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第5章 依頼:トエル帝国で姫君を封じ込めた魔王を始末してほしい
5-2 ゼログ編2 最強魔王はついに人間の敵として宣戦布告をするようです
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そしてその翌日。
魔王ゼログと側近イレイズは、新生トエル帝国に到着した。
「うわあああ!」
「なんだ、あのドラゴンの群れは……!」
「くそ! 全軍、迎撃準備だ!」
竜族はその見た目に凄まじいインパクトがある。ましてや、ソニック・ドラゴンの背中にもいかにも『人間に仇なす魔族』と言った外見の怪物たちが乗り込んでいる。
そのせいか、帝国城内はパニックになっているようだ。
下からは口々に叫び、ゼログ達に弓を引こうとする姿が見えた。
「全軍、撃て! 一斉射撃だ!」
そう言って大量の矢をゼログ達に向けてきた。
「フン、こんなもの……」
だがゼログは、その手をブン、と払う。
その矢はすべてゼログの生み出した球状の魔力の塊に包まれる。
「私にとっては玩具にすぎん!」
そう叫ぶと、その魔力の塊を城の外にある荒野に投げつける。
ドガアアアン……と凄まじい轟音と共に、周囲の土がえぐれ巨大なクレーターが出来た。
「な……あれは、魔王……か?」
「終わりだ……もう……」
先代の魔王が倒されたことによって、トエル帝国は軍縮を進めていたことに加えて練度も低下していたのだろう。
帝国の兵士たちはその姿を見て、戦意を失ったようにへたり込んだ。
それを見て、イレイズは感心の声を上げた。
「凄いね、魔王様……。その力で、下界の人間共を殺した方が速くないかい?」
「ダメだ。……人間共は、私の家畜だ。むやみに殺すことは許さん」
「へえ……前の魔王様とは大違いだ。人間を殺すのが大好きだったからね、あの方は」
「私はその方とは違う。……あなた達も、家畜共を減らす真似をしようと思うな」
「わ、分かりやした……」
もとより、魔王ゼログの力を目の当たりにさせられては、逆らうことなどできない。
部下たちは黙ってうなづくと、そのまま地上に降り立った。
「貴様、なにものだ!」
城内には、まだ戦意を失っていない兵たちがゼログに向けて剣を向けていた。
恐らくは近衛兵だろう、屈強な肉体をした者たちが襲い掛かる。
「いいぞ、斬ってみろ……どうした?」
ゼログはそれを鼻で笑い、目の前に近づいて挑発的な表情で自分の首を指さす。
近衛兵はゼログに向けて剣を振り下ろす。
……が、その剣は強烈な魔力に守られたゼログには届くことがない。
「……な……刃が通らない……?」
「フン……」
そもそも四天王筆頭であるイレイズの一閃すら効かないゼログに、こんな一撃など意味はなさない。
ゼログはその剣を魔力だけではじき返すと、そのまま腹に拳を打ち込む。
「ぐは……」
「へ、陛下……」
近衛兵の男たちはそうやって、1人ずつ地面に転がされていった。
そして数分で、玉座にたどり着いた。
そこにはやや中年太りをした王と、派手な服を着ている王妃。そして美しい容姿の姫がそこにいた。
「き、貴様ら……一体なんのつもりでこの王城に来た!」
「……フン。あなたが人間共の長、というわけか……私は魔王ゼログ。魔族を統べるもの。そして人間をも統べ、この世界の統一王になるものだ……」
「ま、魔王だと……? か、かかれ、兵!」
国王は恐怖に引きつりながらも、周囲にいた近衛兵をけしかける。
だが、
「無駄だ!」
ゼログが魔力を解放しただけで、その近衛兵たちは壁に叩きつけられた。
その様子を見ながら、イレイズたちはニヤニヤと笑みを浮かべる。
「新しい魔王様は凄いでしょ? あたしら四天王も勝てないのに、あんたらが勝てるわけないじゃないか……」
「ぐ……」
多くのものは意識を失い、また意識を保てているものも、その痛みとゼログへの恐怖で立ち上がれなかった。
「私はあなた達人間共に、宣戦布告をさせていただく。……これより、われら魔族が人間を支配し、この地上の王になる、と!」
「貴様、旧帝国領のみならず、ついに世界まで欲しがるか! そんなこと……」
「許さぬ、とでも? ……フン、今日はあいさつ代わりに来ただけだ。……だが、そうだな。せっかく来たのだ、私たち魔族の恐ろしさを教えてやるべきか……」
そしてゼログはその手を王女にかざす。
すると彼女の周囲の空気がピシ、ピシと音を立てはじける。
「な……これは、なに……?」
……それは空気の凍る音だった。
トエル帝国の王女の足元から氷が現れ、そして、
「やめろ! 何をするのだ!」
「た、助け……」
……王女は全身を封じられた。
「この氷の棺は、この『魔王ゼログ』を殺さぬ限り、砕けぬぞ? 私は旧帝国領……いや、『魔王ゼログ城』で待っている。せいぜい勇者様でも連れてくるのだな、人間共」
「待て、魔王ゼログ!」
だがゼログはそれを言うと窓の外から飛び降りた。
……そしてすでに王城近くで待機していたのだろう、ソニック・ドラゴンに乗って飛び立つ。
「そんな……我が娘よ……」
王妃は氷に封じられた愛娘を見て、がくりと膝をついた。
そして、ようやく意識を取り戻した近衛兵たちに尋ねる。
「娘を救えるものは……いや、あの魔王を始末できるものは……この大陸にはいないのか?」
「は……」
そう言うと、1人の近衛兵はポツリ、とつぶやく。
「今大陸で名をはせている傑物は二名。……一人は『ゼログ』と申し、各地の魔族を帰順させていたものです……」
国王はその名を聞いて、窓を見やる。
「ゼログ……それが、あの魔王なのだろう。……どうやって魔王の魂を手に入れたのかは知らぬが……おそらく奴は、魔物どもを束ね、蜂起させるために、力を蓄えていたのだろうな……」
「それで、もう一人は?」
その王妃の質問に、近衛兵は答える。
「はい。……勇者ワンド。ヴァンパイア・ロードやキング・クラーケンを始末したのも、彼だと噂が届いています……」
「ワンド、か……。確か、聖女トーニャを恋人に持つ『伝説の勇者』……私もその名は知っている。……勇者なんぞに頼みごとをするのは癪だが……娘のためなら仕方ないでしょう……」
そして国王も腹を決めたように頷き、答えた。
「そうだな。……そ奴を連れてきてくれ」
魔王ゼログと側近イレイズは、新生トエル帝国に到着した。
「うわあああ!」
「なんだ、あのドラゴンの群れは……!」
「くそ! 全軍、迎撃準備だ!」
竜族はその見た目に凄まじいインパクトがある。ましてや、ソニック・ドラゴンの背中にもいかにも『人間に仇なす魔族』と言った外見の怪物たちが乗り込んでいる。
そのせいか、帝国城内はパニックになっているようだ。
下からは口々に叫び、ゼログ達に弓を引こうとする姿が見えた。
「全軍、撃て! 一斉射撃だ!」
そう言って大量の矢をゼログ達に向けてきた。
「フン、こんなもの……」
だがゼログは、その手をブン、と払う。
その矢はすべてゼログの生み出した球状の魔力の塊に包まれる。
「私にとっては玩具にすぎん!」
そう叫ぶと、その魔力の塊を城の外にある荒野に投げつける。
ドガアアアン……と凄まじい轟音と共に、周囲の土がえぐれ巨大なクレーターが出来た。
「な……あれは、魔王……か?」
「終わりだ……もう……」
先代の魔王が倒されたことによって、トエル帝国は軍縮を進めていたことに加えて練度も低下していたのだろう。
帝国の兵士たちはその姿を見て、戦意を失ったようにへたり込んだ。
それを見て、イレイズは感心の声を上げた。
「凄いね、魔王様……。その力で、下界の人間共を殺した方が速くないかい?」
「ダメだ。……人間共は、私の家畜だ。むやみに殺すことは許さん」
「へえ……前の魔王様とは大違いだ。人間を殺すのが大好きだったからね、あの方は」
「私はその方とは違う。……あなた達も、家畜共を減らす真似をしようと思うな」
「わ、分かりやした……」
もとより、魔王ゼログの力を目の当たりにさせられては、逆らうことなどできない。
部下たちは黙ってうなづくと、そのまま地上に降り立った。
「貴様、なにものだ!」
城内には、まだ戦意を失っていない兵たちがゼログに向けて剣を向けていた。
恐らくは近衛兵だろう、屈強な肉体をした者たちが襲い掛かる。
「いいぞ、斬ってみろ……どうした?」
ゼログはそれを鼻で笑い、目の前に近づいて挑発的な表情で自分の首を指さす。
近衛兵はゼログに向けて剣を振り下ろす。
……が、その剣は強烈な魔力に守られたゼログには届くことがない。
「……な……刃が通らない……?」
「フン……」
そもそも四天王筆頭であるイレイズの一閃すら効かないゼログに、こんな一撃など意味はなさない。
ゼログはその剣を魔力だけではじき返すと、そのまま腹に拳を打ち込む。
「ぐは……」
「へ、陛下……」
近衛兵の男たちはそうやって、1人ずつ地面に転がされていった。
そして数分で、玉座にたどり着いた。
そこにはやや中年太りをした王と、派手な服を着ている王妃。そして美しい容姿の姫がそこにいた。
「き、貴様ら……一体なんのつもりでこの王城に来た!」
「……フン。あなたが人間共の長、というわけか……私は魔王ゼログ。魔族を統べるもの。そして人間をも統べ、この世界の統一王になるものだ……」
「ま、魔王だと……? か、かかれ、兵!」
国王は恐怖に引きつりながらも、周囲にいた近衛兵をけしかける。
だが、
「無駄だ!」
ゼログが魔力を解放しただけで、その近衛兵たちは壁に叩きつけられた。
その様子を見ながら、イレイズたちはニヤニヤと笑みを浮かべる。
「新しい魔王様は凄いでしょ? あたしら四天王も勝てないのに、あんたらが勝てるわけないじゃないか……」
「ぐ……」
多くのものは意識を失い、また意識を保てているものも、その痛みとゼログへの恐怖で立ち上がれなかった。
「私はあなた達人間共に、宣戦布告をさせていただく。……これより、われら魔族が人間を支配し、この地上の王になる、と!」
「貴様、旧帝国領のみならず、ついに世界まで欲しがるか! そんなこと……」
「許さぬ、とでも? ……フン、今日はあいさつ代わりに来ただけだ。……だが、そうだな。せっかく来たのだ、私たち魔族の恐ろしさを教えてやるべきか……」
そしてゼログはその手を王女にかざす。
すると彼女の周囲の空気がピシ、ピシと音を立てはじける。
「な……これは、なに……?」
……それは空気の凍る音だった。
トエル帝国の王女の足元から氷が現れ、そして、
「やめろ! 何をするのだ!」
「た、助け……」
……王女は全身を封じられた。
「この氷の棺は、この『魔王ゼログ』を殺さぬ限り、砕けぬぞ? 私は旧帝国領……いや、『魔王ゼログ城』で待っている。せいぜい勇者様でも連れてくるのだな、人間共」
「待て、魔王ゼログ!」
だがゼログはそれを言うと窓の外から飛び降りた。
……そしてすでに王城近くで待機していたのだろう、ソニック・ドラゴンに乗って飛び立つ。
「そんな……我が娘よ……」
王妃は氷に封じられた愛娘を見て、がくりと膝をついた。
そして、ようやく意識を取り戻した近衛兵たちに尋ねる。
「娘を救えるものは……いや、あの魔王を始末できるものは……この大陸にはいないのか?」
「は……」
そう言うと、1人の近衛兵はポツリ、とつぶやく。
「今大陸で名をはせている傑物は二名。……一人は『ゼログ』と申し、各地の魔族を帰順させていたものです……」
国王はその名を聞いて、窓を見やる。
「ゼログ……それが、あの魔王なのだろう。……どうやって魔王の魂を手に入れたのかは知らぬが……おそらく奴は、魔物どもを束ね、蜂起させるために、力を蓄えていたのだろうな……」
「それで、もう一人は?」
その王妃の質問に、近衛兵は答える。
「はい。……勇者ワンド。ヴァンパイア・ロードやキング・クラーケンを始末したのも、彼だと噂が届いています……」
「ワンド、か……。確か、聖女トーニャを恋人に持つ『伝説の勇者』……私もその名は知っている。……勇者なんぞに頼みごとをするのは癪だが……娘のためなら仕方ないでしょう……」
そして国王も腹を決めたように頷き、答えた。
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