163 / 163
審査員
しおりを挟む
「ゆず?ゆず?」と一条様から声をかけられた
「はい?」
「呼んでも返事がないからどうしたのかと思った…ゆず、そんなに思い詰めているなら俺が解決してやる」
「これは、僕一人で解決しなくちゃいけない問題なんです」
「…ゆず、嘘ついてるだろ」
「…え?ついてませんけど…」
「運命の番だから、何でもわかるさ…俺はゆずより生きてるしゆずよりも力がある。学園で悩んでいるなら絶対解決してやる。何かあったら言え」と言って僕の頭をクシャッと撫でる
まぁ、この問題一条様が運命の番を諦めてくれればすべて収まる話なんだけど…
「一条様は運命の番の僕が必要なんですか?」
「俺はゆずが必要だ。公園で出会ったとき、ゆずのために生きようと決めているしな…。その時点で命はゆずのものだ。だが、俺にも意思がある。何でも従うわけではない。この命が尽きない限り永遠にゆずのことを愛し続けるし守り続けるよ。これだけは信じてくれ」と僕の手を持ち上げてキスをした
カァァァァァッ…///その言葉、こっちが恥ずかしくなる!!
「よくもまぁ、そんな恥ずかしげなことを言えますね!」
「好きな人には全力で…。好きな人には身も心も俺に全て落としたいんだ」
どうせ、そんなこと思ってないくせに…なんて思っていたらインターホンがなった
少しすると、エプロンを来たシェフたちがずらりと僕たちの前に並んだ
そして、柏木さんが「こちら、テーブルに置いてあるプリンを作ったシェフたちでございます」と言って一人一人、紹介してもらった
とってもすごい人で世界中のあらゆる賞を受賞したり、プリンだけを研究して作ってる人だったり、東京の一等地に店を構えている人だったり、とにかくすごい人たちだった
紹介し終えたあと、僕のところにみんな集まってきて握手を求められた
「な、なんで握手!?」
すると1人のシェフが「あなたに認められれば、世界中で名前を認知される!あなたに認められれば一生安泰なんです!」と言われたけど、さっぱりなんのことか分からなかった
もしかして、一条様が何か仕掛けたのか?
「一条様!何かシェフさんたちに言ったんですか?」
「俺は何も言っていない。知らない…」と何かやってそうな感じで言う
「ほんとですか?皆さんのこと騙してませんか?」
「騙していない、ただゆずに認められれば、プリンの価値が上がるのは確かじゃないか?」
「俺が用意したキッチンに、俺の審査があってゆずに渡る。最高の環境で最高の審査員がいるんだからな」と少しドヤッってきた
「はい?」
「呼んでも返事がないからどうしたのかと思った…ゆず、そんなに思い詰めているなら俺が解決してやる」
「これは、僕一人で解決しなくちゃいけない問題なんです」
「…ゆず、嘘ついてるだろ」
「…え?ついてませんけど…」
「運命の番だから、何でもわかるさ…俺はゆずより生きてるしゆずよりも力がある。学園で悩んでいるなら絶対解決してやる。何かあったら言え」と言って僕の頭をクシャッと撫でる
まぁ、この問題一条様が運命の番を諦めてくれればすべて収まる話なんだけど…
「一条様は運命の番の僕が必要なんですか?」
「俺はゆずが必要だ。公園で出会ったとき、ゆずのために生きようと決めているしな…。その時点で命はゆずのものだ。だが、俺にも意思がある。何でも従うわけではない。この命が尽きない限り永遠にゆずのことを愛し続けるし守り続けるよ。これだけは信じてくれ」と僕の手を持ち上げてキスをした
カァァァァァッ…///その言葉、こっちが恥ずかしくなる!!
「よくもまぁ、そんな恥ずかしげなことを言えますね!」
「好きな人には全力で…。好きな人には身も心も俺に全て落としたいんだ」
どうせ、そんなこと思ってないくせに…なんて思っていたらインターホンがなった
少しすると、エプロンを来たシェフたちがずらりと僕たちの前に並んだ
そして、柏木さんが「こちら、テーブルに置いてあるプリンを作ったシェフたちでございます」と言って一人一人、紹介してもらった
とってもすごい人で世界中のあらゆる賞を受賞したり、プリンだけを研究して作ってる人だったり、東京の一等地に店を構えている人だったり、とにかくすごい人たちだった
紹介し終えたあと、僕のところにみんな集まってきて握手を求められた
「な、なんで握手!?」
すると1人のシェフが「あなたに認められれば、世界中で名前を認知される!あなたに認められれば一生安泰なんです!」と言われたけど、さっぱりなんのことか分からなかった
もしかして、一条様が何か仕掛けたのか?
「一条様!何かシェフさんたちに言ったんですか?」
「俺は何も言っていない。知らない…」と何かやってそうな感じで言う
「ほんとですか?皆さんのこと騙してませんか?」
「騙していない、ただゆずに認められれば、プリンの価値が上がるのは確かじゃないか?」
「俺が用意したキッチンに、俺の審査があってゆずに渡る。最高の環境で最高の審査員がいるんだからな」と少しドヤッってきた
122
お気に入りに追加
1,651
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(102件)
あなたにおすすめの小説

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(3/14)ストック更新終わりました!幕間を挟みます。また本筋練り終わりましたら再開します。待っててくださいね♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
元ベータ後天性オメガ
桜 晴樹
BL
懲りずにオメガバースです。
ベータだった主人公がある日を境にオメガになってしまう。
主人公(受)
17歳男子高校生。黒髪平凡顔。身長170cm。
ベータからオメガに。後天性の性(バース)転換。
藤宮春樹(ふじみやはるき)
友人兼ライバル(攻)
金髪イケメン身長182cm
ベータを偽っているアルファ
名前決まりました(1月26日)
決まるまではナナシくん‥。
大上礼央(おおかみれお)
名前の由来、狼とライオン(レオ)から‥
⭐︎コメント受付中
前作の"番なんて要らない"は、編集作業につき、更新停滞中です。
宜しければ其方も読んで頂ければ喜びます。
風俗店で働いていたら運命の番が来ちゃいました!
白井由紀
BL
【BL作品】(20時毎日投稿)
絶対に自分のものにしたい社長α×1度も行為をしたことない風俗店のΩ
アルファ専用風俗店で働くオメガの優。
働いているが1度も客と夜の行為をしたことが無い。そのため店長や従業員から使えない認定されていた。日々の従業員からのいじめで仕事を辞めようとしていた最中、客として来てしまった運命の番に溺愛されるが、身分差が大きいのと自分はアルファに不釣り合いだと番ことを諦めてしまう。
それでも、アルファは番たいらしい
なぜ、ここまでアルファは番たいのか……
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
※長編になるか短編になるかは未定です

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
リンさん、お読みいただき誤字報告ありがとうございます(* ˊ꒳ˋ*)
最近出会ってくださったんですね!嬉しいです(˶ᐢωᐢ˶)ありがとうございます!!可愛いツンデレと激甘々っていいですよね( *´艸`)
誤字報告改めてありがとうございます🙇♂️すぐに直してきます。読みにくくしてしまい申し訳ありません💦今後、またなにかありましたらご報告お願いいたします🙏
では、またのご感想お待ちしております(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
nicoさん、お読みいただきご感想ありがとうございます( *´﹀`* )
本当に一条様の思惑通りですね(*´艸`)
では、またのご感想お待ちしております(៸៸>⩊<៸៸)
nicoさん、お読みいただきご感想ありがとうございます❀.(*´ω`*)❀.
これは完璧完全組織投票ですね🤣
夏休み、ずっと一緒…同棲しちゃうかも!!
多分、それが狙いだと思います!あばよくばゆずちゃんを打ち抜こうとしてるのでは!
では、またのご感想お待ちしております(*´˘`*)♡