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新たな決意
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「ジェイド? ジェイド!」
「殿下! 私の声が聞こえますか?!」
ダリルとアーウィンの呼びかけで僕は我に返った。
「アーウィン…… それにダリルも……」
僕はダリルに背持たれて、抱きかかえられるようにしてその場に座り込んでいた。
「僕……帰って来たんだ……」
ダリルとアーウィンの顔を見てホッとしたようにそう言うと、
「え? 帰って来た? ジェイド、もしかして精神がどこかへ飛ばされていたの?」
アーウィンがいち早く察知してそう尋ねた。
「殿下、話しかけても反応が無いので心配致しました」
そう言ってダリルが僕をギュッと抱きしめた。
僕はまだ完全に頭が回って無く、青い空をボーッと眺めていた。
アーウィンやダリルの声は聞こえていたけど、
どこか上の空でその声も僕の中を素通りしていった。
「う~ん、ジェイドまだ寝ぼけたみたいにしてるね?」
「そうみたいですね」
ダリルの僕の髪を撫でる手が気持ちよくて、
ダリの胸に頬を摺り寄せかを埋めた。
「だ~めだこりゃ~ どうダリル? つねってみる?」
マグノリアのその声を聴いて、
”マグノリアって相変わらずだな……
ハ~ 戻って来たんだ~”
そうフッと思い、
”ん? 戻って来た?”
やっと自分が現世に戻って来たんだと言う事がわかって、
”デューデュー!”
そう思い、
「あっ、ディーデューは?! デューデューは無事なの?!」
僕は叫んで跳び起きた。
「デューデューだったら大丈夫だよ!」
アーウィンにそう言われ、足元を見ると、
デューデューが深くゆっくりと呼吸をして地面に横たわっていた。
腕も足も尻尾も切り傷も再生され、
いつものデューデューそのものだった。
僕は安心して緊張の糸が切れたのか、
デューデューに抱き着いて泣き出した。
「デューデュー、怖かった、怖かったよ。
もうだめかと思った!
耐えてくれてありがとう!
戻ってきてくれてありがとう!」
そう言って頬を摺り寄せると、
デューデューがゆっくりと目を開けた。
「デューデュー? 聞こえる?
僕の声が聞こえる?
此処がどこかわかる?
僕が誰か分かる?」
目を開けたデューデューに僕は矢継ぎ早に質問をした。
デューデューは僕をジーっと見つめると、
パチパチと瞬きをした。
「急に起きちゃだめだよ。
ゆっくりね。
君は死にかけてたんだから……」
アーウィンがそう言うと、
デューデューはゆっくりと話し始めた。
「私は生きているのか?」
デューデューのその問いに僕もアーウィンもコクコクと頷いた。
デューデューは
「そうか……」
そう言うと、また瞳を閉じた。
「デューデュー? デューデュー?」
僕が呼びかけると、デューデューは瞳を閉じたまま、
「私は疲れた。 少し眠らせてくれ」
そう言ってまた眠りについた。
僕もデューデューの首にしがみ付くと、
頬を寄せてその呼吸を感じた。
規則正しいその鼓動に安心し、僕も疲れている事に気付いた。
そしてどんどん瞼が重くなり、僕もそのまま寝入ってしまった。
もう一度起きた時はすっかりお昼を過ぎたころで、
気付くとデューデューが僕に頬擦りをしていた。
「ン……デューデュー?
起きた……の……?」
”起きた?”
もう一度そう思いバッと起き上がった。
辺りをキョロキョロと見回すと、
何時ものように皆が焚火を囲んでそこに居た。
安堵のため息を吐いて未だ頬擦りをしてくるデューデューの頭を撫でると
「僕、どれくらいの間寝てたの?」
そう尋ねると、ダリルが
「ほんの数時間ですよ。
殿下、お体は大丈夫ですか?
お疲れは癒されましたか?」
そう言うと、僕の頭にキスをした。
僕はダリルに抱かれたまま眠っていた事に気付くと、
「ダ……ダリル?! ごめん! 僕、ずっとダリルに寄りかかっていたの?!
重かったでしょ?」
アタフタと髪を整えると、そこに正座した。
「殿下、大丈夫ですよ」
そう言うと、ダリルは
”おいで”
とでもいうように僕に向かって両手を広げた。
僕がポスッとまたダリルの胸に戻ると、
「ご無事で何よりです」
そう言って抱きしめる彼の腕は少し震えていた。
”凄く心配させたんだ……”
そう思い、僕もダリルの背に腕を回すと、彼の背をポンポンと叩いて、
「ただいま。 ずっと寄り添っていてくれてありがとう」
そう言ってダリルの胸に頬擦りをすると、マグノリアが残っていた昼食を持って来てくれた。
「ありがとうマグノリア」
そう言って昼食を受け取ると、
「もう、ジェイドの目が光り始めた時はびっくりしちゃったわよ!」
マグノリアはそう言いながらカップにお茶を注いでくれた。
”たしか気を失う前に目がどうのこうのって聞こえたな”
そう思いだしながら、
「目が光る? 僕の目がですか?」
そう尋ね返すと、
「そうよ、最初ジェイドとアーウィンがなんかギャーギャー騒いでるなって思った途端、
ジェイドの目が光り出して一瞬、瞬きをしたかと思うと次に目を開いたときには、
目がデューデューみたいな龍の目になってるんだもん!
すっごくびっくりしたわよ~ アーデンもびっくりしたし、
あの鉄仮面のダリルだって腰抜かしてたわよ!」
そう言うと、ダリルが真っ赤になりながら、
「いや……腰は抜かして無いのですが……大変心配致しました」
とマグノリアの言葉を訂正していた。
マグノリアはフフフと笑いながら続けて、
「や~ まあ、ダリルの事は大げさに言ったんだけどさ、
あの後すっごい大変だったんだよ?
もう、ジェイド自身も光り出すし、凝固したみたいになってピクリとも動かなし、
何度名前を呼んでも瞬きもしなければ、私たちの声にも反応しないし、
もうこっちがビックリよ!
あなた、体は何ともないの?」
興奮したようにてマグノリアにそう言われ、
僕は掌を握ったり、開いたりしながら、
「うん、眠った後はスッキリで体の方は何ともないよ!
それよりも絶好調!って感じ!」
そう言うと、
「でも、あなたの魔力、凄かったわよ!
デューデューが見る見るうちに再生されていくんだもん。
幾ら回復魔法を使ってるって言っても、一体どういう仕組みだったんだろうね?
あんなの今まで見たこともなかったわ~
まあ、あれはあれで見ていて面白かったけどね!」
そう言うマグノリアの傍らアーウィンが、
「うん、あれは凄かった!
デューデューを癒す傍ら、僕にまで魔力が流れ込んできたもん!
僕さ、今でもその魔力がビンビンに感じられるんだ。
全然抜けてなくってさ、ほら見て……」
そう言ったかと思うと、僕に向かってその手を翳した。
そしてアーウィンの手が光ったかと思うと、僕に向かってその魔力をぶつけた。
一瞬風がブワッと吹いて、アーウィンの魔力が僕に流れ込んで来た。
「暖かい…… これ、エレノアの魔力と同じだ」
アーウィンの放った魔力を体いっぱいに感じると、
僕はアーウィンの魔力に交じって僅かにエレノアの魔力も感じた。
「エレノアって……君の夢に出てきた?」
アーウィンのその問いに僕は頷いた。
「エレノアはアーウィンにも力を分けてくれたんだね」
僕がそう言うと、
「え? エレノアが力を分けるって……どういう事?」
アーウィンがキョトンとしてそう尋ねると、
”説明するからちょっと待って”
と合図すると、僕は傍らで伏して僕達の会話を聞いているデューデューに、
「ねえ、デューデュー、君ってエレノアやメルデーナと面識があるの? 前に話を聞いたときは知らないって言ってたよね?」
そう尋ねた。
僕に質問をしたアーウィンは
”へっ?”
としたようにして僕を見たけど、僕は続けて
「彼女たちは君と面識があるみたいに話してたんだけど……それも彼女達にとっては特別な存在みたいな感じで……」
そう言うと、デューデューは首を傾げてちょっと考えたようにすると、
「お前は私を癒している時に彼女達と会ったのか?」
そう尋ね返した。
「え? それ、どういう意味? やっぱりデューデューも彼女達の事しってるの?」
デューデューが尋ねるように、確かに彼女達とは会った。
でも僕は、デューデューが彼女達と面識があるのか知りたかった。
それに何故あそこまで彼女達がデューデューの事を気にかけていたのかを。
「お前達が私を癒している時、エレノアの気配を感じた」
「え? それって、デューデューはエレノアを知ってるって事?」
「違う、私は彼女らとは会ったことが無い。
だが……お前たちが私を癒している時、
それがエレノアの力だと何故かわかった」
「もしかして知らない間に会っていたことがあったとか?」
隣で僕達の会話を聞いていたマグノリアが尋ねた。
「私は記憶は良い方だがエレノアに会ったという記憶は無い。
だがもしかするとお前が言うようにもしかしたら幼体の時に会っていたのかもしれない……」
デューデューがそう言うと、
「で? さっきから話の中に出てくるエレノアやメルデーナって誰?」
そう言ってマグノリアが横槍を入れた。
マグノリアがそう尋ねるや否やデューデューが
「ジェイド、お前は城に戻った方が良い」
そう突然言ったので、皆一斉にデューデューの方を見た。
それに合わせ僕も、
「実は僕もそう言おうと思っていたんだ」
そう返したので、今度は皆一斉に僕の方を見た。
「殿下! 私の声が聞こえますか?!」
ダリルとアーウィンの呼びかけで僕は我に返った。
「アーウィン…… それにダリルも……」
僕はダリルに背持たれて、抱きかかえられるようにしてその場に座り込んでいた。
「僕……帰って来たんだ……」
ダリルとアーウィンの顔を見てホッとしたようにそう言うと、
「え? 帰って来た? ジェイド、もしかして精神がどこかへ飛ばされていたの?」
アーウィンがいち早く察知してそう尋ねた。
「殿下、話しかけても反応が無いので心配致しました」
そう言ってダリルが僕をギュッと抱きしめた。
僕はまだ完全に頭が回って無く、青い空をボーッと眺めていた。
アーウィンやダリルの声は聞こえていたけど、
どこか上の空でその声も僕の中を素通りしていった。
「う~ん、ジェイドまだ寝ぼけたみたいにしてるね?」
「そうみたいですね」
ダリルの僕の髪を撫でる手が気持ちよくて、
ダリの胸に頬を摺り寄せかを埋めた。
「だ~めだこりゃ~ どうダリル? つねってみる?」
マグノリアのその声を聴いて、
”マグノリアって相変わらずだな……
ハ~ 戻って来たんだ~”
そうフッと思い、
”ん? 戻って来た?”
やっと自分が現世に戻って来たんだと言う事がわかって、
”デューデュー!”
そう思い、
「あっ、ディーデューは?! デューデューは無事なの?!」
僕は叫んで跳び起きた。
「デューデューだったら大丈夫だよ!」
アーウィンにそう言われ、足元を見ると、
デューデューが深くゆっくりと呼吸をして地面に横たわっていた。
腕も足も尻尾も切り傷も再生され、
いつものデューデューそのものだった。
僕は安心して緊張の糸が切れたのか、
デューデューに抱き着いて泣き出した。
「デューデュー、怖かった、怖かったよ。
もうだめかと思った!
