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契約

契約 第三十九話

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ホテルを出たあとも収まる気配はなく、ずっと玲央さんの腕を掴まないと歩けないくらい、腰がガクガクしていて、足も快楽ですくんでしまいそうになる

「んっ…も、なんなのこの異物…」

微妙に違う動きとかするし、前立腺当てるの本当にやめて欲しい

「玲央さん、これっ…な、なんなんですか?」と言うと物知りな玲央さんも分からないらしく真顔で「知らない」と答えられた

「そ、そうですよねっ…あっ…」

この異物さえ入ってなければ、普通のデートに…

耐えるんだ!僕!こんなところで屈してはダメだ!

「れ、玲央さん?楽しいですか?デート」

「あぁ、楽しすぎてニヤケてしまうよ」

「そうですか…っ!なら…んっ…よかっ…あっ…た!!」

ダメだ、喋ると喘いでしまう

腰が挫けそう…

「玲央さん…もうっ…イきそう…」

「イクって?」

「そ、その…この異物すごくっ…あっ…うっ…前立腺をいじめてくるんですぅぅっ」

「俺以外のでイクのか?」

「ちがっ、そういう訳じゃ…」

「じゃあ、我慢出来る?」

これでも、耐えた方なのに…

こっからさらに我慢できる気がしない

「が、我慢できなかったらっどうなるぅぅ…んですか?」

「お仕置きに決まってる」

「ど、どんな?」

「想像してイかないか?」

「い、イかない!」

「んー、目隠しして、耳にイヤホンして、俺に犯されている水音を流す。これが五感を全て埋めつくす快楽お仕置き。どう?気に入った?」

考えただけでもゾッとする。これは絶対我慢しないと…

「気に入ってません」

「そう…」と玲央さんが言った瞬間に今までより強い刺激が来た

「んあっっ…」

あっ…人目を気にせず大きな声出しちゃった

そのあとも強い刺激で前立腺を刺激され、手で口を抑えても喘ぎ声が漏れてしまう程になってしまった

お仕置き頑張るしかない…そう覚悟を決めて、イッてしまった

「ふっ…ふっ…ごめんなさい…玲央さん…」

「イッちゃったんだ…わけも分からない異物に」

「はい…でも、こいつが悪いんです」

「言い訳は聞きたくないな…」

「うっ…ごめんなさい…」

もう、嫌われちゃったんだ…そう思ったら涙が出てきてしまった

「ごめんなさい…ごめんなさい…捨てないでください…」

「どうしたんだ?」

「ちゃ、ちゃんと出ていくから…ごめんなさい…ごめんなさい…」と言うと頭を撫でられた

「大丈夫、捨てない…」

「1500万円払ったら自分で出ていきますから…その時までは、捨てないでください…そのあとは何をやっても大丈夫です…もし、こんな運命の番の匂いなんか嗅ぎたくないって思ったら、海外とか田舎とかに捨ててもいいですから…」と捨てられる想像していたらだんだん涙が溢れてきて、玲央さんの胸の中で泣いた
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