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第4章(最終章)
【4-37】飛び降りた理由
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キリエの自室へ到着し、ドアを閉めてすぐに二人分の溜息が同時に響く。キリエとリアムはどちらからともなく視線を交え、苦笑いを浮かべた。
「僕よりも君のほうが、よほど疲れていますね」
「俺は別に平気だ。それよりも、キリエは確実に疲労が溜まっている。今夜はしっかりと休め。お前に外出の予定は無いが、逆に来客の予定はあるんだからな」
「チェットが来るのですよね。相談したいことがあるようですが、何でしょうね」
「さぁな。少なくとも、決戦に関わることではなさそうだ。ごく個人的かつ大した内容ではないと仰っていたし、あの方が嘘をつくとも思えない。個人的に軽い雑談をしたいだけかもしれない」
「こんな時期に……?」
きょとんとした目で見上げるキリエへ微笑み返し、リアムは手のひらで銀髪を撫でる。
「こんな時期だからこそ、だ。約束のときまで、あとひと月。ある意味、節目だ。こんなとき、胸に秘めてきた何かを誰かに打ち明けたくなる人は少なくない」
キリエが頷いたところで、不意に扉がノックされる。リアムはハッとしたようにキリエの頭から手を退き、姿勢を正した。
「通り過ぎて行くと思ったのに、此処へ用があったのか」
「えっ……?」
「なんでもない。──入れ」
リアムが小声でぶつぶつと呟いてから訪問者へ呼び掛けると、ドアが開き、イヴが入室してくる。
「あれっ、イヴ? さっき、おやすみを言ったばかりなのに。何かありましたか?」
「うん、……寝る前に悪いと思ったんだけど、少し聞いてほしい話がある。キリエは明日からも忙しいし、今ならアベルは入浴中でいない。……話すなら今しかないと、そう思った」
心なしか、イヴは緊張している面持ちのように見えた。彼女の語り口から察するに、アベルが不在の間にキリエへ伝えておきたいことがあるらしい。
どうする? と語り掛けてくる藍紫の瞳へキリエが頷くと、同じく頷き返したリアムは、窓辺の椅子を指した。
「イヴ。話があるのなら、座るといい。此処はキリエ様の御部屋で他の者の目は無いし、キリエ様は本来、どんな立場の相手であっても対等な目線での会話を好まれる。夜更けにわざわざ出向いてくるほどの大切な話であるのなら、きちんと向かい合って話せ」
「……分かった」
イヴは素直に頷いたが、揃えた指先で椅子を示しながらキリエを見つめる。先に座れと言いたいのだと察したキリエは、イヴの望み通りにした。リアムが引いてくれた椅子へキリエが着席すると、小さな円卓を挟んだ反対側の席へイヴが座る。リアムはキリエの左後方側の定位置に立った。
「時間が無いから、前置きはしない」
「分かりました」
「……キリエの父親が死んだ原因は、おそらくカインだ」
あまりにも予想外の話題で、キリエは咄嗟に反応できない。リアムでさえ、気配を若干動揺させて息を呑んでいる。イヴの翠眼には、翳りが落ちていた。
「カインは、随分と前からキリエの存在を把握していた。それがいつからなのか具体的なことまでは、あたしは把握していないけど。でも、下手をすると貴方が赤ん坊の頃から知っていた可能性もある」
「えっ……、でも、僕が王都へ来たのは、その……、父が亡くなってから半年以上が経っていて、そのきっかけも偶然に偶然が重なったようなものですし……」
混乱しておどおどと言い重ねるキリエをまっすぐに見つめ、イヴは首を振る。
「カインは、何年も前からこの地を遠巻きに観察していた。王都だけではなく、妖精人に関わる地も。キリエが暮らしていたのは、妖精人の生息地の側なんじゃない?」
「……」
「その銀髪と銀眼は妖精人の特徴であり、かなり目立つ。カインの観測範囲内でキリエを見つければ、絶対に注目する。……そして、彼は頭の回転が速い。キリエが完全な妖精人ではないことも、人間たちの中で生きることになった経緯も、親がどういった立場の存在なのかという予測も、脳内で的確に組み立てていけたはず。王族を含めた王都と、妖精人周辺の地の両方を観察していたから、余計に。──だから、彼は確かめたくなった」
そこでイヴは言葉を区切り、やや俯く。彼女の顔は蒼白い。キリエは緊張で唾を飲み下してから、静かに問い掛けた。
「……何を?」
イヴは懺悔するような声音で、言葉を絞り出す。
「彼の仮説が正しいか、ということ。……此処の先代国王がキリエの父親にあたるのではないか、という仮説」
「そうして、そんな……、彼は何故、そこまでの予想を……」
「先代国王の気が触れた時期、彼が絶対に赴かない地域、そこで生活しているキリエ。このあたりの情報から仮説を立てたんじゃないかと思う。分からないけど。……カインは、先代国王がいつも城の最上階の窓から下を見下ろしているのを知っていた。……だから、試した」
何を、と銀色の瞳が問う。その視線を受けたイヴは、苦しげな吐息を零してから、努めて冷静を装っていながらも震えている声で吐き出した。
「カインは、先代国王からしか見下ろせないような位置に自分の幻影を転移させた。……普通の姿ではなく、長い銀髪に見えるよう魔術を施した幻影を」
