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第3章 依頼:リザードマンにさらわれた家族を助けてください
3-1 ゼログ編・最強勇者はハーレムの魅力を理解できないようです
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ここは砂漠にある大きな街。
そこは人ではなく、サイクロプスたちが中心となって作った街であり、中央には大きな広場がある。
「……あんた、名前は?」
「旅人、ゼログ……」
その広場でゼログは剣を正眼に構え、ひときわ大柄なサイクロプスの女性にぽつりとつぶやいた。
広場には住民たちが集まっており、その二人の様子を見守っていた。
「なんだ、あいつが『挑戦者』か?」
「ええ。ただの人間が挑戦するなんて初めてね……」
「どっちの勝ちに賭ける? 俺は族長だな」
「え? 私もそっちなんだけど……」
どうやら、ゼログが勝つことは誰もが思っていないようだった。
しばらくゼログと族長がにらみ合う。
そして次の刹那、
「いくぞ!」
サイクロプスが棍棒を持って突撃してきた。
本来鈍重なサイクロプスだが、彼女の動作は俊敏であった。
「うおりゃあ!」
上段に構えていたはずの棍棒が横凪に払われる。
彼女の得意とするフェイント攻撃だ。動作が鈍重なサイクロプス相手には、特に効果が大きいだろう。体格の大きさと、この攻撃の巧みさで彼女が族長に上り詰めたことが伺える。
だが、
「はあ!」
ゼログはその横凪を剣一本で受け止める。
頑丈な棍棒が真っ二つに両断され、切れ端が宙を舞った。
「な……」
サイクロプスに比べると人間の動きは俊敏だ。
だから「かわされる」程度のことは想定していたのだろうが「受け止められる」ことは理解できなかったのだろう。
驚愕の表情を浮かべる彼女。その隙にゼログは族長の腕を伝い、彼女の肩に手をかける。
「終わりだな」
そして、彼女の首筋に剣を立てた。
その剣は刃こぼれ一つしていない。
彼女はその様子を見て観念したかのように、
「参ったよ……強いな、あんた……」
そうつぶやいた。
「あんた、本当に強いな。あの化け物を一瞬で倒すなんて。しかもお互い無傷で」
その様子を見ていた、同行者のシスクは驚愕まじりに答える。
当然と言ったように、ゼログは頷いた。
「私は異世界からの転移者だからな。この世界の住民より強いのはおかしな話じゃないはずだ」
「いや、今までの転移者だって、あんたほど強くなかったよ。……はっきり言って、あんたの強さなら、魔王が10人いたとしても、全然相手にならねえぞ?」
「……どうかな」
そう含みを込めた表情を見せるゼログ。
すると、族長のサイクロプスが笑みを浮かべて手を握ってきた。
「見事だよ、旅の男……確かゼログだったな」
ゼログは答える。
「そうだ。……これで、私がこの街の新しい族長と言うことだな?」
「そうだね。あんたがこれからは族長だ。この街の住民はあんたのものだ」
そう言うと、サイクロプスの女性たちがわらわらとやってきた。
「族長様! 私と結婚しましょうよ?」
「私たちサイクロプス族は一夫多妻制ですから、みんなと結婚しませんか~?」
「ですよね! これから毎日私たちと過ごしましょう?」
因みにサイクロプス族は一つ目であることを除けば「大柄な人間」とさほど変わらない。
人間の基準でも「良く鍛えられた美しい肉体を持つ、美女の集団」に囲まれるのを見て、シスクは皮肉交じりで冷やかす。
「おい、羨ましいじゃないか、ゼログ?」
だがゼログは首を振り、
「すまないが、私はこの街に定住できない。今後も彼女のもとに街で今まで通りの暮らしをしてほしい」
そう答えた。
それに驚いたのは元族長だった。
「え? あんた、あたしらの街や、ハーレムが欲しかったんじゃないのかい?」
「ハーレム? ……なんでこの世界の男はそんなに複数の異性と関係を持ちたがるんだ?」
まるで理解が出来ないといったようにゼログは答える。
「そりゃ、普通そうだろ? あんたらの世界の男は違うのかい?」
「ああ。異性のために戦うとすれば、姫君の信頼とキスを賜ること。その為だけに命をかけるのが常識だったな。複数の村娘との重婚を好むものはいなかった」
「へえ。そりゃ文化の違いってものだね……」
「かもしれないな。……それと、もう一つ」
ゼログはそう言って、息を吸った。
「約束してほしいが、これから人間に危害を加えず共に暮らすこと。そして私が万が一破れたら、そのものを新しい族長として、秩序を保つこと。この二つだけは守ってくれ」
その発言に、住民たちは少し驚いた様子を見せた。
「それだけで良いの? なら、別に構わないよ」
「そうそう! そもそも、人間たちが襲ってこなきゃ私たちだって平和に暮らすんだからさ!」
「人間って、なんであんなに乱暴なのか分からないよな?」
同じことを人間側だって思っているんだよな、とはシスクは思ったが口にはしなかった。
「もう一つの件も、分かったよ。……つっても、あんたに勝てる人間なんて想像できないけどね。この『元四天王』のエイドナ様を力押しで倒せるんだから」
「本当よね。……剣技も必殺技も使わず、攻撃をかわしもしないで勝つなんて、前代未聞よ」
「だよな? 俺達全員でかかっても勝負になんねえよな」」
住民たちは口々にそう答える。
「それだけ分かってくれればいい。それでは私は出立する」
「あの、ゼログ様はどちらに行くのですか?」
「私はここに居るシスクとともに、こ北にいる『ソニック・ドラゴン』の元にいくつもりだ」
そう答えると、1人の町娘がつぶやいた。
「あの、族長様。今日はもう遅いので、出立は明日の方が良いですよ。……せっかくなので、宴を開きますから、来てください?」
「え、良いのか? なあ、ゼログ? 別に急ぐたびでもねえし、お言葉に甘えないか?」
ゼログが空を見上げると、確かに日がもう落ち始めていた。
自分はともかく、この砂漠の夜はシスクには厳しいだろう。そう判断したゼログは頷いた。
「そうだな。……では、お言葉に甘えよう」
サイクロプスたちは大ぐらいな種族だ
その分食にも拘りがあるらしく、出された料理はすべて高い品質のものであった。
いくつかの肉料理を口にした後、シスクは満足そうに腹をさする。
「飯、美味しかったな。腹いっぱいだよ」
「そうだな。……だがシスク。あなたはあまり食べないんだな」
「ああ。リズリーにいつも飯を食わせてたからな。……私はあまり食う機会がなくてさ。それであまり食えなくなったんだ」
そうつぶやくのを見て、ゼログはフフッと笑った。
「……本当に妹思いだったんだな、あなたは」
「ま、その分妹以外の人に迷惑をかけまくったからな。……いつか報いを受けるのは覚悟しているよ」
「あなたはワンドに少し似ている。……つかの間の共闘とはいえ、共に道連れとなれたことを嬉しく思うよ」
「アハハ、あのバカ正直なワンド様に、か。嬉しいんだかそうじゃないんだか……
ゼログはここに来る道中に、ワンドと自身の関係について説明をした。
勇者ワンドは力こそ弱いが、その心の強さが自身にとって大きな憧れになったこと。
彼のために自分に出来ることをやろうとしていること。
さらに『トーニャとワンド』の結婚式を見るのが自分の夢であること。
……そして、彼らのためになりたいと思い『魔王の魂』を欲していること。
(しかしゼログは……。あれだけの力を持っている。金も女も名誉も、今見たところ好きなだけ得られるだろう……それなのになぜ、魔王の魂を欲するんだ?)
そう思いながらも、シスクは彼が高潔な人物であると確信したこともあり、旅に同行することにした。
「お食事はもうお済みですか? であれば、私たちの舞を見てください」
そう言うと給仕の女性が皿を下げ、踊り子の女性たちが舞を始めた。
その様子を見ながら、ゼログはぽつりとつぶやく。
「……ワンドたちは、元気にしているかな……」
「ああ。この間ヴァンパイアを討伐したって話がある。あんたが通っていない街だから、彼らが倒したんだろう」
「そうか、流石だな……」
「あの踊りを見て、二人のことを思い出したのか?」
「そうだ。彼とトーニャが旅の途中で見せてくれた踊りがあってな。……あの時を思い出してな」
そうゼログは懐かしそうにつぶやく。
よほど、ワンドとの旅が楽しかったんだなと思いながらシスクは尋ねる。
「ところでさ、ソニックドラゴンを従えるなんて本当にできるのか?」
ソニックドラゴンとは砂漠の一部地域に生息する、大変強力な魔族だ。
特筆すべきは彼らの持つ圧倒的なまでの機動力であり、数千キロもほんの数時間で移動することが出来る。
幸い人里を襲うことは無いものの、その圧倒的な力は人間では到底太刀打ちできず、ましてや使役することなどほぼ不可能だ。
だが、もし彼らを従えることが出来れば、シスクは自身の目的にしていた場所に関所を通らずに行ける。
もしそうであれば、此度の旅で想定していた膨大な時間を節約することが出来る。
ゼログはそう訊ねるシスクに、笑みを浮かべて答えた。
「ああ。……私に任せてくれ」
そこは人ではなく、サイクロプスたちが中心となって作った街であり、中央には大きな広場がある。
「……あんた、名前は?」
「旅人、ゼログ……」
その広場でゼログは剣を正眼に構え、ひときわ大柄なサイクロプスの女性にぽつりとつぶやいた。
広場には住民たちが集まっており、その二人の様子を見守っていた。
「なんだ、あいつが『挑戦者』か?」
「ええ。ただの人間が挑戦するなんて初めてね……」
「どっちの勝ちに賭ける? 俺は族長だな」
「え? 私もそっちなんだけど……」
どうやら、ゼログが勝つことは誰もが思っていないようだった。
しばらくゼログと族長がにらみ合う。
そして次の刹那、
「いくぞ!」
サイクロプスが棍棒を持って突撃してきた。
本来鈍重なサイクロプスだが、彼女の動作は俊敏であった。
「うおりゃあ!」
上段に構えていたはずの棍棒が横凪に払われる。
彼女の得意とするフェイント攻撃だ。動作が鈍重なサイクロプス相手には、特に効果が大きいだろう。体格の大きさと、この攻撃の巧みさで彼女が族長に上り詰めたことが伺える。
だが、
「はあ!」
ゼログはその横凪を剣一本で受け止める。
頑丈な棍棒が真っ二つに両断され、切れ端が宙を舞った。
「な……」
サイクロプスに比べると人間の動きは俊敏だ。
だから「かわされる」程度のことは想定していたのだろうが「受け止められる」ことは理解できなかったのだろう。
驚愕の表情を浮かべる彼女。その隙にゼログは族長の腕を伝い、彼女の肩に手をかける。
「終わりだな」
そして、彼女の首筋に剣を立てた。
その剣は刃こぼれ一つしていない。
彼女はその様子を見て観念したかのように、
「参ったよ……強いな、あんた……」
そうつぶやいた。
「あんた、本当に強いな。あの化け物を一瞬で倒すなんて。しかもお互い無傷で」
その様子を見ていた、同行者のシスクは驚愕まじりに答える。
当然と言ったように、ゼログは頷いた。
「私は異世界からの転移者だからな。この世界の住民より強いのはおかしな話じゃないはずだ」
「いや、今までの転移者だって、あんたほど強くなかったよ。……はっきり言って、あんたの強さなら、魔王が10人いたとしても、全然相手にならねえぞ?」
「……どうかな」
そう含みを込めた表情を見せるゼログ。
すると、族長のサイクロプスが笑みを浮かべて手を握ってきた。
「見事だよ、旅の男……確かゼログだったな」
ゼログは答える。
「そうだ。……これで、私がこの街の新しい族長と言うことだな?」
「そうだね。あんたがこれからは族長だ。この街の住民はあんたのものだ」
そう言うと、サイクロプスの女性たちがわらわらとやってきた。
「族長様! 私と結婚しましょうよ?」
「私たちサイクロプス族は一夫多妻制ですから、みんなと結婚しませんか~?」
「ですよね! これから毎日私たちと過ごしましょう?」
因みにサイクロプス族は一つ目であることを除けば「大柄な人間」とさほど変わらない。
人間の基準でも「良く鍛えられた美しい肉体を持つ、美女の集団」に囲まれるのを見て、シスクは皮肉交じりで冷やかす。
「おい、羨ましいじゃないか、ゼログ?」
だがゼログは首を振り、
「すまないが、私はこの街に定住できない。今後も彼女のもとに街で今まで通りの暮らしをしてほしい」
そう答えた。
それに驚いたのは元族長だった。
「え? あんた、あたしらの街や、ハーレムが欲しかったんじゃないのかい?」
「ハーレム? ……なんでこの世界の男はそんなに複数の異性と関係を持ちたがるんだ?」
まるで理解が出来ないといったようにゼログは答える。
「そりゃ、普通そうだろ? あんたらの世界の男は違うのかい?」
「ああ。異性のために戦うとすれば、姫君の信頼とキスを賜ること。その為だけに命をかけるのが常識だったな。複数の村娘との重婚を好むものはいなかった」
「へえ。そりゃ文化の違いってものだね……」
「かもしれないな。……それと、もう一つ」
ゼログはそう言って、息を吸った。
「約束してほしいが、これから人間に危害を加えず共に暮らすこと。そして私が万が一破れたら、そのものを新しい族長として、秩序を保つこと。この二つだけは守ってくれ」
その発言に、住民たちは少し驚いた様子を見せた。
「それだけで良いの? なら、別に構わないよ」
「そうそう! そもそも、人間たちが襲ってこなきゃ私たちだって平和に暮らすんだからさ!」
「人間って、なんであんなに乱暴なのか分からないよな?」
同じことを人間側だって思っているんだよな、とはシスクは思ったが口にはしなかった。
「もう一つの件も、分かったよ。……つっても、あんたに勝てる人間なんて想像できないけどね。この『元四天王』のエイドナ様を力押しで倒せるんだから」
「本当よね。……剣技も必殺技も使わず、攻撃をかわしもしないで勝つなんて、前代未聞よ」
「だよな? 俺達全員でかかっても勝負になんねえよな」」
住民たちは口々にそう答える。
「それだけ分かってくれればいい。それでは私は出立する」
「あの、ゼログ様はどちらに行くのですか?」
「私はここに居るシスクとともに、こ北にいる『ソニック・ドラゴン』の元にいくつもりだ」
そう答えると、1人の町娘がつぶやいた。
「あの、族長様。今日はもう遅いので、出立は明日の方が良いですよ。……せっかくなので、宴を開きますから、来てください?」
「え、良いのか? なあ、ゼログ? 別に急ぐたびでもねえし、お言葉に甘えないか?」
ゼログが空を見上げると、確かに日がもう落ち始めていた。
自分はともかく、この砂漠の夜はシスクには厳しいだろう。そう判断したゼログは頷いた。
「そうだな。……では、お言葉に甘えよう」
サイクロプスたちは大ぐらいな種族だ
その分食にも拘りがあるらしく、出された料理はすべて高い品質のものであった。
いくつかの肉料理を口にした後、シスクは満足そうに腹をさする。
「飯、美味しかったな。腹いっぱいだよ」
「そうだな。……だがシスク。あなたはあまり食べないんだな」
「ああ。リズリーにいつも飯を食わせてたからな。……私はあまり食う機会がなくてさ。それであまり食えなくなったんだ」
そうつぶやくのを見て、ゼログはフフッと笑った。
「……本当に妹思いだったんだな、あなたは」
「ま、その分妹以外の人に迷惑をかけまくったからな。……いつか報いを受けるのは覚悟しているよ」
「あなたはワンドに少し似ている。……つかの間の共闘とはいえ、共に道連れとなれたことを嬉しく思うよ」
「アハハ、あのバカ正直なワンド様に、か。嬉しいんだかそうじゃないんだか……
ゼログはここに来る道中に、ワンドと自身の関係について説明をした。
勇者ワンドは力こそ弱いが、その心の強さが自身にとって大きな憧れになったこと。
彼のために自分に出来ることをやろうとしていること。
さらに『トーニャとワンド』の結婚式を見るのが自分の夢であること。
……そして、彼らのためになりたいと思い『魔王の魂』を欲していること。
(しかしゼログは……。あれだけの力を持っている。金も女も名誉も、今見たところ好きなだけ得られるだろう……それなのになぜ、魔王の魂を欲するんだ?)
そう思いながらも、シスクは彼が高潔な人物であると確信したこともあり、旅に同行することにした。
「お食事はもうお済みですか? であれば、私たちの舞を見てください」
そう言うと給仕の女性が皿を下げ、踊り子の女性たちが舞を始めた。
その様子を見ながら、ゼログはぽつりとつぶやく。
「……ワンドたちは、元気にしているかな……」
「ああ。この間ヴァンパイアを討伐したって話がある。あんたが通っていない街だから、彼らが倒したんだろう」
「そうか、流石だな……」
「あの踊りを見て、二人のことを思い出したのか?」
「そうだ。彼とトーニャが旅の途中で見せてくれた踊りがあってな。……あの時を思い出してな」
そうゼログは懐かしそうにつぶやく。
よほど、ワンドとの旅が楽しかったんだなと思いながらシスクは尋ねる。
「ところでさ、ソニックドラゴンを従えるなんて本当にできるのか?」
ソニックドラゴンとは砂漠の一部地域に生息する、大変強力な魔族だ。
特筆すべきは彼らの持つ圧倒的なまでの機動力であり、数千キロもほんの数時間で移動することが出来る。
幸い人里を襲うことは無いものの、その圧倒的な力は人間では到底太刀打ちできず、ましてや使役することなどほぼ不可能だ。
だが、もし彼らを従えることが出来れば、シスクは自身の目的にしていた場所に関所を通らずに行ける。
もしそうであれば、此度の旅で想定していた膨大な時間を節約することが出来る。
ゼログはそう訊ねるシスクに、笑みを浮かべて答えた。
「ああ。……私に任せてくれ」
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