耐えてくれてありがとう!
戻ってきてくれてありがとう!」
そう言って頬を摺り寄せると、
デューデューがゆっくりと目を開けた。
「デューデュー? 聞こえる?
僕の声が聞こえる?
此処がどこかわかる?
僕が誰か分かる?」
目を開けたデューデューに僕は矢継ぎ早に質問をした。
デューデューは僕をジーっと見つめると、
パチパチと瞬きをした。
「急に起きちゃだめだよ。
ゆっくりね。
君は死にかけてたんだから……」
アーウィンがそう言うと、
デューデューはゆっくりと話し始めた。
「私は生きているのか?」
デューデューのその問いに僕もアーウィンもコクコクと頷いた。
デューデューは
「そうか……」
そう言うと、また瞳を閉じた。
「デューデュー? デューデュー?」
僕が呼びかけると、デューデューは瞳を閉じたまま、
「私は疲れた。 少し眠らせてくれ」
そう言ってまた眠りについた。
僕もデューデューの首にしがみ付くと、
頬を寄せてその呼吸を感じた。
規則正しいその鼓動に安心し、僕も疲れている事に気付いた。
そしてどんどん瞼が重くなり、僕もそのまま寝入ってしまった。
もう一度起きた時はすっかりお昼を過ぎたころで、
気付くとデューデューが僕に頬擦りをしていた。
「ン……デューデュー?
起きた……の……?」
”起きた?”
もう一度そう思いバッと起き上がった。
辺りをキョロキョロと見回すと、
何時ものように皆が焚火を囲んでそこに居た。
安堵のため息を吐いて未だ頬擦りをしてくるデューデューの頭を撫でると
「僕、どれくらいの間寝てたの?」
そう尋ねると、ダリルが
「ほんの数時間ですよ。
殿下、お体は大丈夫ですか?
お疲れは癒されましたか?」
そう言うと、僕の頭にキスをした。
僕はダリルに抱かれたまま眠っていた事に気付くと、
「ダ……ダリル?! ごめん! 僕、ずっとダリルに寄りかかっていたの?!
重かったでしょ?」
アタフタと髪を整えると、そこに正座した。
「殿下、大丈夫ですよ」
そう言うと、ダリルは
”おいで”
とでもいうように僕に向かって両手を広げた。
僕がポスッとまたダリルの胸に戻ると、
「ご無事で何よりです」
そう言って抱きしめる彼の腕は少し震えていた。
”凄く心配させたんだ……”
そう思い、僕もダリルの背に腕を回すと、彼の背をポンポンと叩いて、
「ただいま。 ずっと寄り添っていてくれてありがとう」
そう言ってダリルの胸に頬擦りをすると、マグノリアが残っていた昼食を持って来てくれた。
「ありがとうマグノリア」
そう言って昼食を受け取ると、
「もう、ジェイドの目が光り始めた時はびっくりしちゃったわよ!」
マグノリアはそう言いながらカップにお茶を注いでくれた。
”たしか気を失う前に目がどうのこうのって聞こえたな”
そう思いだしながら、
「目が光る? 僕の目がですか?」
そう尋ね返すと、
「そうよ、最初ジェイドとアーウィンがなんかギャーギャー騒いでるなって思った途端、
ジェイドの目が光り出して一瞬、瞬きをしたかと思うと次に目を開いたときには、
目がデューデューみたいな龍の目になってるんだもん!
すっごくびっくりしたわよ~ アーデンもびっくりしたし、
あの鉄仮面のダリルだって腰抜かしてたわよ!」
そう言うと、ダリルが真っ赤になりながら、
「いや……腰は抜かして無いのですが……大変心配致しました」
とマグノリアの言葉を訂正していた。
マグノリアはフフフと笑いながら続けて、
「や~ まあ、ダリルの事は大げさに言ったんだけどさ、
あの後すっごい大変だったんだよ?
