47 / 64
第4章 依頼:最近遺跡に出没する謎の人影を調査してほしい
4-5 リズリー編 彼女は最弱勇者の勘違いに気づいたようです
しおりを挟む
「……ワンド様……」
船の上で、私はワンド様とトーニャが楽しそうに談笑するのを見て、心が痛んだ。
何があったのかは分からないが、最近あの二人は本当に仲がよさそうだ。
だが、私にはその理由が分からない。
はっきりいって、トーニャのことは恋敵であることを抜きにしても嫌いだった。
その場の空気を読まずに思ったことをそのままいう。
料理も洗濯も下手なくせに、それをワンド様に頼んで悪いとも思わない。
いつもワンド様を攻撃するようなことを言って、自分に注目を集める。その癖、自分からは楽しい話題を振ることもなく、断定的な発言で会話を終わらせてくる。
正直、容姿も含めて私がすべてにおいてトーニャより上回っていると思っている。
私はワンド様と一緒に距離を縮めるために努力し、そしてワンド様も私に好意を持ってくれていた気がしていた。
……だが、ワンド様は私を選ばず、あの女と付き合いだした。
「どうしたの、リズリーさん?」
「あ、フォーチュラちゃん」
そうこう考えていると、フォーチュラちゃんが私に声をかけてきた。
「最近リズリーさん、元気ないよね? ワンド様とケンカしたの?」
「え? いえ、別にケンカはしてないですけど……」
それより気になるのは、最近のワンド様の態度だ。
砂漠の街でファイブスさんと会った時くらいから、ワンド様が私に対する態度はなんとも言えないよそよそしさを感じた。
……まるで私を避けているような印象だった。
何かワンド様に嫌われるようなことをしたのかな? そう思ったが、特に心当たりはなかった。
「ねえ、リズリーさん?」
「なあに?」
「もしもさ、シスクさんを見つけたらさ。そしたらどうするの?」
「うーん……。とりあえず、なぜ村で山賊なんてやっていたのかを聞きます。それで……」
「それで?」
「……その後は分からないですね……私が何をしたいのかも……」
「そっかあ……」
実際、兄様がなぜあんなことをしたのかは分からない。
……けど、兄様はいつも私のことを最優先で考えてくれていた。
そう考えると私の『魔王の魂』に関することだろうとはおぼろげながら想像はついていた。
いずれにせよ、問いたださなければならない。
「それでさ。そのことが全部片付いたら旅は終わりにして、村に戻るの?」
「うーん……どうするかはまだ決めてませんけど……」
「もしそうなら、寂しいな。リズリーさんと一緒にいるの、楽しかったから」
「私もフォーチュラちゃんと居るのは楽しいですよ?」
「そう? えへへ、それなら嬉しいな。……けどさ、正直リズリーさんって、ワンド様のこと好きでしょ?」
その発言に、私は思わずびくりと体を震わせた。
「あ、やっぱり! いっつもワンド様を見るときに、嬉しそうな顔してるからそうだと思ったんだ!」
「フォ、フォーチュラちゃん……あまりお姉さんをからかわないで?」
「別にからかってないけどさ。……ワンド様と一緒に居られないのは嫌じゃないのかなって思ったから。……いいの、リズリーさん?」
そう、本当なら私もワンド様と一緒に旅を続けたい。
ワンド様はどうしようもないくらい弱いけど、周りを勇気づけて引っ張っていく力や、何もかもを受け入れてくれる暖かさがある。
ただ強いだけが売りの英雄様などより、よほど魅力的だ。
そして、命を平気で誰かのために投げ出すような危なかっしさがある彼を放っておけないという気持ちもある。
そもそも『魔王の魂』の影響で私の寿命はもう5年もない。なら、残った時間は愛した人と一緒に居たいと思うのは当然だ。
「け、けど……。ワンド様はトーニャと付き合いましたから……もう私は……」
「うん。……けどさ、なんかあの二人、おかしいと思わない?」
