46 / 126
家を出てから
家を出てから 第六話
しおりを挟む
次の講義も真面目に僕は受けていたが、悠羽はまた寝ていた
僕もこれには呆れてしまった
何とか、眠たい講義が終わり悠羽に話すためにカフェに行こうと思ったんだが、、、
「悠羽!起きて!」と声をかけてもなかなか起きない
どうしよう、早く出ないとほかの人の講義が始まってしまう
しかも、講義室にいるのは僕達2人だけ
時計を見ると、講義が終わってから5分も経っている
「はぁ~もう知らないから!」と悠羽に言い僕は講義室を後にした
僕は行くはずだった、カフェで甘いものを食べると決めた
歩いて数分、大学の近くに佇む、小さなカフェ
僕はいつもそのお店で空きコマの時間や、課題をしている
甘いものは僕の味方!とルンルン気分でお店に向かう
それにしても、6月なのに暑い
なんでこんなに暑いんだろうなぁ~とか考えていたらお店に着いた
カランコロン
「いらっしゃいませ~」
「お好きなお席にどうぞ~」
と言われたので僕は店内を見渡し、いつも僕が来た時に座っている席が空いている
よし!あそこに座ろ!
座ってメニューを見るが、僕はお金が無いため、このお店で1番安いシフォンケーキを頼む
「すみません~」と店員さんに声をかけ、シフォンケーキを頼む
僕はシフォンケーキを待っている間、外の景色を眺める
大学に入学してからここのお店に何回来たのだろう
バイト先でいじめられた時も、課題に追われて泣きそうになった時も、ここのお店は優しく僕を包み込んでくれた、この空間が好きだ。まだ、大学一年生だが、ゆきにとって思い出の場所だ
もし、このお店で悲しいことがあったなら、心の拠り所が無くなってしまう。そう思うと、悠羽に運命の番と出会ったことをここで伝えなくてよかったと思った
そんなことを考えているとシフォンケーキが届いた
フォークを手に取り、1口食べる
ん~うんまぁ~
いつも食べているが、今日は格段に美味しい
最近、嫌なことが立て続けに起こったからだろうか、心に染みる
やはり、お金が無くても甘いものは別だなと思った
ふわふわで、口の中に入れると溶けてしまいそうなほど
僕は一口、一口味を噛み締めながら、食べ終えた
「ご馳走様でした、美味しかったです」と言い、お店を出た
大学に戻って、悠羽が起きているか、分からないからまた、戻ろうかな
ん~もう1回戻ろ、心配だし、、、
講義室に行くと、悠羽だけがぽつんといた
どうやら、この時間はこの講義室を使わないみたいだ
悠羽に近づき、身体を揺さぶる。合わせて、「ゆう~」と声をかけやっと起きた
「ん~」と目を擦りながら、言う
僕はまた、寝ないよう腕を引っ張り、立たせた
腕を強く引っ張りすぎたせいか、「ゆき~痛いよぉ~」と弱々しい声で言う
僕はさすがにやりすぎたか?と思い悠羽に謝った
「ごめんね、悠羽」
「これぐらいしないと起きないと思って、、、」
「いいよぉ~それより、起こしてくれてありがと~」
「あっ、うん」僕は感謝を伝えられてくすぐったかった
僕もこれには呆れてしまった
何とか、眠たい講義が終わり悠羽に話すためにカフェに行こうと思ったんだが、、、
「悠羽!起きて!」と声をかけてもなかなか起きない
どうしよう、早く出ないとほかの人の講義が始まってしまう
しかも、講義室にいるのは僕達2人だけ
時計を見ると、講義が終わってから5分も経っている
「はぁ~もう知らないから!」と悠羽に言い僕は講義室を後にした
僕は行くはずだった、カフェで甘いものを食べると決めた
歩いて数分、大学の近くに佇む、小さなカフェ
僕はいつもそのお店で空きコマの時間や、課題をしている
甘いものは僕の味方!とルンルン気分でお店に向かう
それにしても、6月なのに暑い
なんでこんなに暑いんだろうなぁ~とか考えていたらお店に着いた
カランコロン
「いらっしゃいませ~」
「お好きなお席にどうぞ~」
と言われたので僕は店内を見渡し、いつも僕が来た時に座っている席が空いている
よし!あそこに座ろ!
座ってメニューを見るが、僕はお金が無いため、このお店で1番安いシフォンケーキを頼む
「すみません~」と店員さんに声をかけ、シフォンケーキを頼む
僕はシフォンケーキを待っている間、外の景色を眺める
大学に入学してからここのお店に何回来たのだろう
バイト先でいじめられた時も、課題に追われて泣きそうになった時も、ここのお店は優しく僕を包み込んでくれた、この空間が好きだ。まだ、大学一年生だが、ゆきにとって思い出の場所だ
もし、このお店で悲しいことがあったなら、心の拠り所が無くなってしまう。そう思うと、悠羽に運命の番と出会ったことをここで伝えなくてよかったと思った
そんなことを考えているとシフォンケーキが届いた
フォークを手に取り、1口食べる
ん~うんまぁ~
いつも食べているが、今日は格段に美味しい
最近、嫌なことが立て続けに起こったからだろうか、心に染みる
やはり、お金が無くても甘いものは別だなと思った
ふわふわで、口の中に入れると溶けてしまいそうなほど
僕は一口、一口味を噛み締めながら、食べ終えた
「ご馳走様でした、美味しかったです」と言い、お店を出た
大学に戻って、悠羽が起きているか、分からないからまた、戻ろうかな
ん~もう1回戻ろ、心配だし、、、
講義室に行くと、悠羽だけがぽつんといた
どうやら、この時間はこの講義室を使わないみたいだ
悠羽に近づき、身体を揺さぶる。合わせて、「ゆう~」と声をかけやっと起きた
「ん~」と目を擦りながら、言う
僕はまた、寝ないよう腕を引っ張り、立たせた
腕を強く引っ張りすぎたせいか、「ゆき~痛いよぉ~」と弱々しい声で言う
僕はさすがにやりすぎたか?と思い悠羽に謝った
「ごめんね、悠羽」
「これぐらいしないと起きないと思って、、、」
「いいよぉ~それより、起こしてくれてありがと~」
「あっ、うん」僕は感謝を伝えられてくすぐったかった
8
お気に入りに追加
977
あなたにおすすめの小説
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。
1人のαと2人のΩ
ミヒロ
BL
αの筈の結月は保健室で休んでいた所を多数に襲われ妊娠してしまう。結月はΩに変異していた。僅か12歳で妊娠してしまった結月だったが。
※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)
·.⟡┈┈┈┈┈︎ ✧┈┈┈┈┈⟡.·
BLを書くに辺り、ハッシュタグでオメガバースを知り、人気なんだな、とネットで調べて初めて書いたオメガバースものです。
反省点、多々。
楽しみながら精進します☆
こんな異世界望んでません!
アオネコさん
BL
突然異世界に飛ばされてしまった高校生の黒石勇人(くろいしゆうと)
ハーレムでキャッキャウフフを目指す勇人だったがこの世界はそんな世界では無かった…(ホラーではありません)
現在不定期更新になっています。(new)
主人公総受けです
色んな攻め要員います
人外いますし人の形してない攻め要員もいます
変態注意報が発令されてます
BLですがファンタジー色強めです
女性は少ないですが出てくると思います
注)性描写などのある話には☆マークを付けます
無理矢理などの描写あり
男性の妊娠表現などあるかも
グロ表記あり
奴隷表記あり
四肢切断表現あり
内容変更有り
作者は文才をどこかに置いてきてしまったのであしからず…現在捜索中です
誤字脱字など見かけましたら作者にお伝えくださいませ…お願いします
2023.色々修正中
運命の番から逃げたいです 【αとΩの攻防戦】
円みやび
BL
【αとΩの攻防戦】
オメガバースもの ある過去から人が信じられず、とにかく目立ちたくないがないために本来の姿を隠している祐也(Ω)と外面完璧なとにかく目立つ生徒会長須藤(α)が出会い運命の番だということがわかる。
はじめは暇つぶしがてら遊ぼうと思っていた須藤だったが、だんたん遊びにできなくなっていく。
表紙は柾さんに書いていただきました!
エブリスタで過去投稿していた物を少しだけ修正しつつ投稿しています。
初めての作品だった為、拙い部分が多いとおもいますがどうか暖かい目で見てください。
モッテモテの自信ありまくりの俺様が追いかけるというのが好きでできた作品です。
君は俺の光
もものみ
BL
【オメガバースの創作BL小説です】
ヤンデレです。
受けが不憫です。
虐待、いじめ等の描写を含むので苦手な方はお気をつけください。
もともと実家で虐待まがいの扱いを受けておりそれによって暗い性格になった優月(ゆづき)はさらに学校ではいじめにあっていた。
ある日、そんなΩの優月を優秀でお金もあってイケメンのαでモテていた陽仁(はると)が学生時代にいじめから救い出し、さらに告白をしてくる。そして陽仁と仲良くなってから優月はいじめられなくなり、最終的には付き合うことにまでなってしまう。
結局関係はずるずる続き二人は同棲まですることになるが、優月は陽仁が親切心から自分を助けてくれただけなので早く解放してあげなければならないと思い悩む。離れなければ、そう思いはするものの既に優月は陽仁のことを好きになっており、離れ難く思っている。離れなければ、だけれど離れたくない…そんな思いが続くある日、優月は美女と並んで歩く陽仁を見つけてしまう。さらにここで優月にとっては衝撃的なあることが発覚する。そして、ついに優月は決意する。陽仁のもとから、離れることを―――――
明るくて優しい光属性っぽいα×自分に自信のないいじめられっ子の闇属性っぽいΩの二人が、運命をかけて追いかけっこする、謎解き要素ありのお話です。
双子アルファの素敵な花嫁
白井由紀
BL
囲いたがる双子α×自己嫌悪しかないΩ
愛に飢えてる、佐々木 澪(ささき みお)はそこそこの名家に生まれた次男
家族から愛されたことも名前を呼ばれたことも無く、奴隷みたいに扱われてる
なぜなら、自分がオメガだから…。普段、考えることはオメガである自分の嫌のことばかり
しかし、ある日、世間知らずの澪でも、知っている名家のお見合いパーティーに行けと言われて…
双子から溺愛されるシンデレラストーリー♡
★ハッピーエンド作品です
※オメガバース設定です。
※現代物です(大正時代や、明治時代をテーマにした作品ではありませんのでご注意ください)
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承ください🙇♂️
【R18】ギルドで受付をやっている俺は、イケメン剣士(×2)に貞操を狙われています!
夏琳トウ(明石唯加)
BL
「ほんと、可愛いな……」「どっちのお嫁さんになりますか?」
――どっちのお嫁さんも、普通に嫌なんだけれど!?
多少なりとも顔が良いこと以外は普通の俺、フリントの仕事は冒険者ギルドの受付。
そして、この冒険者ギルドには老若男女問わず人気の高い二人組がいる。
無愛想剣士ジェムと天然剣士クォーツだ。
二人は女性に言い寄られ、男性に尊敬され、子供たちからは憧れられる始末。
けど、そんな二人には……とある秘密があった。
それこそ俺、フリントにめちゃくちゃ執着しているということで……。
だけど、俺からすれば迷惑でしかない。そう思って日々二人の猛アピールを躱していた。しかし、ひょんなことから二人との距離が急接近!?
いや、普通に勘弁してください!
◇hotランキング 最高19位ありがとうございます♡
◇全部で5部くらいある予定です(詳しいところは未定)
――
▼掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ、BLove
▼イラストはたちばなさまより。有償にて描いていただきました。保存転載等は一切禁止です。
▼エロはファンタジー!を合言葉に執筆している作品です。複数プレイあり。
▼BL小説大賞に応募中です。作品その③
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる