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りゅう
焼け跡
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抜けるような青空の下にいくつかの煙が上っている。
異臭も立ち込めていた。
鯨捕りならばよくしっている油の匂いではない。
まるで、人の死体を焼いたかのような……
いつもならば寂しさだけをおぼえる夕方の景色が汚れて爛れた血の跡をしていた。
見渡す限り建物は一軒も残っていなかった。
少し前までに集落があったという証拠として、焦げた壁や落ちた屋根の連なりから確認できる。
納屋をはじめとして、あらゆるものが燃えていた。
消えてなくなってしまっていた。
港に停留している勢子舟もほとんどなくなっていて、たった三艘だけが無事という有様であった。
他にはなにもない。
権藤と勝太夫たちは、変わり果てた住処に驚き、呆けて、それから必死になって住人たちを探した。
すると、十名の水夫たちが船の前で茫然と座り込んでいるのを発見した。
水夫たちは駆け寄ってくる勝太夫らを見てようやく力なく立ち上がった。
「どないせ! いったいなにがあったんや!」
あまりにも強い口調のため、詰っているように聞こえた。
責めるつもりはなかったのだ。急いで事情を知りたかっだけだった。
それを聞いて、水夫たちは怯えたように押し黙る。
「どした! ゆがらや答えい、女子供はどうした? どうして、舟までが焼けている!」
それはそうだろう。
集落が火事にあうことはないわけではない。
出火場所次第だ。
だが、その火が港の勢子舟にまで届いて延焼するなどということはまずありえない。
どんな強風が吹いたとしても、集落から港までは火が届くほどの距離ではないからだ。
それに、鯨取りにとって船は命だ。
場合によっては建物よりも舟を最優先にしなければならないのである。
集落の建物が燃えたとしても、何よりも先に舟への延焼は絶対に防ぐために集まる。
なのに、三分の二以上の船が焼失している。
これではもう鯨漁はできない。
鵜殿の捕鯨船団は壊滅したと言っていい。
また船を揃えるだけで莫大な資金が必要であり、そうなっても太地角右衛門も新宮藩ももう用立ててはくれないだろう。
そもそも新宮藩は金がないからこそ、鯨方をこんな近くに立ち上げて資金調達をしようとしていたのだ。
立上げですら無理な投資だったはずである。
だから、もう二度と金は出してくれない。
吉右衛門たちは悟っていた。
鵜殿の捕鯨は今日で終わりだ、と。
始まってさえもいなかった気がするが、終わりはあっけなく、さらに惨めな絶望だけが残ってしまった。
「……大納屋が燃えました」
「……火の不始末かと思って、みなで消化していたら、今度は舟が燃えだして……水夫どもはすべてそちらにいったんや」
「火の勢いはまったく消えなくて、最後にはどうにもならなくなった」
水夫たちは痴呆のような顔をしていた。
火がついたのは昨夜の深夜のこと。
なのに、まだ衝撃から立ち直れていないのだ。
彼らも終焉を理解しているのだ。
「ほかのものはどうした」
「開墾小屋の方に何人かいると。他は―――」
首を振るばかりだ。
「弥多はどうした? こういうときこそ、刃刺たちが音頭を取らねばならんだろうに」
何人かの水夫たちが顔を見合わせて、それから一人が歩き出した。
ついてこい、と手招きをする。
どこに案内する気かを問うても答えは帰ってこない。
無言のままだ。
「なんや」
鵜殿に家族がいる者たちは探しに行くためここで別れ、主だった者たちだけがついていった。
黙ってついていくと、太地角右衛門がここにやってきたときに使う本邸に辿り着いた。
ここは鵜殿で唯一高い塀で囲まれているため、延焼をしていない。
他の住まいよりもやや離れていたこともあるのだろう。
「なっ!」
門が開けっ放しになっていた。
角右衛門邸は太地でも鵜殿でも聖域と呼んでもいい扱いで、このように無防備になっていることなどありえない。
角右衛門の雇った家人がいなくなっていない限り、こんなことにはならないはずである。
どうしたことだと、中に飛び込んだ権藤たちが見たものは玄関わきで斬られた家人の死体であった。
