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第3章 依頼:リザードマンにさらわれた家族を助けてください
3-11 やはり最弱勇者は、ズタボロにされてこそです
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「はあ……きついな、これは……」
俺とトーニャはリザードマンと戦いながら迷路の中を歩いていた。
やはり、戦いにおける不確定要素を増やすための迷路だ。
迷路には傾斜や段差が付けられている。その為、極端にこちらが有利な時もあれば、逆にこちらが戦いにくい時もある。
「キミが私を庇ってばかりだからだよ。……治す方の気持ちにもなって?」
「ああ、悪いな。助かるよ、トーニャ」
「けど、庇われるのは正直嬉しい。恋人として、少しは見直した」
そう言ってくれると少しは気分が楽になる。
俺はトーニャに怪我をさせまいと体を張り、そのたびに怪我を増やしてきた。
本当は回復魔法で全回復してほしいところだが、時間が惜しいこの状況では正直なところ、そんな悠長なことは出来ない。
かなり体は傷ついていたが、それでも足を止めずに道を歩き続ける。
しばらく歩くと、大きな一本道に出た。
その中央左に光がさすのが見えた。
恐らくここが迷路の出口だ。
「あれ、ワンド様? ご無事だったんですね?」
「あ、ほんとだ! おーい、ワンド様~!」
向こう側から見えたのは、リズリーとフォーチュラだった。
二人は俺と違って傷は浅く、大したけがは負っていない様子を見て安心した。
……だが、俺はふたりの後ろに動く大きな影に気が付いた。
その影は、人間が農作業用に使用していたと思しき、大きな斧を二人に振り上げている。
振り返って受けるよう指示していたのでは間に合わない。
俺は叫んだ。
「二人とも、走れ!」
「え? ……はい!」
その瞬間、二人のすぐ後ろに斧が振り下ろされた。
「きゃあ!」
「嘘、こんなでかいやつが後ろに?」
「おい、俺が相手だ! かかってこい!」
俺は全速力で二人の元に駆け寄り、目の前の影に剣を振るう。
「はあ!」
俺は剣を突き出して相手を威嚇する。
だが、
「グル……グガア!」
見ただけで俺が非力だと分かったのだろう。
その威嚇にはまるで屈せず、その影は左手で俺を横凪に払う。
「ぐああ!」
俺の剣は簡単に弾き飛ばされ、壁に強く叩きつけられた。
俺はふらつきながらもなんとか剣を取って立ち上がる。
「く……こいつが、ボスか……」
暗闇で分からなかったが、その影はリザードマンだった。
ただし、今までのリザードマンよりも二回りは大きい。
眼光は鋭く、こちらに対して強い怒りを持っているのは明らかだ。
……おそらくこいつがこの群れのボスだろう。
「ぐ……」
「ワンド様!」
「大丈夫だ、こんなの!」
リズリーが振り返って心配そうな顔をしたが、俺は必死で笑みを浮かべた。
「フォーチュラ、俺と時間を稼いでくれ! リズリー! その隙に氷魔法を俺たちごと叩きこんでくれ!」
「え? でもそうしたら……」
「大丈夫だ! 『力比べ』じゃ勝負にならないけど、『寒さ比べ』ならまず勝てる!」
戦いの時には、相手にどんな些細なことでも「勝てる要素」を探すのが鉄則だ。
俺のように「弱い」奴でも、例えば視力や聴力、痛みや毒への強さ、体重や腕の長さまで考えれば一つくらいは「勝てるもの」がある。
それを一つでも見つけることが出来れば、そこから勝機は見いだせる。
「この!」
「やあ!」
俺とフォーチュラはリザードマンを通さないように、防御を意識しつつけん制する。
知能はさほど高くないのだろう、俺たちの意図には気づいていない。
だが、腕力は俺達二人がかりでも相手にならない強さだ。
時折俺たちの攻撃の合間を縫って、凄まじい一閃が振り下ろされる。
「きゃあ!」
「フォーチュラ、危ない!」
だが、そのような一撃は障壁の前に、ガキンと弾かれる。
トーニャも負けじと、俺やフォーチュラが危なくなると障壁を出してくれているからだ。
それから数十秒が経過した。
「ぐ……いまだ、フォーチュラ!」
「うん!」
そう言ってフォーチュラは俺の肩に飛び乗ると、大きく飛び上がり、
「はあ! 天鷲拳!」
鷲が空を上るときのごとく強烈な一撃を天井に見舞う。
通常戦士職のものはこのような「剣技」「格闘技」を使って戦うのが一般的だ。剣技を持たない前衛職など、俺とゼログくらいだろう。
