全寮制の学園に行ったら運命の番に溺愛された話♡

白井由紀

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怪しい誘い

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ゆず視点

ご飯をよそって食べていると「ゆじゅ~~~~~~~~~!!!!!!」とまた、かおりくんが走ってきた

そして、きっかり1メトールほどのところで止まった

「その、ご飯美味しいよね!」

「あ、うん!」

少し聞づらいな…クラシック音楽なんかも流れてるから仕方ないか…

「ゆず!さっき、翼っち見つけた!」

「翼っち?」って翼くんのことか

「翼くんと知り合いだったの?」

「あ、うん!翼っちは、中学の時、同じ部屋だったの!」

「そうなんだ!」

それは、知らなかった…

「そう、だから、翼っちに会いに行こ!」

「わかった!」

「じゃあ、1m以上離れて着いてきてね!」

もう守る必要あるのかな…

そして、1m以上きっちり守りながら、翼くんのところに来た

「あ、かおり!!!!!」と翼くんの声が聞こえ


かおりくんは、はやばやと「翼っち!!!!!」と言って行ってしまった

人だかりを抜けると翼くんとかおりくんが話している姿が見える

翼くんが僕に気がついて「あ、可愛いゆずたんもいる!」と声をかけてくれた

1メートル守らないと、一条様に何されるか分からないのでとりあえず離れていると

「ゆずたんもこっちにおいでよ!」と声をかけてもらったが、離れている経緯を話したら納得してくれた

「愛が重いね~一条様は」

愛が重いのか?ただ単に脅して束縛しているみたいな感じだけど……

「そんなことないと思うよ。束縛して楽してからかってるだけだって!」

「えぇ~そうかなぁ~だとしたら、最上階から階を下げるなんてしないと思うよ」

「そ、それは偶然なだけで…それに、あれもただからかってるだけだから!」

「ゆずたんも素直じゃないなぁ~まぁ、これ以上は言わないけど…それより、お腹すいてない?」

別に素直なつもりなんだけど...「あ、うん」

それから、翼くんに教えて貰ったり、かおりくんが一通り食べたらしく、紹介してもらいながらお寿司や、天ぷらに、オムレツなんかもあったりして、大満足!さ

あとは、スイーツだけ!

スイーツコーナーにいくと美味しそうなものはあったけどプリンがなかった

「うーん...」ともう一度見るけど、やっぱり無い

「愛しのプリン...」

「あ、ゆずたん...好きなプリンがないのね」

「うん...」と肩を落とす

そしたら、1m以上離れたところで「あ、そういえば...」とかおりくんがポケットからぐちゃぐちゃの紙を取り出して「ん」と翼くんに渡した

「ええっと?これ、読めばいいの?かおり」

「うん」と言ってスーツを食べる

「どれどれ...人気プリンの特別出張企画、6階の奥の部屋だって!って、これ誰から貰ったの?」

「え?女の子オメガからだったけな?もぐもぐ...もぐもぐ...ゴックン...確か、ゆずの好きな物って何?って聞かれたから、プリンって答えたら、どこかに行って、また帰ってきてこれって渡されたんだよ」

「・・・うーん、怪しい。だって、普通にこの会場でやればいいのに...」と考えながら翼くんが言う

「確かに...」

怪しい...けど!ゴクリっ...プリンが食べたい

「まぁ、すごく人気なお店だから、別会場でやらないと収まりきらない的な?感じなのかな?」とプリンが食べたいから、そんなことないだろ的なことを言う

「いや、ゆずたんの意見も一理...0.9ぐらいしかないけど...うぅ...でも....いや...まぁ行こっか!」

「ほんと!?やったぁ!」

楽しみプリン!楽しみプリン!プリンの歌でも作っちゃおうかな!

プリン~🎶プリン~🎶プププププリン~🎶なんちゃって!

ということで、3人で行ってみることになった

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