「ぬぅ、押し込み盗賊の類いか。みな、注意しろよ。もう逃げているかもしれんが、鵜殿で殺しなど滅多にあることではないからな」
死体の検分のために権藤が残り、他の面子は屋敷内に入った。
水夫が見せたがっていたものはこれだったのだ。
着物の前をはだけさせて、傷口をあらためる。
一刀目は刃物を斜めに振り切り、顔から胸に切り傷をつける。
左目と腹に直線状にできたものと思しき切り傷があった。
いきなり刀傷を受けると、熱く感じるうえ、左目の視界が奪われる。
これで本邸の家人の動きは止まった。
そのときにできたと思しき血痕から数歩離れたところで仰向けに倒れていおり、その胸に刺し傷がある。
とどめを刺したのだ。
隣に立ち尽くす案内をしてきた水夫に権藤は問うた。
「この太刀筋、雑ではあるが手慣れているな。ただの盗賊の仕業ではあるまい。……村が燃えた昨夜、何があった?」
「……しらねえ奴らが何人も走り回っていやした。こちとら火を広げねえようにするのがていっぱいでそいつらについてはまったく」
「わいつは、そやつらがこれを殺したと?」
「へい」
おそらくは多勢の盗賊の仕業だ。
権藤の脳裏に当日の様相が浮かんでくる。
深夜に何者かが大納屋と舟にそれぞれ火をつけて回り、集落のものの注意を火事に引き付ける。
その騒ぎに乗じて、主力がこの邸宅にはいりこんで家人を皆殺しにした。
となると、狙いは角右衛門が預かっている鵜殿の運営資金か。
だが、太地ならばともかく鵜殿はまだまだできたばかりでたいした金もない。
かつかつの予算で経営されているということは少し下見をすればわかることだ。
場所を移したとはいえ、新宮藩の城下に近いこんな場所でまるで戦国時代のような畜生働きをするなど、危険をおかしすぎではないか。
「権藤はん、ちょいと」
「なんだ」
三番船の刃刺に呼ばれて行った先に、五番舟の刃刺の死体があった。
歳はまだ二十代だが、旅水夫として一年ほど前から雇い入れられ、腕が良かったので刃刺に抜擢された男である。
床板が真っ赤になるほど喉元を大きく掻っ切られている。
「あと、二人ばかり殺されているが、こいつだけはここの家人じゃねえ」
「おかしいな」
「ああ。あんた以外で旅水夫はこいつしか使っていねえし、他所もんは外れの方にまとめてある。ここに入り込んでいるだけでおかしい」
「盗賊の手引き役か?」
「だろうな。……ちっ、使える奴だと思おちょったわいらが馬鹿を見たわ」
入口の死体と違い、喉以外に傷はないが、抵抗した後もない。
隙を見て口封じをされたのだろう。
このあたりも手慣れた仕業に感じられた。
刃刺に慣れるだけあって体格もよく、力も優れた男だったが、やけにあっけなく殺されたという様子だ。
本人もそうなるとはおもっていなかったのかもしれない。
突然の裏切りにあったのだと推測できた。
「くそ、新宮まで戻って奉行所に訴え出なければならねえ。……くそっちょっと待てよ。こんなことが起こったっていうのに誰も役人のところに行かなかったのはどういう訳だ。わしらがご家老さまのところの牢から出されたのはこのせいじゃねえというこつは、誰も訴え出たりしなかったっていうのかよ」
そのとき、出入り口から一人の壮年が走り込んできた。
海の見張りを担当する山親父の茂助だった。
吉右衛門の直接の配下でもある。
「村長はん、勝太夫はん! わいつら、なにをしてやがったんだ!」
「茂助? わいつ、どこにいってやがった。この鵜殿の有り様はなんだ?」
お互いに怒鳴りあうが、茂助は掴みかからんばかりに吉右衛門に近寄ると、
「海賊だ! 連中がやってきて、火を放ってみんなを殺していきやがったんだ!」
「お、落ち着け、茂助!」
「落ち着いていられっか! お竹が、お竹が!」
娘の名を呼んで膝から崩れ落ちる茂助を支えたのは権藤であった。
茂助とお竹親娘二人だけの一家である。
「茂助。お竹がどうかしたのか?」
予感はあった。
だが、聞かずには答えは出せない。
だから、あえて問うた。
そして、茂助は答えた。
「お竹があ、お竹があ、海賊どもにかどわかされちまったんだよぉ…… 他の娘っ子たちと一緒によぉ……」
権藤は背筋に氷柱が挿し込まれたように震えた。
吉右衛門も同様だった。
お竹は彼の娘であるお汐と同様、この鵜殿では一二を争う器量よしであったのだ。
