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一条様

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1番この世で会いたくなかった人。

トップ4が居た

もちろん、一条様も

呆気に取られて僕達2人はその場に立ち尽くしていた

すると、一条様たちがこっちに向かってくる

顔、いや、目だけは見ない。そう思い、顔を下にした

そして、僕達の前に止まった

トップ4の1人が言う「そこ邪魔なんだけど~」

確かに邪魔だ。早くどかないと…

「か、かおりくん、行こ」

「あっ、うん」

「待て」そう一条様が止める

そして、一条様が僕の元にやってきて、

耳元に近づいてきた

嫌な予感がする…。

目が合ってないからバレては無いはず…。

そして、囁くように「座る席がないんだろ?なら俺の膝に座るか?」と聞いてきた

か、確実にバレた

僕は一条様の言葉を無視した

聞かなかったことにしよう。

「か、かおりくん!行こ!」と今度は僕がかおりくんの腕を掴んで階段を降りた

食堂に居るみんなの視線と、ある1つの視線が気になってしまう

みんなの視線が獲物を狙うような感じだ

最悪だ。かおりくんにも迷惑かけちゃった

やっぱり、かおりくんの言うことを聞いておけば良かった…

あの時、素直に聞いておけば…

ま、まずはかおりくんに謝らないと…。

「か、かおりくん。ごめんね…。僕のせいで…。あの時素直に聞いておけばよかった…」

「うん…。ゆず…」

「な、何?」

「トップ4をまじかで見れるなんて!あの美形共を…。拝めれた」

「幸せ……。」

と変なことを言っている

「ゆず!ありがと!」と言われた

ダメなことをしたのに、ありがとって言われるとなんかモヤモヤする

モヤモヤしたけど深くは考えないようにした。

そして、一条様とは何も無かったと思い込み、ご飯を注文した

    
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