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11話

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俺たちはついにアマロコに着いた。アマロコは確かに湿度がきつく、立ってるだけで汗が出てしまいそうなほどだ(ドラゴン、爬虫類だからでないけど)俺たちは列の一番後ろにいる。れつには武装した人や馬を連れた人が多く並んでいる。しかしここまで長蛇だということを誰が想像しただろうか。前には2、30人いる。しかしここで踏ん張らないと中には入れない。早く行きたい気持ちを我慢し、並び続けて約2時間やっと自分たちの番がやってきた。まず最初に聞かれたことが俺が従魔かということ。答えると何か目印になるものをつけるように言われた。そこで俺は首輪のようなものは嫌だから 出し入れ可能な刻印にした。多少お金がかかるらしいが、アリシアが大事なお金で払ってくれた。
中に入ってみると活気に満ちた八百屋、肉屋、屋台などがズラリと並んでいた。その先には江戸城ぐらいありそうな大きな城が立っている。王族の住まいかなと考えているとアリシアが口を開いた。「まず最初は宿を取ろう。」
いつの間にか太陽も沈み始めていたころだった。
歩いていると人間以外もいた。異世界定番のエルフ、獣人、竜人。しかし美人が多い。しかも豊乳。ぼーっとしてるとアリシアが腕を引っ張ってきた。もう少し見ていたかったのに。少し歩くと宿を見つけた。思ったより綺麗で大きかった。だった。ドアを開けると人が20人ぐらい入れそうな広さの部屋にテーブルと椅子がある。キッチンの方から女将さんらしき人が出てきた。
「@@#$#$」
何を言ってるのかよくわからない。
(ドラゴンさん、刻印見せてあげてください。)
いきなりの念話にびっくりしつつ、刻印を発動させた。
魔法陣のようなものがうっすら浮かび上がってくる。初めて見た異世界に来て初めて魔法陣?に感激した。
「#$#%&#!」
女将さんが大きな声を出すと部屋ん奥の方から10歳前後の美少女が出てきた。
(部屋に行くよ)
まじまじと少女を見ていた俺はその一声で現実に戻る。人間だったらここで咳払いをしていたところだ。
少女が部屋まで案内してくれた(道中、後ろを振り返っては俺のことをまじまじと見てきたが)
部屋に入るとシングルサイズほどのベッドと大きなクッションがあった。クッションは俺のためらしい。
アリシアはベッドにダイブするとため息をつき、念話でドラゴンさん今日はありがとうと言ってすぐに寝落ちてしまった。ここまで疲れるのもよくわかる。家を追い出され、たおれるまでもりをさまよいつけたんだ。俺も今日はいろいろ新しいことがあったし疲れたから寝よう。
俺とアリシアは次の日の朝までぐっすり眠るのであった。
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