何かあったとしたら、お汐にも何か起きていても過言ではない。
二人は茂助を置いて吉右衛門の屋敷へと走った。
異臭も立ち込めていた。
鯨捕りならばよくしっている油の匂いではない。
まるで、人の死体を焼いたかのような……
いつもならば寂しさだけをおぼえる夕方の景色が汚れて爛れた血の跡をしていた。
見渡す限り建物は一軒も残っていなかった。
少し前までに集落があったという証拠として、焦げた壁や落ちた屋根の連なりから確認できる。
納屋をはじめとして、あらゆるものが燃えていた。
消えてなくなってしまっていた。
港に停留している勢子舟もほとんどなくなっていて、たった三艘だけが無事という有様であった。
他にはなにもない。
権藤と勝太夫たちは、変わり果てた住処に驚き、呆けて、それから必死になって住人たちを探した。
すると、十名の水夫たちが船の前で茫然と座り込んでいるのを発見した。
水夫たちは駆け寄ってくる勝太夫らを見てようやく力なく立ち上がった。
「どないせ! いったいなにがあったんや!」
あまりにも強い口調のため、詰っているように聞こえた。
責めるつもりはなかったのだ。急いで事情を知りたかっだけだった。
それを聞いて、水夫たちは怯えたように押し黙る。
「どした! ゆがらや答えい、女子供はどうした? どうして、舟までが焼けている!」
それはそうだろう。
集落が火事にあうことはないわけではない。
出火場所次第だ。
だが、その火が港の勢子舟にまで届いて延焼するなどということはまずありえない。
どんな強風が吹いたとしても、集落から港までは火が届くほどの距離ではないからだ。
それに、鯨取りにとって船は命だ。
場合によっては建物よりも舟を最優先にしなければならないのである。
集落の建物が燃えたとしても、何よりも先に舟への延焼は絶対に防ぐために集まる。
なのに、三分の二以上の船が焼失している。
これではもう鯨漁はできない。
鵜殿の捕鯨船団は壊滅したと言っていい。
また船を揃えるだけで莫大な資金が必要であり、そうなっても太地角右衛門も新宮藩ももう用立ててはくれないだろう。
そもそも新宮藩は金がないからこそ、鯨方をこんな近くに立ち上げて資金調達をしようとしていたのだ。
立上げですら無理な投資だったはずである。
だから、もう二度と金は出してくれない。
吉右衛門たちは悟っていた。
鵜殿の捕鯨は今日で終わりだ、と。
始まってさえもいなかった気がするが、終わりはあっけなく、さらに惨めな絶望だけが残ってしまった。
「……大納屋が燃えました」
「……火の不始末かと思って、みなで消化していたら、今度は舟が燃えだして……水夫どもはすべてそちらにいったんや」
「火の勢いはまったく消えなくて、最後にはどうにもならなくなった」
水夫たちは痴呆のような顔をしていた。
火がついたのは昨夜の深夜のこと。
なのに、まだ衝撃から立ち直れていないのだ。
彼らも終焉を理解しているのだ。
「ほかのものはどうした」
「開墾小屋の方に何人かいると。他は―――」
首を振るばかりだ。
「弥多はどうした? こういうときこそ、刃刺たちが音頭を取らねばならんだろうに」
何人かの水夫たちが顔を見合わせて、それから一人が歩き出した。
ついてこい、と手招きをする。
どこに案内する気かを問うても答えは帰ってこない。
無言のままだ。
「なんや」
鵜殿に家族がいる者たちは探しに行くためここで別れ、主だった者たちだけがついていった。
黙ってついていくと、太地角右衛門がここにやってきたときに使う本邸に辿り着いた。
ここは鵜殿で唯一高い塀で囲まれているため、延焼をしていない。
他の住まいよりもやや離れていたこともあるのだろう。
「なっ!」
門が開けっ放しになっていた。
角右衛門邸は太地でも鵜殿でも聖域と呼んでもいい扱いで、このように無防備になっていることなどありえない。
角右衛門の雇った家人がいなくなっていない限り、こんなことにはならないはずである。
どうしたことだと、中に飛び込んだ権藤たちが見たものは玄関わきで斬られた家人の死体であった。
「ぬぅ、押し込み盗賊の類いか。みな、注意しろよ。もう逃げているかもしれんが、鵜殿で殺しなど滅多にあることではないからな」
死体の検分のために権藤が残り、他の面子は屋敷内に入った。
水夫が見せたがっていたものはこれだったのだ。
着物の前をはだけさせて、傷口をあらためる。
一刀目は刃物を斜めに振り切り、顔から胸に切り傷をつける。
左目と腹に直線状にできたものと思しき切り傷があった。
いきなり刀傷を受けると、熱く感じるうえ、左目の視界が奪われる。
これで本邸の家人の動きは止まった。
そのときにできたと思しき血痕から数歩離れたところで仰向けに倒れていおり、その胸に刺し傷がある。
とどめを刺したのだ。
隣に立ち尽くす案内をしてきた水夫に権藤は問うた。
「この太刀筋、雑ではあるが手慣れているな。ただの盗賊の仕業ではあるまい。……村が燃えた昨夜、何があった?」
「……しらねえ奴らが何人も走り回っていやした。こちとら火を広げねえようにするのがていっぱいでそいつらについてはまったく」
「わいつは、そやつらがこれを殺したと?」
「へい」
おそらくは多勢の盗賊の仕業だ。
権藤の脳裏に当日の様相が浮かんでくる。
深夜に何者かが大納屋と舟にそれぞれ火をつけて回り、集落のものの注意を火事に引き付ける。
その騒ぎに乗じて、主力がこの邸宅にはいりこんで家人を皆殺しにした。
となると、狙いは角右衛門が預かっている鵜殿の運営資金か。
だが、太地ならばともかく鵜殿はまだまだできたばかりでたいした金もない。
かつかつの予算で経営されているということは少し下見をすればわかることだ。
場所を移したとはいえ、新宮藩の城下に近いこんな場所でまるで戦国時代のような畜生働きをするなど、危険をおかしすぎではないか。
「権藤はん、ちょいと」
「なんだ」
三番船の刃刺に呼ばれて行った先に、五番舟の刃刺の死体があった。
歳はまだ二十代だが、旅水夫として一年ほど前から雇い入れられ、腕が良かったので刃刺に抜擢された男である。
床板が真っ赤になるほど喉元を大きく掻っ切られている。
「あと、二人ばかり殺されているが、こいつだけはここの家人じゃねえ」
「おかしいな」
「ああ。あんた以外で旅水夫はこいつしか使っていねえし、他所もんは外れの方にまとめてある。ここに入り込んでいるだけでおかしい」
「盗賊の手引き役か?」
「だろうな。……ちっ、使える奴だと思おちょったわいらが馬鹿を見たわ」
入口の死体と違い、喉以外に傷はないが、抵抗した後もない。
隙を見て口封じをされたのだろう。
このあたりも手慣れた仕業に感じられた。
刃刺に慣れるだけあって体格もよく、力も優れた男だったが、やけにあっけなく殺されたという様子だ。
本人もそうなるとはおもっていなかったのかもしれない。
突然の裏切りにあったのだと推測できた。
「くそ、新宮まで戻って奉行所に訴え出なければならねえ。……くそっちょっと待てよ。こんなことが起こったっていうのに誰も役人のところに行かなかったのはどういう訳だ。わしらがご家老さまのところの牢から出されたのはこのせいじゃねえというこつは、誰も訴え出たりしなかったっていうのかよ」
そのとき、出入り口から一人の壮年が走り込んできた。
海の見張りを担当する山親父の茂助だった。
吉右衛門の直接の配下でもある。
「村長はん、勝太夫はん! わいつら、なにをしてやがったんだ!」
「茂助? わいつ、どこにいってやがった。この鵜殿の有り様はなんだ?」
お互いに怒鳴りあうが、茂助は掴みかからんばかりに吉右衛門に近寄ると、
「海賊だ! 連中がやってきて、火を放ってみんなを殺していきやがったんだ!」
「お、落ち着け、茂助!」
「落ち着いていられっか! お竹が、お竹が!」
娘の名を呼んで膝から崩れ落ちる茂助を支えたのは権藤であった。
茂助とお竹親娘二人だけの一家である。
「茂助。お竹がどうかしたのか?」
予感はあった。
だが、聞かずには答えは出せない。
だから、あえて問うた。
そして、茂助は答えた。
「お竹があ、お竹があ、海賊どもにかどわかされちまったんだよぉ…… 他の娘っ子たちと一緒によぉ……」
権藤は背筋に氷柱が挿し込まれたように震えた。
吉右衛門も同様だった。
お竹は彼の娘であるお汐と同様、この鵜殿では一二を争う器量よしであったのだ。
何かあったとしたら、お汐にも何か起きていても過言ではない。
二人は茂助を置いて吉右衛門の屋敷へと走った。
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