242 / 335
第3章
【3-88】それって悪いこと?
しおりを挟む
◇
キリエの気持ちが落ち着き、リアムが来訪者用の椅子を並べて準備したところで、ジャスミンとダリオがやって来た。水色の姫君は普段と変わらない笑顔でキリエの元へ駆け寄り、手を握ってくる。
「キリエ、あなたって妖精人だったのね! 妖精人の天使様だなんて、素敵すぎるにも程があるわ!」
彼女の唐突な言動も、我が道を行く感性も、いつも通りのようだ。褐色肌の騎士はジャスミンの後ろからキリエを覗き込み、控えめな苦笑と共に礼儀正しく頭を下げた。
キリエは驚いて呆気にとられていたが、ダリオにつられるようにして苦笑いを浮かべる。
「……ジャスミン、僕は天使ではないと何度も言っているでしょう?それに、完全な妖精人ではありません」
「半妖精人でしょ? ジェイデンとプリシラから聞いたわ。なんて嬉しい驚きなの!」
興奮したように声を弾ませるジャスミンは、掴んだままのキリエの手を勢いよく振る。ハラハラしながら様子を見守っていたリアムは、思わず口を挟んだ。
「ジャスミン様。恐れ入りますが、キリエ様は御身体が動かない状態でございまして……、御自身の意思で動かせる範囲が狭いものですから……、」
「あっ、ごめんなさい! 自分の力で庇えないのだから、大きく動かしたらどこか痛めてしまうかもしれないわ。ごめんね、キリエ。どこか痛かった?」
ジャスミンはリアムへ頷いてみせつつキリエの手をそっと布団へ下ろし、心配そうに顔を覗き込んでくる。その菫色の瞳には、偏見など欠片も無い。
キリエは微笑んで首を振り、彼女の澄んだ眼差しをまっすぐに見つめ返した。
「いいえ、全然痛くありませんよ。大丈夫です。……ジャスミンは、大丈夫ですか?」
「えっ? わたしは何も怪我はしていないわ」
「そうではなくて、……僕が普通の人間ではなかったこと。僕たちは兄弟でしょう? 気になるのではないか、と」
水色の姫君は大きな瞳を瞬かせ、頬に指先をあてがって暫し考える。その末に、彼女は明るい声音で言った。
「そうね、気になるといえば気になるわ。お父様と、キリエのお母様が、どうやって出逢ったのかとか! ジェイデンたちはあんまり詳しく話してくれなかったから、キリエのお母様が妖精人だってこと以外はよく知らないままなの」
「あ……、えぇと、そういうことではなくて。……嫌な気分にはなりませんでしたか?」
「どうして?」
「……半分だけとはいえ、僕は妖精人という異質な存在の血を引いているのです。そして、半分だけとはいえ、僕たちは血が繋がっています。……気味が悪いと思わせていたら、申し訳ないので」
ジェイデンには、次期国王選抜期の時点で己が普通の人間ではないかもしれないことを明かしていたし、彼もまたそれを自然と受け入れてくれていた。だが、他の者がそうだとは限らない。ましてや、異母兄弟の間柄であれば複雑な心情を抱かれるのも致し方ないことだろう。
そう考えてジャスミンを気遣ったつもりだったのだが、姫君はそんなキリエを見下ろし、両拳を腰に当てて唇を尖らせる。怒るわよ、という意思が伝わってくる動作と表情だ。
「妖精人の血を引いているから、何? それって、悪いことなの? ……異質な存在の血を引いているって話なら、わたしだってそうじゃない。アルス市国の姫君とウィスタリア王国の国王の間に生まれたんだもの。この国の民にとって、妖精人もアルス人も同じくらい異質よ」
「えっ……、そんなことはないのではないかと……」
「そんなこと、ある! だって、アルスとは百五十年間も国交断絶状態なのよ。そんな隣の国の人なんて、伝説的な存在だわ。同じよ。わたしも、キリエも、同じ。……キリエは、わたしを気持ち悪いと思うの?」
「まさか!」
キリエは反射的に首を振った。
「珍しいな、とは思いました。ずっと国交がなかったはずの隣国の姫君が嫁入りして来たなんて、どんな事情があったのかな、と興味もありました。……でも、ジャスミンを気持ち悪いだなんて思ったことありません。水色の髪も、淡い紫の瞳も、とても綺麗だと思います。それに、君はとても優しい人だと知っています。もしも君がアルスの血を引いているからと悪し様に言う人がいるのなら、僕はその人を許せないでしょう」
素直な気持ちを言葉にするキリエを見つめて、ジャスミンは嬉しそうに頷く。そして、姫君は花開くようにふわりと笑った。
「わたしだって、同じよ。今のキリエが言ってくれたのと同じ気持ちを、わたしも持っているの。わたし、キリエがとても素敵な人だって知っているわ。それはね、キリエが半妖精人だからではないの。キリエが、キリエだからよ。キリエのお母様が妖精人っていうのは、あなたをもっと輝かせる要素のひとつにすぎないもの」
ジャスミンの言葉の合間に、ダリオも深く何度も頷いている。リアムは穏やかな眼差しで、この場を黙って見守っていた。
「ジャスミン……」
「たぶん大丈夫だと思うけれど、もしもキリエが半妖精人だと知って意地悪を言う人がいたら、わたしに言って! 仕返しをしに行くから!」
「えっ……、き、君が……?」
「そうよ! わたしの大切で自慢な天使である兄上を悪く言ったら許さないわよ、って怒りに行くわ。大事なものは自分の手で守りたいもの。わたしに任せて!」
華奢な両腕を振り上げて得意気な顔をしているジャスミンを見て、キリエは思わず笑い声を上げる。そして、感謝の気持ちを込めて礼を言った。
「ふふっ、……ありがとうございます、ジャスミン」
キリエの気持ちが落ち着き、リアムが来訪者用の椅子を並べて準備したところで、ジャスミンとダリオがやって来た。水色の姫君は普段と変わらない笑顔でキリエの元へ駆け寄り、手を握ってくる。
「キリエ、あなたって妖精人だったのね! 妖精人の天使様だなんて、素敵すぎるにも程があるわ!」
彼女の唐突な言動も、我が道を行く感性も、いつも通りのようだ。褐色肌の騎士はジャスミンの後ろからキリエを覗き込み、控えめな苦笑と共に礼儀正しく頭を下げた。
キリエは驚いて呆気にとられていたが、ダリオにつられるようにして苦笑いを浮かべる。
「……ジャスミン、僕は天使ではないと何度も言っているでしょう?それに、完全な妖精人ではありません」
「半妖精人でしょ? ジェイデンとプリシラから聞いたわ。なんて嬉しい驚きなの!」
興奮したように声を弾ませるジャスミンは、掴んだままのキリエの手を勢いよく振る。ハラハラしながら様子を見守っていたリアムは、思わず口を挟んだ。
「ジャスミン様。恐れ入りますが、キリエ様は御身体が動かない状態でございまして……、御自身の意思で動かせる範囲が狭いものですから……、」
「あっ、ごめんなさい! 自分の力で庇えないのだから、大きく動かしたらどこか痛めてしまうかもしれないわ。ごめんね、キリエ。どこか痛かった?」
ジャスミンはリアムへ頷いてみせつつキリエの手をそっと布団へ下ろし、心配そうに顔を覗き込んでくる。その菫色の瞳には、偏見など欠片も無い。
キリエは微笑んで首を振り、彼女の澄んだ眼差しをまっすぐに見つめ返した。
「いいえ、全然痛くありませんよ。大丈夫です。……ジャスミンは、大丈夫ですか?」
「えっ? わたしは何も怪我はしていないわ」
「そうではなくて、……僕が普通の人間ではなかったこと。僕たちは兄弟でしょう? 気になるのではないか、と」
水色の姫君は大きな瞳を瞬かせ、頬に指先をあてがって暫し考える。その末に、彼女は明るい声音で言った。
「そうね、気になるといえば気になるわ。お父様と、キリエのお母様が、どうやって出逢ったのかとか! ジェイデンたちはあんまり詳しく話してくれなかったから、キリエのお母様が妖精人だってこと以外はよく知らないままなの」
「あ……、えぇと、そういうことではなくて。……嫌な気分にはなりませんでしたか?」
「どうして?」
「……半分だけとはいえ、僕は妖精人という異質な存在の血を引いているのです。そして、半分だけとはいえ、僕たちは血が繋がっています。……気味が悪いと思わせていたら、申し訳ないので」
ジェイデンには、次期国王選抜期の時点で己が普通の人間ではないかもしれないことを明かしていたし、彼もまたそれを自然と受け入れてくれていた。だが、他の者がそうだとは限らない。ましてや、異母兄弟の間柄であれば複雑な心情を抱かれるのも致し方ないことだろう。
そう考えてジャスミンを気遣ったつもりだったのだが、姫君はそんなキリエを見下ろし、両拳を腰に当てて唇を尖らせる。怒るわよ、という意思が伝わってくる動作と表情だ。
「妖精人の血を引いているから、何? それって、悪いことなの? ……異質な存在の血を引いているって話なら、わたしだってそうじゃない。アルス市国の姫君とウィスタリア王国の国王の間に生まれたんだもの。この国の民にとって、妖精人もアルス人も同じくらい異質よ」
「えっ……、そんなことはないのではないかと……」
「そんなこと、ある! だって、アルスとは百五十年間も国交断絶状態なのよ。そんな隣の国の人なんて、伝説的な存在だわ。同じよ。わたしも、キリエも、同じ。……キリエは、わたしを気持ち悪いと思うの?」
「まさか!」
キリエは反射的に首を振った。
「珍しいな、とは思いました。ずっと国交がなかったはずの隣国の姫君が嫁入りして来たなんて、どんな事情があったのかな、と興味もありました。……でも、ジャスミンを気持ち悪いだなんて思ったことありません。水色の髪も、淡い紫の瞳も、とても綺麗だと思います。それに、君はとても優しい人だと知っています。もしも君がアルスの血を引いているからと悪し様に言う人がいるのなら、僕はその人を許せないでしょう」
素直な気持ちを言葉にするキリエを見つめて、ジャスミンは嬉しそうに頷く。そして、姫君は花開くようにふわりと笑った。
「わたしだって、同じよ。今のキリエが言ってくれたのと同じ気持ちを、わたしも持っているの。わたし、キリエがとても素敵な人だって知っているわ。それはね、キリエが半妖精人だからではないの。キリエが、キリエだからよ。キリエのお母様が妖精人っていうのは、あなたをもっと輝かせる要素のひとつにすぎないもの」
ジャスミンの言葉の合間に、ダリオも深く何度も頷いている。リアムは穏やかな眼差しで、この場を黙って見守っていた。
「ジャスミン……」
「たぶん大丈夫だと思うけれど、もしもキリエが半妖精人だと知って意地悪を言う人がいたら、わたしに言って! 仕返しをしに行くから!」
「えっ……、き、君が……?」
「そうよ! わたしの大切で自慢な天使である兄上を悪く言ったら許さないわよ、って怒りに行くわ。大事なものは自分の手で守りたいもの。わたしに任せて!」
華奢な両腕を振り上げて得意気な顔をしているジャスミンを見て、キリエは思わず笑い声を上げる。そして、感謝の気持ちを込めて礼を言った。
「ふふっ、……ありがとうございます、ジャスミン」
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
【未完】ファミレス転生 〜デザートはケモノ成分大盛りで〜
紅柄ねこ(Bengara Neko)
ファンタジー
強力なスキルを貰って、異世界に召喚されたクロウの第二の人生がここに始まる。
「んっ……また抱きついて……ったく」
小さな小動物みたいな獣人エゾリス族のヤエは、まだ子供である少年の眠る布団に潜り込んでいた。
先日はハーフビーストのサクアが下着姿で寝ていたし、一体何が目的だよ……
長いエゾリス族の耳がピコピコ動いている。
すでに起きているのに、まだ寝たフリか……
「いい加減にしろよ、ヤエっ!」
「ピエッ⁈」
全くもう……大人しくしていれば可愛らしいのに……
まぁ……それでも可愛いけどさ……
〜獣人たちに出会う15年前〜
就活生『三波 烏(クロウ)』は25歳であった。
名前のせいか、面接官の印象もあまり良くないようだ。
今日も就活後には近所のファミレスで、何か資格を取ろうかとパンフレットを読んでいた。
これまでも何かの役に立つかと思って、勉強はしてきた。
実際には働いてからでないと取得できないものもあって、時間を無駄にしてきたかもしれない。
だが、そんな無駄よりも、もっともっと俺の人生が無駄になる事件が起きてしまったのだ。
転生先は剣と魔法の世界だった。
しかし、三波クロウのもらったスキルは『ドリンクバー(スープ・サラダ付き)』だった。
これは……さすがに。
異世界から来たものだから、クロウには魔法は使えなかったのだ。
このスキルだけで、魔物の蔓延る異世界を生き抜くことができるのか???
異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い
八神 凪
ファンタジー
旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い
【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】
高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。
満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。
彼女も居ないごく普通の男である。
そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。
繁華街へ繰り出す陸。
まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。
陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。
まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。
魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。
次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。
「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。
困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。
元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。
なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。
『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』
そう言い放つと城から追い出そうとする姫。
そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。
残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。
「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」
陸はしがないただのサラリーマン。
しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。
今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――
【書籍化進行中】魔法のトランクと異世界暮らし
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化進行中です。
曾祖母の遺産を相続した海堂凛々(かいどうりり)は原因不明の虚弱体質に苦しめられていることもあり、しばらくは遺産として譲り受けた別荘で療養することに。
おとぎ話に出てくる魔女の家のような可愛らしい洋館で、凛々は曾祖母からの秘密の遺産を受け取った。
それは異世界への扉の鍵と魔法のトランク。
異世界の住人だった曾祖母の血を濃く引いた彼女だけが、魔法の道具の相続人だった。
異世界、たまに日本暮らしの楽しい二拠点生活が始まる──
◆◆◆
ほのぼのスローライフなお話です。
のんびりと生活拠点を整えたり、美味しいご飯を食べたり、お金を稼いでみたり、異世界旅を楽しむ物語。
※カクヨムでも掲載予定です。
Another Of Life Game~僕のもう一つの物語~
神城弥生
ファンタジー
なろう小説サイトにて「HJ文庫2018」一次審査突破しました!!
