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メイド
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この世界には能力というものがある。いわゆる異能の力だ。その異能の力は、血族になると同じような能力を持つ。そうして強い能力にはそのぶん強い反動がある。
そんな世界で僕は、生きている。
僕の名前は、山城陽だ。
僕は能力のある世界で、俺の一代だけで、ちょっとした富豪にまで上り詰めた。
そんなちょっとした富豪の僕がメイドを雇うと言っても何もおかしくはないだろう。
ちなみに、僕も一応能力者ではある。
僕のように富豪であったりお金持ちの家系は皆能力者である。皆この能力を政府に見せつけ、そのぶんの地位や名誉を貰うのだ。
そうして、僕はメイドの面接に来た二人を相手にしていた。
「右の方から名前をどうぞ」
「私は、山縁依夜と申します」
「私は、時雨零です」
「何か自分ができることを主張してください」
「私は、家事全般ができます」
「私は、家事と戦闘能力があります」
「ふむ...では後日合否を送らせていただきます」
「はい」
「はい、ありがとうございます」
時雨零か...
こいつ経歴が明らかにおかしい...
普通ならこんなやつ取ったりしないんだろうけど...
ふとつぶやいていた。
「僕と同類かもしれないな」
そうして合否を送りつけた。
取ったのは、時雨零の方だ。
そんな世界で僕は、生きている。
僕の名前は、山城陽だ。
僕は能力のある世界で、俺の一代だけで、ちょっとした富豪にまで上り詰めた。
そんなちょっとした富豪の僕がメイドを雇うと言っても何もおかしくはないだろう。
ちなみに、僕も一応能力者ではある。
僕のように富豪であったりお金持ちの家系は皆能力者である。皆この能力を政府に見せつけ、そのぶんの地位や名誉を貰うのだ。
そうして、僕はメイドの面接に来た二人を相手にしていた。
「右の方から名前をどうぞ」
「私は、山縁依夜と申します」
「私は、時雨零です」
「何か自分ができることを主張してください」
「私は、家事全般ができます」
「私は、家事と戦闘能力があります」
「ふむ...では後日合否を送らせていただきます」
「はい」
「はい、ありがとうございます」
時雨零か...
こいつ経歴が明らかにおかしい...
普通ならこんなやつ取ったりしないんだろうけど...
ふとつぶやいていた。
「僕と同類かもしれないな」
そうして合否を送りつけた。
取ったのは、時雨零の方だ。
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