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第2章 依頼:街で起きている行方不明事件を解決してください
2-9 最弱勇者は仲間を鼓舞するくらいしかできません
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次の瞬間、夜の闇のような黒い塊が窓の外にべちゃり、と張り付いた。
「きゃあ!」
「ヴァンパイアの魔法だ……! ここから出さないつもりだな……」
……トーニャの考えは正しかったようだ。
恐らくヴァンパイアの仕業だろう、窓の外から逃げる方法は、これで失われた。
急に闇がこの部屋を包み込むのを感じ、俺の心臓が早鐘を叩くように、どきどきと打ち始めた。
俺一人死ぬのはどうでも良い。
だが、今この3人が死ぬことも許されないゾンビとなることを想像すると、体が震えてとまらない。
「うそ……」
「ごめん、みんな! あたしが慌てて、ここまで来ちゃったから……!」
リズリーとフォーチュラはそう言いながら動揺し始めた。
「……く……窓の血糊を破壊する? いや、強行突破は無理か……そもそも、素早いヴァンパイア相手に野外戦は無謀だ……」
トーニャも冷静ではあるものの、明らかにいつもと雰囲気が異なり、動揺は明らかだった。
無理もない。
偉そうな言い方になるが、リズリーとトーニャの実力は、せいぜい勇者の中では中堅レベルだ。そしてフォーチュラは駆けだし勇者、俺に至っては新米にすら勝てないような雑魚でしかない。
このレベルの勇者が吸血鬼を退治する方法としては、寝込みを襲うくらいしかない。
実際、神父様の本にも「間違っても夜の吸血鬼や、魔法の霧を操れる上位の吸血鬼と戦ってはならない」とある。
夜の闇に守られた吸血鬼、或いは魔法の霧で日光を遮断する力を持つような上位の吸血鬼を倒すのは、ロード級の相手でなくとも、相当熟練した勇者、或いは軍隊レベルの力が必要だろう。
こういう時ゼログなら、
「大丈夫だ、みんな。私に任せてくれ」
と言って、周りを鼓舞するのだろう。
……だが「キミはゼログじゃない」と言われたように、俺はそんなかっこいいことを言えるわけがない。
だが、それでも俺はみんなのリーダーとして、周りを元気づけないといけない。
そう思った俺は、可能な限り落ち着いたふりをして、みんなに語り掛ける。
「フ……フォーチュラ」
「え?」
「リズリー、ト……トーニャ」
「なに?」
「か、仇を見つけたってお、思おう。お、俺はし、神父様の仇を取りたい。……だ、だから、み、んな、て、手を貸してくれ」
……ダメだ、がたがたと震える声でしかみんなを勇気づけられない。
だが、そんな情けない俺を見て、トーニャはフフフ、と少し呆れたような表情を見せた。
「なに言ってるんだ。キミ、足が震えてるし、酷い声じゃないか」
リズリーも少し笑みを浮かべた。
「そうですわね。……けどワンド様、無理しないで良いんですよ?」
「そうそう! あたし達、ワンド様を守ってあげるからさ」
「そうだね。……私たちがしっかりしなきゃ、ワンドが死んじゃう。頑張んなきゃね」
そう言って3人は笑みを浮かべてきてくれた。
……なんか俺の想像とは違うが、みんな気持ちを落ち着いてくれたようだ。
古城はすでに、ヴァンパイアの魔法によるものと思しき、血液があちこちに散らばっていた。
俺達は古城の中で、血液がまとわりついていない道を選んで進んでいった。
「……変ですね」
リズリーはそうつぶやいた。
「このヴァンパイア、多分相当な使い手ですよね?」
「ああ、これだけの血液を操作できる魔法……おそらく、これがこの古城のヴァンパイアの『部族魔法』だろうな」
ヴァンパイアの種族は、部族ごとに1つずつ固有の魔法を持っている。
恐らく今回の個体は、この血液を固め、自在に操る魔法なのだろう。
「これほどの力があるなら、なぜこの力で今私たちを襲わないんです?」
「……それがヴァンパイアってものなんだろうな」
そう言って俺は神父様が書いた本の内容を思い出した。
「あいつら、こんな防衛に適さない古城を住みかにするほど、プライドが高いだろ? だから『人間を不意打ちしないと倒せない卑怯者』って周りに言われるのを相当嫌ってるんじゃないか?」
