。
「ええ。……体力があって頑健。そして性格面でも身内に優しく、逆によそ者には毅然とした態度で接する。しかも夜行性で夜間警備に強い。そんなものたちです」
うん、嘘は言っていない。
そもそもサテュロスたちは見た目が粗野で知性はやや低いが、実際に彼らと話してみてそう感じた。
……まさかこの『合法侵入』のスキルは、相手の『別の側面』を理解するためにも使えるとは思わなかった。まさに相手の内面にも『合法侵入』できるということだと俺は心の中で皮肉めいた笑みを浮かべた。
「へえ……それはいいわね。けど、そういう方のお給料ってかなりお高いんじゃないですの?」
そこで俺は声をひそめるようにして、わざと小声でぼそぼそと答える。
「ええ。……実は彼ら、種族が種族なんで……能力を発揮する場もなく、仕事にありつけてなかったんですよね……だから安く雇えるんですよ……」
「種族が?」
俺はわざと声をひそめてつぶやく。
「はい。……実は彼ら、サテュロスなんです。どうも種族だけで相手を差別するようなレイシスト連中にばかり当たったみたいでしてね……社長はそんな方じゃないと思ったのですが、どうでしょう?」
「え? も、もちろんよ! 私はそんなひどいことはしないわ?」
こうやってプライドをくすぐるような言い方をすれば、そうそう断られない。
そう思いながら俺は続けた。
「けど、その分相当な掘り出し物ですよ、彼らは? 何しろ昼夜兼用で働けて、腕力があって、さらに低賃金で働いてくれる種族は少ないですからねえ……。試しに雇ってみてはどうでしょう? 給料は……こんなところで、いいようなので」
プライドが高く低賃金を死ぬほど嫌う上に昼間に働けないヴァンパイアや、猫獣人のように気まぐれな種族は警備業にはまるで向かない。
そのため、彼らは※24時間警備にうってつけであることを俺はわかっていた。
(※この世界における曜日や時間の概念は、元の世界と同様である)
俺の提示した額を聞いて、社長は驚いた表情を見せる。
「え? ……そんなに安くていいの?」
これは相場よりもかなり安い額だからだ。
本音としては適正額を提示したいところだが、彼らにとってはこの金額でも山賊をやめるには十分な額だと言ってくれた。
「ええ。いかがですかね?」
その金額を聞いて、社長は嬉しそうにうなづいた。
「わかったわ。じゃあ雇わせてもらおうかしら。……あなたへの斡旋料はいかほど?」
「ええ、それであればこれくらいで……」
本当はお金は受け取らなくてもいいが、無料だというと逆に怪しまれてしまい、最悪『合法侵入』が解ける可能性がある。
俺は相場から、先日盗んだワインの末端価格の倍額を割り引いた額を提示した。これは、先日盗みを働いた、せめてもの罪滅ぼしでもある。
「え、こんなに安くていいのかしら?」
「ええ。……確かそちらではワインの窃盗が起きたんですよね? その分の額を勉強させてもらいましたよ」
それを言うと、社長はまた嬉しそうな表情を見せた。
……まあ、窃盗の実行犯は俺なわけなのだが。
「まあ、お優しいのですね。……良かったらまた、うちにいらしてくださる?」
「はい、彼らがお気に召していただけるのであれば、また」
そういって、俺はその場を立ち去った。
(よし、1件目はクリア、次は……あっちだな……)
当然、1か所で10人ものサテュロスを雇ってもらえるわけがない。
そのため俺は、別のワインセラー(当然俺が、ワインを盗んだところだ)にも足を運び、同じことを繰り返した。
8
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
転生魔竜~異世界ライフを謳歌してたら世界最強最悪の覇者となってた?~
アズドラ
ファンタジー
主人公タカトはテンプレ通り事故で死亡、運よく異世界転生できることになり神様にドラゴンになりたいとお願いした。 夢にまで見た異世界生活をドラゴンパワーと現代地球の知識で全力満喫! 仲間を増やして夢を叶える王道、テンプレ、モリモリファンタジー。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
おじさんが異世界転移してしまった。
月見ひろっさん
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる