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肖像画・製作スタート!

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 なるほど、とアマリアは納得した。

 絵を描くにも色々とある。

 アトリエで描くなら、目や腕が衰えない限り可能だろうが、出向くのに支障があるために活動を終了することもあるのだと、初めて知った。

 まだ生まれて十六年しか経っていないアマリアにとっては、あまり想像が思い浮かばないことだったのだ。

 でもやはり少し寂しい、と思ってしまった。

「それは残念でしたわね」

 よってそう言った。

 フレイディもそれに同意した。

「そうだね。でも新しく素敵な画家様に出会えて依頼できることになったから、その点は良かったと思うんだよ」

 ノートに採寸を書きつけていたアマリアに向かって、フレイディはにこっと笑う。

 またしてもアマリアを口説くようなことを言って。

「ですから、かいかぶりすぎだと言っております」
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