もう、ジェイド自身も光り出すし、凝固したみたいになってピクリとも動かなし、
何度名前を呼んでも瞬きもしなければ、私たちの声にも反応しないし、
もうこっちがビックリよ!
あなた、体は何ともないの?」
興奮したようにてマグノリアにそう言われ、
僕は掌を握ったり、開いたりしながら、
「うん、眠った後はスッキリで体の方は何ともないよ!
それよりも絶好調!って感じ!」
そう言うと、
「でも、あなたの魔力、凄かったわよ!
デューデューが見る見るうちに再生されていくんだもん。
幾ら回復魔法を使ってるって言っても、一体どういう仕組みだったんだろうね?
あんなの今まで見たこともなかったわ~
まあ、あれはあれで見ていて面白かったけどね!」
そう言うマグノリアの傍らアーウィンが、
「うん、あれは凄かった!
デューデューを癒す傍ら、僕にまで魔力が流れ込んできたもん!
僕さ、今でもその魔力がビンビンに感じられるんだ。
全然抜けてなくってさ、ほら見て……」
そう言ったかと思うと、僕に向かってその手を翳した。
そしてアーウィンの手が光ったかと思うと、僕に向かってその魔力をぶつけた。
一瞬風がブワッと吹いて、アーウィンの魔力が僕に流れ込んで来た。
「暖かい…… これ、エレノアの魔力と同じだ」
アーウィンの放った魔力を体いっぱいに感じると、
僕はアーウィンの魔力に交じって僅かにエレノアの魔力も感じた。
「エレノアって……君の夢に出てきた?」
アーウィンのその問いに僕は頷いた。
「エレノアはアーウィンにも力を分けてくれたんだね」
僕がそう言うと、
「え? エレノアが力を分けるって……どういう事?」
アーウィンがキョトンとしてそう尋ねると、
”説明するからちょっと待って”
と合図すると、僕は傍らで伏して僕達の会話を聞いているデューデューに、
「ねえ、デューデュー、君ってエレノアやメルデーナと面識があるの? 前に話を聞いたときは知らないって言ってたよね?」
そう尋ねた。
僕に質問をしたアーウィンは
”へっ?”
としたようにして僕を見たけど、僕は続けて
「彼女たちは君と面識があるみたいに話してたんだけど……それも彼女達にとっては特別な存在みたいな感じで……」
そう言うと、デューデューは首を傾げてちょっと考えたようにすると、
「お前は私を癒している時に彼女達と会ったのか?」
そう尋ね返した。
「え? それ、どういう意味? やっぱりデューデューも彼女達の事しってるの?」
デューデューが尋ねるように、確かに彼女達とは会った。
でも僕は、デューデューが彼女達と面識があるのか知りたかった。
それに何故あそこまで彼女達がデューデューの事を気にかけていたのかを。
「お前達が私を癒している時、エレノアの気配を感じた」
「え? それって、デューデューはエレノアを知ってるって事?」
「違う、私は彼女らとは会ったことが無い。
だが……お前たちが私を癒している時、
それがエレノアの力だと何故かわかった」
「もしかして知らない間に会っていたことがあったとか?」
隣で僕達の会話を聞いていたマグノリアが尋ねた。
「私は記憶は良い方だがエレノアに会ったという記憶は無い。
だがもしかするとお前が言うようにもしかしたら幼体の時に会っていたのかもしれない……」
デューデューがそう言うと、
「で? さっきから話の中に出てくるエレノアやメルデーナって誰?」
そう言ってマグノリアが横槍を入れた。
マグノリアがそう尋ねるや否やデューデューが
「ジェイド、お前は城に戻った方が良い」
そう突然言ったので、皆一斉にデューデューの方を見た。
それに合わせ僕も、
「実は僕もそう言おうと思っていたんだ」
そう返したので、今度は皆一斉に僕の方を見た。
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