「グルル……?」
その瞬間天井はガラガラと崩れ、奴の退路と風の逃げ道を塞いだ。
「よし、頼むリズリー!」
「うん!」
そしてリズリーは強力な吹雪を俺たちに向けて叩きこむ。
凄まじい冷気が俺たちの身体を包む。正直この肌が凍り付きそうだ。
……だが、リザードマンにとってはもっと強力な冷気に感じているはずだ。
「グウウウウウ!」
「はあ、はあ……悪いが……これで終わりだ……!」
変温動物のリザードマンは体温が低下すると急激に動きが鈍くなる。
徐々に動きが鈍くなってきたと思うと、最後は、
「グ……」
そう言って、その場に倒れこんだ。
「……はあ、危なかった……」
「ワンド様! フォーチュラちゃん! 大丈夫ですか?」
「うん、これくらい平気平気!」
流石は暑さや寒さに強い獣人だ。
凍えて体をがたがたさせている俺とは雲泥の差と言ったところだろう。
「ありがとう、みんな。……助かったよ」
「いえ、そんな! ……ワンド様のおかげです」
「うん! ありがとう、ワンド様! 大好き!」
そういうとフォーチュラは俺に抱き着いてくれた。
「待ってよ、フォーチュラ、ハグってのはこうやるの」
トーニャもそれに便乗するように抱き着いてきた。
「お、おい……」
俺はドキリ、とした。
トーニャの心音が俺の身体に渡り、ドクンドクンと音が響く。
血が沸騰しそうな感覚に、俺はまるでトーニャの血液が自分に流れ込むような錯覚を覚えた。
「少し体が冷えてるから、温めないとね」
「あ、そ、そういうことか……」
俺は少しがっかりしたが、それでもトーニャが抱き着いてくれたのは嬉しかった。
「ワンド様! 見てください! あそこ!」
リズリーが闘技場の方を指さした。
そこには、村にいた少女と似たような恰好をした中年の女性が鎖につながれていた。
手かせがはめられているが、杭の部分は経年劣化のせいか、極めて脆そうに見える。これなら鍵を外すまでもなく彼女を解放できるだろう。
「あそこに母親がいます! リザードマンが来る前に私、助けに行ってきます!」
そういうと、リズリーは大急ぎで闘技場に向かっていった。
(……待てよ、おかしくないか?)
だが、そこで俺は猛烈な違和感を感じた。
確かに現在、闘技場の周辺にリザードマンが居ない。
……だが、闘技場周辺は観客席が風よけとなっており、風はあまり拭かない構造になっている。
にも拘らず、彼女の周囲に足跡が全くついていない。
……つまりリザードマン達は彼女の周辺には、かなり前からいなかったことになる。
俺は猛烈に嫌な予感がして、凍傷に痛む体を無理に奮い立たせながら、闘技場に駈け出した。
俺が駆け付ける前にリズリーは杭を破壊し、母親と思しき女性の手かせを外していた。
すると繋がれていた女性はリズリーに対して、半泣きの表情で語り掛ける。
「ああ、良かった……助けに来てくれたんだね……」
「ええ、村の女の子から話を受けてきたんですよ」
「良かった……ところであんたの名前……なんて言うんだい?」
……そこで俺の不安は確信に変わった。
彼女は声色を変えていたが、以前懺悔室で出会った時の女性の声と同じだったからだ。
通常「誰がどんな声をしていたか」など覚えているわけがない。声色を変えればなおさらだ。
だが、最弱勇者の俺は、少しでも冒険の役に立つように、普段から会話をする相手の声色も注意深く聴くようにしていたのが幸いした。
だがリズリーは気づかず、不用心に本名を答えようとしていた。
「はい、私はリズリー……」
「だあ!」
俺はどうせリズリーには嫌われている身だ。
これ以上どんな軽蔑の目で見られても構わない。
そう思った俺は、リズリーを思いっきり蹴飛ばした。
「きゃあ!」
いくら俺が「最弱勇者」といえど、体格差は覆せない。
リズリーは思いっきり吹き飛び、床に叩きつけられた。
「ワンド様! 突然なにをなさるので……」
だが、その質問を尋ねる前に、リズリーは俺の姿を見て絶句していた。
「悪い……蹴って、ごめんな、リズリー……」
「そんな……」
……俺の腹にはその母親……いや、魔物の手に握られた短剣が深々と突き刺さっていたからだ。
「ちっ……。あなた、教会に居た時の『勘違い男』ね……」
「やっぱりか……お前が……神父様の……仇だな……」
猛烈な痛みが腹に走る。
俺はその痛みにこらえながらそう訊ねると、その女は見る見るうちに、中年の姿から、美しく酷薄な若い美女の姿に変えていった。