「なるほど、万一私たちに逃げられたときに、そう吹聴されたら同族からつまはじきにされるってことか……」
トーニャも神妙な顔をして頷いた。
「ああ。だから、形の上でも正々堂々戦った形にしたいんだろうな、きっと」
「……じゃあ、私たちは今誘導されているってことですね」
「そう言うことだな。……おそらく場所は……」
しばらく歩くと、ひときわ大きな扉の前についた。
ここだけ不自然なほど補修されている。恐らくここに住み着いたヴァンパイアが素人技術で修復したものなのだろう。
「……ここ……玉座のある部屋だね」
「ああ。見栄っ張りなあいつららしいな……」
そういうと、俺はみんなの前で手を前に掲げる。
いつも、俺はパーティのみんなと重要な戦いの前にはこれをやる。トーニャもすぐに気づいたようだ。
「……相手はヴァンパイア。……手ごわい相手だけど……」
その様子を見て、トーニャ、リズリー、フォーチュラもみんな手を俺の上に乗せてくれた。
「うん」
「みんなで勝とう? そして……」
「神父様の仇を取って、みんなでご馳走食べようね!」
「ああ!」
そう言って俺たちは気合を入れた。
……思えばゼログは、これをやるときが一番楽しそうだったな。
あいつは、どんな手ごわい魔物を倒した時よりも、こうやって円陣を組んだり、車座になって談笑したりしているときの方が、ずっと楽しそうな笑顔を見せていた。
あいつ、元の世界では独りで戦っていたみたいだから、こういうのに凄い憧れていたんだよな。……今思うと、俺がこれをやるようになったのは、あいつのためだったと思い出した。
……このヴァンパイアを倒せば、俺もゼログに少しは追いつけるかな。
俺はそう思いながら、扉を開けた。
扉を開けると、これまでにないほどのおびただしい血が飛び散った、大きな部屋だった。
そしてその奥には、
「フフフ……勇敢な勇者諸君。我が城へようこそ……私がこの城主、ナイルだ……」
そう言いながら、不自然なまでにきれいに手入れされた玉座に、尊大な態度をした男が一人腰かけていた。
何が城主だ。人間が作った城を乗っ取り……いや、乗っ取りですらなく空き家に住み着いただけのコソ泥の癖に。
そう思いながらも、その凄まじい魔力は俺にすらはっきりと感じ取れた。だが、ここでひるんだら負けだ。
「……一応名を聞いておこう。……君たちの名は?」
「俺だけでいいか? ……名はワンドだ」
それを聞き、ヴァンパイアのナイルは顔を歪ませた。
「ほう……。貴様が近年名を聞かせている偽勇者か……だが、その名にはいささか強い恨みがある名だ……」
「恨み?」
「そうだ……。本物の『伝説の勇者ワンド』に主を殺されたのでな……その名を持つからには、容赦はせんぞ……ゾンビとして、永遠に我が僕にしてやろう」
ああ、違うんだよ。その『主を倒した方』が偽勇者なんだよ……。
そうは思ったが、もうここでそんなことを話す場合ではない。
フォーチュラは、ヴァンパイアを見て、その牙をギラリ、と覗かせた。
「神父様を殺したのはお前だな……」
「いかに……待て、何の話だ?」
「とぼけるな!」
そう言ってフォーチュラは四つ足になり、大きく身をかがめ、とびかかった。
だが、ヴァンパイアはそれを正面から受け止め、
「ふん、その程度か!」
力づくでフォーチュラを地面に叩きつけた。
……なるほど、膂力でも俺達は勝てないか。
「く……」
「フォーチュラ!」
俺は倒れた彼女のもとに駆けよろうとした。だが、
「無駄だ!」
そうヴァンパイアが叫んだ瞬間、足元の血が槍のような鋭さになり、
「ぐはあああああ!」
俺の身体を貫いた。
無数の槍に体を貫かれた上、その血は地面から離れない。事実上全身を縫い付けられたようなものだ。
瘴気によるダメージが抜けきらず、コカトリスの傷も癒し切れていないこの体には、相当に堪える。
「ワンド! くそ、天の神よ、そのいまわしき魂を……」
「遅い!」
ヴァンパイアは次の瞬間、恐るべき速さでトーニャに突進し、血を使って作った手刀を持って、トーニャの杖を叩き落とし、腹に強烈な掌底を当てる。
「ぐは……」
「みんな!」
「フン!」
返す一撃で、リズリーも顎を激しく揺らされ、倒れこんだ。
「いかなる魔法も……発動しなければ意味がないものだ。……つまらぬ戦いだったな」
「くそ……」
「きゃあ!」
「ヴァンパイアの魔法だ……! ここから出さないつもりだな……」
……トーニャの考えは正しかったようだ。
恐らくヴァンパイアの仕業だろう、窓の外から逃げる方法は、これで失われた。
急に闇がこの部屋を包み込むのを感じ、俺の心臓が早鐘を叩くように、どきどきと打ち始めた。
俺一人死ぬのはどうでも良い。
だが、今この3人が死ぬことも許されないゾンビとなることを想像すると、体が震えてとまらない。
「うそ……」
「ごめん、みんな! あたしが慌てて、ここまで来ちゃったから……!」
リズリーとフォーチュラはそう言いながら動揺し始めた。
「……く……窓の血糊を破壊する? いや、強行突破は無理か……そもそも、素早いヴァンパイア相手に野外戦は無謀だ……」
トーニャも冷静ではあるものの、明らかにいつもと雰囲気が異なり、動揺は明らかだった。
無理もない。
偉そうな言い方になるが、リズリーとトーニャの実力は、せいぜい勇者の中では中堅レベルだ。そしてフォーチュラは駆けだし勇者、俺に至っては新米にすら勝てないような雑魚でしかない。
このレベルの勇者が吸血鬼を退治する方法としては、寝込みを襲うくらいしかない。
実際、神父様の本にも「間違っても夜の吸血鬼や、魔法の霧を操れる上位の吸血鬼と戦ってはならない」とある。
夜の闇に守られた吸血鬼、或いは魔法の霧で日光を遮断する力を持つような上位の吸血鬼を倒すのは、ロード級の相手でなくとも、相当熟練した勇者、或いは軍隊レベルの力が必要だろう。
こういう時ゼログなら、
「大丈夫だ、みんな。私に任せてくれ」
と言って、周りを鼓舞するのだろう。
……だが「キミはゼログじゃない」と言われたように、俺はそんなかっこいいことを言えるわけがない。
だが、それでも俺はみんなのリーダーとして、周りを元気づけないといけない。
そう思った俺は、可能な限り落ち着いたふりをして、みんなに語り掛ける。
「フ……フォーチュラ」
「え?」
「リズリー、ト……トーニャ」
「なに?」
「か、仇を見つけたってお、思おう。お、俺はし、神父様の仇を取りたい。……だ、だから、み、んな、て、手を貸してくれ」
……ダメだ、がたがたと震える声でしかみんなを勇気づけられない。
だが、そんな情けない俺を見て、トーニャはフフフ、と少し呆れたような表情を見せた。
「なに言ってるんだ。キミ、足が震えてるし、酷い声じゃないか」
リズリーも少し笑みを浮かべた。
「そうですわね。……けどワンド様、無理しないで良いんですよ?」
「そうそう! あたし達、ワンド様を守ってあげるからさ」
「そうだね。……私たちがしっかりしなきゃ、ワンドが死んじゃう。頑張んなきゃね」
そう言って3人は笑みを浮かべてきてくれた。
……なんか俺の想像とは違うが、みんな気持ちを落ち着いてくれたようだ。
古城はすでに、ヴァンパイアの魔法によるものと思しき、血液があちこちに散らばっていた。
俺達は古城の中で、血液がまとわりついていない道を選んで進んでいった。
「……変ですね」
リズリーはそうつぶやいた。
「このヴァンパイア、多分相当な使い手ですよね?」
「ああ、これだけの血液を操作できる魔法……おそらく、これがこの古城のヴァンパイアの『部族魔法』だろうな」
ヴァンパイアの種族は、部族ごとに1つずつ固有の魔法を持っている。
恐らく今回の個体は、この血液を固め、自在に操る魔法なのだろう。
「これほどの力があるなら、なぜこの力で今私たちを襲わないんです?」
「……それがヴァンパイアってものなんだろうな」
そう言って俺は神父様が書いた本の内容を思い出した。
「あいつら、こんな防衛に適さない古城を住みかにするほど、プライドが高いだろ? だから『人間を不意打ちしないと倒せない卑怯者』って周りに言われるのを相当嫌ってるんじゃないか?」
「なるほど、万一私たちに逃げられたときに、そう吹聴されたら同族からつまはじきにされるってことか……」
トーニャも神妙な顔をして頷いた。
「ああ。だから、形の上でも正々堂々戦った形にしたいんだろうな、きっと」
「……じゃあ、私たちは今誘導されているってことですね」
「そう言うことだな。……おそらく場所は……」
しばらく歩くと、ひときわ大きな扉の前についた。
ここだけ不自然なほど補修されている。恐らくここに住み着いたヴァンパイアが素人技術で修復したものなのだろう。
「……ここ……玉座のある部屋だね」
「ああ。見栄っ張りなあいつららしいな……」
そういうと、俺はみんなの前で手を前に掲げる。
いつも、俺はパーティのみんなと重要な戦いの前にはこれをやる。トーニャもすぐに気づいたようだ。
「……相手はヴァンパイア。……手ごわい相手だけど……」
その様子を見て、トーニャ、リズリー、フォーチュラもみんな手を俺の上に乗せてくれた。
「うん」
「みんなで勝とう? そして……」
「神父様の仇を取って、みんなでご馳走食べようね!」
「ああ!」
そう言って俺たちは気合を入れた。
……思えばゼログは、これをやるときが一番楽しそうだったな。
あいつは、どんな手ごわい魔物を倒した時よりも、こうやって円陣を組んだり、車座になって談笑したりしているときの方が、ずっと楽しそうな笑顔を見せていた。
あいつ、元の世界では独りで戦っていたみたいだから、こういうのに凄い憧れていたんだよな。……今思うと、俺がこれをやるようになったのは、あいつのためだったと思い出した。
……このヴァンパイアを倒せば、俺もゼログに少しは追いつけるかな。
俺はそう思いながら、扉を開けた。
扉を開けると、これまでにないほどのおびただしい血が飛び散った、大きな部屋だった。
そしてその奥には、
「フフフ……勇敢な勇者諸君。我が城へようこそ……私がこの城主、ナイルだ……」
そう言いながら、不自然なまでにきれいに手入れされた玉座に、尊大な態度をした男が一人腰かけていた。
何が城主だ。人間が作った城を乗っ取り……いや、乗っ取りですらなく空き家に住み着いただけのコソ泥の癖に。
そう思いながらも、その凄まじい魔力は俺にすらはっきりと感じ取れた。だが、ここでひるんだら負けだ。
「……一応名を聞いておこう。……君たちの名は?」
「俺だけでいいか? ……名はワンドだ」
それを聞き、ヴァンパイアのナイルは顔を歪ませた。
「ほう……。貴様が近年名を聞かせている偽勇者か……だが、その名にはいささか強い恨みがある名だ……」
「恨み?」
「そうだ……。本物の『伝説の勇者ワンド』に主を殺されたのでな……その名を持つからには、容赦はせんぞ……ゾンビとして、永遠に我が僕にしてやろう」
ああ、違うんだよ。その『主を倒した方』が偽勇者なんだよ……。
そうは思ったが、もうここでそんなことを話す場合ではない。
フォーチュラは、ヴァンパイアを見て、その牙をギラリ、と覗かせた。
「神父様を殺したのはお前だな……」
「いかに……待て、何の話だ?」
「とぼけるな!」
そう言ってフォーチュラは四つ足になり、大きく身をかがめ、とびかかった。
だが、ヴァンパイアはそれを正面から受け止め、
「ふん、その程度か!」
力づくでフォーチュラを地面に叩きつけた。
……なるほど、膂力でも俺達は勝てないか。
「く……」
「フォーチュラ!」
俺は倒れた彼女のもとに駆けよろうとした。だが、
「無駄だ!」
そうヴァンパイアが叫んだ瞬間、足元の血が槍のような鋭さになり、
「ぐはあああああ!」
俺の身体を貫いた。
無数の槍に体を貫かれた上、その血は地面から離れない。事実上全身を縫い付けられたようなものだ。
瘴気によるダメージが抜けきらず、コカトリスの傷も癒し切れていないこの体には、相当に堪える。
「ワンド! くそ、天の神よ、そのいまわしき魂を……」
「遅い!」
ヴァンパイアは次の瞬間、恐るべき速さでトーニャに突進し、血を使って作った手刀を持って、トーニャの杖を叩き落とし、腹に強烈な掌底を当てる。
「ぐは……」
「みんな!」
「フン!」
返す一撃で、リズリーも顎を激しく揺らされ、倒れこんだ。
「いかなる魔法も……発動しなければ意味がないものだ。……つまらぬ戦いだったな」
「くそ……」
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