「……まさか、」
「先代国王は飛び降りたんだ。……カインが見せた幻影へ向かって、まっすぐに」
「僕よりも君のほうが、よほど疲れていますね」
「俺は別に平気だ。それよりも、キリエは確実に疲労が溜まっている。今夜はしっかりと休め。お前に外出の予定は無いが、逆に来客の予定はあるんだからな」
「チェットが来るのですよね。相談したいことがあるようですが、何でしょうね」
「さぁな。少なくとも、決戦に関わることではなさそうだ。ごく個人的かつ大した内容ではないと仰っていたし、あの方が嘘をつくとも思えない。個人的に軽い雑談をしたいだけかもしれない」
「こんな時期に……?」
きょとんとした目で見上げるキリエへ微笑み返し、リアムは手のひらで銀髪を撫でる。
「こんな時期だからこそ、だ。約束のときまで、あとひと月。ある意味、節目だ。こんなとき、胸に秘めてきた何かを誰かに打ち明けたくなる人は少なくない」
キリエが頷いたところで、不意に扉がノックされる。リアムはハッとしたようにキリエの頭から手を退き、姿勢を正した。
「通り過ぎて行くと思ったのに、此処へ用があったのか」
「えっ……?」
「なんでもない。──入れ」
リアムが小声でぶつぶつと呟いてから訪問者へ呼び掛けると、ドアが開き、イヴが入室してくる。
「あれっ、イヴ? さっき、おやすみを言ったばかりなのに。何かありましたか?」
「うん、……寝る前に悪いと思ったんだけど、少し聞いてほしい話がある。キリエは明日からも忙しいし、今ならアベルは入浴中でいない。……話すなら今しかないと、そう思った」
心なしか、イヴは緊張している面持ちのように見えた。彼女の語り口から察するに、アベルが不在の間にキリエへ伝えておきたいことがあるらしい。
どうする? と語り掛けてくる藍紫の瞳へキリエが頷くと、同じく頷き返したリアムは、窓辺の椅子を指した。
「イヴ。話があるのなら、座るといい。此処はキリエ様の御部屋で他の者の目は無いし、キリエ様は本来、どんな立場の相手であっても対等な目線での会話を好まれる。夜更けにわざわざ出向いてくるほどの大切な話であるのなら、きちんと向かい合って話せ」
「……分かった」
イヴは素直に頷いたが、揃えた指先で椅子を示しながらキリエを見つめる。先に座れと言いたいのだと察したキリエは、イヴの望み通りにした。リアムが引いてくれた椅子へキリエが着席すると、小さな円卓を挟んだ反対側の席へイヴが座る。リアムはキリエの左後方側の定位置に立った。
「時間が無いから、前置きはしない」
「分かりました」
「……キリエの父親が死んだ原因は、おそらくカインだ」
あまりにも予想外の話題で、キリエは咄嗟に反応できない。リアムでさえ、気配を若干動揺させて息を呑んでいる。イヴの翠眼には、翳りが落ちていた。
「カインは、随分と前からキリエの存在を把握していた。それがいつからなのか具体的なことまでは、あたしは把握していないけど。でも、下手をすると貴方が赤ん坊の頃から知っていた可能性もある」
「えっ……、でも、僕が王都へ来たのは、その……、父が亡くなってから半年以上が経っていて、そのきっかけも偶然に偶然が重なったようなものですし……」
混乱しておどおどと言い重ねるキリエをまっすぐに見つめ、イヴは首を振る。
「カインは、何年も前からこの地を遠巻きに観察していた。王都だけではなく、妖精人に関わる地も。キリエが暮らしていたのは、妖精人の生息地の側なんじゃない?」
「……」
「その銀髪と銀眼は妖精人の特徴であり、かなり目立つ。カインの観測範囲内でキリエを見つければ、絶対に注目する。……そして、彼は頭の回転が速い。キリエが完全な妖精人ではないことも、人間たちの中で生きることになった経緯も、親がどういった立場の存在なのかという予測も、脳内で的確に組み立てていけたはず。王族を含めた王都と、妖精人周辺の地の両方を観察していたから、余計に。──だから、彼は確かめたくなった」
そこでイヴは言葉を区切り、やや俯く。彼女の顔は蒼白い。キリエは緊張で唾を飲み下してから、静かに問い掛けた。
「……何を?」
イヴは懺悔するような声音で、言葉を絞り出す。
「彼の仮説が正しいか、ということ。……此処の先代国王がキリエの父親にあたるのではないか、という仮説」
「そうして、そんな……、彼は何故、そこまでの予想を……」
「先代国王の気が触れた時期、彼が絶対に赴かない地域、そこで生活しているキリエ。このあたりの情報から仮説を立てたんじゃないかと思う。分からないけど。……カインは、先代国王がいつも城の最上階の窓から下を見下ろしているのを知っていた。……だから、試した」
何を、と銀色の瞳が問う。その視線を受けたイヴは、苦しげな吐息を零してから、努めて冷静を装っていながらも震えている声で吐き出した。
「カインは、先代国王からしか見下ろせないような位置に自分の幻影を転移させた。……普通の姿ではなく、長い銀髪に見えるよう魔術を施した幻影を」
「……まさか、」
「先代国王は飛び降りたんだ。……カインが見せた幻影へ向かって、まっすぐに」
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