「神父様? ……ああ、あの時のおじさまのこと? ……そうよ。この私『セプティナ』が、あの男を始末したのよ? ……だからなに?」
そのセプティナと名乗った女はそうくすくすと笑っていた。
俺とトーニャはリザードマンと戦いながら迷路の中を歩いていた。
やはり、戦いにおける不確定要素を増やすための迷路だ。
迷路には傾斜や段差が付けられている。その為、極端にこちらが有利な時もあれば、逆にこちらが戦いにくい時もある。
「キミが私を庇ってばかりだからだよ。……治す方の気持ちにもなって?」
「ああ、悪いな。助かるよ、トーニャ」
「けど、庇われるのは正直嬉しい。恋人として、少しは見直した」
そう言ってくれると少しは気分が楽になる。
俺はトーニャに怪我をさせまいと体を張り、そのたびに怪我を増やしてきた。
本当は回復魔法で全回復してほしいところだが、時間が惜しいこの状況では正直なところ、そんな悠長なことは出来ない。
かなり体は傷ついていたが、それでも足を止めずに道を歩き続ける。
しばらく歩くと、大きな一本道に出た。
その中央左に光がさすのが見えた。
恐らくここが迷路の出口だ。
「あれ、ワンド様? ご無事だったんですね?」
「あ、ほんとだ! おーい、ワンド様~!」
向こう側から見えたのは、リズリーとフォーチュラだった。
二人は俺と違って傷は浅く、大したけがは負っていない様子を見て安心した。
……だが、俺はふたりの後ろに動く大きな影に気が付いた。
その影は、人間が農作業用に使用していたと思しき、大きな斧を二人に振り上げている。
振り返って受けるよう指示していたのでは間に合わない。
俺は叫んだ。
「二人とも、走れ!」
「え? ……はい!」
その瞬間、二人のすぐ後ろに斧が振り下ろされた。
「きゃあ!」
「嘘、こんなでかいやつが後ろに?」
「おい、俺が相手だ! かかってこい!」
俺は全速力で二人の元に駆け寄り、目の前の影に剣を振るう。
「はあ!」
俺は剣を突き出して相手を威嚇する。
だが、
「グル……グガア!」
見ただけで俺が非力だと分かったのだろう。
その威嚇にはまるで屈せず、その影は左手で俺を横凪に払う。
「ぐああ!」
俺の剣は簡単に弾き飛ばされ、壁に強く叩きつけられた。
俺はふらつきながらもなんとか剣を取って立ち上がる。
「く……こいつが、ボスか……」
暗闇で分からなかったが、その影はリザードマンだった。
ただし、今までのリザードマンよりも二回りは大きい。
眼光は鋭く、こちらに対して強い怒りを持っているのは明らかだ。
……おそらくこいつがこの群れのボスだろう。
「ぐ……」
「ワンド様!」
「大丈夫だ、こんなの!」
リズリーが振り返って心配そうな顔をしたが、俺は必死で笑みを浮かべた。
「フォーチュラ、俺と時間を稼いでくれ! リズリー! その隙に氷魔法を俺たちごと叩きこんでくれ!」
「え? でもそうしたら……」
「大丈夫だ! 『力比べ』じゃ勝負にならないけど、『寒さ比べ』ならまず勝てる!」
戦いの時には、相手にどんな些細なことでも「勝てる要素」を探すのが鉄則だ。
俺のように「弱い」奴でも、例えば視力や聴力、痛みや毒への強さ、体重や腕の長さまで考えれば一つくらいは「勝てるもの」がある。
それを一つでも見つけることが出来れば、そこから勝機は見いだせる。
「この!」
「やあ!」
俺とフォーチュラはリザードマンを通さないように、防御を意識しつつけん制する。
知能はさほど高くないのだろう、俺たちの意図には気づいていない。
だが、腕力は俺達二人がかりでも相手にならない強さだ。
時折俺たちの攻撃の合間を縫って、凄まじい一閃が振り下ろされる。
「きゃあ!」
「フォーチュラ、危ない!」
だが、そのような一撃は障壁の前に、ガキンと弾かれる。
トーニャも負けじと、俺やフォーチュラが危なくなると障壁を出してくれているからだ。
それから数十秒が経過した。
「ぐ……いまだ、フォーチュラ!」
「うん!」
そう言ってフォーチュラは俺の肩に飛び乗ると、大きく飛び上がり、
「はあ! 天鷲拳!」
鷲が空を上るときのごとく強烈な一撃を天井に見舞う。
通常戦士職のものはこのような「剣技」「格闘技」を使って戦うのが一般的だ。剣技を持たない前衛職など、俺とゼログくらいだろう。
「グルル……?」
その瞬間天井はガラガラと崩れ、奴の退路と風の逃げ道を塞いだ。
「よし、頼むリズリー!」
「うん!」
そしてリズリーは強力な吹雪を俺たちに向けて叩きこむ。
凄まじい冷気が俺たちの身体を包む。正直この肌が凍り付きそうだ。
