喪国の皇帝

都波ゆう

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第一部『帰還』_一、聖者の旅路

5『宵照』

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 約二百年前。王国は帝国と同盟を組む以前、とある国との交易で富をなしていた。とある国とは大洋を隔てた西方の大きな公国で、一つの大陸で一国を築いている。その為、他国との関係は希薄なものだった。唯一交友関係を築くことが出来たのは神聖王国であり、二国は交易船によるやり取りによって双方の利益を上げてきた。
 公国では、国民の九割が王国や帝国のいう『邪』である、という。もっとも公国は『邪』という呼称をしておらず、身分制度は貴族と平民と定められてはいるが双方に高い隔壁はなく、両方とも職業に就く自由度が高い。島国であるためか、希少な資源に恵まれてもいる。その一方王国は大陸地の最西端に位置するために他国と比べて利益となる資源に乏しい。だが公国にとっては不透明である東部の情勢を知る橋渡しの存在になる。
 つまり二国は情報と資源とをやりとりしているといえた。

 王国は邪を忌んではいたが、公国との貿易となれば致し方なく、邪であっても積極的に招待してきた。そしていつの日か、王国は公国の行政に則るような、聖と邪が共存した社会を形作るようになったのだ。

 _そのような社会は、二百年前に結ばれた帝国との同盟を境に崩壊する。
 王国は帝国の命によって『聖者の楽園』と化し、再び邪のいない聖者による治世が始まった。王国としては公国との貿易を続けたいところだが、帝国の目がそれを抑止した。致し方なく貿易を大幅に縮小したために公国とのつながりは否応なく希薄化する。そしてそれと相反して帝国との関係はより強固なものになったのだ。
 かくして二百年もの長い栄華の裏、両国は同盟関係を遵守してきた。

 …しかしその裏で、王国は内密に、粛々と準備を重ねていた。
 
 ___”皇帝、国乱れる。”
 六年前、ある密告が挙がった。

 それを合図とするように、『聖者の楽園』同盟は__ひそかに破られようとしている。

「ゲッカ…なぜこんなところに、このような人間がいると思うか」

 リツは剣を抜かんと構えつ、問う。彼女は呼吸を整え、頭の中で混乱した思考を整理しようとしていた。

「…答えは_」

 ゲッカは袖口より飛刀を十本、片手に五本ずつ抜き出す。先ほどの呆れた様子から一転、彼をも臨戦態勢をとっていた。

「…始末してから教えましょう」

 奥からやってくる気配は急いでいた。低いささやき、重いが素早い足取り。この山を知り尽くした者のようである。近くの木の幹にもたれる男と同じように。

 急斜面の頂上、森林の闇から真っ先に飛び出してきたのは三名の男だった。彼らは口を開かず、ただ矢を射るような視線を迷わず二人に向けながら地面を蹴って突進した。リツとゲッカは互いから離れるようにして躱したが、その動きは読まれていた。ゲッカには二名が、リツには残りの一名が手にした手鎌で斬りかかる。リツは剣にて応戦した。金属と金属が触れ合う不快音が鳴り響き、思わず目を細める。賊はそれを見逃さない。すかさず膝でリツの鳩尾を突いた。彼女は地面を強く蹴り、急所に深く食い込むことは回避したが、どこか覚えのある強い痛みに腰を折る。再び斬りかかってきた男の鎌を辛うじて受け止め、耐えた。この状況を打破する突破口が欲しかった。

「チッ…! そんなモン振り回しやがる…この小娘が!」

 男が舌打ちし、初めて声を出したかと思えば、今度は拳で殴り掛かった。リツは身をひるがえし拳は空振りする。男は自分より幼い少女に躱されたことに逆上し、顔をゆがめた。

「…!」
 …その容貌は。
 リツの記憶が刺激される。

 彼女の視界が一瞬、暗転した。男が振りかざした鎌の切っ先が肩を掠めたのである。鋭い痛みが連続して襲い、さらに脳裏に消えていた記憶を刺激される。
 脳内に電流のごとく駆け巡るのは、これと似た光景。止まない痛み。血飛沫。怒りに満ちた顔、理性を失った者が振るう凶器と、燃え上がる怨念の炎__。

 彼女は短い過去の夢から覚醒する。眼前には我を忘れた男が血走った目を激らせてリツに切り掛かっていた。鎌を振りかざす身体の運びが、一瞬一瞬リツの瞳孔にこびりつくように、時間が異様にゆっくりと流れているように感じた。同時に彼女の身体はごく自然に動き出す。得物を握りなおし、片手でふりかぶる。_今までは人間を斬ることを躊躇していた。これまで始末してきたのは理性のない獣のみだったから、理性のある人間を相手にすることを恐れていたのだ。

 ただし、本当の彼女は違う。

 視界の暗転から解き放たれ、リツは肩で息をしていた。頭がとにかく痛い。斬られた肩よりも重く、鈍い痛みが続いている。記憶の断片が高速で脳内を巡ったために、頭の中が熱に浮かされたようで、どくどくと脈打っていた。頭を押さえ目を閉じる。周りの音さえ聞き取りにくかった。

「う…」

 そこに、強く肩を掴まれる。
「…リツ様」
 リツははっと目を開け顔を上げた。眼前にはいつの間にかゲッカがいた。彼はリツの肩を険しい表情でじっと検分し、次の瞬間には包帯で圧迫されていた。今度は頭痛よりその痛みが勝り、彼女はよろめく。その体をしっかりと支え、従者は告げた。

「…危険は去りました。少し休みましょう」




 *





「…この山賊は『宵照隊ショウジョウタイ』の一味です。おそらくは先ほど怪我をしてやってきた者となにか因縁があって追われていたのでしょう。…いえ。この男も仲間の一人であると思われます。我々は嵌められかけたのです」
 ゲッカは地面を見下ろした。気絶したままの男が口を呆けてだらしない姿勢で眠っている。その周りには縄で括られた十名の山賊が転がっていた。リツに重い一撃を与えられた男を含め、ゲッカが相手をした者も命に係わる重傷を負っている。リツはその剣で、男の肩口から胸までを斬った。男は受け身を取ったが傷口は深く、呼吸は浅い。全員このまま放れば命を失うだろうとみられた。

「…その者はどうする。ショウジョウタイとは? お前は何故それを知っている」
 リツは唇を震わせた。彼女は生を手放そうとしている男を見つめたまま、包帯を巻いた肩を片手で押さえていた。

「…彼らはこの大陸でも名を知られた山賊です。もとは王国軍の配下であったと記憶しています」

 ゲッカの男達を見る視線は肉体を凍えさせるほどに伶俐で無感情だ。リツは従者が見せるその冷酷な顔をただ見返し、胸の奥底から迫り上がる何かを漏らさぬよう唇を結んだ。鼻から深く、澱む空気を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。そしてやっと口を開いた。

「……私が聞きたいのは三つだ。一つ、ショウジョウタイについて知っていることを全て話して欲しい。二つ、お前が最初からこの者らの正体に気づいていたのは何故か正直に教えること、そして…お前はこれからこの者をどうするつもりか…言え」

 ゲッカのその瞳がリツに向く。氷のような矢が彼女を射たが、主人はまったく意に介した様子はない。ゲッカとは別の、強く相手を射抜く橙の眼でしかと従者を見返した。それらが交わり、やがて折れたのは従者の方だった。

「…分かりました。まず二つ目についてですが、宵照隊の存在は帝国でも知られています。この神奈備山に在り、地形を熟知している山賊といえば宵照隊しかありえません。そして一つ目です。彼らは神奈備山を“守護”するていでもって、そこを住処とし、魔獣を飼い慣らし、使し、人を襲わせているのです。神奈備山の異変が二百年前に起こったことについては先程話しましたが_」

 リツは記憶をまさぐる。この山の頂上には、聖神の魂が聖者と共鳴すると記された石板が掘られていた。だが二百年前の『異変』で、その機能は失われた。

「…それによって蔓延った魔獣を退治させるために王国が帝国と協議し派遣したのが宵照隊です。しかしこの二百年で彼らは‟山賊”に成り果てた」

 ゲッカはもう一度賊を見下ろし、その一人の傍に膝をついた。そして男が着込んでいた薄手の外套の襟下に手を入れる。彼が迷いなく抜き取ったのは、独特な彫刻が柄にされた小刀だった。

「この彫刻に見覚えはありますか」
 リツは屈んで、小刀の柄を凝視する。蔦模様の他に、百合の花に似た植物の彫刻が柄の全体を使って施されている。長年使用されてきたのか、擦り減っており紋様が薄くなっているが、かなり細かい意匠が施された高級品であることはリツにも理解できた。

 リツはもう一度、薄い記憶を辿る。

「………ある気がするが、わからない」
 ゲッカは目を伏せた。
「左様ですか。これは帝国と王国の同盟の中で、両国の彫刻師によって共同で編み出された紋様です。これについての細かい意味は存じ上げませんが、この紋様が帝国と王国との結び付きを象徴するものといえるでしょう。そして同時に、各地の神奈備山に潜伏する宵照隊同士の結束を示すものとなっている」

 リツの血で汚れた手が小刀を男の懐に戻し、彼は立ち上がる。

「…そして、三つ目についてです。私達は今すぐここを立ち去ります」

 リツは眉根を寄せた。予測はしていたが、真意が分からない限り同意はできかねない。

「なぜだ」
「魔獣です」

 ゲッカは平板な口調で言う。

「…魔獣?」
「…先ほど彼らは魔獣を使役すると言いましたが、逆も然りであり、魔獣は彼らの生殺与奪の権を握っています。幾分かすれば魔獣が現れ、両者の契約がされます。この言葉の意味は分かりますね」

 そこまで言い切った従者は、主人の顔を見た。彼女は未だ煮え切らないといった様子で眉をひそめている。それを見、彼は短く息をついた。

「…彼らは私達のような侵入者を取り締まるために襲ってきたのでしょう。山賊に成り果てたとはいえ、これが彼らの職務ですから。ですが、この者らは私たちを殺そうとした。ならばこちらも選択を誤るわけにはいきません」

 リツは従者の瞳を見返した。感情を見通せぬ深海のような暗い色は、その中になにを秘めていてもおかしくはない。もしや彼はそれ以上の事実を知っているのでないか。
 その疑念のまなざしを認めたゲッカはリツの瞳をじっと見つめ返した。

「…確実であるのは王国は“邪を許さない”という真実ことです。それ以上を勘ぐる必要も、手立てもありません」

 リツは揺らぎのない瞳をしばらく探った。しかしいくら勘ぐろうと、この鉄仮面の前ではすべて無駄であろう。リツはやがて頷いた。

「…分かった。お前を信じよう」

 ゲッカは目礼し、目線で行先を示した。リツは首肯し彼の後を追いかける。二人はふたたび無言の時を歩みだした。

 リツは先ほど賊が昇ってきた岩の急勾配な道を見下ろし、ついでその先にある暗澹なる森林のなかに、一筋の煙が立っていることを認識した。

「…あれは?」
 隣にて崖淵に立つゲッカは少し目を細めた。風はほぼない。煙は上空に向かって穏やかに伸びている。その方角には何があるのか。ゲッカにもわからなかった。

「…」
「行ってみよう。なにかが…わかるかもしれない」

 リツはそのまま軽く跳躍し、岩肌を次々と蹴っては下降した。肩の傷が少し痛んでいるが、身体はいつも通りに動かすことが出来た。リツは休みなく、直角に近い急な岩々の地面を滑り下りるように下っていく。

「…リツ様」
 ひと呼吸で彼女の横に追いついたゲッカは渋い表情を見せている。
「傷に障ります。あまり激しい運動は」

「分かっている。このくらいは大したことじゃない。私はそこまで脆い人間ではないと、お前もよく知っているだろう」

「…」

 従者は長く息をついた。二人は長い崖路を数十秒で下り終え、森の中に降り立っていた。

「煙が立っていたのはあちらの方角だな。向かうぞ」

 リツは外套の埃を払う従者に告げ、駆け出した。彼は今度は無言でそれについていく。リツは純白の鉱石で行先を照らしながら先を急いだ。わずかながら木材が燻る臭いが漂ってくる。しかし行く先は暗闇で、人の声や物音も聞こえない。頼りになるのは先ほど見た方角を失わない感覚と嗅覚だけだった。

 しばらく二人は先の見えない森林の中を進んだ。臭いが近づくにつれ、なかった道が開けていく。叢の地面がやがて獣道に変わり、踏み固められた土の地面が露わになった。木々の本数が減り、道には日が差し始めた。

「…これは…。村なのか…?」

 リツは足を止めた。あと数十歩の所で道が途絶え、低い堀の向こうに開けた土地があった。そこに人の気配は相変わらずない。だが、煙の臭いはかなり強かった。

 リツは警戒しつつ道を進む。従者は彼女よりも一歩ほど先を行き、姿勢を少し低くした。
 そうしてふたりが辿り着いたのは、リツの予測した通りの場所だった。

「ご警戒を。…まだ人の気配は感じられませんが、おそらくこの村の内部が煙の出どころです」
リツは頷き、剣を抜いた。そのまま臭いと灰の漂う方へ歩みを進める。村にはまだ人が住んでいた痕跡が残っていることが分かる。ここは村の大きな広場のようだ。中央には物見櫓と思わしき、石垣で固められた木材の枠組が建っており、その後ろ、リツらの目線上には広場にある建物の中で一等豪奢とみられる大きな屋敷があった。屋敷の中央にある門はこの村の内部に入るための門戸でもあるらしく、四角い穴の中には村の家々が伺えた。リツらはそちらへさらに進む。屋敷や櫓は朽ちた様子はなく、今すぐ人が出てきてもおかしくない様子だった。だがどの建物の窓から明かりは見えず、人が中にいる様子もない。二人は感覚を研ぎ澄ませつつ、門戸をくぐった。

__リツの足が、外界との境界を踏み越え_

「危ない!!」
ゲッカの叫びが突き刺すが如くリツの脳漿を貫いた。
「ッ_!!」

リツの頭上にそよぐ風は怜悧に、確実に彼女の首を狙っている。これまでにない殺気だ。するとリツは真上から鉄の塊を押し付けられるような、途轍もない重力を受けた。上を確認する間もなく視界が暗くなる。誰かが覆いかぶさっている__次に、目の前に土の地面が表れた。気が付けば、地面を腹這いになって滑っている。リツは混乱したが、すぐに身をひるがえし顔を上げた。

「!…ゲッカっ」

目の前に膝を立てて構える従者の背がある。彼がリツをかばったらしい。彼の短い髪が降り乱れていた。

「上です!」

言われるままに天を仰ぐと、リツは驚愕に目を見開いた。…あれは。
影だ。…海の、紺碧の色の影。
それが空に、鳥のように羽ばたいているように見える。…いや。鳥ではない。
「あれは…」

その疑問を口に出すより前に影は動き出していた。
影は短剣を携えている。しかし賊がそうするように、腕で振るうのではない。何らかの超常的な力が働いて、剣はその手を離れ、宙を旋回し、先を読めぬ運びでこちらへ向かってきた。短剣は二本、別の軌跡を描きそれぞれがリツとゲッカの急所を確実に打たんとした。
二人は目の色を変えてそれを回避する。短剣の動きは恐ろしく速い。空を切った切っ先はすぐに向きを変え、先ほどよりも早く空中を滑った。…リツはそのひとつを、真正面で捉える。彼女は自身の剣を両手で構え持ち、飛ぶ短剣が間合いに入る瞬間を見て薙ぎ払った。鉄と鉄が弾ける金属音の後、短剣は一瞬意志を失ったように舞い上がったが、しかし何事もなかったかのようにリツに剣先を向けた。

…いったい、何が起きている。

リツはひとりでに向かってくる短剣をもう一度払った。間合いから外れた短剣は、今度は頭上ではなく、地面につくほどの低い位置を回転しながら滑走しはじめる。リツは視線を下に移し、ひたすらに短剣を目で追った。それは低空で旋回し、突拍子なく跳ね、確実に意表を突く‟行動”をする。一度でも目を離せば、その刹那にやられてしまう__


「リツ様ッ!!!」

聞いたことのない、従者の絶叫とともに、リツはわずかにそよぐ風を天に感じた。

…またあの影。今度はもはや避けられない、すぐ目の前にある。



リツの脳裏に赤く染まった光景が映し出された。

…殺される。







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