123 / 163
クマのぬいぐるみ
しおりを挟む
「おっと、そろそろ時間だな…長いしてしまった」と言ったところで、門限の時間までに間に合うかと気になった
ええっと、時計…時計と辺りを探したから壁にかけられていた
時刻は…19時30分…19時30分って!門限には間に合わなかった…
「…一条様…門限って知ってます?」
「あぁ、知ってる。確か…19時だったけ?Ωは…19時30分…すまん。すっかり忘れてた」
「・・・すまんじゃないですよぉぉ!!!頭叩いてもいいですか?」
「いや、叩くのは…」
「じゃあ、今すぐ、帰りましょう!!早く!!」と一条様の腕を掴んで、個室を出た
「あぁ、支払いしてあるから、そのまま車に乗ってくれ」
「ふん!」と言って言う通り、車にすぐ乗ったけど、発進してからというもの車内は無言の空気のまま
居心地が悪い…自分で悪くしてしまったから、仕方ないんだけども…
なんか、声をかけるべきか…いやいや!一条様が悪いんだもん!僕は悪くない!無視無視!と思ったけど、やっぱり、話しかけようか…とか考えている時に一条様から「これ」と僕の膝に白のクマのぬいぐるみが2つ置かれた
クマのお腹には青色のハートが刺繍されている
片方は大きくて、片方はキーホルダーが着いたちっちゃいクマのぬいぐるみ
「???」不思議に思いながらクマのぬいぐるみを眺める
「買ったわけじゃないからな!貰ったんだ。決してゆずのために買ったものじゃないからな」
「わ、分かりましたよ」
「あと、3つ俺の言うこと聞いてもらうからな」
「は、はい…」さっきの、間違えたらのやつか…と話してたら、あっという間に学園に着いてしまった
そして、一条様が車から先に出て、僕をエスコートしてくれた
そういうのは完璧。性格は…言わないでおこう
そして、門の中に入って寮に帰ろうとしたら「ゆず!」って呼ばれて、振り返ったらグッと腕を掴まれて一条様の方に引き寄せられ、キスをした
唇と唇が触れ合うキス…
びっくりして「え!あっ!ちょっ!!」ちょっとと言い終わる前に人差し指で、唇を押さえつけられ「門限のお仕置きだ。楽しかった。ゆず」と言って、いい匂いを纏わせながら先に帰って行った
「き、、キス!?き、キスってものは愛してる同士がやるものであって…って、キス!?」
あぁ~僕死んだかも
白雪姫は王子様のキスで生き返るけど、僕の方は、魔王だもん、逆逆!キスで眠っちゃうんだよ
ときめくな自分!いやいや!元々、ときめいてなんかいないよ
ときめいてなんかいない、ときめいてなんかいないと言い聞かせながら自分の部屋に戻った
ええっと、時計…時計と辺りを探したから壁にかけられていた
時刻は…19時30分…19時30分って!門限には間に合わなかった…
「…一条様…門限って知ってます?」
「あぁ、知ってる。確か…19時だったけ?Ωは…19時30分…すまん。すっかり忘れてた」
「・・・すまんじゃないですよぉぉ!!!頭叩いてもいいですか?」
「いや、叩くのは…」
「じゃあ、今すぐ、帰りましょう!!早く!!」と一条様の腕を掴んで、個室を出た
「あぁ、支払いしてあるから、そのまま車に乗ってくれ」
「ふん!」と言って言う通り、車にすぐ乗ったけど、発進してからというもの車内は無言の空気のまま
居心地が悪い…自分で悪くしてしまったから、仕方ないんだけども…
なんか、声をかけるべきか…いやいや!一条様が悪いんだもん!僕は悪くない!無視無視!と思ったけど、やっぱり、話しかけようか…とか考えている時に一条様から「これ」と僕の膝に白のクマのぬいぐるみが2つ置かれた
クマのお腹には青色のハートが刺繍されている
片方は大きくて、片方はキーホルダーが着いたちっちゃいクマのぬいぐるみ
「???」不思議に思いながらクマのぬいぐるみを眺める
「買ったわけじゃないからな!貰ったんだ。決してゆずのために買ったものじゃないからな」
「わ、分かりましたよ」
「あと、3つ俺の言うこと聞いてもらうからな」
「は、はい…」さっきの、間違えたらのやつか…と話してたら、あっという間に学園に着いてしまった
そして、一条様が車から先に出て、僕をエスコートしてくれた
そういうのは完璧。性格は…言わないでおこう
そして、門の中に入って寮に帰ろうとしたら「ゆず!」って呼ばれて、振り返ったらグッと腕を掴まれて一条様の方に引き寄せられ、キスをした
唇と唇が触れ合うキス…
びっくりして「え!あっ!ちょっ!!」ちょっとと言い終わる前に人差し指で、唇を押さえつけられ「門限のお仕置きだ。楽しかった。ゆず」と言って、いい匂いを纏わせながら先に帰って行った
「き、、キス!?き、キスってものは愛してる同士がやるものであって…って、キス!?」
あぁ~僕死んだかも
白雪姫は王子様のキスで生き返るけど、僕の方は、魔王だもん、逆逆!キスで眠っちゃうんだよ
ときめくな自分!いやいや!元々、ときめいてなんかいないよ
ときめいてなんかいない、ときめいてなんかいないと言い聞かせながら自分の部屋に戻った
11
お気に入りに追加
1,648
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
風俗店で働いていたら運命の番が来ちゃいました!
白井由紀
BL
【BL作品】(20時毎日投稿)
絶対に自分のものにしたい社長α×1度も行為をしたことない風俗店のΩ
アルファ専用風俗店で働くオメガの優。
働いているが1度も客と夜の行為をしたことが無い。そのため店長や従業員から使えない認定されていた。日々の従業員からのいじめで仕事を辞めようとしていた最中、客として来てしまった運命の番に溺愛されるが、身分差が大きいのと自分はアルファに不釣り合いだと番ことを諦めてしまう。
それでも、アルファは番たいらしい
なぜ、ここまでアルファは番たいのか……
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
※長編になるか短編になるかは未定です
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
もし、運命の番になれたのなら。
天井つむぎ
BL
春。守谷 奏斗(α)に振られ、精神的なショックで声を失った遊佐 水樹(Ω)は一年振りに高校三年生になった。
まだ奏斗に想いを寄せている水樹の前に現れたのは、守谷 彼方という転校生だ。優しい性格と笑顔を絶やさないところ以外は奏斗とそっくりの彼方から「友達になってくれるかな?」とお願いされる水樹。
水樹は奏斗にはされたことのない優しさを彼方からたくさんもらい、初めてで温かい友情関係に戸惑いが隠せない。
そんなある日、水樹の十九の誕生日がやってきて──。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる