248 / 362
* 死神生活三年目&more *
第248話 死神ちゃんと保護者⑧
しおりを挟む
「俺さ、ダンジョンの外にある広場の、すごく日当たりのいい塀の上でさ、よく寝転がって日向ぼっこをしているんだけど。この前うとうとしてて気がついたら、小人族に群がられていたんだよな」
「まだまだ寒いから、暖を取りに来たんじゃあないのか? それにしても、小人族ってさ、気がつくと増えているよな」
死神ちゃんが苦笑いを浮かべると、エルフの盗賊・残念は笑ってうなずいた。そして彼は一転してげっそりとした表情を浮かべると、頭を抱えて俯きながら続けて言った。
「それでもって、さらにうとうとしてたら、いつの間にか小人族がドワーフにすり替わってたんだ」
「なんだ、その悪夢は。残念を通り越して、ひどいな……」
「俺、寝ている間に変な魔法でもかけられたのかなあ? それとも、小人族が成長するとドワーフに進化するっていう都市伝説、あれって本当なのかなあ? 周りにいる人数も寝こける前と同じだったもんだからさ、思わず『さっきまで小人族に囲まれてたはずなのに!』って叫んだら、ドワーフがしれっと『小人族です』とか言うんだよ」
死神ちゃんが小馬鹿にするように鼻を鳴らすと、彼は気を取り直したかのようにニヤリと笑った。
「ちなみに、俺、地上ではたまにエルフの民族衣装を着てるんだけど、その格好で塀の上にいるときはノームが群がってくるんだぜ。しかも、なんかよく分からないけど、その子たちと普通に会話を楽しんでいると、別れ際にお金を支払われるんだよ」
「は? 何だ、そりゃ。残念なやつがいるから恵んでやろうってことか?」
「ちげえよ! よく分からないけど、癒やされるんだとさ!」
「ホストかよ。ていうか、やっぱりお前、盗賊よりも吟遊詩人のほうが向いているんじゃあないのか? それで愛の歌でも歌ってたら、冒険者をするよりも稼げたりしてな」
「それ、どこのマリアッチだよ」
残念が顔をしかめると、死神ちゃんは再びヘッと皮肉めいた笑みを浮かべて肩をすくめた。
そんなやり取りを残念としてから数日後、死神ちゃんは小人族をはじめとする〈小さくて可愛らしいもの〉を溺愛し、彼らの保護者を自称する女性に羽交い締めにされていた。死神ちゃんは必死にもがいて彼女の腕の中から脱出すると、怒り顔で彼女を睨みつけた。
「一体何なんだよ! 出会い頭から、いきなりさあ!」
「あなぁたが巨大化していなぁくて、本当に良かったと思ったぁのよ」
「してたまるか! 何なんだよ、それは!」
保護者は表情を強張らせると、カタカタと震えながらボソボソと話しはじめた。
「私、可愛い子ちゃんたちかぁら英雄とぉして祀ぅりあげられぇてから、街中で休憩していぃる時に可愛い子ちゃんたちに囲まぁれるようになったのだぁけれど。――嬉ぇしさのあまりぃに意識を飛ばしぃてしまって、ふっと我に返ったぁら……。可愛い子ちゃんたちが……野太ぉいおっさんに……変身しぃていぃたのぉよ……」
「お前もかよ。ていうか、小人族がドワーフにすり替わるの、流行っているのかよ」
さめざめと泣き始めた保護者の言葉に頬を引きつらせながら、死神ちゃんは呆れ返って抑揚なく吐き捨てた。
彼女は一部の小人族に英雄として讃えられてから、彼らの保護活動に一層熱を入れるようになったという。いい子は家に連れ帰って保護し、悪い子はお仕置きのために家に攫うのだそうだ。どちらも結果的には同じではないかと死神ちゃんがツッコむと、彼女はすっとぼけた表情でホホホと笑ってごまかした。――とにかく、彼女は熱心な保護活動を日夜行っているわけなのだが、ここ最近、いっときの幸せを噛み締めていてふと気がつくと、可愛い子ちゃんたちが小汚い太めのおっさんにすり替わっているということが度々起こるのだそうだ。
おっさんたちが頑なに小人族を名乗るので、彼女は〈このおっさんたちは、本当は可愛い子ちゃんたちである〉と自身に言い聞かせて保護活動を行っていたそうだ。しかし、どうあがいてもおっさんはおっさんである。彼女は〈可愛い子ちゃんではなく、おっさんを甲斐甲斐しく面倒見ているのだ〉という事実に心が擦り切れそうになった。これは由々しき事態だと感じた彼女は、その原因がダンジョンにあるのではと思い、調査にやってきたのだという。
「食べぇると体が巨大化すぅるキノぉコがあるって、噂で聞いたぁのよ。もしぃもそれが原因なのだぁとしぃたら、そんな夢も欠片もなぁい卑劣なもぉのは駆逐しぃなぁくちゃ。これぇは小人族の守護神にぃして、小人族教の教祖たぁる私の使命なぁのよ」
「守護神にして教祖って、お前、どこまでその変態っぷりを高めたら気が済むんだよ」
死神ちゃんが辟易とした表情を浮かべると、それに構うことなく保護者は死神ちゃんを抱きかかえた。そして〈小さな森〉へといそいそと向かっていった。
鬱蒼とした入口を抜けて奥に進み、何やらが〈お嬢さん、イヤリング、落としましたよ〉と爽やかに顔を出してきそうなメルヘンな雰囲気を森が纏うようになる辺りにまでやって来ると、小人族に囲まれてデレデレと相好を崩しているドワーフと遭遇した。
「小人族キング様ー! 僕たちも早く、キング様のように大きくなりたいですー!」
「はっはっは。私のようになりたいのかね。では、短パンをお履きなさい。短パンを履いて、元気よく遊ぶのです」
小人族たちが「はーい!」と元気に返事をするのを、死神ちゃんは苦虫を噛み潰したような顔で見つめながら「キング?」と唸った。死神ちゃんたちの存在に気がついた小人族たちは保護者を見るなり嬉しそうに頬を上気させると、笑顔でパタパタと駆け寄ってきた。
「小人族攫いさん、こんにちは! 見てください。僕たち、とうとう伝説の小人族キング様を見つけたんです!」
「僕たちはいつか、ああいう風に巨大化して偉大な姿となれるんですよ! そうなれるって信じてたから、キング様に会えて嬉しいです!」
嬉しそうに瞳を輝かせる小人族たちの「いつか巨大化できる」という言葉に、保護者はひどく戸惑った。その背後では、キングを自称するドワーフが短パンを履く小人族の膝裏を血眼で凝視していた。死神ちゃんは顔をひどく歪めると、唸るようにボゾボゾと言った。
「アレは幻のキング様というやつじゃあない。アレは正真正銘、ドワーフだ。しかも、ただの変態だよ。ほら、こっそり振り返ってみてみろよ。そしたら真相がわかるから」
「ええええ!? じゃあ、僕たち、騙されてたの!?」
小人族が悲しげにうるうると目を潤ませると、保護者は表情もなくメイスを手にとり、膝裏好きドワーフへと襲いかかった。ドワーフは保護者の攻撃を躱していたが、〈可愛い子ちゃんたちを騙す悪党〉に対して怒り心頭の保護者は容赦しなかった。
しばらくして、目の周りに青あざを作り、頭にたんこぶをこさえた膝裏好きは正座をさせられた。彼はスンスンと泣きながら「伝説の小人族キングのふりをすれば、合法的に膝裏を眺めていられると思った」と供述し始めた。そして、彼が不埒な思いで始めた活動は何故か〈小人族に好意的なドワーフたち〉にも波及し、彼らと一部の小人族たちとの間でなりすましごっこが流行るようになったということも膝裏好きは語った。つまり、小人族がドワーフにすり替わる謎の現象はキノコのせいではなく、小人族とドワーフたちの悪ノリが原因だったのだ。
「つまぁり、可愛い子ちゃんを愛でたぁいがためぇに始めた行為だったぁのね?」
「まあ、簡単に言うと、そうです」
膝裏好きが頭を垂れると、保護者は彼の両肩をしっかりと掴んで「赦します」と言った。それどころか二人は熱い絆を結びはじめ、思わず死神ちゃんはギョッと目を剥いた。そこに暗雲が立ち込め、小人族の一人が「雨かな?」と口にした直後、辺り一帯にサメが降り注ぎ大惨事となった。
死神ちゃんはビチビチとのたうち回るサメをぼんやりと眺めたあと、一連のできごと全てを見なかったことにしてすっきりとした笑みを浮かべた。そしてスウと、その場から姿を消したのだった。
――――公共の面前で突如始まるサプライズパフォーマンスやどっきりは、時としてトラブルに発展することも。サメに襲われるなどの二次災害が起きる前に、気をつけたいものDEATH。
「まだまだ寒いから、暖を取りに来たんじゃあないのか? それにしても、小人族ってさ、気がつくと増えているよな」
死神ちゃんが苦笑いを浮かべると、エルフの盗賊・残念は笑ってうなずいた。そして彼は一転してげっそりとした表情を浮かべると、頭を抱えて俯きながら続けて言った。
「それでもって、さらにうとうとしてたら、いつの間にか小人族がドワーフにすり替わってたんだ」
「なんだ、その悪夢は。残念を通り越して、ひどいな……」
「俺、寝ている間に変な魔法でもかけられたのかなあ? それとも、小人族が成長するとドワーフに進化するっていう都市伝説、あれって本当なのかなあ? 周りにいる人数も寝こける前と同じだったもんだからさ、思わず『さっきまで小人族に囲まれてたはずなのに!』って叫んだら、ドワーフがしれっと『小人族です』とか言うんだよ」
死神ちゃんが小馬鹿にするように鼻を鳴らすと、彼は気を取り直したかのようにニヤリと笑った。
「ちなみに、俺、地上ではたまにエルフの民族衣装を着てるんだけど、その格好で塀の上にいるときはノームが群がってくるんだぜ。しかも、なんかよく分からないけど、その子たちと普通に会話を楽しんでいると、別れ際にお金を支払われるんだよ」
「は? 何だ、そりゃ。残念なやつがいるから恵んでやろうってことか?」
「ちげえよ! よく分からないけど、癒やされるんだとさ!」
「ホストかよ。ていうか、やっぱりお前、盗賊よりも吟遊詩人のほうが向いているんじゃあないのか? それで愛の歌でも歌ってたら、冒険者をするよりも稼げたりしてな」
「それ、どこのマリアッチだよ」
残念が顔をしかめると、死神ちゃんは再びヘッと皮肉めいた笑みを浮かべて肩をすくめた。
そんなやり取りを残念としてから数日後、死神ちゃんは小人族をはじめとする〈小さくて可愛らしいもの〉を溺愛し、彼らの保護者を自称する女性に羽交い締めにされていた。死神ちゃんは必死にもがいて彼女の腕の中から脱出すると、怒り顔で彼女を睨みつけた。
「一体何なんだよ! 出会い頭から、いきなりさあ!」
「あなぁたが巨大化していなぁくて、本当に良かったと思ったぁのよ」
「してたまるか! 何なんだよ、それは!」
保護者は表情を強張らせると、カタカタと震えながらボソボソと話しはじめた。
「私、可愛い子ちゃんたちかぁら英雄とぉして祀ぅりあげられぇてから、街中で休憩していぃる時に可愛い子ちゃんたちに囲まぁれるようになったのだぁけれど。――嬉ぇしさのあまりぃに意識を飛ばしぃてしまって、ふっと我に返ったぁら……。可愛い子ちゃんたちが……野太ぉいおっさんに……変身しぃていぃたのぉよ……」
「お前もかよ。ていうか、小人族がドワーフにすり替わるの、流行っているのかよ」
さめざめと泣き始めた保護者の言葉に頬を引きつらせながら、死神ちゃんは呆れ返って抑揚なく吐き捨てた。
彼女は一部の小人族に英雄として讃えられてから、彼らの保護活動に一層熱を入れるようになったという。いい子は家に連れ帰って保護し、悪い子はお仕置きのために家に攫うのだそうだ。どちらも結果的には同じではないかと死神ちゃんがツッコむと、彼女はすっとぼけた表情でホホホと笑ってごまかした。――とにかく、彼女は熱心な保護活動を日夜行っているわけなのだが、ここ最近、いっときの幸せを噛み締めていてふと気がつくと、可愛い子ちゃんたちが小汚い太めのおっさんにすり替わっているということが度々起こるのだそうだ。
おっさんたちが頑なに小人族を名乗るので、彼女は〈このおっさんたちは、本当は可愛い子ちゃんたちである〉と自身に言い聞かせて保護活動を行っていたそうだ。しかし、どうあがいてもおっさんはおっさんである。彼女は〈可愛い子ちゃんではなく、おっさんを甲斐甲斐しく面倒見ているのだ〉という事実に心が擦り切れそうになった。これは由々しき事態だと感じた彼女は、その原因がダンジョンにあるのではと思い、調査にやってきたのだという。
「食べぇると体が巨大化すぅるキノぉコがあるって、噂で聞いたぁのよ。もしぃもそれが原因なのだぁとしぃたら、そんな夢も欠片もなぁい卑劣なもぉのは駆逐しぃなぁくちゃ。これぇは小人族の守護神にぃして、小人族教の教祖たぁる私の使命なぁのよ」
「守護神にして教祖って、お前、どこまでその変態っぷりを高めたら気が済むんだよ」
死神ちゃんが辟易とした表情を浮かべると、それに構うことなく保護者は死神ちゃんを抱きかかえた。そして〈小さな森〉へといそいそと向かっていった。