……だが、リザードマンにとってはもっと強力な冷気に感じているはずだ。
「グウウウウウ!」
「はあ、はあ……悪いが……これで終わりだ……!」
変温動物のリザードマンは体温が低下すると急激に動きが鈍くなる。
徐々に動きが鈍くなってきたと思うと、最後は、
「グ……」
そう言って、その場に倒れこんだ。
「……はあ、危なかった……」
「ワンド様! フォーチュラちゃん! 大丈夫ですか?」
「うん、これくらい平気平気!」
流石は暑さや寒さに強い獣人だ。
凍えて体をがたがたさせている俺とは雲泥の差と言ったところだろう。
「ありがとう、みんな。……助かったよ」
「いえ、そんな! ……ワンド様のおかげです」
「うん! ありがとう、ワンド様! 大好き!」
そういうとフォーチュラは俺に抱き着いてくれた。
「待ってよ、フォーチュラ、ハグってのはこうやるの」
トーニャもそれに便乗するように抱き着いてきた。
「お、おい……」
俺はドキリ、とした。
トーニャの心音が俺の身体に渡り、ドクンドクンと音が響く。
血が沸騰しそうな感覚に、俺はまるでトーニャの血液が自分に流れ込むような錯覚を覚えた。
「少し体が冷えてるから、温めないとね」
「あ、そ、そういうことか……」
俺は少しがっかりしたが、それでもトーニャが抱き着いてくれたのは嬉しかった。
「ワンド様! 見てください! あそこ!」
リズリーが闘技場の方を指さした。
そこには、村にいた少女と似たような恰好をした中年の女性が鎖につながれていた。
手かせがはめられているが、杭の部分は経年劣化のせいか、極めて脆そうに見える。これなら鍵を外すまでもなく彼女を解放できるだろう。
「あそこに母親がいます! リザードマンが来る前に私、助けに行ってきます!」
そういうと、リズリーは大急ぎで闘技場に向かっていった。
(……待てよ、おかしくないか?)
だが、そこで俺は猛烈な違和感を感じた。
確かに現在、闘技場の周辺にリザードマンが居ない。
……だが、闘技場周辺は観客席が風よけとなっており、風はあまり拭かない構造になっている。
にも拘らず、彼女の周囲に足跡が全くついていない。
……つまりリザードマン達は彼女の周辺には、かなり前からいなかったことになる。
俺は猛烈に嫌な予感がして、凍傷に痛む体を無理に奮い立たせながら、闘技場に駈け出した。
俺が駆け付ける前にリズリーは杭を破壊し、母親と思しき女性の手かせを外していた。
すると繋がれていた女性はリズリーに対して、半泣きの表情で語り掛ける。
「ああ、良かった……助けに来てくれたんだね……」
「ええ、村の女の子から話を受けてきたんですよ」
「良かった……ところであんたの名前……なんて言うんだい?」
……そこで俺の不安は確信に変わった。
彼女は声色を変えていたが、以前懺悔室で出会った時の女性の声と同じだったからだ。
通常「誰がどんな声をしていたか」など覚えているわけがない。声色を変えればなおさらだ。
だが、最弱勇者の俺は、少しでも冒険の役に立つように、普段から会話をする相手の声色も注意深く聴くようにしていたのが幸いした。
だがリズリーは気づかず、不用心に本名を答えようとしていた。
「はい、私はリズリー……」
「だあ!」
俺はどうせリズリーには嫌われている身だ。
これ以上どんな軽蔑の目で見られても構わない。
そう思った俺は、リズリーを思いっきり蹴飛ばした。
「きゃあ!」
いくら俺が「最弱勇者」といえど、体格差は覆せない。
リズリーは思いっきり吹き飛び、床に叩きつけられた。
「ワンド様! 突然なにをなさるので……」
だが、その質問を尋ねる前に、リズリーは俺の姿を見て絶句していた。
「悪い……蹴って、ごめんな、リズリー……」
「そんな……」
……俺の腹にはその母親……いや、魔物の手に握られた短剣が深々と突き刺さっていたからだ。
「ちっ……。あなた、教会に居た時の『勘違い男』ね……」
「やっぱりか……お前が……神父様の……仇だな……」
猛烈な痛みが腹に走る。
俺はその痛みにこらえながらそう訊ねると、その女は見る見るうちに、中年の姿から、美しく酷薄な若い美女の姿に変えていった。
「神父様? ……ああ、あの時のおじさまのこと? ……そうよ。この私『セプティナ』が、あの男を始末したのよ? ……だからなに?」
そのセプティナと名乗った女はそうくすくすと笑っていた。
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