上 下
16 / 21

勝負

しおりを挟む
そういうのは変えられなくても、一緒にいること自体が嫌だし、アルファに媚びを打っている自分の姿も嫌だから、やっぱり逃げ切らないと…

発情期が終わった後、運命の番のこともあるから一日、お母さんに言って休ませてもあることになった

そして、夕方ぐらいの時

ソファーに座りテレビを見ながらいると、インターホンがなった

「ちょっと、いと!お母さん料理作ってて出れないから出てくれない?」と言われたので言われた通りにでる

「はーい」

「いと、迎えに来たぞ」と言われたのでびっくりして終了ボタンを押してしまった

ええっと…運命の番が家まで来てて…迎えに来たぞ…

困惑しているとまたインターホンがなった

「ちょ、ちょっとまっててください」と言って即切った

「いと?誰だったの?」

「あぁ、勧誘みたいなものだよ」

「そう…じゃあ、でなくていいわね!」

「うん…」

出なくていいとは言ったもののの…

下手したら強行突破してくるかもしれないし…と考えていたらインターホンがなった

待てができないのか!犬以下か!

「しつこい勧誘ね…お母さんが出るわ」と言い出ようとするのを阻止して

「今、行くんで待っててください!」と言って「ちょっと!」というお母さんの声を無視して玄関に行ってドアを半分だけ開けて「なんですか…」と聞く

「迎えに来たと言っただろ?」

「迎えに来なくて結構です!」と言ってドアを閉めようとした瞬間

ドアを柊さんの足で止められてしまった

「分かった。勝負しよう。ここに来い」と言って名刺を渡された

「ここに来なかったり、俺の言うことを聞かなかったら、いとの周りのヤツらがどんどん不幸になっていく…いとが、勝負に勝ったらもう二度と会わないと約束する。俺が勝負に勝ったら…何でも言う事を聞いてもらう」

「いとには直接の被害はない。どうだ、この提案のるか?」

もちろん、アルファの挑戦状なんて断る理由がないし2週間耐えればいいんだから…。けど…僕のせいで…みんなが不幸に…

そういうのは僕が自分で解決すればいいんだ!と思って迷わず承諾した

柊さんはニヤリと笑って「わかった。楽しみにしている」と言って帰って行った

リビングに行くとお母さんが「大丈夫だった?勧誘」と聞いてきた

「まぁ…大丈夫だと思う」と言ったけど、僕の思っている倍以上の不幸があったら…お父さんの会社ってそういえばどうなったんだろう…発情期の期間はリビングにも行かないからわかんないや…と考えていたらお父さんと僕の姉ちゃんが帰ってきた
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

異世界にきたら天才魔法使いに溺愛されています!?

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:5,654pt お気に入り:1,127

ずっと、君しか好きじゃない

BL / 連載中 24h.ポイント:7,763pt お気に入り:1,058

あなたの世界で、僕は。

BL / 連載中 24h.ポイント:56pt お気に入り:76

婚約者の番

恋愛 / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:301

退廃芸術 大展覧会

BL / 連載中 24h.ポイント:476pt お気に入り:15

転生したらチートすぎて逆に怖い

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:726pt お気に入り:7,642

処理中です...