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【第2話】焼き立てパンは仲直りの味
【2-4】
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「ううん、僕もマレシスカさんに会ってみたいな。食材を届けてくれる人なんでしょ? ちょっと話を聞いてみたいんだ。届けられた食材について色々と知っていたほうが、ちゃんとした料理を作れるだろうし」
僕の言葉を聞いた二人は顔を見合わせ、次に、心配そうにこちらを見てきた。
「お前はいつも、ちゃんとした料理を作ってくれているだろう」
「そうですよ。限られた食材の中から、よくこんなにも作れるものだと、感心しています。美味しくいただいてますよ」
「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど……、でも、君たちにとって馴染みがあって安心できる味を作れるようになりたいんだ。少しでも早くマリオさんやアビーさんに追いつくのが、僕の目標だよ」
安心させたくて言っているのに、彼ら──特にジルの表情は、ますます曇ってしまう。
魔王は僕の肩に手を置き、更に腰を落として視線の高さを合わせてきた。
「ミカ。お前は、お前だ。マリオやアビーを目指す必要なんか無い。……マリオだってアビーの死後に召喚されてきたが、彼女が遺した資料を参考にすることはあっても、自分が作りたいものを自由に作っていた。後々、アビーの走り書きに興味を持って、作ってみたりレシピをまとめ直したりしていたが、それだって何十年も経ってからの話だ」
「へぇ……、マリオさんって凄いね。自分らしさをしっかりと保てる人だったんだ」
「そうだな。だから、ミカだって、先人たちを気にせず自由にすればいい。影響される必要など無い」
そう言われても、困ってしまう。──僕らしさって、何だ?
自分らしさとか、自由な振る舞いとか、そういったものと無縁な人生だったから、いざ「お前らしく」と言われても戸惑うばかりだ。
ジルの厚意はありがたいし、彼がそう望むのであればそう心掛けたいけれど、どうしたらいいか分からない。
眉尻を下げて困惑顔をしているであろう僕を眺めたカミュは、苦笑しながら言葉を挟んできた。
「ジル様、ミカさんが困っていますよ」
「……俺は困らせるようなことを言ったか? ミカの自由にしてくれと言っているだけだが」
「そのお言葉が、ミカさんの自由を狭めているのでは?アビーさんやマリオさんのように奔放な言動をされるばかりが自由な振る舞いというわけでもないでしょう。先人たちが遺した知識を辿って真似てみることを、ミカさんが本当に望んでいらっしゃるのならお好きなようにさせてさしあげればよろしいのではないかと」
「まぁ、それがミカのしたいことだというのなら、何も文句は無いが……」
「ええ。……ただ、ジル様のご心配も理解できます。無理に先人たちを意識する必要は無い、とお伝えしたいのは私も同じです」
二人とも、本当に僕のことを心配してくれているんだよね。その気遣いがありがたいと同時に申し訳なくて、ちょっと歯がゆい。
とにかく、無理をしているわけじゃないとは伝えておこう。長い付き合いになるのだし、素直な気持ちを言葉にするのも大事なんじゃないかなと、人付き合いが苦手ながらに思っている。
「ジルもカミュもありがとう。でも、無理とかじゃなくて、僕自身がやってみたいと思っていることだよ。それが君たちのためにもなればいいなって、それも本音。……それにね、『僕らしく』っていうのがどういうものなのかも分からないし、まずは偉大な先輩たちの真似をしてみたいなって」
「偉大……?」
「あいつらって、偉大だったのか?」
不思議そうに首を傾げる二人だけど、そんな彼らだってマリオさんやアビーさんの存在をありがたく感じていたはずだ。マリオさんの死後、ジルは一年近く寝込んでいたくらいなのだし、それだけ深い関係だったんだよね。──僕も、少しは近付けるだろうか。
「僕は直接会ったことはないけど、アビーさんもマリオさんも明るくて陽気な人だったんだろうなって、君たちの話からも分かるよ。……でも、僕はそうじゃないから。性格はそう簡単に変えられないけど、料理だったら真似できる部分もあるだろうし。……なんというか、上手く言えないんだけど、君たちと仲良くできるきっかけになりそうな気がして……、いや、えっと、今のままじゃ仲良くできなさそうとか、そういうわけじゃないんだけど……」
結局、的確に言語化できずに口ごもる。そんな僕に、カミュは穏やかな視線を向けてきた。
「ミカさん、焦らなくて大丈夫ですよ。私たちは出会ったばかりなのですから、これからお互いに色々と知っていけるはずです。私たちなりに親しくなっていけるはず。ゆっくり行きましょう、ね?」
カミュは悪魔なのに、僕が上手く言えない気持ちを上手に見つけて、そっと掬い上げてくれる。その優しさがあったかくて、気を抜くと涙腺が緩みそうになってしまう。
黙って頷く僕の頭を、ジルがぽんぽんと撫でてきた。
「何度でも言うが、ミカはそのままでいい。わざと明るく振る舞う必要も無いし、それを無理に目指す必要も無い。……お前らしさも、ゆっくりと見つけていけばいいんだ。幸か不幸か、時間はたっぷりとあるんだからな」
「……うん。ジルも、カミュも、ありがとう」
心配を掛けてばかりで、きっと面倒くさいことを口走っているんだろうに、それでも見捨てずに寄り添おうとしてくれる魔王と悪魔の優しさが、じんわりと沁みる。
中水上のおじさんと一緒にいたときみたいだ。あったかくて、嬉しくて、ふわふわしている。
「……さぁ、キカさんをお出迎えする用意をしましょうか」
「うん!」
鼻の奥がつんとするのを堪えながら、僕は精一杯笑って見せて、頷いた。
僕の言葉を聞いた二人は顔を見合わせ、次に、心配そうにこちらを見てきた。
「お前はいつも、ちゃんとした料理を作ってくれているだろう」
「そうですよ。限られた食材の中から、よくこんなにも作れるものだと、感心しています。美味しくいただいてますよ」
「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど……、でも、君たちにとって馴染みがあって安心できる味を作れるようになりたいんだ。少しでも早くマリオさんやアビーさんに追いつくのが、僕の目標だよ」
安心させたくて言っているのに、彼ら──特にジルの表情は、ますます曇ってしまう。
魔王は僕の肩に手を置き、更に腰を落として視線の高さを合わせてきた。
「ミカ。お前は、お前だ。マリオやアビーを目指す必要なんか無い。……マリオだってアビーの死後に召喚されてきたが、彼女が遺した資料を参考にすることはあっても、自分が作りたいものを自由に作っていた。後々、アビーの走り書きに興味を持って、作ってみたりレシピをまとめ直したりしていたが、それだって何十年も経ってからの話だ」
「へぇ……、マリオさんって凄いね。自分らしさをしっかりと保てる人だったんだ」
「そうだな。だから、ミカだって、先人たちを気にせず自由にすればいい。影響される必要など無い」
そう言われても、困ってしまう。──僕らしさって、何だ?
自分らしさとか、自由な振る舞いとか、そういったものと無縁な人生だったから、いざ「お前らしく」と言われても戸惑うばかりだ。
ジルの厚意はありがたいし、彼がそう望むのであればそう心掛けたいけれど、どうしたらいいか分からない。
眉尻を下げて困惑顔をしているであろう僕を眺めたカミュは、苦笑しながら言葉を挟んできた。
「ジル様、ミカさんが困っていますよ」
「……俺は困らせるようなことを言ったか? ミカの自由にしてくれと言っているだけだが」
「そのお言葉が、ミカさんの自由を狭めているのでは?アビーさんやマリオさんのように奔放な言動をされるばかりが自由な振る舞いというわけでもないでしょう。先人たちが遺した知識を辿って真似てみることを、ミカさんが本当に望んでいらっしゃるのならお好きなようにさせてさしあげればよろしいのではないかと」
「まぁ、それがミカのしたいことだというのなら、何も文句は無いが……」
「ええ。……ただ、ジル様のご心配も理解できます。無理に先人たちを意識する必要は無い、とお伝えしたいのは私も同じです」
二人とも、本当に僕のことを心配してくれているんだよね。その気遣いがありがたいと同時に申し訳なくて、ちょっと歯がゆい。
とにかく、無理をしているわけじゃないとは伝えておこう。長い付き合いになるのだし、素直な気持ちを言葉にするのも大事なんじゃないかなと、人付き合いが苦手ながらに思っている。
「ジルもカミュもありがとう。でも、無理とかじゃなくて、僕自身がやってみたいと思っていることだよ。それが君たちのためにもなればいいなって、それも本音。……それにね、『僕らしく』っていうのがどういうものなのかも分からないし、まずは偉大な先輩たちの真似をしてみたいなって」
「偉大……?」
「あいつらって、偉大だったのか?」
不思議そうに首を傾げる二人だけど、そんな彼らだってマリオさんやアビーさんの存在をありがたく感じていたはずだ。マリオさんの死後、ジルは一年近く寝込んでいたくらいなのだし、それだけ深い関係だったんだよね。──僕も、少しは近付けるだろうか。
「僕は直接会ったことはないけど、アビーさんもマリオさんも明るくて陽気な人だったんだろうなって、君たちの話からも分かるよ。……でも、僕はそうじゃないから。性格はそう簡単に変えられないけど、料理だったら真似できる部分もあるだろうし。……なんというか、上手く言えないんだけど、君たちと仲良くできるきっかけになりそうな気がして……、いや、えっと、今のままじゃ仲良くできなさそうとか、そういうわけじゃないんだけど……」
結局、的確に言語化できずに口ごもる。そんな僕に、カミュは穏やかな視線を向けてきた。
「ミカさん、焦らなくて大丈夫ですよ。私たちは出会ったばかりなのですから、これからお互いに色々と知っていけるはずです。私たちなりに親しくなっていけるはず。ゆっくり行きましょう、ね?」
カミュは悪魔なのに、僕が上手く言えない気持ちを上手に見つけて、そっと掬い上げてくれる。その優しさがあったかくて、気を抜くと涙腺が緩みそうになってしまう。
黙って頷く僕の頭を、ジルがぽんぽんと撫でてきた。
「何度でも言うが、ミカはそのままでいい。わざと明るく振る舞う必要も無いし、それを無理に目指す必要も無い。……お前らしさも、ゆっくりと見つけていけばいいんだ。幸か不幸か、時間はたっぷりとあるんだからな」
「……うん。ジルも、カミュも、ありがとう」
心配を掛けてばかりで、きっと面倒くさいことを口走っているんだろうに、それでも見捨てずに寄り添おうとしてくれる魔王と悪魔の優しさが、じんわりと沁みる。
中水上のおじさんと一緒にいたときみたいだ。あったかくて、嬉しくて、ふわふわしている。
「……さぁ、キカさんをお出迎えする用意をしましょうか」
「うん!」
鼻の奥がつんとするのを堪えながら、僕は精一杯笑って見せて、頷いた。
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