鬱蒼とした入口を抜けて奥に進み、何やらが〈お嬢さん、イヤリング、落としましたよ〉と爽やかに顔を出してきそうなメルヘンな雰囲気を森が纏うようになる辺りにまでやって来ると、小人族に囲まれてデレデレと相好を崩しているドワーフと遭遇した。
「小人族キング様ー! 僕たちも早く、キング様のように大きくなりたいですー!」
「はっはっは。私のようになりたいのかね。では、短パンをお履きなさい。短パンを履いて、元気よく遊ぶのです」
小人族たちが「はーい!」と元気に返事をするのを、死神ちゃんは苦虫を噛み潰したような顔で見つめながら「キング?」と唸った。死神ちゃんたちの存在に気がついた小人族たちは保護者を見るなり嬉しそうに頬を上気させると、笑顔でパタパタと駆け寄ってきた。
「小人族攫いさん、こんにちは! 見てください。僕たち、とうとう伝説の小人族キング様を見つけたんです!」
「僕たちはいつか、ああいう風に巨大化して偉大な姿となれるんですよ! そうなれるって信じてたから、キング様に会えて嬉しいです!」
嬉しそうに瞳を輝かせる小人族たちの「いつか巨大化できる」という言葉に、保護者はひどく戸惑った。その背後では、キングを自称するドワーフが短パンを履く小人族の膝裏を血眼で凝視していた。死神ちゃんは顔をひどく歪めると、唸るようにボゾボゾと言った。
「アレは幻のキング様というやつじゃあない。アレは正真正銘、ドワーフだ。しかも、ただの変態だよ。ほら、こっそり振り返ってみてみろよ。そしたら真相がわかるから」
「ええええ!? じゃあ、僕たち、騙されてたの!?」
小人族が悲しげにうるうると目を潤ませると、保護者は表情もなくメイスを手にとり、膝裏好きドワーフへと襲いかかった。ドワーフは保護者の攻撃を躱していたが、〈可愛い子ちゃんたちを騙す悪党〉に対して怒り心頭の保護者は容赦しなかった。
しばらくして、目の周りに青あざを作り、頭にたんこぶをこさえた膝裏好きは正座をさせられた。彼はスンスンと泣きながら「伝説の小人族キングのふりをすれば、合法的に膝裏を眺めていられると思った」と供述し始めた。そして、彼が不埒な思いで始めた活動は何故か〈小人族に好意的なドワーフたち〉にも波及し、彼らと一部の小人族たちとの間でなりすましごっこが流行るようになったということも膝裏好きは語った。つまり、小人族がドワーフにすり替わる謎の現象はキノコのせいではなく、小人族とドワーフたちの悪ノリが原因だったのだ。
「つまぁり、可愛い子ちゃんを愛でたぁいがためぇに始めた行為だったぁのね?」
「まあ、簡単に言うと、そうです」
膝裏好きが頭を垂れると、保護者は彼の両肩をしっかりと掴んで「赦します」と言った。それどころか二人は熱い絆を結びはじめ、思わず死神ちゃんはギョッと目を剥いた。そこに暗雲が立ち込め、小人族の一人が「雨かな?」と口にした直後、辺り一帯にサメが降り注ぎ大惨事となった。
死神ちゃんはビチビチとのたうち回るサメをぼんやりと眺めたあと、一連のできごと全てを見なかったことにしてすっきりとした笑みを浮かべた。そしてスウと、その場から姿を消したのだった。
――――公共の面前で突如始まるサプライズパフォーマンスやどっきりは、時としてトラブルに発展することも。サメに襲われるなどの二次災害が起きる前に、気をつけたいものDEATH。
0
お気に入りに追加
118
あなたにおすすめの小説

断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

悪役令嬢カテリーナでございます。
くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ……
気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。
どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。
40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。
ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。
40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる