追放した異世界転移者が「偽勇者」となって、無能な俺に富と名声を押し付けてきて困ってます

舞台は中世風ファンタジー。

主人公「ワンド」は勇者(この世界ではフリーの討伐隊を指す)として、
ヤンデレ僧侶「トーニャ」や、異世界から転移してきた魔法戦士「ゼログ」らとパーティを組み、旅をしていた。

しかし、冒険の中でワンドは自身の力不足により、転移者ゼログに重傷を負わせてしまう。


もとよりこのパーティはゼログだけが「チート的強さ」を持っており、
特にワンドは一般人程度の実力もないことを自覚していた。

そのため足でまどいの自身と別れる方が本人のためと思い、ゼログを追放する。
しかしゼログは、

「ワンドに受けた恩を返し切れていない」
「彼はもっと世間に評価されるべき人だ」

という思いから、主人公「ワンド」の名を騙った「偽勇者」となり、
各地でチートな能力を発揮し功績を次々に作っていく。


当然その名声や莫大な報酬がワンドのもとに送りつけられるが、
実力に見合わない評価と羨望のまなざしにプレッシャーを感じていく。


そして世界の情勢的に「勇者」の仕事を降りる訳にもいかず、
ワンドは「偽の偽勇者」として戦わなくてはならない世界に身を投じていく。

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