皆様のおかげでなろうサイトで120万pv達成しました!
ありがとうございます!
VRMMOを造った山下グループの最高傑作「Another Of Life Game」。
山下哲二が、死ぬ間際に完成させたこのゲームに込めた思いとは・・・?
それでは皆様、AOLの世界をお楽しみ下さい!
毎週土曜日更新(偶に休み)
チート生産魔法使いによる復讐譚 ~国に散々尽くしてきたのに処分されました。今後は敵対国で存分に腕を振るいます~
クロン
ファンタジー
俺は異世界の一般兵であるリーズという少年に転生した。
だが元々の身体の持ち主の心が生きていたので、俺はずっと彼の視点から世界を見続けることしかできなかった。
リーズは俺の転生特典である生産魔術【クラフター】のチートを持っていて、かつ聖人のような人間だった。
だが……その性格を逆手にとられて、同僚や上司に散々利用された。
あげく罠にはめられて精神が壊れて死んでしまった。
そして身体の所有権が俺に移る。
リーズをはめた者たちは盗んだ手柄で昇進し、そいつらのせいで帝国は暴虐非道で最低な存在となった。
よくも俺と一心同体だったリーズをやってくれたな。
お前たちがリーズを絞って得た繁栄は全部ぶっ壊してやるよ。
お前らが歯牙にもかけないような小国の配下になって、クラフターの力を存分に使わせてもらう!
味方の物資を万全にして、更にドーピングや全兵士にプレートアーマーの配布など……。
絶望的な国力差をチート生産魔術で全てを覆すのだ!
そして俺を利用した奴らに復讐を遂げる!
闇の悪役令嬢は愛されすぎる
葵川真衣
恋愛
公爵令嬢クリスティンは、ある日恐ろしい事実に気づく。
自分が、前世プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に、転生を果たしてしまっていることに。
この先、婚約者の王太子からは婚約破棄され、更に惨殺の可能性もある。
クリスティンは気絶し、寝込む。──が、このままではいけない。
恐怖の未来にクリスティンは立ち向かう!
刺客を放たれても助かるよう、まず虚弱体質を治そう!
と決意した途端、倒れる。憎きこの身体……。
護身術の稽古をはじめるが……。果たして惨劇は回避できるのだろうか……!?
悪役令嬢奮闘ラブコメディ。
☆本編完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期で更新していきます。
王子様を放送します
竹 美津
ファンタジー
竜樹は32歳、家事が得意な事務職。異世界に転移してギフトの御方という地位を得て、王宮住みの自由業となった。異世界に、元の世界の色々なやり方を伝えるだけでいいんだって。皆が、参考にして、色々やってくれるよ。
異世界でもスマホが使えるのは便利。家族とも連絡とれたよ。スマホを参考に、色々な魔道具を作ってくれるって?
母が亡くなり、放置された平民側妃の子、ニリヤ王子(5歳)と出会い、貴族側妃からのイジメをやめさせる。
よし、魔道具で、TVを作ろう。そしてニリヤ王子を放送して、国民のアイドルにしちゃおう。
何だって?ニリヤ王子にオランネージュ王子とネクター王子の異母兄弟、2人もいるって?まとめて面倒みたろうじゃん。仲良く力を合わせてな!
放送事業と日常のごちゃごちゃしたふれあい。出会い。旅もする予定ですが、まだなかなかそこまで話が到達しません。
ニリヤ王子と兄弟王子、3王子でわちゃわちゃ仲良し。孤児の子供達や、獣人の国ワイルドウルフのアルディ王子、車椅子の貴族エフォール君、視力の弱い貴族のピティエ、プレイヤードなど、友達いっぱいできたよ!
教会の孤児達をテレビ電話で繋いだし、なんと転移魔法陣も!皆と会ってお話できるよ!
優しく見守る神様たちに、スマホで使えるいいねをもらいながら、竜樹は異世界で、みんなの頼れるお父さんやししょうになっていく。
小説家になろうでも投稿しています。
なろうが先行していましたが、追いつきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる