復讐の刻

kai

文字の大きさ
上 下
1 / 1

メイド

しおりを挟む
この世界には能力というものがある。いわゆる異能の力だ。その異能の力は、血族になると同じような能力を持つ。そうして強い能力にはそのぶん強い反動がある。



そんな世界で僕は、生きている。
僕の名前は、山城陽やましろあきらだ。
僕は能力のある世界で、俺の一代だけで、ちょっとした富豪にまで上り詰めた。
そんなちょっとした富豪の僕がメイドを雇うと言っても何もおかしくはないだろう。
ちなみに、僕も一応能力者ではある。
僕のように富豪であったりお金持ちの家系は皆能力者である。皆この能力を政府に見せつけ、そのぶんの地位や名誉を貰うのだ。
そうして、僕はメイドの面接に来た二人を相手にしていた。
「右の方から名前をどうぞ」
「私は、山縁依夜やまぶちいやと申します」
「私は、時雨零しぐれれいです」
「何か自分ができることを主張してください」
「私は、家事全般ができます」
「私は、家事と戦闘能力があります」
「ふむ...では後日合否を送らせていただきます」
「はい」
「はい、ありがとうございます」



時雨零しぐれれいか...
こいつ経歴が明らかにおかしい...
普通ならこんなやつ取ったりしないんだろうけど...

ふとつぶやいていた。
「僕と同類かもしれないな」


そうして合否を送りつけた。
取ったのは、時雨零しぐれれいの方だ。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【R18】淫魔の道具〈開発される女子大生〉

ちゅー
ファンタジー
現代の都市部に潜み、淫魔は探していた。 餌食とするヒトを。 まず狙われたのは男性経験が無い清楚な女子大生だった。 淫魔は超常的な力を用い彼女らを堕落させていく…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

Masostic Revenge 家畜社長妻 ~M男の逆襲~

性的復讐SMクラブ(セクシャルRクラブ)
ファンタジー
しがないサラリーマンのM男は、子供にも恵まれず妻とはセックスレスの日々。 低収入、低所得、外見も中身も普通以下。 努力しても越えられない壁がこの世には何層もある。 都会の”いい女”を見るたびに、劣等感を感じ、 金を払っていい女に虐めてもらうことで「劣等感を更に虐めて」いた。 成り上がりの創業10年目の中小企業の社長秘書という名ばかりの奴隷生活。 3年を迎えたある日、社長の妻である律子と家で二人きりに。 M男は社会に復讐を始める。 真性のクソマゾは、真性のサディスティックにもなれる。 どんな風にすれば人を堕とせるか身をもって知っているから。 転がり込んだ遺産300万を“いい女”への復讐に使う衝撃の問題作。 果たして、セクシャルリベンジクラブの理名はどう絡むのか?

入れ替わった二人

廣瀬純一
ファンタジー
ある日突然、男と女の身体が入れ替わる話です。

「因縁の相手」

著恋凛
ファンタジー
“APO”それは日本にある、テロ組織の名前。今まで起こしたテロはもう数千件は超えている。 そしてテロ組織に対応する為に警察が作った局、対能力者撲滅局。それは人数は少ないが入っているのはエリートばかり。 この物語の主人公は、元殺人鬼で「レッドハンド」と言う異名で呼ばれていた。 突然「レッドハンド」のスマホに一通のメールが届いた。 「対能力者撲滅局にはいらない?」と。 この物語の行く末は誰にも分からない…… ※この物語はその場のノリで作った物です。 ※作者は国語の成績が2です。なので言葉の使い方や文がおかしい所があると思います。 ※警察の事など無知なのでそんな役職ねーよ、とかがあると思います。 それでもいいよって人は楽しんで行ってください。

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

処理中です...