「え?」
「ワンド様はなんか寂しそうだし、トーニャお姉ちゃんもどこか悲しそうだよね? まるで、何か隠しているみたい」
獣人の特性だろう、フォーチュラちゃんは勘が鋭い。
私もあの二人の関係に少し疑問を持っていた。
「ねえ、ワンド? 好き、大好き……お願い、もう少しこのままでいさせて……」
「ああ、トーニャ……」
ふと二人を見ると、トーニャはワンド様の胸にそっと体を預けていた。
だが、その様子ははっきり言って『明日戦場に向かう恋人と、別れを惜しむ場面』とでも呼べるほど、刹那的な何かを感じた。
……また、客観的な言動を顧みても、ここ最近のワンド様の発言には違和感があった。
あの魔族セプティナとの戦いの時に、自らの最期を覚悟されたワンド様は私に、
「今まで、ごめんな」
とつぶやいていた(『3-12 最弱勇者はラザニアをあの世で作るようです』より)。
なぜあの時口にしたのが「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」だったのか。
あの状況を作ったのは私で、重傷を負ったのも私のせいだ。
なんでもかんでも自分で背負い込んでしまうワンド様でも、あの場での謝罪は不自然だった。
その後ラザニアの料理の話題が出た時(『3-13 最弱勇者は魔王と旅をしていたようなものです』より)もそうだ。
あの時ワンド様は、
「だって仲間だろ、リズリーとフォーチュラはさ?」
と言っており「俺とリズリーは仲間」とは言わなかった。
……そこから導き出せる答えは一つ。
「ワンド様は、私に嫌われていると思い込んでいる」
ということだ。
だが、私がそんな態度を取った覚えは一度もない。
そう考えていると、フォーチュラちゃんは、ワンド様たちの方を見ながらつぶやく。
「けどさあ。やっぱりワンド様って、トーニャお姉ちゃんのこと好きだよね? ご飯食べた後とか、凄いドキドキしてるの分かるもの?」
「ご飯?」
「うん! 私たち獣人は耳が良いからさ。だから分かるんだ。こないだトーニャお姉ちゃんから果物貰ってた時なんか、凄かったよ! もうドッキドキ!」
果物を貰った時とは、確かリザードマンの巣くう闘技場に向かった時だ(『3-9 最弱勇者はリザードマンと接敵しました』より)。
確かあの時はわざわざワンド様の持っていた果物を自分のものと取り換えていた。
本人は「果物が傷んでいた」と言ってそれを捨てていたが、今にして思うとあの果物は傷んでなんかいなかった。
(トーニャは薬を調合できる。まさか……)
私はそもそも疑問を持っていた。
なぜワンド様は、トーニャを好きになったのか。……いや、トーニャ『なんか』と一緒に旅が出来ているのか。
私はあの女のことが嫌いだ。
もしワンド様が居なかったら、一緒に旅をするなんて考えたくもない。
……私はそのことを考えた瞬間、恐ろしい仮説が思い浮かんだ。
ワンド様は、トーニャに何か洗脳まがいのことをされている、ということだ。
単に言葉の暴力による支配だけじゃない。
何らかの外的なもの……たとえば薬を盛るとか……或いは、何らかの嘘をついて、私を遠ざけていた可能性も考えられる。
よくよく考えたら、かつての仲間だと言っていたファイブスさんも妙にトーニャのことを嫌っていた(『3-3 最弱勇者は最強勇者の影を踏んだようです』より)。
トーニャの方もファイブスさんを避けており、砂漠の街を出る際にも『急いだほうが良いから』と、彼女に挨拶に行くことを避けていた。
それも、トーニャがワンド様に何か犯罪的なアプローチをしていたから、と考えると矛盾がない。
「もし、そうなら……許せない……」
私はそう思うと、猛烈な怒りの感情が湧いてきた。
ワンド様は優しい方だ。
ただでさえ、トーニャの両親を守れなかった借りがあり、トーニャに逆らうことは難しい立場だ。
その状態で、嘘をついて私を陥れ、さらに薬を盛ることで自分に関心を集めていたとしたら、トーニャのことを『好き』だと錯覚するに決まっている。
そんな汚い真似をしているのなら、断じて許すわけにはいかない。
「ど、どうしたの、リズリーさん? なんか顔、怖いよ……」
「え? あ、ごめんね、フォーチュラちゃん。ちょっと気になったことがあって……」
「気になったこと?」
「ええ。……船から降りたら、ちょっとワンド様とトーニャに聴きたいことが出来ましたから。その時は協力してくれますか?」
「え? うん。……よくわからないけど……いいよ?」
後は、その証拠を集めるだけだ。
幸い最近のトーニャはワンド様と交際できるようになったためか、普段の狡猾なまでの慎重さが見られていない。
……とはいえ、船上でトラブルを起こすと問題が起きることは分かる。
今は証拠集めだけをして、船から降りたらトーニャに問いただそう。
そうすればワンド様はトーニャに幻滅するはずだ。
……それにトーニャの言動から分かったが『罪悪感を与えて支配する』方法は、責任感の強すぎるワンド様にはよく効くようだ。
『ワンド様は私の寿命を奪った』とでも言って、ワンド様に私との結婚を申し入れることも不可能ではない。
(……何考えてるの、私は……)
だが、私は一瞬頭に浮かんだその考えをすぐに打ち消した。
それをやったら、トーニャと同じだ。……私はあの女とは違う。
これはワンド様をあの女から解放するための正義の行為だ。
あの女の悪行を暴いたうえで正々堂々とワンド様に交際を迫ればいい。
そう考えながら私は、トーニャの荷物袋を漁った。
船の上で、私はワンド様とトーニャが楽しそうに談笑するのを見て、心が痛んだ。
何があったのかは分からないが、最近あの二人は本当に仲がよさそうだ。
だが、私にはその理由が分からない。
はっきりいって、トーニャのことは恋敵であることを抜きにしても嫌いだった。
その場の空気を読まずに思ったことをそのままいう。
料理も洗濯も下手なくせに、それをワンド様に頼んで悪いとも思わない。
いつもワンド様を攻撃するようなことを言って、自分に注目を集める。その癖、自分からは楽しい話題を振ることもなく、断定的な発言で会話を終わらせてくる。
正直、容姿も含めて私がすべてにおいてトーニャより上回っていると思っている。
私はワンド様と一緒に距離を縮めるために努力し、そしてワンド様も私に好意を持ってくれていた気がしていた。
……だが、ワンド様は私を選ばず、あの女と付き合いだした。
「どうしたの、リズリーさん?」
「あ、フォーチュラちゃん」
そうこう考えていると、フォーチュラちゃんが私に声をかけてきた。
「最近リズリーさん、元気ないよね? ワンド様とケンカしたの?」
「え? いえ、別にケンカはしてないですけど……」
それより気になるのは、最近のワンド様の態度だ。
砂漠の街でファイブスさんと会った時くらいから、ワンド様が私に対する態度はなんとも言えないよそよそしさを感じた。
……まるで私を避けているような印象だった。
何かワンド様に嫌われるようなことをしたのかな? そう思ったが、特に心当たりはなかった。
「ねえ、リズリーさん?」
「なあに?」
「もしもさ、シスクさんを見つけたらさ。そしたらどうするの?」
「うーん……。とりあえず、なぜ村で山賊なんてやっていたのかを聞きます。それで……」
「それで?」
「……その後は分からないですね……私が何をしたいのかも……」
「そっかあ……」
実際、兄様がなぜあんなことをしたのかは分からない。
……けど、兄様はいつも私のことを最優先で考えてくれていた。
そう考えると私の『魔王の魂』に関することだろうとはおぼろげながら想像はついていた。
いずれにせよ、問いたださなければならない。
