全寮制の学園に行ったら運命の番に溺愛された話♡

白井由紀

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クリスマス

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今日は12月25日!クリスマス!

かおりくんの部屋で、唯くんとクリスマスパーティをするために、材料を買って飾りつけやケーキを作っている!

なんで、かおりくんの部屋かと言うと、ミニキッチンがあるため

今は、ミニツリーの飾りつけを1人でしている

唯くんと、かおりくんは2人でケーキを焼いている

最後のリボンをつけて「よし!飾り付けできた!」とツリーを見る

「もうちょっと、右にした方がいいかな?」とリボンを右にずらす

「よし!完成!」と言い後ろに下がってクリスマスツリー全体を見る

さすが!僕!綺麗に飾れた!と自画自賛していたら、スポンジの焼けたいい匂いがしてきた

キッチンに行くと、唯くんが怯えていて、かおりくんは元気そうだった

な、何があっただ?

「お!ゆず!もうすぐでできるぞ!」と元気よくかおりくんが言う

元気に声をかけてくれたのはいいんだけど、唯くんが気になる

「あ、かおりくん、唯くんはどうしたの?」

「唯!?なんか、僕が教えても全然できなくて、つい強く言ったら、怯えちゃった!てへっ」と悪びれもなく言う

それは!かおりくん悪い!

「かおりくん!唯くんに謝って!」

「ムッ…」と口を尖らせる

「かおりくん、きつく言っちゃったんでしょ?」

「う…ん…わかった…謝るよ」

「唯、ごめん」と素直に謝ると唯くんは戸惑いながらも「う、うん…いいよ」と許してくれた

唯くん、優しいな

「じゃあ!クリスマスパーティーしよ!」と僕が言うと唯くんもかおりくんも元気よく「「うん!」」と返事してくれた

スポンジを運び、買ってきたクリームと、いちごとかを机に並べ、デコレーションする

1段目はかおりくんが担当

2段目は唯くんが担当

最後はみんなでデコレーションをする

かおりくんがスポンジにクリームをかけ、綺麗に作る

かおりくんって意外と器用なんだよね

唯くんも同じように綺麗にやっていき、最後のデコレーション

いちごを置いたり、そのほか飾りつけをケーキに置けば完成!

3等分はちょっと難しかったけど、何とかできて「「「いただきます!」」」と言い一緒に食べる

パクっ…んー!美味しい!

程よい甘さで、何個でも行けちゃう!

「2人とも!美味しいよ!」

「うん!美味しいね!ゆずくん!」と唯くんが言う

かおりくんは「甘い…」と食べるのを渋っている

思わず「甘いの苦手なの?」ときく

「苦手って感じじゃないけど、甘い!いや、甘いのも好きだけど…」

「そうなんだ!じゃあ、かおりくんの分も食べてあげるよ?僕」と提案すると「いいよ、自分で作ったものだし」と言われたので、自分の分を食べる

ん~美味しい!

パクっパクっ…

ふぅ~美味しかった!「ご馳走様でした!」と2人を見る

唯くんのケーキは最後ら辺だけど、かおりくんは、あれから全然進んでない

「大丈夫?食べようか?」

「…うん…お願い」と頼まれたので、かおりくんの分をもらい、食べる

パクっ…パクっ…やっぱり美味しい!と笑顔で食べていると「よく食べれるね…」とかおりくんに言われた

「そう?美味しいよ?」

パクっ…パクっ…

パクっ…パクっ…

美味しい~

最後の一口!パクっ!

ふぅ~美味しかった!

「ご馳走様でした!」と言うと唯くんが「すごいね、ゆきくん」と褒めてくれた

「えへへー、すごい?」ともう1回聞くと「「すごい!」」と今度は2人に言われた

照れるなぁ~「ありがとう!」とお礼を言って、クリスマスパーティーはおしゃべり会になってしまった

「クリスマスプレゼント、何にした?」とかおりくんが質問する

唯くんが「僕は、まだ決まってない…」

僕もあんまり決まってないんだけど…

「ゆきは?」と質問されたから

「僕も決まってないんだよね」と答える

「じゃあさ!ブレスレットにしない!?」

「「ブレスレット?」」

「そう!お揃いのブレスレット!かっこよくない!?」

かっこいいかなぁ~ま、欲しいものもないし…

「いいよ!ブレスレット!」

「ゆきくんがいいなら…僕も…」と言い3人でブレスレットにした

それから、クリスマスパーティーは終わり、部屋に帰ると翼くんが居た

「お!ゆずたん!おかえり~」

「ただいま~」

「ゆずたん!もうクリスマスプレゼントは決まったかい?」

「ん?ブレスレットにした」

「そうなんだ!じゃあ、僕は彼氏のお部屋に行ってくるから!」

「う、うん!楽しんできてね!」

「行ってきまーす!」と言いすぐさま部屋を出ていってしまった

なんだったんだ?翼くんは…

プレゼント聞きに来ただけ?

まいっか!ブレスレット、楽しみだなぁ~と思いながら、夜まで冬休み課題をして待った

今回は贅沢して、スーパーに言って、チキンを買おうかな!と思い、スーパーに行くと1個1万円のチキンがズラリと並んでいた

高い!

1万円って…

イブの時に作った、チキンとかでいいんだけど…と思い端っこを見ると、50パーOFFで売っていた

よし!これ買お!とチキンを手に取りレジへ向かい買い物を済ませた

寮に戻り、レンジで温め部屋に戻ってチキンを食べる

別に!クリぼっちでは無い!クリスマスパーティーしたし!

いいんだよ!と思いながらチキンを食べる

さすが、元1万のチキン!美味しい!

チキンを食べ終え、あとは寝るだけ!ベットに入り「サンタさん、今年もいい子に過ごしました!なのでお揃いのブレスレットが欲しいです」と口に出て言い、眠りについた







ピピピピピピ…ピピピピピピ

パチッ…と目を開ける

目を開けた時に、クリスマスプレゼントが置いてあった

きゃ!クリスマスプレゼント!と思い、起き上がりプレゼントに包まれている包装紙を破いたら、箱が出てきた

パカッと開けると、そこには綺麗なブレスレットがあった

サンタさん!すごい!

ん?これペアブレスレット?

よく見ると、ハートのが着いている

ハートの欠片とかじゃなくて良かったけど、ペアブレスレットぽいんだよね

ん~、まぁいっか!ブレスレットはブレスレットだし!

大事にしよ!と手首につけて眺める

「綺麗~サンタさん、ありがとう」とお礼を言い今年のクリスマスは終わった






_______________________________

~裏クリスマス~


???「…様、ゆずたん欲しいものは…失礼しました。欲しいものはブレスレットだそうです」

「そうか…ありがとう、買いに行くとするか…ペアブレスレットを…このサンタクロースが…」
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