全寮制の学園に行ったら運命の番に溺愛された話♡

白井由紀

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すると、一条様は「それより、ゆずの弁当に入ってる黄色のヤツ貰っていいか?」と僕に聞いてきた

黄色のヤツ?と思いお弁当箱を見て黄色のヤツを探す

ええっと…卵焼き?のことかな?

「これでいいですか?」と卵焼きを持ちながら言う

「あぁ」と了承を得たので、一条様の重箱に乗せる

「じゃあ、ここからなんでも取っていいぞ」と言われたので1度は様の重箱を見るが、なんか嫌な予感がしたので「一条様、変なものとか入れてないですよね?」と1度は確認したら「入ってない」と言われたので遠慮なくハンバーグを取る

僕のお弁当箱にハンバーグを乗せて、また、食べ始めると一条様から「ハンバーグが好きなのか?」と聞かれたので「はい、好きです」と言った瞬間に顔が赤くなる

なんてこと答えてるんだ!普通ははい、ハンバーグが!好きですだろ!

はい、好きですって…///

もう~僕のバカーーーーー!

と照れていたら一条様から「ほ~う、好きなのか~」とニヤニヤしながら言ってくる

「決して、一条様じゃないですからね!」

「あぁ、わかってるって」と半分笑いながら言う

一条様のこと信用出来なくて「ほんとですか?」と再度確認する

「あぁ、ハンバーグに対してだろ?」

「はい!」と言うと僕の好きな食べ物が気になったのか「他に好きな食べ物はあのか?」と質問された

ええっと…「食べ物は全部好きです!」と言うと「農家たもんな」と言われた

・   ・    ・ん?んんん?

どうしてそんなことを知ってるの?

思わず「農家ってなんで知ってるんですか?」と聞くと戸惑うこともせず「いや、好きな人の情報ぐらいは入ってるだろ」と返された

それがちょっと怖くなっていっその事なら全部聞いてしまおうと思い「じゃあ、僕の情報全部言ってください」と言ったら「白雪ゆず、誕生日は11月23日、血液型はO型、好きな食べ物はプリン、嫌いな食べ物はゴーヤや苦い食べ物、家は昔から農家をやっていて家族構成は、父母ゆず妹。父の名前は…」と言うところで「なんでそんなに知ってるんですか?」と止めた

「入手経路が知りたいのか?」

ま、入手経路?かな?誰から聞いたでもいいしと思いとりあえず「はい」と答える

「それは、簡単な事だ」

「簡単なこと?」

「あぁ、何せ学園長が俺の叔父にあたる人だから」

えぇー!?って…ま、別に驚くことでもないか…なんとなーくわかるよね~

「そこからなんでも入る。聞こうと思えばの話だがな…。なんでも知ってる訳では無い」

ふーん、なんか別に聞いて得になることでもなかった…けど甥に人の個人情報を話す学園長はいいのか?

それを聞く一条様もダメだし、それを話す学園長もダメだよ!とツッコミを入れたかったけど一条様は何も思ってないみたいで、言ったところで、で?って返されるだけだと思うからやめた
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