「それでさ。そのことが全部片付いたら旅は終わりにして、村に戻るの?」
「うーん……どうするかはまだ決めてませんけど……」
「もしそうなら、寂しいな。リズリーさんと一緒にいるの、楽しかったから」
「私もフォーチュラちゃんと居るのは楽しいですよ?」
「そう? えへへ、それなら嬉しいな。……けどさ、正直リズリーさんって、ワンド様のこと好きでしょ?」
その発言に、私は思わずびくりと体を震わせた。
「あ、やっぱり! いっつもワンド様を見るときに、嬉しそうな顔してるからそうだと思ったんだ!」
「フォ、フォーチュラちゃん……あまりお姉さんをからかわないで?」
「別にからかってないけどさ。……ワンド様と一緒に居られないのは嫌じゃないのかなって思ったから。……いいの、リズリーさん?」
そう、本当なら私もワンド様と一緒に旅を続けたい。
ワンド様はどうしようもないくらい弱いけど、周りを勇気づけて引っ張っていく力や、何もかもを受け入れてくれる暖かさがある。
ただ強いだけが売りの英雄様などより、よほど魅力的だ。
そして、命を平気で誰かのために投げ出すような危なかっしさがある彼を放っておけないという気持ちもある。
そもそも『魔王の魂』の影響で私の寿命はもう5年もない。なら、残った時間は愛した人と一緒に居たいと思うのは当然だ。
「け、けど……。ワンド様はトーニャと付き合いましたから……もう私は……」
「うん。……けどさ、なんかあの二人、おかしいと思わない?」
「え?」
「ワンド様はなんか寂しそうだし、トーニャお姉ちゃんもどこか悲しそうだよね? まるで、何か隠しているみたい」
獣人の特性だろう、フォーチュラちゃんは勘が鋭い。
私もあの二人の関係に少し疑問を持っていた。
「ねえ、ワンド? 好き、大好き……お願い、もう少しこのままでいさせて……」
「ああ、トーニャ……」
ふと二人を見ると、トーニャはワンド様の胸にそっと体を預けていた。
だが、その様子ははっきり言って『明日戦場に向かう恋人と、別れを惜しむ場面』とでも呼べるほど、刹那的な何かを感じた。
……また、客観的な言動を顧みても、ここ最近のワンド様の発言には違和感があった。
あの魔族セプティナとの戦いの時に、自らの最期を覚悟されたワンド様は私に、
「今まで、ごめんな」
とつぶやいていた(『3-12 最弱勇者はラザニアをあの世で作るようです』より)。
なぜあの時口にしたのが「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」だったのか。
あの状況を作ったのは私で、重傷を負ったのも私のせいだ。
なんでもかんでも自分で背負い込んでしまうワンド様でも、あの場での謝罪は不自然だった。
その後ラザニアの料理の話題が出た時(『3-13 最弱勇者は魔王と旅をしていたようなものです』より)もそうだ。
あの時ワンド様は、
「だって仲間だろ、リズリーとフォーチュラはさ?」
と言っており「俺とリズリーは仲間」とは言わなかった。
……そこから導き出せる答えは一つ。
「ワンド様は、私に嫌われていると思い込んでいる」
ということだ。
だが、私がそんな態度を取った覚えは一度もない。
そう考えていると、フォーチュラちゃんは、ワンド様たちの方を見ながらつぶやく。
「けどさあ。やっぱりワンド様って、トーニャお姉ちゃんのこと好きだよね? ご飯食べた後とか、凄いドキドキしてるの分かるもの?」
「ご飯?」
「うん! 私たち獣人は耳が良いからさ。だから分かるんだ。こないだトーニャお姉ちゃんから果物貰ってた時なんか、凄かったよ! もうドッキドキ!」
果物を貰った時とは、確かリザードマンの巣くう闘技場に向かった時だ(『3-9 最弱勇者はリザードマンと接敵しました』より)。
確かあの時はわざわざワンド様の持っていた果物を自分のものと取り換えていた。
本人は「果物が傷んでいた」と言ってそれを捨てていたが、今にして思うとあの果物は傷んでなんかいなかった。
(トーニャは薬を調合できる。まさか……)
私はそもそも疑問を持っていた。
なぜワンド様は、トーニャを好きになったのか。……いや、トーニャ『なんか』と一緒に旅が出来ているのか。
私はあの女のことが嫌いだ。
もしワンド様が居なかったら、一緒に旅をするなんて考えたくもない。
……私はそのことを考えた瞬間、恐ろしい仮説が思い浮かんだ。
ワンド様は、トーニャに何か洗脳まがいのことをされている、ということだ。
単に言葉の暴力による支配だけじゃない。
何らかの外的なもの……たとえば薬を盛るとか……或いは、何らかの嘘をついて、私を遠ざけていた可能性も考えられる。
よくよく考えたら、かつての仲間だと言っていたファイブスさんも妙にトーニャのことを嫌っていた(『3-3 最弱勇者は最強勇者の影を踏んだようです』より)。
トーニャの方もファイブスさんを避けており、砂漠の街を出る際にも『急いだほうが良いから』と、彼女に挨拶に行くことを避けていた。
それも、トーニャがワンド様に何か犯罪的なアプローチをしていたから、と考えると矛盾がない。
「もし、そうなら……許せない……」
私はそう思うと、猛烈な怒りの感情が湧いてきた。
ワンド様は優しい方だ。
ただでさえ、トーニャの両親を守れなかった借りがあり、トーニャに逆らうことは難しい立場だ。
その状態で、嘘をついて私を陥れ、さらに薬を盛ることで自分に関心を集めていたとしたら、トーニャのことを『好き』だと錯覚するに決まっている。
そんな汚い真似をしているのなら、断じて許すわけにはいかない。
「ど、どうしたの、リズリーさん? なんか顔、怖いよ……」
「え? あ、ごめんね、フォーチュラちゃん。ちょっと気になったことがあって……」
「気になったこと?」
「ええ。……船から降りたら、ちょっとワンド様とトーニャに聴きたいことが出来ましたから。その時は協力してくれますか?」
「え? うん。……よくわからないけど……いいよ?」
後は、その証拠を集めるだけだ。
幸い最近のトーニャはワンド様と交際できるようになったためか、普段の狡猾なまでの慎重さが見られていない。
……とはいえ、船上でトラブルを起こすと問題が起きることは分かる。
今は証拠集めだけをして、船から降りたらトーニャに問いただそう。
そうすればワンド様はトーニャに幻滅するはずだ。
……それにトーニャの言動から分かったが『罪悪感を与えて支配する』方法は、責任感の強すぎるワンド様にはよく効くようだ。
『ワンド様は私の寿命を奪った』とでも言って、ワンド様に私との結婚を申し入れることも不可能ではない。
(……何考えてるの、私は……)
だが、私は一瞬頭に浮かんだその考えをすぐに打ち消した。
それをやったら、トーニャと同じだ。……私はあの女とは違う。
これはワンド様をあの女から解放するための正義の行為だ。
あの女の悪行を暴いたうえで正々堂々とワンド様に交際を迫ればいい。
そう考えながら私は、トーニャの荷物袋を漁った。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】見世物見世物少女の転移逆転記
製作する黒猫
ファンタジー
完全敗北した魔物が見世物にされている世界に生まれた、リスフィという魔物のリリ。
魔物園のお披露目の際中に異世界転移をして、いまだに人と魔物が争い合う世界へと転移した彼女は、とある貴族の子息に飼われることになった。
見世物からペットへ。最後に彼女は何を求め、何になるのか?
小説家になろうにも掲載しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる