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第1章 依頼:森に潜むミノタウロスを退治してください
1-10 最弱勇者は魔物をけしかけるようです
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「……準備はできた?」
「……ああ」
俺は荷物袋に木の実を詰め直し、それをひもで縛り、吊り下げるように手に持った。
「いくぞ!」
俺はそれに火をつけて煙を起こした。
俺が夕方に採取した木の実は、火を放つと匂いが際立つ特徴を持っている。
その為、すぐにその匂いは洞窟内部に充満し始めた。
「ブオ?」
「ブオオオ」
良い調子だ。
オークたちが俺の持つ木の実に反応し始め、起き始めたようだ。
「ブ? ブヒ!」
そしてオークたちが俺に気づいたのだろう、大声で俺に向かうように仲間たちに指示している声が聞こえてきた。
「いまだ! おい、オーク! こいつが欲しけりゃ、ついてこい!」
そしてオークたちが完全に俺達を補足したタイミングで洞窟を出た。
「急いで、ワンド! こっち!」
トーニャは灯りを杖にともし、手振りで俺を誘導する。
俺達の作戦はこうだ。
影は俺達個人を識別する機能はない。
であれば、より体温の高く息が荒いオークたちを優先的に狙うはずだ。
その為オークたちをおびき寄せて敵の影にぶつけ、その隙にミノタウロスのもとに向かう。
これが第一段階だ。
「ワンド、走れる?」
「ああ、問題ない!」
俺とトーニャは大声でお互いの場所を確認しながら森の中を走る。
「ブヒ……」
「ブヒイ!」
オークたちもうまく誘導できているようで、うまい具合に俺たちの後をついて来ている。
小高い坂を上りながら振り返ると、月明かりの下、大きな豚の影がいくつもこちらに向かって走っていることが分かる。
「いた、あそこだよ!」
果たしてしばらく進むと、坂の上でトーニャは大声をあげた。
「ほう……戻ってくるとは、無謀だな……」
術師は俺たちに気づいたようで、手に持った杖に魔力を込めた。
周囲から闇が立ち上り、そして5体の影を再度召喚しなおした。
今度は5体ともトーニャの姿を模しているようだった。
「……いくよ、ワンド!」
「ああ! さっきみたいにはいかねえぞ!」
俺達はわざと大声を出して、男に走り出した。
勿論この声は後をついてくるオークの鳴き声を少しでもかき消すためだ。
男はにやりと笑い、影に攻撃の指令を出した。
影たちが俺たちに向かって突撃を開始し始めた。
……一斉に駆け寄ってくるトーニャの集団は、やっぱり可愛い。
だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
「フン、今度こそ貴様の身ぐるみ、すべて剝がさせて……って『影』ども、どこに行くんだ! ワンドたちはそっちだ!」
作戦は成功したようだ。
男が指示を出した影たちは俺たちを素通りし、後ろにいるオークの集団に向かって走っていった。
「ブヒ?」
「ブガア!」
好戦的なオークたちのことだ。
いきなり得体のしれない影に襲われたら、全力で反撃をするだろう。
そう思っていた通り、影たちと交戦する音が暗闇の向こうから聞こえてきた。
「よし、次! 頼むよ、ワンド!」
「ああ!」
そして俺はそのまま走り出し、男の隣にいたミノタウロスの前に出て、小石を投げつけた。
「グオ?」
上手いこと、ミノタウロスは俺の方に注意を向けてきた。
「ほら、美味そうだろ、この袋? ほら、来いよ?」
俺はそう言いながら、火をつけた荷物袋を見せつける。
オーク同様、ミノタウロスもこの手の匂いの出る植物には目が無いからだ。
「グウウ……」
今のはミノタウロスの鳴き声じゃない、腹の虫だ。
どうやら夕食を食べ損ねたのは向こうも同様だったようだ。だからこそトーニャも、この作戦に気づいたのだろう。
腹を空かせているであろうミノタウロスは俺に注意を向けると、猛スピードで走り寄ってきた。
「まずい、戻れ、ミノ……」
当然男は魔力を込め、ミノタウロスを操ろうとしてくる。だが、
「はあ!」
その瞬間にトーニャの回し蹴りが男に炸裂し、男は杖を取り落とす。
「ぐ……!」
「キミの相手は、私だよ!」
「く……直接戦うなんて、久しぶりだな……だが、なめるな!」
そう言うと男は緊急用と思しき小さなステッキを取り出し、呪文を唱える。
すると周囲に光弾がいくつも浮かび上がってきた。
なるほど、さすがにミノタウロスを使役するだけの腕の持ち主だ。このような状況でも反撃のすべはあるようだ。
それでもこの状況なら、トーニャにかなりの分がある。
「ワンド! そいつは任せたよ!」
「ああ、分かった! トーニャ! 死ぬなよ!」
「キミもね!」
そう俺とトーニャは互いに叫ぶと、ミノタウロスを引き連れて森の中に駆けて行った。
作戦の第二段階のスタートだ。
「はあ、くそ……なんて速さだ……」
それからしばらく森の中を走っただろうか。
ミノタウロスは、動き自体は鈍重だが歩幅がまるで違う。
『素早さ』の低い俺は全力疾走しないと追いつかれる。すでに足ががくがくと悲鳴を上げ始めている。
「……そろそろか……」
月明かりを頼りに森の中を走り回っていたが、いい加減トーニャとミノタウロスの距離は十分に離れたころだろう。
ここで荷物袋を放り投げ、その中の木の実を食べている隙に俺は姿をくらまし、トーニャと合流する。
そして二人がかりで術師を倒す作戦だ。
勿論、術師が居なくともミノタウロスは脅威だ。
その為奴の撃破は諦め、村に戻って事情を説明し、別の勇者に倒してもらうことにした。
……俺の評判は多少落ちるだろうが、それでも村人の平和を守れるならそれでいい。そもそも偽勇者の武功を少しでも帳消しにするなら、それはそれでありがたい。
「それ、食いに行け!」
俺は、荷物袋を思いっきり森の中央に投げた。
……だが、俺の予想は大きく外れた。
「グオオオオ!」
ミノタウロスは俺が投げた荷物袋ではなく、俺自身に向かって突進してきたからだ。
「うわあああああ! エサは俺じゃねえええええ!」
既に疲れ切った体を無理やり奮い立たせて、俺は走り出した。
(くそ、なんで俺を狙うんだ? ……まさか!)
俺は自分の持つ衣服の匂いを嗅いでみた。
……やっぱりだ。
あまり荷物袋の傍にいすぎたせいで、木の実の匂いが俺の衣服にしみついている。
今にして思えば、俺が最後に投げた時の荷物袋は、やけに軽かった。
恐らく中身はもう燃え尽きていたのだろう。
(木の実の匂いが染みた、美味しいお肉に見えるってわけか、俺は……)
そう心の中で毒づいた。
それからずいぶん走っただろうか。
もう足は限界で、心臓はバクバクと音まで聞こえてくるほどの激しさで鼓動を鳴らしている。
(くそ……もう、森を走るのは、無理……ん、あそこは……)
俺は崖の下に、いくつもの明かりが見えるのに気が付いた。
……リズリーたちの村だ。
あちこち走り回っているうちに、スタート地点に戻ってきていたことに俺は気が付いた。
(ってことは、ここでこいつを倒さないと、村に被害が……けど……ぐは!)
だが、そこで俺の意識は一瞬途切れた。
ミノタウロスの大きなハンマーが俺を襲い、崖下に吹っ飛ばされたからだ。
「……ぐ……はあ、はあ……」
幸いと言うべきか、俺の落ちたところは町はずれにあった草藪だった。
そのおかげで落下のダメージは減衰したようだった。
目の前には崖から降りてきたのだろう、ミノタウロスが立っている。
だが、
(もう……走れ……ねえ……)
森の中を走り続けた疲労、そして先ほどの衝撃で俺は立ち上がることも出来なかった。
(……まずい、村人たちが……!)
そこで俺は村人たちが近づいてきているのに気が付いた。
ミノタウロスと戦っている……というより、一方的に打ちのめされている俺の姿に気が付いたためだろう。
もし、ここで俺がこのミノタウロスに負けた場合、夕食になるのはあの村の人たちだ。
……それだけはダメだ。
俺の命に代えてもそれは阻止しないといけない。
「……くそおお! ここは通さねえぞ!」
俺は無理やり痛みをごまかしながら、ふらふらと立ち上がった。
「グオ? グフフフ……」
幸いミノタウロスはまだ村人たちに気づいておらず、どこか笑みを浮かべているような表情を俺に見せてきた。
その瞬間に、俺は絶望の感情が浮かび上がってきた。
……ダメだ。たとえ差し違える覚悟で戦っても、勝ち目は皆無だ。
せめて、村人に逃げるようにとでも伝えるか?
それもダメだ。
逃げたら村の食料が根こそぎ食い尽くされて、冬を超えることが出来なくなり結果は同じだ。
であれば。
勇者として恥ずべき行為だとは分かっている。それでも、村人が助かるすべはこれしかない。
「頼む! みんな、手を貸してくれええええええ!」
俺はそう叫んでいた。
「……ああ」
俺は荷物袋に木の実を詰め直し、それをひもで縛り、吊り下げるように手に持った。
「いくぞ!」
俺はそれに火をつけて煙を起こした。
俺が夕方に採取した木の実は、火を放つと匂いが際立つ特徴を持っている。
その為、すぐにその匂いは洞窟内部に充満し始めた。
「ブオ?」
「ブオオオ」
良い調子だ。
オークたちが俺の持つ木の実に反応し始め、起き始めたようだ。
「ブ? ブヒ!」
そしてオークたちが俺に気づいたのだろう、大声で俺に向かうように仲間たちに指示している声が聞こえてきた。
「いまだ! おい、オーク! こいつが欲しけりゃ、ついてこい!」
そしてオークたちが完全に俺達を補足したタイミングで洞窟を出た。
「急いで、ワンド! こっち!」
トーニャは灯りを杖にともし、手振りで俺を誘導する。
俺達の作戦はこうだ。
影は俺達個人を識別する機能はない。
であれば、より体温の高く息が荒いオークたちを優先的に狙うはずだ。
その為オークたちをおびき寄せて敵の影にぶつけ、その隙にミノタウロスのもとに向かう。
これが第一段階だ。
「ワンド、走れる?」
「ああ、問題ない!」
俺とトーニャは大声でお互いの場所を確認しながら森の中を走る。
「ブヒ……」
「ブヒイ!」
オークたちもうまく誘導できているようで、うまい具合に俺たちの後をついて来ている。
小高い坂を上りながら振り返ると、月明かりの下、大きな豚の影がいくつもこちらに向かって走っていることが分かる。
「いた、あそこだよ!」
果たしてしばらく進むと、坂の上でトーニャは大声をあげた。
「ほう……戻ってくるとは、無謀だな……」
術師は俺たちに気づいたようで、手に持った杖に魔力を込めた。
周囲から闇が立ち上り、そして5体の影を再度召喚しなおした。
今度は5体ともトーニャの姿を模しているようだった。
「……いくよ、ワンド!」
「ああ! さっきみたいにはいかねえぞ!」
俺達はわざと大声を出して、男に走り出した。
勿論この声は後をついてくるオークの鳴き声を少しでもかき消すためだ。
男はにやりと笑い、影に攻撃の指令を出した。
影たちが俺たちに向かって突撃を開始し始めた。
……一斉に駆け寄ってくるトーニャの集団は、やっぱり可愛い。
だが、今はそんなことを考えている場合ではない。
「フン、今度こそ貴様の身ぐるみ、すべて剝がさせて……って『影』ども、どこに行くんだ! ワンドたちはそっちだ!」
作戦は成功したようだ。
男が指示を出した影たちは俺たちを素通りし、後ろにいるオークの集団に向かって走っていった。
「ブヒ?」
「ブガア!」
好戦的なオークたちのことだ。
いきなり得体のしれない影に襲われたら、全力で反撃をするだろう。
そう思っていた通り、影たちと交戦する音が暗闇の向こうから聞こえてきた。
「よし、次! 頼むよ、ワンド!」
「ああ!」
そして俺はそのまま走り出し、男の隣にいたミノタウロスの前に出て、小石を投げつけた。
「グオ?」
上手いこと、ミノタウロスは俺の方に注意を向けてきた。
「ほら、美味そうだろ、この袋? ほら、来いよ?」
俺はそう言いながら、火をつけた荷物袋を見せつける。
オーク同様、ミノタウロスもこの手の匂いの出る植物には目が無いからだ。
「グウウ……」
今のはミノタウロスの鳴き声じゃない、腹の虫だ。
どうやら夕食を食べ損ねたのは向こうも同様だったようだ。だからこそトーニャも、この作戦に気づいたのだろう。
腹を空かせているであろうミノタウロスは俺に注意を向けると、猛スピードで走り寄ってきた。
「まずい、戻れ、ミノ……」
当然男は魔力を込め、ミノタウロスを操ろうとしてくる。だが、
「はあ!」
その瞬間にトーニャの回し蹴りが男に炸裂し、男は杖を取り落とす。
「ぐ……!」
「キミの相手は、私だよ!」
「く……直接戦うなんて、久しぶりだな……だが、なめるな!」
そう言うと男は緊急用と思しき小さなステッキを取り出し、呪文を唱える。
すると周囲に光弾がいくつも浮かび上がってきた。
なるほど、さすがにミノタウロスを使役するだけの腕の持ち主だ。このような状況でも反撃のすべはあるようだ。
それでもこの状況なら、トーニャにかなりの分がある。
「ワンド! そいつは任せたよ!」
「ああ、分かった! トーニャ! 死ぬなよ!」
「キミもね!」
そう俺とトーニャは互いに叫ぶと、ミノタウロスを引き連れて森の中に駆けて行った。
作戦の第二段階のスタートだ。
「はあ、くそ……なんて速さだ……」
それからしばらく森の中を走っただろうか。
ミノタウロスは、動き自体は鈍重だが歩幅がまるで違う。
『素早さ』の低い俺は全力疾走しないと追いつかれる。すでに足ががくがくと悲鳴を上げ始めている。
「……そろそろか……」
月明かりを頼りに森の中を走り回っていたが、いい加減トーニャとミノタウロスの距離は十分に離れたころだろう。
ここで荷物袋を放り投げ、その中の木の実を食べている隙に俺は姿をくらまし、トーニャと合流する。
そして二人がかりで術師を倒す作戦だ。
勿論、術師が居なくともミノタウロスは脅威だ。
その為奴の撃破は諦め、村に戻って事情を説明し、別の勇者に倒してもらうことにした。
……俺の評判は多少落ちるだろうが、それでも村人の平和を守れるならそれでいい。そもそも偽勇者の武功を少しでも帳消しにするなら、それはそれでありがたい。
「それ、食いに行け!」
俺は、荷物袋を思いっきり森の中央に投げた。
……だが、俺の予想は大きく外れた。
「グオオオオ!」
ミノタウロスは俺が投げた荷物袋ではなく、俺自身に向かって突進してきたからだ。
「うわあああああ! エサは俺じゃねえええええ!」
既に疲れ切った体を無理やり奮い立たせて、俺は走り出した。
(くそ、なんで俺を狙うんだ? ……まさか!)
俺は自分の持つ衣服の匂いを嗅いでみた。
……やっぱりだ。
あまり荷物袋の傍にいすぎたせいで、木の実の匂いが俺の衣服にしみついている。
今にして思えば、俺が最後に投げた時の荷物袋は、やけに軽かった。
恐らく中身はもう燃え尽きていたのだろう。
(木の実の匂いが染みた、美味しいお肉に見えるってわけか、俺は……)
そう心の中で毒づいた。
それからずいぶん走っただろうか。
もう足は限界で、心臓はバクバクと音まで聞こえてくるほどの激しさで鼓動を鳴らしている。
(くそ……もう、森を走るのは、無理……ん、あそこは……)
俺は崖の下に、いくつもの明かりが見えるのに気が付いた。
……リズリーたちの村だ。
あちこち走り回っているうちに、スタート地点に戻ってきていたことに俺は気が付いた。
(ってことは、ここでこいつを倒さないと、村に被害が……けど……ぐは!)
だが、そこで俺の意識は一瞬途切れた。
ミノタウロスの大きなハンマーが俺を襲い、崖下に吹っ飛ばされたからだ。
「……ぐ……はあ、はあ……」
幸いと言うべきか、俺の落ちたところは町はずれにあった草藪だった。
そのおかげで落下のダメージは減衰したようだった。
目の前には崖から降りてきたのだろう、ミノタウロスが立っている。
だが、
(もう……走れ……ねえ……)
森の中を走り続けた疲労、そして先ほどの衝撃で俺は立ち上がることも出来なかった。
(……まずい、村人たちが……!)
そこで俺は村人たちが近づいてきているのに気が付いた。
ミノタウロスと戦っている……というより、一方的に打ちのめされている俺の姿に気が付いたためだろう。
もし、ここで俺がこのミノタウロスに負けた場合、夕食になるのはあの村の人たちだ。
……それだけはダメだ。
俺の命に代えてもそれは阻止しないといけない。
「……くそおお! ここは通さねえぞ!」
俺は無理やり痛みをごまかしながら、ふらふらと立ち上がった。
「グオ? グフフフ……」
幸いミノタウロスはまだ村人たちに気づいておらず、どこか笑みを浮かべているような表情を俺に見せてきた。
その瞬間に、俺は絶望の感情が浮かび上がってきた。
……ダメだ。たとえ差し違える覚悟で戦っても、勝ち目は皆無だ。
せめて、村人に逃げるようにとでも伝えるか?
それもダメだ。
逃げたら村の食料が根こそぎ食い尽くされて、冬を超えることが出来なくなり結果は同じだ。
であれば。
勇者として恥ずべき行為だとは分かっている。それでも、村人が助かるすべはこれしかない。
「頼む! みんな、手を貸してくれええええええ!」
俺はそう叫んでいた。
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